クラス:luxury hotel 口コミ評価:4.5/5.0
丸の内ホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。お部屋の様子と客室備品・お風呂・アメニティなどホテル予約サイトの口コミや評判が本当か、宿泊記を交えて紹介します。
丸の内ホテルは、JR東京駅 丸の内北口から徒歩1分、丸の内オアゾ内にある1924年創業の高級ホテルです。居心地のよさを追求したモダンジャパニズムをデザインコンセプトとし、洗練された雰囲気の中ゆったりと過ごせます。
お部屋は和と洋の融合によるシックで落ち着いた雰囲気です。セミダブル、ダブル、ツイン、スイート、ユニバーサルルームなど、全11タイプ205室から選べます。
ホテル予約サイトでの評価は平均4.5以上と高く、口コミの評判も良い丸の内ホテル。今回スーペリアダブルに実際に泊まってきたので、お部屋の様子や備品、アメニティなどを詳しく紹介します。
JR「東京」駅・東京メトロ「大手町」駅より徒歩1分(地下道で直結)の好立地。
丸の内ホテルは、日本の玄関口・東京駅前にあります。JR「東京」駅(丸の内北口)より徒歩1分、東京メトロ「大手町」駅(B2b出口)より徒歩1分。いずれも地下通路から直結しており、雨の日も便利です。
車でのアクセスは、最寄りの首都高速出口「都心環状線 神田橋出口」より5分ほど。駐車場はホテル地下2階・3階にあり、正面玄関前から地下に降りるスロープで入庫できます。宿泊者の駐車料金は1泊1,500円(14時まで)です。
格式のある高級ホテルらしい広々としたフロントロビー(7階)。日本庭園もあります。
丸の内ホテルのロビーは7階にあり、丸の内オアゾ7階の連絡口からつながっています。
ロビーは広々としており、格式ある高級ホテルらしい雰囲気です。レセプションデスクは3つあり、フロントクラークが丁寧にチェックイン/アウトの対応をしてくれました。
同フロアには日本料理 「大志満 椿壽(ちんじゅ)」、鉄板焼処「大安くらぶ」、シガーショップ バー&カフェ 「ル・コネスール」もあり、レストラン利用の方も多いようです。
7階には日本庭園もあり、通路を通って外に出ることもできます。東京駅すぐ近くのこんなロケーションで、高層ビル群を眺めながら庭園散策ができるのは特別感がありました。
全11タイプ205室(全室禁煙)の客室から人数や好みに合わせて選べます。
丸の内ホテルの客室は9~17階にあり、スタンダード、スーペリア、デラックスなど4カテゴリ、全11タイプです。東京駅のすぐ近くという都心の立地ながら、客室面積は広めに取られています。
セミダブル | 24.8㎡ |
スタンダードツイン | 27.2㎡ |
スタンダードダブル | 26.4㎡ |
スーペリアツイン | 33.6㎡ |
スーペリアダブル | 35.8㎡ |
デラックスツイン | 43.7㎡ |
デラックスダブル | 41.0㎡ |
デラックスツイン (和風リビングあり) |
42.6㎡ |
デラックスツイン (ユニバーサルデザイン) |
43.7㎡ |
コーナーツイン | 42.6㎡ |
スイート | 70.2㎡ |
もっとも多いお部屋はセミダブル(81室)で、曲線を描く天井と、イタリア製家具の木のぬくもりのある落ち着いたお部屋です。東京駅を眼下に、夜は汐留方面まで広がる夜景を楽しめます。
スタンダードツインは、間接照明の温かい雰囲気のお部屋で、東京駅とは反対側に位置しているため、静かに過ごしたい人におすすめです。
スーペリアダブルは、角部屋のダブルルーム。ゆとりのアプローチと仕切り扉のついたお部屋はプライベート感があり、ゆっくりと休めます。
コーナーツインは、丸の内ホテルでもっとも景色が良いお部屋です。大きな二面の窓からは東京駅と周辺のビル群を見渡せ、夜は窓いっぱいの煌びやかな夜景を堪能できます。
スーペリアダブルは180cm幅のキングサイズダブルベッドのある広めのダブルルーム。
今回宿泊したスーペリアダブルは2面の窓がある角部屋です。ドアからゆったりしたアプローチ(廊下)がお部屋まで続き、仕切り扉も付いていてプライベート感があります。
お部屋には幅180センチのキングサイズダブルベッド1台とモダンな木製家具が配置され、シックな雰囲気です。静かで落ち着いており、居心地の良さを感じます。
ベッドの頭方向のコーナーにはライティングデスクとチェアがあり、その隣には照明スイッチを備えたサイドチェスト(上には電話機・目覚まし時計)がありした。
ベッドの足元方向のコーナーにはソファチェアが2脚(1脚はオットマン付き)と丸テーブル。壁際にはテレビ台を兼ねたチェストが配置されています。調度品は華やかではありませんが、とても上質で、丸の内ホテルの風格を感じさせるものでした。
チェストの引き出しには2種類のナイトウェアが入っています。
ワッフル生地の前ボタンのワンピースタイプと上下セパレートの作務衣で、好みのものを着られます。(いずれも室内着で、館内に着て出られるわけではありません)
クローゼットとキャビネットは居室ではなく、玄関とお部屋入り口の仕切り扉をつなぐアプローチに設置されています。
その反対側がバスルームになっているので、衣類をここに掛けられるのは理にかなっていると感じました。スライドドアが鏡になっているので、身支度も整えやすいです。
クローゼットは高さと奥行きがあり、丈の長いコートやワンピースも掛けられますし、スーツケースを収納することも可能です。中には木製ハンガーのほか、ズボンプレッサー、スリッパ、セーフティボックスが用意されています。
キャビネットはオープンタイプで、アイスペール、グラス、カップ、電気ケトル、ミネラルウォーター(無料サービス)、ドリップコーヒー・ティーバッグが置かれています。
下は冷蔵庫(中身は空)です。ミニバーはありません。
バスタブ、トイレ、洗面台がいっしょのタイプ。新しくはないものの高級感があります。
スーペリアダブルのバスルームは、バス、トイレ、洗面台がいっしょになっています。
丸の内ホテルにはスタンダード、スーペリア、デラックスなど4カテゴリがあり、スタンダードとスーペリアはすべてバス・トイレがいっしょで、デラックス以上は一部客室でバス・トイレがセパレートになっているようです。
率直な感想として、お部屋はかなり広く、アプローチ(通路)の空間もゆとりがあるので、それならばバス・トイレを別にして洗い場を作れたのでは…と思わないでもないですが、歴史あるホテルなので致し方ない部分もあるのでしょう。
バスルームはよく手入れされており、清潔です。シャワーヘッドは大きく、金属部分はマットな質感で蛇口のデザインもおしゃれで、高級感がありました。
洗面台の金属部分も同じデザインで揃えてあり、トップは大理石で高級感があります。タオル類やアメニティグッズ、ドライヤーははラタンバスケットに収められていました。
タオル類はすべて今治タオルで、ふっくらとした肌触りのよいものでした。
洗面台の上には、ハンドタオル、ティッシュ、コップ、ハンド&ボディローション(ペリカン石鹸の「プロバンシア」)、歯ブラシスタンド、泡ハンドソープ(ジェームズ・マーティン)、除菌スプレーがあります。
歯ブラシスタンドは丸の内ホテルのロゴ入りの陶器製。高級ホテルでも歯ブラシスタンドを置いてあるところは少なく、毎回コップに立てるか直置きするしかなかったので、この配慮には感激しました。
タオル類はラタンバスケットに入っていましたが、それとは別にバスルームの高い位置にある束にバスローブも用意されていました。厚手でふっくらとしたバスローブです。
アメニティグッズは充実しており、女性用スキンケアも用意されています。
ラタンバスケットのアメニティグッズの種類は、歯ブラシ、カミソリ、綿棒、ヘアブラシ、コットン&ヘアゴムセット、ボディタオル。奥の袋にはドライヤーが入っています。
マーガレットジョセフィンのパウチ入りスキンケアセット (クレンジングジェル、ウォッシングエッセンス、ローション、クリーム)があるのも嬉しかったです。
バスタブに置かれているのは、ペリカン石鹸「プロバンシア」シリーズの、シャワージェル、シャンプー、コンディショナー。シャワージェルはアーモンド、シャンプーとコンディショナーはラベンダーのとても良い香りがします。
また、バスタブにはバスルームピロー(頭と首を載せる枕)が設置されており、ゲストにゆったりとリラックスしたバスタイムを楽しんでもらおうという心遣いを感じました。
スーペリアダブルのお部屋からは赤レンガ造りの東京駅丸の内駅舎が見えます。
丸の内ホテルから見える景色は、客室の向きによって大きく変わります。今回宿泊したスーペリアダブルはフロアの端に位置しており、窓が二面あるため、角に面した窓からは、刻一刻と移り変わっていく東京駅の姿を見られました。
こちらは客室ではなく、7階にある日本料理レストラン「大志満 椿壽」からの撮影した写真ですが、夕暮れの空の色が変わり建物に明かりが灯っていく時間帯は特に美しい景色が見られます。
再び、スーペリアダブルの客室からの夜景(深夜)。東京駅周辺にホテルはたくさんありますが、この角度からの景色が身らえるのは丸の内ホテルならではの魅力でしょう。
フレンチ、和食、鉄板焼の3つのレストランとシガーバー、フィットネスジムなど。
丸の内ホテルの館内には、フレンチレストラン「ポム・ダダン」、 日本料理「大志満 椿壽(ちんじゅ)」、鉄板焼処「大安くらぶ」の3つのレストランと、シガーショップ バー&カフェ「ル・コネスール」があります。
ロビーフロアにあるシガーショップ バー&カフェ「ル・コネスール」はカフェ利用もできますが、たばこの煙が立ち込めているので、苦手な方は「ポム・ダダン」を利用すると良いでしょう。
フレンチレストラン「ポム・ダダン」は、陽光の差し込む開放的な空間で、カフェタイムにはアフタヌーンティーセットや、丸の内ホテル特製・伝統のアップルパイが人気です。朝食、ランチ、ディナー利用もできます。
「大志満 椿壽」は、加賀の伝統が息づく懐石料理など、目でも舌でも楽しめる季節ごとの日本料理を提供するお店です。接待や顔合わせなどに向く個室もありますが、フロアのテーブル席から見える景色はすばらしいです(特に窓側席)。
料理はどれも繊細で、盛り付けも美しく、一品ずつゆっくり味わえました。特に加賀料理の「治部椀」のおいしさが印象に残っています。サービスも洗練されており、さすが一流ホテル内のお店だと感激しました。
東京駅周辺にはたくさんの飲食店がありますが、記念日や誕生日など特別な機会に丸の内ホテルに泊まるのなら、館内「大志満 椿壽」での夕食をおすすめします。きっと、二人の滞在をより思い出深いものにしてくれるでしょう。
そのほか、9階には宿泊者専用フィットネスジムや、ビジネスセンター、多目的会議室(ミーティングルーム)があります。
日本料理「大志満 椿壽」またはフレンチレストラン「ポム・ダダン」での朝食。
丸の内ホテルでは、その日の気分で、日本料理「大志満 椿壽」、もしくはフレンチレストラン「ポム・ダダン」の好きなほうで朝食を食べられます。
日本料理「大志満 椿壽」では、せいろで提供するあつあつの煮物や焼き魚など、身体に優しい献立の和定食を提供しています。料金は1名3,388円(税サ込)。
フレンチレストラン「ポム・ダダン」では、選べる「モーニングメインディッシュ」と「ブッフェボード」がついた「アメリカンブレックファースト」、または「ブッフェボード」のみから選べます。料金は、1名2,541円~3,388円(税サ込)です。
今回は朝食を食べなかったため感想を書けませんが、「大志満 椿壽」で食べた夕食が繊細な味付けで大変おいしかったので、朝食もおいしいに違いありません。朝食の詳細ページでメニューの内容が確認できます。
丸ノ内ホテルホテルの口コミと評判は?実際に泊まってみた感想とおすすめ度
丸の内ホテルは東京駅すぐとアクセス抜群の立地ながら、都心の雑踏を感じない、静かで洗練された雰囲気の高級ホテルでした。
1924年創業と歴史あるホテルですが、その歴史が古さではなく格式となって空間を形作っており、居心地の良さと、背筋が伸びる感覚の両方を感じました。華やかさはありませんが、控えめな中にも上質さが漂う、大人のためのホテルと言えるでしょう。
お部屋やレストランから見た東京駅の夕暮れの景色や夜景は特別感があり、忘れられない思い出になりました。大切な人と特別な機会に泊まるのにおすすめです。
丸ノ内ホテルに最安値で宿泊するコツをお教えします。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
ホテル宿泊料金(食事なし):1名利用時 28,000円~、2名利用時の1名あたり15,800円~
住所 |
東京都千代田区丸の内1丁目6番3号 |
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電話 |
03-3217-1111(代表) |
アクセス |
・JR東京駅 丸の内北口より徒歩1分 (丸の内地下北口より地下通路直結) ・東京メトロ丸ノ内線東京駅 北改札より徒歩2分 地下通路直結 ・東京メトロ東西線大手町駅 中央東改札より徒歩3分 地下通路直結 ・その他各線(東京メトロ半蔵門線・千代田線、都営三田線)大手町駅地下通路直結 |
最寄駅 |
JR東京駅(丸の内北口) |
部屋数 |
205室 |
設備 |
テレビ、セーフティボックス、加湿空気清浄機、ズボンプレッサー、マイナスイオンドライヤー、電気ケトル、卓上鏡、バスルームピロー |
インターネット |
無料Wi-Fiあり、有線LANあり |
駐車場 |
ホテルの地下2階・3階に駐車場あり 基本駐車料金:30分ごとに400円 宿泊者限定駐車料金:1,500円/1泊(14時まで) |
サービス |
ルームサービス・クリーニングサービス・マッサージ(有料)・フィットネスジム |
クレジットカード |
JCB、VISA、Master、AMEX、UC、ダイナース、UFJ、セゾン |
チェックイン |
15:00 |
チェックアウト |
12:00 |
公式サイト |
丸の内ホテル |
丸ノ内ホテルの宿泊記を書いた人
ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴18年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が大好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルから安宿のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験をもとにホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル