名古屋駅から徒歩圏内のストリングスホテル名古屋の「ニューヨークラウンジ」。3段スタンドスタイルとお重スタイルの2種類から選べるアフタヌーンティーセットがおすすめ。
ニューヨークラウンジが入っているストリングスホテル名古屋(THE STRINGS HOTEL NAGOYA)は、2016年1月、名古屋市中村区にオープンしたスペシャルクラスホテル。
JR名古屋駅からは徒歩15分と少し離れた立地ですが、その分、広い敷地に美しい緑の庭を持つ、ゆったりとした落ち着いた雰囲気を楽しむことができるホテルです。
そのストリングスホテル名古屋のロビーフロア(1階)にある吹き抜けの開放感溢れるラウンジが「ニューヨークラウンジ」。10時~22時までと営業時間が長く、朝・昼・夜、時間を問わずアフタヌーンティーを楽しむことができるとあって、特に女性に人気があります。
ニューヨークラウンジの正面の大きな窓の向こうには緑の木々の揺れるパティオが広がり、その奥にはチャペルウェディングに使われるゴシック様式の大聖堂が見えます。
吹き抜けのラウンジは開放感に溢れ、ゴージャスなシャンデリアが照明を受けてきらきらと光ります。ゆったりと座れる上質なソファでくつろぎながら、美しい外観と内観、そして料理やスイーツを楽しめる、とっておきの空間。
非日常の優雅な雰囲気を味わいたい人、ゆっくりとおしゃべりを楽しみたい女性たち、そして親密な時間を過ごしたいカップルにおすすめのラグジュアリーなホテルラウンジです。
今回は、ストリングスホテル名古屋のニューヨークラウンジに行ってきたので、ラウンジの雰囲気やおすすめメニュー・アフタヌーンティーの内容とおすすめ度などを詳しくご紹介します。
ニューヨークラウンジはJR名古屋駅から無料シャトルバスもありアクセスは至便。歩いて行くことも可能です。
ニューヨークラウンジのあるストリングスホテル名古屋は、JR名古屋駅桜通口徒歩15分の距離です。
アクセスはわかりやすく、名古屋駅から桜通口に出て、名駅通りを右へまっすぐ進み、笹島交差点~下広井町交差点先、右手の高架下をくぐれば、ストリングスホテル名古屋が目の前に見えます。
(ホテルの道向かい前には有名なライブハウスZepp名古屋があります。)
徒歩15分と聞くとけっこう遠く感じるかもしれませんが、名駅通りはお店も多く、歩行者も多い通りということもあり、体感としては、それほど距離がある様には感じません。
あおなみ線ささしまライブ駅からホテルまでは徒歩3分ですが、あおなみ線の名古屋駅からささしまライブ駅までは1駅なので、その区間をわざわざ乗る必要はないでしょう。
また、名古屋駅からストリングスホテル名古屋への無料シャトルバスも運行されていますが、名古屋駅太閤通り口からシャトルバス乗り場まで徒歩5分ほどかかり、そこからバスの乗車時間が10~15分かかることや、シャトルバスの本数があまり多くないことを考えると、よほど荷物が多い場合を除き、直接ストリングスホテル名古屋へ向かうほうが良いように思います。
ストリングスホテル名古屋は、駅近でアクセス至便というわけにはいきませんが、無理なく歩いて行ける距離なので、急いでいる方を除けば、立地はそれほどデメリットにはならなそうです。
ニューヨークラウンジの座席は全席がソファ席で、席数は約20席。隣の席を気にせずにおしゃべりをすることができます。
ニューヨークラウンジの座席は、全席がゆったりと座れる上質なソファ席です。2~3人掛けのソファが中心で、1人掛けのソファもいくつかあります。
調度品も洗練されており、艶のあるテーブルの表面には、窓の外で揺れる木々の緑や、吹き抜けの天井の豪華なシャンデリアから落ちる光の粒が映し出され、別世界のような雰囲気。思わず、ソファに腰を下ろすしぐさまで優雅になってしまいそうです。
上質な布張りのソファには同デザインのクッションが配され、座り心地は最高。ふっくらとした大きな背もたれや肘掛けのおかげで、長時間座っても疲れることがありません。
ただ、座席に対してテーブルが低いため、パソコンを広げて作業をするのにはあまり向かなそうです。あくまでもゆったりと飲食や語らいを楽しむためのお席と言えるでしょう。
店内は広々としていますが座席数は少なめ(10数席~20席程度)なので、席と席の間隔が離れており、隣の席を気にせずにおしゃべりをすることができます。
また、ニューヨークラウンジには2つの暖炉が備え付けられており、暖炉の前のお席では、揺らめく炎を眺めながらくつろいだ時間を過ごすことができますよ。
夜のバータイム(17時~22時)にはロマンティックさも盛り上がることでしょう。
朝・昼・夜、いつでも楽しめる2種類のアフタヌーンティーセットがおすすめ。ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは、オーソドックスな3段スタンドに盛り付けられたスタイル。
ニューヨークラウンジの人気メニューは、営業時間内(10時~22時)であればいつでもいただけるアフタヌーンティー。(※アフタヌーンティーは22時まで飲食できますが、ラストオーダーは20時30分となっています。)
アフタヌーンティーの提供は昼から夕方くらいまでというホテルラウンジが多い中、午前中や夜間でもアフタヌーンティーを楽しむことのできるニューヨークラウンジは、お子さんが小さい主婦の方や、仕事で帰りが遅くなるワーキングウーマンにとっても利用しやすいラウンジであると言えるでしょう。
ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは、オーソドックスな3段スタンドに盛り付けられたスタイルと、"WA"お重スタイルの2種類から選ぶことができます。
今回は、ちょっと珍しい「アフタヌーンティー “WA”お重スタイル」をいただいたので、詳しく内容を紹介します。こちらの“WA”お重スタイル、“東海ウォーカー編集長が選ぶ2017年流行グルメ”にも選ばれた人気メニューなのだとか。
よりお得にニューヨークラウンジのアフタヌーンティーを楽しみたい方には、一休.comの一休限定プランがおすすめ。通常価格に比べて23%~38%の割引価格で利用できます。
一休.comからの予約は、来店日の3ヶ月前から 来店当日 の17:00まで受付可能。
ニューヨークラウンジのアフタヌーンティー “WA”お重スタイルは、ファーストディッシュとして、季節野菜のビューティスープから始まります。
この日のビューティースープは、アセロラとビーツのスープ。甘酸っぱくて冷たいアセロラとビーツのスープは目にも鮮やかな赤色で、スッキリ体の中からきれいになれそうな味わい。付け合わせのひと口サイズのベーコンミニコロッケは、熱々・ホクホクでした。
メインのお重が出てくるまで、飲み物をいただきながらゆったりと待ちます。
ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは、コーヒー、紅茶など約30種類の中から好きなものを好きなだけ飲むことができます。おかわり自由で、異なる種類のドリンクを何度頼んでもよいシステムは、ゆっくり過ごしたい方にはとても嬉しいですね。
飲み物はシンガポールの高級紅茶ブランドTWGの薫り高い紅茶や、挽きたてのコーヒーなど約20種類のナインナップ。内容は以下の通りです。
・プレミアムコーヒー
・プレミアムカフェラテ
・プレミアムカプチーノ
・プレミアムエスプレッソ
・アイスコーヒー
・アイスカフェラテ
・アイスティー
・イングリッシュブレックファースト
・春摘みダージリン
・煎茶
・ほうじ茶
・フレンチアールグレー
・ニューヨークブレックファースト<カカオブレンド>
・ナポレオン<キャラメルブレンド>
・アルフォンソ<南国フルーツブレンド>
・ポムプレステージ<アップルブレンド>
・アレクサンドリア<緑茶&ペパーミント>
・カフェインレスティー
・ハッピーアワーティー
・プーアール茶
コーヒーなどはカップで出てきますが、温かいお茶類はポットサービスとなります。
(※アフタヌーンティーでの席の利用は2時間までですが、ドリンクの注文は90分間となります。その時間内であれば何度でも注文可能。)
ほどなくして、3段重ねのお重に入ったアフタヌーンティーが運ばれてきました。スタッフが目の前でお重のフタを開け、一の重、二の重、三の重をテーブルに並べてくれます。
フタを開けたときにふわっと広がったのは、スコーンとミニ鯛焼きの香ばしい香り。温かいので、香りもよく立つのでしょう。色とりどりのお料理やスイーツが並んだお重は華やかで美しく、思わず「わぁっ!」と声を出してしまいそうなほど、気分も盛り上がります。
では、ひとつずつ中身を紹介していきますね。
(※こちらは2017年1月のアフタヌーンティー“WA”お重スタイルの内容です。時期により中身が多少変わる場合があります。)
一の重
・ピスタチオのマカロン
・小豆のマカロン
・ほうじ茶のブランマンジェ
・柚子のムース
・季節のフルーツ
・ミニ鯛焼き
ミニ鯛焼きは温かく、ほうじ茶のブランマンジェや柚子のムースはひんやり冷たい状態で運ばれてくるのは、提供する直前にお重に詰めているからでしょう。
パステルカラーのマカロンは見た目にもかわいらしく、さっくりとした歯触り。香りのよいほうじ茶のブラマンジェの上にはほうじ茶のゼリーが薄く敷かれ、金箔が散らされています。
ひとつひとつの見た目はもちろん、異なる味わいも楽しく、どれから食べようかと迷いながら、それぞれのおいしさを堪能できます。
二の重
・スコーン2種(プレーン&クランベリー)
(苺ジャム、マーマレード、クロテッドクリーム添え)
・和三盆のブールドネージュ
・栗きんとん
キューブ状のスコーンは、固めに焼かれており、ざくざくとした歯ごたえが特徴。ソフトタイプではないので、二つに割るのは少し大変ですが、香ばしさは格別です。濃厚なクロテッドクリームと苺ジャム、マーマレードをたっぷりつけていただくのがおすすめ。
和三盆のブールドネージュはアーモンドプードルを使った、ほろほろとした食感の口どけのよい丸型クッキー。千代紙のような美しい包みを開くと、薄茶色の素朴な味わいの栗きんとんが顔をのぞかせます。
ひとつひとつとても手が込んでおり、食べる楽しみがたっぷりのお重です。
三の重
・カニとサワークリームのブリニー キャビア添え
・フォアグラのムースと洋梨のコンポート
・エビとタコのセビーチェ
・トリュフとカリフラワーのキッシュ
・お肉のパテ
一の重、二の重は和洋のスイーツが中心でしたが、三の重は甘くないオードブル的な料理が並びます。ひとつひとつは小ぶりですが、どれも手が込んでいて、特別感のあるものばかり。
スイーツばかりのアフタヌーンティーは口の中が甘くなりすぎてしまって……という方もいるかと思うのですが、ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは甘いものと甘くない料理のバランスがよく、交互に食べることで口が変わって、飽きることなく最後までおいしくいただけるのが特徴です。
なお、食事系がもう少し多いほうが良いという方や、量を増やしたい男性の方は、アフタヌーンティーの価格にプラス料金でセットサンドイッチを付けてもらうことも可能です。
予約はストリングスホテル名古屋公式サイト orお得な一休プランなら来店当日の17時までOK
ニューヨークラウンジの予約は、ストリングスホテル名古屋の公式サイトから専用フォーム、または直接電話でも可能です。
よりお得にニューヨークラウンジのアフタヌーンティーを楽しみたい方には、一休.comの一休限定プランがおすすめ。通常価格に比べて23%~38%の割引価格で利用できます。
一休.comからの予約は、来店日の3ヶ月前から 来店当日 の17:00まで受付可能。
なお、ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーは、予約なしでも席に空きがあれば、その場で注文することも可能。
ただ、スタッフに確認したところ、もともと席数が少ないこともあり、土・日・祝はアフタヌーンティー利用のお客さんでいつも混み合うので、予約をしていくほうがおすすめとのこと。その際、席のみの予約はできないため、アフタヌーンティーなどの予約も必要です。
ニューヨークラウンジの予算はハイクラスの料金設定となっています。
ニューヨークラウンジの予算は、ホテルラウンジの中ではハイクラスに入るでしょう。
ドリンクの値段は高めですが、開放感溢れる非日常の空間で、ひとりで、あるいは大切な方と特別な時間を過ごしたい方にはおすすめできるラウンジです。
ただ、ゆっくりとラウンジでの時間を楽しむのであれば、ドリンク単品よりも、複数の種類のドリンクを好きなだけいただけるアフタヌーンティーを注文するほうがお得感があると思います。
ニューヨークラウンジのアフタヌーンティーの料金は別途、税金・サービス料12%がかかります。
なお、どの時間帯でもチャージがかかることはありません。
ニューヨークラウンジの会計は、チェックカウンターではなく、各席で行うスタイル。スタッフに会計(チェック)を頼むと、席まで伝票を持ってきてくれるので、座ったままでOK。現金または各種クレジットカードでの支払いが可能です。
住所 | 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7(地図) |
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アクセス | JR名古屋駅桜通口徒歩15分、あおなみ線ささしまライブ駅徒歩3分 |
連絡先 | 052-589-0787(レストラン予約) |
最寄駅 | JR名古屋駅、あおなみ線ささしまライブ駅 |
座席数 | 20席程度 |
喫煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
営業時間 | 10:00~22:00 アラカルト 10:30~22:00(L.O. 21:30)、アフターヌーンティー 10:00~22:00(L.O. 20:30)、バー 17:00~22:00(L.O. 21:30) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | 有り(10:00~22:00、予約可能) |
デザートブッフェ | なし |
個室 | なし |
予約 | 予約可能 |
ネット予約 | 有り(お席の予約はこちらから) |
クレジットカード | 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners) |
駐車場 | 有り(約60代、30分500円。ホテル内のラウンジやレストランで5,000円以上利用の場合2時間まで無料、10,000円以上利用の場合3時間まで無料。 ウェディング開催時など駐車場が満車になる可能性があるので公共交通機関の利用がベター。 |
子供同伴 | 可能 |
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ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴14年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルからバックパッカーズ(安宿)のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験を元に、ホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル