沖縄県名護市にある高級ホテル「ザ・ブセナテラス」のラグジュアリーなティーラウンジ。プールやビーチを眺めながら英国スタイルのアフタヌーンティーセットを楽しめます。
リビングルーム「マロード」は、沖縄県名護市にある高級ホテル「ザ・ブセナテラス」のティーラウンジです。
プールやビーチを見下ろすラグジュアリーなリゾート空間で、英国スタイルの優雅なアフタヌーンティーやホテルメイドのスイーツなどをゆったりいただけると口コミで評判。
営業時間が22:00までと長いので、ティータイムだけでなく、夕食後にゆったりと過ごすのにもおすすめのラウンジです。
ザ・ブセナテラスは、沖縄を代表する高級ホテルチェーン「ザ・テラスホテルズ」のフラッグシップ(旗艦)ホテル。「自然との調和、自然への回帰」をコンセプトに、沖縄ならではのリゾートスタイル「テラススタイル」を提唱しています。
光と風を充分取り入れることができるように設計された建物は、都会のスタイリッシュなホテルとは違い、温かみがありながら洗練されたリゾートのムードが満載。
そのザ・ブセナテラスのセントラルタワー3階にあるリビングルーム「マロード」は、日常とは切り離された自然の癒しを求める方におすすめのティーラウンジです。
リビングルーム「マロード」のあるザ・ブセナテラスへのアクセスは、那覇空港から自動車またはタクシー利用で沖縄自動車道利用で約80分。沖縄自動車道の許田ICもしくは手前の宜野座IC(名護方面から来る方は屋嘉ICも可)で降り、部瀬奈岬方面に向かいます。
もしくは、渋滞状況にもよりますが、高速道路を使わずに国道58号線をそのまま北上して海沿いドライブを楽しむのもおすすめです。(1時間半~2時間程度が目安)
車を運転されない方は、空港から付近のリゾートホテルを回るリムジンバスもあります。
海沿いの国道58号線を進むと、ザ・ブセナテラスの入口が。ここから先は専用道路です。ゲートをくぐりホテルの敷地に入ります。受付では「マロード」の利用と伝えましょう。
敷地内に入るとすぐ駐車場がありますが、この駐車場からホテルまではかなり距離があるので、奥の宿泊者専用の駐車場まで行ってそちらに停めるのが便利。
オープンエアの開放的なロビーフロアは、実はホテルの4階部分。ここから1フロア降りた3階が、リビングルーム「マロード」です。
リビングルーム「マロード」は、中央に大きな柱が据えられ、吹き抜けになった半円形のラウンジを囲むように天井までガラス窓がはめ込まれた開放的なラウンジです。
座席数は76席で全席禁煙。お席は1名掛けの椅子もしくは2名掛けのカウチソファが配置されています。テーブルは天板がガラスで、椅子とカウチソファは籐家具のコロニアル風の内装。よく手入れされた白い胡蝶蘭が飾られていました。
おすすめの座席は外が良く見える窓側の席なのですが、ここはサンセットが見えるように窓が西に向いていることもあり、時間帯によっては日差しがきついこともあります。
私も最初窓側に座っていたのですが、日が傾いてきてかなり暑くなってきたところ、ラウンジスタッフが気を利かせて、別の席に移動させてくれました。また、その後すぐに新しいおしぼりと水を持ってきてくれたのは、さすがのホスピタリティであったと思います。
ゆっくりと寛ごうとしたまさにそのとき、仕事の連絡があってパソコンを机で広げることになってしまいました。パソコンを広げること自体はできなくはないですが。テーブルが低めでかつガラス天板なので、特にマウス操作が辛い状況でした。
幸い、仕事自体はすぐ終わったのですが、ラウンジにいるのはリゾートを楽しむ方ばかりなので、パソコンを広げにくい雰囲気があり、ノマドワークにはおすすめできません。
リビングルーム「マロード」の人気のメニューは、ホテル特製のケーキセット、スコーンセット。ホテル専属のパティシエが作るオリジナルケーキは、ベーシックなケーキに力を入れているとのことで、ショートケーキが特におすすめだそう。
軽食はサンドウィッチ、コールドディッシュ(ピクルス盛り合わせ、チーズ盛り合わせ)やドライフード(ミックスナッツ)などもあります。フードの提供は12時からです。
そのほか季節限定のメニューとして、沖縄の美しい海やサンゴからインスパイアされたカクテルや、黒糖やアセロラを使った「マロード」オリジナルスイーツが楽しめることも。
ザ・ブセナテラスは、2017年にちょうど20周年を迎えました。それを記念してリビングルーム「マロード」もアフタヌーンティーセットのメニューを刷新。
アフタヌーンティーセットは、プティフールとオリジナルスコーン、プティオードブルとコーヒーもしくは紅茶の組み合わせ。飲み物はシャンパンセットにすることもできます。
(アフタヌーンティーセットの提供時間は12:00~18:00)
アフタヌーンティーやケーキ・スコーンのセットにできるドリンクは、メニューにリーフ(葉っぱ)のマークがついています。全部で22種類。
コーヒー
・トラジャ・ブレンド・コーヒー
・カプチーノ
・ブレンドコーヒー
・エスプレッソ
・カフェ・オ・レ
・アインシュペンナー(ウインナーコーヒー)
・ココア
ハーブティー
・カモミールティー
・レモングラスティー
・ハイビスカスティー
・ローズヒップティー
(全て蜂蜜添え)
テラスオリジナルブレンドティー
・トロピカルティー
・ローズジャスミン
オーガニックティー
・アッサムオーガニックティー
・ダージリンオーガニックティー
・アールグレイオーガニックティー
・キーマンオーガニックティー
・ペルシャネクター・オーガニックティー
・マンゴーマグナスオーガニックティー
ティー
・ブレンド・ティー(ザ・テラスホテルズオリジナルブレンド)
・ウバ・ティー
・スモーキーアールグレイティー
アフタヌーンティーのお茶の種類は大変バリエーション豊かですが、最初から最後まで1種類のお茶のみで、差し湯はしてくれますが、別のお茶でおかわりすることはできません。
リビングルーム「マロード」のアフタヌーンティーセットは、英国スタイルの3段スタンドで提供されます。
それでは、アフタヌーンティーの内容を1つずつみていきましょう。ほとんどのスイーツとセイボリーに沖縄県産素材を使用した、オリジナリティあふれる創作スイーツは満足度の高い出来ばえの品ばかりです。
まず、タンカンとパッションフルーツのジュースです。両方とも冬から春にかけて沖縄でよく見られるフルーツ。
タンカンはミカンの2倍のビタミンCを含む柑橘。パッションフルーツと合わさって酸味と甘みのバランスが絶妙。パッションフルーツの種が下に沈んでいてますので、噛んで食べてスパイシーな酸味を味わってください。
一段目はスコーンが3種類(プレーン、さんぴん茶、チョコチップ)。
シークワーサーとパイナップルのジャム、そしてホテルで毎朝泡立てるという、甘さ控えめのホイップクリームをつけて食べます。さんぴん茶は沖縄では定番のジャスミンティー。スコーンはミニサイズながら、生地がぎっしり詰まって食べ応え充分です。
二段目は、タイモのシュークリーム、フルーツタルト、黒糖のパウンドケーキ、ドラゴンフルーツとハイビスカスゼリー。
黒糖のパウンドケーキには、テラスホテルズの”20th Anniversary”の刻印がされたチョコレートが添えられています。
田芋はほのかな甘さのあるお芋で、サトイモに似た独特の粘りが特徴。水田の中で次々に子供の芋ができることから、子孫繁栄の縁起物として田楽やから揚げとして使われるほか、最近では田芋を使ったスイーツも販売されるようになりました。
シュークリームの中のホイップクリームの下には優しい甘さの田芋あんが。フルーツタルトにもマンゴーやドラゴンフルーツなど沖縄らしさを感じるフルーツが使われています。
三段目はセイボリーです。内容はクロワッサンサンド(生ハムとポテトサラダ)、チーズ(スモーク、ミモレット、ナチュラルチーズ)、シャンパンゼリー、ウコンのパンとクレソンとチーズサンド、豆腐ようとクリームチーズのバゲット、ピンチョス 紅茶鴨。
アフタヌーンティーとしては、セイボリーが多めのラインナップとなっています。やはりこちらも沖縄らしいアレンジがされているのが特徴。
パンにウコンが練り込まれていたり、沖縄の島豆腐を麹や泡盛によって発酵させた豆腐?は沖縄では泡盛のおつまみとしても知られる高級珍味。クリームチーズとあわせることによって独特の癖を感じさせない仕上がりとなっています。
これだけのボリュームで2,700円(サービス料込・税別)という価格は、かなりお得感があるので、口コミで評判が良いのも納得です。私のほかにもアフタヌーンティーセットを頼んでいる方が何名かいらっしゃいました。
リビングルーム「マロード」は、アフタヌーンティーセットも含め予約が可能。もちろん当日でも席の空きがあれば、予約なしでもオーダー可能です。
今回はシーズンオフの平日午後という時間帯だったので、かなりゆとりがありましたが、ハイシーズンや週末などは混雑する可能性があるので、予約していくのがおすすめ。
ネット予約はないので、電話で直接予約をする必要があります。
ザ・ブセナテラス内にはラグジュアリーなリゾートホテルらしい高級レストランやバーがそろっていますが、リビングルーム「マロード」はドリンク(コーヒー・紅茶)が700円から、ケーキセット1,250円、さらにアフタヌーンティーは2,700円。
(記載の料金には10%のサービス料が含まれており、別途税金がかかります。)
絶景を眺めながら、洗練されたリゾートホテルで上質な温かいホスピタリティを感じられるという点を考えると、割安に思える価格です。
会計はテーブルチェックでも、カウンターまで伝票を持って行ってもOK。支払いは現金のほか、各種クレジットカードが使用可能です。
リビングルーム「マロード」は、ザ・ブセナテラスの宿泊者でなくても気軽に利用できるティーラウンジ。ラグジュアリーなリゾートホテルでありながら、敷居の高さを感じさせず、アットホームなおもてなしを受けて、ゆったりとくつろぐことができます。
沖縄本島北部へ来訪する機会があれば、ぜひ一度訪れてほしいおすすめのラウンジです。
リビングマロード概要
住所 | 沖縄県名護市喜瀬1808 ザ・ブセナテラス セントラルタワー3F(地図) |
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アクセス | 那覇空港から車またはタクシーで約80分、許田ICから自動車で約15分・宜野座ICから25分 |
連絡先 | 0980-51-1333(代表) |
最寄駅 | - |
座席数 | 76席 |
禁煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
営業時間 | 10:00~22:00(ラストオーダー21:30) フード 12:00~21:00/アフタヌーンティー 12:00~18:00 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(12:00~18:00) |
個室 | なし |
予約 | 可 |
ネット予約 | なし |
クレジットカード | VISA 、JCB、AMEX、Diners、UC、DC、NICOS、Master、SAISON、OCS、デビットカード、銀聯カード |
駐車場 | あり(350台収容可能/無料) |
子供同伴 | 可 |
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Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル