ヨーロピアンクラシックな内装で、重厚な雰囲気を味わるウェスティンホテル東京のラウンジです。接客レベルが高く、大切な人との歓談やビジネスの打ち合わせにもおすすめです。豪華なアフタヌーンティーもおすすめ。
ザ・ラウンジは、東京・恵比寿にある高級ホテル「ウェスティンホテル東京」の1階、吹き抜けの開放的なアトリウムの下に位置するロビーラウンジです。
ラウンジの内装はヨーロピアンクラシック調で統一されており、重厚な円柱や高い天井などは、さながら欧州のシャトーのような気品のある佇まい。
また、一部の席は窓際にあり、昼間は目の前に広がるパティオ(中庭)の緑と水を眺めて楽しめるので、都会の喧噪から離れて落ち着きたいときにぴったりです。
土日祝には伝統的なアフタヌーンティー「トラディショナル アフタヌーンティー」を楽しめます。また、平日限定の「ティータイムセット」もおすすめ。
スタッフの接客レベルも高く、目上の方の接待やビジネスの打ち合わせに重宝します。
ザ・ラウンジの入っているウェスティンホテル東京の最寄り駅は「恵比寿」駅です。
JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン「恵比寿」駅からウェスティンホテル東京までのアクセスは徒歩7分、東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅からのアクセスは徒歩10分ほど。
恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレイス方向に歩くため、雨の日でもあまり濡れずに行け、アクセスが便利です。基本的に道なりに行くだけなので迷うことはありません。
また、公式サイトには書かれていませんが、JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線「目黒」駅からでも徒歩12分ほどでアクセスできます。
車の場合はホテル駐車場を利用可能。3,000円以上の飲食で駐車料金の割引があります。
ザ・ラウンジの座席は87席で、全席禁煙です。座席は2人がけ以上の席のみでカウンターはありませんが、一人客も多く、ゆったりと過ごしたいときにもおすすめ。
大きなガラス窓からパティオの緑が眺められる窓際のお席は人気があるようです。
テーブルは小さめですが、サイドテーブルが用意されていました(すべての席にあるわけではないので、メニューに応じて利用するかたちかもしれません)。
ひとつのテーブルをイス2脚で囲んだお席と、イス4脚で囲んだお席があります。クッションが配された布張りの椅子は座り心地がよく、長居しても疲れにくいです。
ソファー席もありますが、窓際と中央にある程度で、あまり多くはありません。
ラウンジの一角(エントランスから入ったときの左手側)には、一段高くなったエリアがあります。その奥にはバーの扉がありますが、上写真の部分はラウンジの一部です。
こちらには大きなテーブルがあるので、グループでの利用に向くと思います。
ザ・ラウンジの人気メニューは、土日祝日限定で提供されるアフタヌーンティーセット。シンプルなサンドウィッチやキッシュ、そしてホテルメイドのデザートが3段スタンドにのった伝統的な英国スタイルのアフタヌーンティーです。
平日にはアフタヌーンティーセットはありませんが、オリジナルプチケーキとサンドウィッチ、サラダが付いた平日限定のティータイムセットがあります。
ウェスティンホテル東京オリジナルケーキとコーヒーまたは紅茶がセットになったケーキセット(ウェスティン・シグニチャー・ケーキセット)も人気です。
ケーキは数種類をトレイに載せてテーブルまで運んで来てくれるので、座ったまま好きなものを1つ選びましょう。飲み物は紅茶、コーヒー、カフェオレなどから選べます。
パスタやサンドウィッチなどの軽食メニューも充実しているので、ランチや軽めの夕食にも向くでしょう。
また、平日ディナータイム(17:30~22:30)限定の「イブニングタワー」は、前菜からデザートまでを食べやすいポーションにまとめたアフタヌーンティースタイルの食事と、アルコールを含むフリーフローが付いたメニュー。
平日の夜を時間を優雅に楽しみたいデートや女子会にも良さそうですね。
今回はアフタヌーンティーセットとティータイムを実際に味わってきたので、詳しく内容を紹介します。
ウェスティンホテル東京のザ・ラウンジのアフタヌーンティーセットは、土日祝日限定での提供となっており、通常時のクラシカル・アフタヌーンティーと期間限定のシーズンアフタヌーンティーの2種類があります。
クラシカル・アフタヌーンティーはイギリス生まれの伝統的なアフタヌーンティーを意識した内容です。今回はこのクラシカル・アフタヌーンティー(3,800円/税サ別)を詳しく紹介します。
なお、クラシカル・アフタヌーンティーは、3段のティースタンドにシェフ特製スイーツ、ホテルメイドのサンドイッチ、スコーン、紅茶(10種類以上から選択、飲み替え自由)という構成ですが、時期により内容が変わることをご承知おきください。
上段:フルーツグラス、フランボワーズのタルト、チョコレートのケーキ、焼き菓子の詰め合わせ(ビスコッティ、シュガーバターのビスケット)
中段:リンゴ入りのモンブラン、カシスのマフィン、シュークリーム
下段:サーモンときゅうりのサンドウィッチ、チーズのキッシュ、生ハムのブルケット
この画像には収まっていませんが、スコーンも同時に運ばれてきました。
アフタヌーンティーセットの上段はゼリーやケーキなどのスイーツがのっています。
チョコレートのケーキは、チョコレートそのものよりアーモンドの風味が強め。フルーツグラスは、ブルーベリー、キウイ、みかん、グレープフルーツが入ったグラスデザートで、爽やかな甘みを堪能できます。
中段にはシュークリームやケーキなどのスイーツがのっています。ウェスティン デリ以外では門外不出というシュークリームは、シュー皮はサクサク、中のクリームはたまご風味強めで、まろやかな味わいでした。
下段にはキッシュとサンドウィッチなどのメニュー(セイボリー)がのっています。
サーモンときゅうりのサンドウィッチはパンが少しパサついているように思えましたが、サーモンとキュウリに油分や水分があるので、十分カバーできていた印象です。
アフタヌーンティーといえば、スコーンもお楽しみのひとつ。ウェスティンホテル東京のスコーンは、エグゼクティブペストリーシェフ鈴木一夫氏が作り上げた、卵を使わずヨーグルトと牛乳だけで仕上げたこだわりのスコーンとのこと。
プレーンスコーンはミルクの味が濃く、濃厚な味わいを楽しめます。北海道産クロテッドクリームはとてもクリーミーな舌触り。スイスの老舗食品メーカー「ヒーロー」のジャム(オレンジ、ハチミツ、ブルーベリー)も大変おいしかったです。
ティーカップで提供される紅茶はジン・ティーのもの。10種類から選ぶことができ、飲みかえも自由なので、いろいろな紅茶を楽しみたい方にもおすすめです。
ウェスティンホテル東京のザ・ラウンジのアフタヌーンティーの料金は1人3,800円(税・ザ別)。アフタヌーンティーは土日祝日限定の提供で、2時間制で12時~17時の間に3回の入れ替え制となっています。
スタッフの話によれば、土日祝のアフタヌーンティーはかなり人気があり、予約分だけでいっぱいになってしまうこともあるのだとか。土日祝にアフタヌーンティー利用をしたいなら、予約をして行くのが良さそうです。
平日の12時~18時にいただけるのが、こちらのティータイムセット(3,000円/税サ別)。オリジナルプチケーキとサンドウィッチがついた平日限定のセットです。
ティータイムセットは3段のアフタヌーンティースタンドではなく、2段のスタンドで提供されます。上の段にはホテルメイドのプチケーキが5種類。それぞれ小さなカットですが、いろいろな味を楽しめるので、スイーツ好きには嬉しい内容です。
一流ホテルメイドのケーキだけあって細かいところまで手が込んでおり、例えばベイクドチーズケーキの底のタルト生地にはナッツが練り込まれ、しっとりしたリッチな食感と、ザクッとした歯触りが楽しめます。
金粉を散らしたチョコレートケーキは二層になっており、ねっとりとした舌触りと濃厚なカカオの風味が特徴です。
下の段にはサーモンときゅうりのサンドウィッチ、グリーンサラダ、スパニッシュオムレツが載っていました。それぞれ量は多くありませんが、スイーツとセイボリーがちょうど半々なので、デザートを兼ねたランチとしても楽しめると思います。
ティータイムセットの飲み物は、イギリスの高級紅茶「ジン・ティー」のイングリッシュブレックファーストまたはアールグレイ、コーヒー、エスプレッソ、カフェオレから好きなものを1種類選べます。
温かい紅茶はポットサービスで、ホットコーヒーはお代わりが可能です。コーヒー以外の飲み物はお代わりができません。
ウェスティンホテル東京のザ・ラウンジのお席の予約は、アフタヌーンティーやイブニングタワーなど一部のメニューに限り、公式サイトの予約フォーム、一休.com、Ozmall、電話で受け付けています。お席のみの予約はできません。
一休.comやOzmallから予約すると、プランによっては「窓際テーブル席確約」などの特典があったり、割引になっていたりするので、確認してみましょう。
なお、ホテル公式サイトと一休.com、Ozmallでアフタヌーンティーの価格が異なりますが、これは公式サイトが税金・サービス料(13%)別、一休.comとOzmallが税・サ込で表記されているためです。
ウェスティンホテル東京のザ・ラウンジの予算は、コーヒー・紅茶は1杯1,100円程度~、ケーキセットは1,600円~、アフタヌーンティーは3,800円~、ティータイムセットは3,000円と、東京のホテルラウンジとしてはミドルクラスと言えるでしょう。
価格には税金とサービス料(13%)が別途加算されます。支払いは現金、または各種クレジットカードが使用可能です。
ウェスティンホテル東京のザ・ラウンジは、ヨーロピアンクラシック調の気品のある佇まいで、窓際のお席からは昼間は目の前に広がるパティオの緑と水を眺めて楽しめるので、都会の喧噪から離れて落ち着きたいときにぴったりです。
今回は平日の午後に利用しましたが、客層も上品で、ゆったりと歓談を楽しむカップルやビジネスの打ち合わせをしている様子のスーツ姿の男性、一人で読書を楽しむ女性などの姿が見られました。
大きな窓から見える豊かな緑の木々のせいか、洗練されたスタッフのサービスのせいか、とてもゆったりとした時間が流れている、心地よいラウンジでした。
ホテルメイドのケーキがとても美味しいので、ぜひドリンクだけでなく、ケーキセットやアフタヌーンティーセット、あるいはティータイムセットを味わってみてください。
ハイクラスホテルの優雅な雰囲気の中、ゆったりとおしゃべりを楽しめるので、デート、女子会、接待など、どのような用途にもおすすめできるラウンジです。
ザ・ラウンジ(ウェスティンホテル東京)概要
住所 | 東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京1F(地図) |
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アクセス | JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン「恵比寿」駅から徒歩7分、東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅から徒歩10分 |
連絡先 | 03-5423-7287 |
最寄駅 | JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン「恵比寿」駅 |
座席数 | 87席 |
禁煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | スマートカジュアル(ショートパンツ、ランニングシャツ、ビーチサンダルはNG) |
営業時間 | 10:00〜22:30 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(土日祝日限定の提供で、2時間制で12時~17時の間に3回の入れ替え制) |
個室 | なし |
予約 | アフタヌーンティーのみ予約可 |
ネット予約 | アフタヌーンティーのみ一休.com、Ozmallより予約可能 |
クレジットカード | VISA、Master、JCB、Diners、AMEX |
駐車場 | あり(30分400円、3,000円以上の飲食で3時間無料) |
子供同伴 | 可 |
ザ・ラウンジ(ウェスティンホテル東京)フォトギャラリー
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル