ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジは亜熱帯植物の庭園を眺めながらくつろぐことができる、開放感のある高級ホテルラウンジです。アフタヌーンティーも人気!
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジは、一面ガラス張りの窓の向こうに亜熱帯植物園の庭園が広がる、明るく開放感のあるティーラウンジです。
ホテルのエントランス正面に位置しているので、待ち合わせや打ち合わせにもぴったり。
落ち着いた上品な雰囲気のラウンジでは、チェックイン前後にティータイムを楽しむホテルに宿泊される方たち、ゆったりと歓談をするマダムたち、商談を行うビジネスマンたちが、思い思いの過ごし方をされています。
このラウンジの入っている「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」は、那覇市の中心街近くにありながら、静かで落ち着いた老舗ホテルです。
1972年の沖縄県本土復帰後、1975年に那覇市における初の本格的なシティホテルとして建設され、“沖縄ハーバービューホテル”として開業。その後、経営移管し、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューとしてオープンしました。
部屋から海が見えないのに、“ハーバービュー”という名前が付けられていますが、これは米国統治時代にこの地にあった会員制社交クラブ”ハーバービュークラブ”に由来します。
また、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューは皇室御用達のホテル。政府の要人が沖縄を訪問する際の宿泊先になるなど、格式の高いホテルとして知られています。
ロビーラウンジのあるANAクラウンプラザホテルハーバービューは、那覇都市モノレール(ゆいレール)の壺川(つぼがわ)駅もしくは旭橋(あさひばし)駅を下車し、10分程度歩いた場所にあります。
最寄りのバス停留所は、モノレール旭橋駅を降りてすぐの「那覇バスターミナル」なので、バスでもゆいレールでも歩く距離は変わりません。旭町交差点か壺川大通りからハーバービュー通りに入り、右折して住宅地を抜けていくと坂を上ったところにホテルが見えてきます。
ホテルへの道は住宅街の中にあり少しわかりにくいので、初めての方や荷物が多い方は、自動車で行くか、タクシーを使うことをおすすめします。
車の場合は、ハーバービュー通りから入るホテル正面への道は狭く一方通行なので、注意してください。なお、ラウンジ利用の際のホテル駐車料金は無料です。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジの座席は、基本的には1人掛けの椅子もしくはソファ席となっており、ところどころ2~3人掛けのソファ席も。
座席は72と多めですが、236㎡の広さがあるため、ゆったりとした配置。シンプルで温かみのあるインテリアにも、新しいだけの豪奢なホテルには醸し出せない気品が漂います。
ロビーラウンジは、その名の通り、ロビーの目の前にあり、ビジネス街も近いので、待ち合わせや打ち合わせに便利。平日は商談やミーティングに多く使われています。
席と席の間隔はかなりゆとりがあり、周囲の人のお話が気になることはありません。
テーブルはやや低いですが、パソコンを広げて作業することもできそうです。その場合は電源の近くの席を確保した方が良いでしょう。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジの人気メニューは、営業時間であればいつでもいただける、ホテルオリジナルのケーキセット。
苺のショートケーキ、クラシックショコラ、モンブランなど、ホテルパティシエ特製のケーキにコーヒーまたはセイロン茶がついて、1,080円(税・サ込)と手ごろな料金です。
ケーキセットのほかに、2017年から始まった1日限定5食のアフタヌーンティーセットも人気が上昇中。大きな三日月形の4段トレイに載せられた、プティフール・スコーン・セイボリーの数々は、ホテルのパティシエとシェフが腕を振るった逸品がそろっています。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジのアフタヌーンティーセットは月ごとにテーマを替えており、今回いただいた11月のテーマは“秋”。
秋の果物である柿や栗をメインに使ったスイーツだけでなく、沖縄には存在しない紅葉を飾り付けに使うなど、見た目もかなりのこだわりが感じられます。
スイーツは、水墨画の一筆書きのように描かれたチョコレートやキャラメルの波の上に配置され、さらに上からは金粉が散らされているという豪華さ。これでお値段が2,500円(税・サービス料込)ですから、コストパフォーマンスはとても高いと言えるでしょう。
とても写真映えがするアフタヌーンティーセットなのですが、ガーデンからの光が差し込むので逆光になってしまい、ホテルでも撮影に苦労したとか。
アフタヌーンティーセットの飲み物は、以下のいずれかから1種類を選べます。
・コーヒー(ホット・アイス)
・紅茶(セイロン)
・琉球紅茶ホット(サンセットティー・アッサム・アールグレイ)
さらに1,000円プラスすると、スパークリングワインに変更することも可能です。
今回は沖縄ならではの琉球紅茶ホット(サンセットティー)を選びました。実は、沖縄はインドのアッサムとほぼ同緯度に位置し、紅茶作りとして適した気候と土壌をしていることから、近年紅茶づくりが盛んになってきています。
琉球紅茶はそんな沖縄の紅茶の一大ブランド。サンセットティーは沖縄紅茶とセイロン紅茶をブレンドし、バランスのとれた味と香りが特徴です。基本的にはストレートティーなのですが、アレンジ用に蜂蜜がついてきます。
それでは、上の段からスイーツの説明をしていきましょう。
・ぶどう(巨峰、マスカット)
・プティガトーショコラ、くるみのトッピング
・生チョコレート2個(ホテル自家製)
この生チョコレートは、バーではウィスキー入りで出されている生チョコレートのノンアルコールバーションなのだそう。口に入れると濃厚で上質なチョコレートの風味が広がります。シャンパン+チョコの組み合わせが好きな人にはたまりません。
二段目はスコーンとマカロン。スコーンは、ドライ柿のスコーンと栗のスコーンで、プティスコーンともいえるくらいのかなり小さめのサイズです。
普通スコーンにはクロテッドクリームが添えられることが多いですが、沖縄のホテルラウンジらしく、シークワーサーのジュレとキャラメルが添えられていました。
マカロンはピスタチオ。1つ1つのサイズは小さいのですが、どれもが濃厚で食べ応えがあります。
三段目には、和のテイストを取り入れたスイーツが並んでいました。
・プティモンブラン
・プティパウンドケーキ ナッツ風味
・クルミ餅
・柿の金箔載せ
実は、モンブランはこのラウンジの人気ケーキ。小さめサイズながら、最高級のマロンを使用したモンブランは、とてもリッチな味わいでした。柿にも金箔が載っています。甘いチョコレートやケーキが続いたので、柿の自然な甘さで一息。
四段目。まずは左側から。
・マロングラッセのパートフィロー包み
・マンゴーのシロップ漬
パートフィローとは、とうもろこしの粉と小麦粉で作った薄いパイ生地のこと。何層にも重なったパリパリの食感。巾着の中にはマロングラッセがくるまれていて、ふたつの食感(パリパリ+しっとり)が楽しめます。
奥は沖縄ならではのマンゴー。シロップに漬けられているので、甘みもしっかり。
そして四段目の右側にはセイボリー(甘くないおかず)が2種。
・栗のキッシュロレーヌ
・山椒鴨と柿のタルティーヌ ブルーチーズ風味
セイボリーにも、季節の栗と柿が入っています。
キッシュにはホワイトアスパラ、タルティーヌ(フランス語で薄く切ったパンに具をのせるオープンサンドのこと)の上にはグリーンアスパラがのっており、色彩の対比も見事。
右側のスプーンの塩は、セイボリーにお好みで足せるようになっているとのことですが、濃厚な甘さが続く中で塩気が恋しくなった時にも役立ちます。
全12品(+フルーツ)のたいへん足感のあるアフタヌーンティーでした。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジは、席の予約を受け付けていません。座席数は72席と多めですが、当日行って満席の場合は、席が空くのを待つことになります。
ただし、先ほど紹介した1日限定5食のアフタヌーンティーセットのみ、14:00~17:00の時間帯で予約が可能です。
アフタヌーンティーセットは、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー公式サイトのオンライン予約フォーム(前日18:00まで)か、電話 098-853-2111(ロビーラウンジ直通)で予約ができます。
アフタヌーンティーセットは、予約なしでも、限定5食内であれば、その場で注文が可能。実際のところ、アフタヌーンティーセットは、まだあまりその存在を知られていないようで、現時点では、注文するお客様もそんなにはいらっしゃらないのだとか。
しかし、アフタヌーンティーセットを目当てにロビーラウンジを訪れるのであれば、やはり予約していくのがおすすめです。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジは、沖縄県内ではハイクラスに入るでしょう。飲み物だけの利用の場合は、コーヒー 760円~800円、紅茶760円~820円、ジュース 700円~1200円程度です。
ケーキセットは、飲み物がオリジナルブレンドコーヒーかセイロンティー(いずれも760円)限定されますが、ケーキが400~500円なので、アフタヌーンティと並んでかなりおすすめのセットです。
ほかに軽食としてトースト(1,000円)やサンドイッチのセット(1,300円)などもあります。アフタヌーンティーのラインナップがスイーツ寄りなので、複数人で来て軽食とシェアするもの良い方法ではないかと思いました。
メニューの表示料金にはあらかじめサービス料と消費税が含まれているので安心です。
ロビーラウンジのお会計は、テーブルチェックではなく、入り口横のカウンターで行うシステム。ホテルメイドのパンやケーキを併せて買うこともできます。
お会計では、現金または各種クレジットカード、またANAご利用券も使用可能。ANAマイレージカードのある方は、提示すると100円ごとに1マイル貯めることができます。
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのロビーラウンジは、沖縄がリゾート地ということもあり、宿泊客らしき人はラフな格好でくつろいでいる反面、地元の方は場所の格式を重んじてきちんとした身なりをされているというギャップも見られ、独特の雰囲気があります。
駅前にある立地のホテルラウンジと比べると、アクセスは良いといえませんが、大通りから中に入った静かな環境にあるので、街中の喧騒を離れ、亜熱帯植物の庭園を眺めながらくつろぎたいときにおすすめのホテルラウンジです。
ロビーラウンジ概要
住所 | 沖縄県那覇市泉崎2-46 (地図) |
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アクセス | 沖縄都市モノレール”ゆいレール“ 「壺川」駅・「旭橋」駅より徒歩10分 |
連絡先 | 098-853-2111(ロビーラウンジ直通)/ 098-853-2119(レストラン予約) |
最寄駅 | 「壺川」駅、「旭橋」駅 |
座席数 | 72席 |
禁煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | 特になし(スマートカジュアルがベター) |
営業時間 | 8:00~20:00 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(14:00~17:00 1日5食限定) |
スイーツブッフェ | なし(イベントで行う場合があるが、通常はなし) |
個室 | なし |
予約 | 不可(ただし、アフタヌーンティーセットのみ予約可能) |
ネット予約 | 不可。ただし、アフタヌーンティセットのみ公式サイトのオンラインフォームよりネット予約が可能(前日18:00まで) |
クレジットカード | VISA 、MASTER、JCB、Diners、NICOS、AMEX、UC、DC、ミリオン、セゾン、MC、オリエント、楽天などのクレジットカードが利用可能。 |
駐車場 | あり(無料) |
子供同伴 | 可能(事前問い合わせでベビーチェアも利用可能) |
フォトギャラリー
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル