クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.0/5.0
ホテルメルパルク仙台に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ホテルメルパルク仙台は、仙台市の中心地に位置する結婚式場併設のシティホテルです。仙台駅東口から徒歩約10分とアクセスのよい、閑静なエリアにあります。
最上階に展望大浴場が設置されており宿泊者は無料で利用できるのも、ホテルメルパルク仙台の魅力です。客室は、シングル、ツイン、フォース、子連れに嬉しい和室など9種類。ビジネスの出張から家族旅行まで、さまざまな用途に使えるホテルです。
今回、実際にホテルメルパルク仙台に宿泊してきたので、宿泊記を交え、お部屋の様子やアメニティ、朝食など、ホテル予約サイトの口コミ評判は真実なのか詳しく紹介します。
Main Contents
ホテルメルパルク仙台の所在地は仙台市宮城野区榴岡で、JR「仙台」駅東口から徒歩10分ほど。最寄り駅はJR仙石線「榴ヶ岡(つつじがおか)」駅で、榴ヶ岡駅からホテルまでは徒歩3分ほどです。
仙台駅周辺は、駅の西口側に多くの商業施設やアーケード街があり賑やかですが、ホテルメルパルク仙台のある駅東口側は閑静なエリアなので、ゆっくり落ち着いた環境を求めるならおすすめできます。
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パーク宮城に近いので、楽天生命パーク宮城に観戦に行く方にも便利な立地のホテルです。
ホテルメルパルク仙台に車で行く場合は、東北自動車道・仙台宮城インターより約20分、仙台東部道路・仙台東インターより約10分です。宿泊者はホテル地下駐車場を1泊800円で利用できます(予約不可)。
ホテルメルパルク仙台のフロントロビーは、吹き抜けで開放感のある広々とした空間です。結婚式場を併設したホテルだからか、価格帯に対して高級感がある印象を受けます。
フロントクラークは3~4名で対応しており、スムーズなチェックイン・チェックアウトの手続きが可能です。ロビーにはゆったりとしたソファが複数配置されているので、複数人での宿泊の場合は代表者のチェックイン手続きを座って待てます。
ホテルメルパルク仙台の基本チェックイン時間は15時、チェックアウト時間は11時です。
今回宿泊したのが12月だったため、ロビーにはクリスマスツリーとお菓子の家が飾られ、華やかなデコレーションが施されていました。
フロントロビーの窓側には、待ち合わせや休憩に便利なティーラウンジ「ヴァンベール」があります。特製日替わり弁当や牛タンカレーなどのランチ、ケーキセット、コーヒーや紅茶などをリーズナブルに楽しめるラウンジです。
ラウンジ横には上階へと続く階段があり、この日はちょうどウェディングフォト撮影中のカップルの姿を見かけました。明るく開放感があり、雰囲気のよい空間です。
ロビーから客室フロアへのエレベーターへ続く通路に宿泊者向けの各種アメニティグッズが置かれた棚がありました。客室備え付けのアメニティが最低限なので、必要なものはここから持って行くスタイルです。アメニティグッズの種類については後述します。
ホテルメルパルク仙台の客室は、シングル、ツイン、フォース、子連れに嬉しい和室など9種類。ビジネスの出張から家族旅行まで、さまざまな用途に使えます。
和室 | 12畳・14畳(定員6名まで) |
シングルルーム・セミダブルルーム | 14㎡~16㎡(定員1~2名) |
スタジオツインルーム | 16㎡(定員1~2名) |
ダブルルーム | 16㎡(定員1~2名) |
ツインルーム | 30㎡(定員1~3名) |
ユニバーサルツインルーム | 40㎡(定員1~3名) |
フォースルーム | 40㎡(定員1~6名) |
デラックス | 60㎡(定員1~6名) |
ファミリールーム | 60㎡(定員1~8名) |
シングルルームもベッド幅120cmのセミダブルベッドが設置されているので、ゆったりと眠れるのが嬉しいポイント。また、小学生未満の子どもの添い寝は無料となっています。
(シングルルームととセミダブルルームは実質は同じです。14㎡のお部屋をシングルA、16㎡のお部屋をシングルBと呼びます。シングルルームでも2名での利用が可能です。)
和室、フォースルーム、デラックスなど大人数で泊まれる客室が多いため、子連れの家族旅行やお友達同士のグループ旅行に利用しやすいホテルと言えるでしょう。
今回はホテルメルパルク仙台のシングルルームに宿泊してきたので、実際のお部屋の様子と備品を詳しく紹介します。なお、ホテルメルパルク仙台の客室キーはカードタイプではなく、上写真のような鍵で、客室ドアはオートロックではありません。
シングルルームは、入り口のドアから入ると通路横にバスルームがあり、その先に居室がある一般的なつくりです。フロントロビーは開放感にあふれる豪華な雰囲気だったものの、正直なところ、客室はビジネスホテルのような印象を受けました。
今どきのホテルなら落ち着いたトーンのお部屋がシックに感じられるかもしれませんが、メルパルク仙台のお部屋は、古さも相まって「とても地味」な感じなのです。
室内にはセミダブルベッド(幅120cm)、ライティングデスクとチェア、小さな丸テーブル、ソファチェア、バゲージラック(荷物置き)があります。
ベッドのヘッドボードの上には電話機とティッシュボックス、側面には懐中電灯、そして前面には照明の操作ボタンとデジタル時計がついていました。側面にはコンセント電源があり、枕元でスマートフォンの充電ができる仕様です。
枕が一つしかなく、柔らかくて低いタイプだったので、2種類置いてあって選べるようになっているともっと良いのに・・・・・・と感じました(あとで気づいたのですが、貸し出し備品として半そば殻・低反発の枕もあるようです)。
ベッドの上には備品のナイトウェアが置かれていました。ワッフル地のワンピースタイプのパジャマです。後述する大浴場へはこのナイトウェアとスリッパで行けます。
窓の手前から入り口ドア方向を撮った写真です。ベッドと反対側の壁沿いにライティングデスクがあり、その横に冷蔵庫を収納したキャビネット、キャビネットの上には薄型テレビが置かれています。衛星放送と有料ビデオが利用可能です(要テレビカード)。
デスクの上には背面から伸びた延長コードが出ていました。もともとコンセントのあるデスクではないため、出張でノートパソコンを持参する人が困らないよう、こういう仕様になっているのでしょう。隣にはLANコンセントがありました(Wi-Fiも利用可能)。
冷蔵庫の中身は空で、入室時には電源が入っていないため、飲み物などを冷やしたい場合は電源をオンにしましょう。
ユニークだったのが、湯沸かしのために、電気ケトルではなく、ソネットサーバー(電磁サーバー)が置かれていたこと。ポットに水を入れてプレートに置き、加熱ボタンを押すとお湯を沸かせます。
窓際には丸テーブルとソファチェアがあって、お茶を飲んだり、テレビを見たりするのに便利です。このチェアは1脚ですが、ライティングデスク用チェアがあるので、2名で宿泊しても2人とも腰を下ろせます。
窓からの景色はこんな感じです。近隣に高層ビルがないため、お天気が良ければ遠くまで見渡せます。
そのほかの客室備品としては、入り口ドア横の扉のないクローゼットスペースに、ズボンプレッサー、ドライヤー、木製ハンガー、消臭スプレー、予備の毛布、加湿器、靴べら、使い捨てスリッパがありました。
ズボンプレッサーは、ビジネスユースの多いホテルではエレベーターホールに複数台置いてあるって自由に部屋に持って行って使えますが、メルパルク仙台ではあらかじめ全客室に用意されているようです。
ヘアドライヤーはバスルームにも固定タイプのドライヤーがあるのですが、それとは別に巾着袋に入ったパナソニックのヘアドライヤーがありました。バスルームのものは風量が弱いからかもしれません。
加湿器は、公式サイトには「貸し出し備品」として掲載されていましたが、なぜか最初から用意されていました。卓上用くらいのサイズの小型加湿器です。
そのほか、客室に備え付けられてはいませんが、各種携帯電話の充電器、ヘアアイロン・カールアイロン、爪切り、体温計、雨傘、栓抜き、ワインオープナー、電気ポット、アイロン、アイロン台なども無料で貸し出し可能とのこと。
メルパルク仙台の客室バスルームは、お風呂・トイレ・洗面台が一緒になったコンパクトなつくりです。バスタブが特に小さく感じますが、このホテルには大浴場があるので、ゆったりお湯に浸かりたい人は客室バスルームを使わないのかもしれません。
壁には固定式のヘアドライヤーと、バスタオルとフェイスタオルが1枚づつ。
洗面台にはカランとシャワーのハンドルがあるのですが、今どきあまり見ないタイプで、最初使うときに少し戸惑いました。慣れれば問題ないのですが・・・・・・。
トイレはウォシュレットタイプです。
トイレの奥側、洗面台横のスペースにトレイがあり、歯ブラシとコップが置かれています。バスアメニティはこれと、シャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュのみ。
タイルの目地には落としきれない汚れがあり、全体的に水回りの古さは否めません。固定式のドライヤーやカランのハンドルなども設備の古さを感じさせます。
なお、メルパルク仙台の和室のバスルームは、バス・トイレが別で、浴槽とは別に洗い場も付いているとのことなので、大浴場を利用しにくい子連れの場合は和室に泊まることを検討すると良いかも知れません。
ホテルメルパルク仙台の客室アメニティは、備え付けのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔ソープ、歯ブラシセット、使い捨てスリッパと必要最低限ですが、1階ロビーに、自由に持って行けるアメニティグッズが置かれた棚があります。
チェーン系のビジネスホテルではよく見かける仕組みですが、ホテルメルパルク仙台ではそれよりもアメニティグッズの種類が豊富で、選ぶ楽しみがある内容でした。
ヘアブラシ、カミソリ、ボディタオル、バスリリー、ヘアターバン、シュシュ、フットパット、ヘアピン、爪磨き、綿棒など、特に女性が重宝するものが多い印象です。
もうひとつの棚には、紅茶や緑茶のティーバッグ、スティックコーヒー(インスタント)、粉末スープがありました。客室にはお湯を沸かすソケットサーバーはあるものの、ティーバッグはないため、部屋でお茶やコーヒーを飲みたい方は持って行きましょう。
「フロントロビーにアメニティグッズを並べ、宿泊者が必要なものを部屋に持って行く」スタイルを採用しているビジネスホテルは多いですが、合理的ではあってもどこか無機質な印象を受けがちです。
しかし、ここはレイアウトもおしゃれで、置いてあるアメニティグッズの種類も多く選ぶ楽しみもあるため、そういったビジネスライクな感じはなく、むしろ好印象でした。
ホテルメルパルク仙台館内施設は以下の通りです。
11F | スカイバンケット「ヴィスタ」、展望浴場 |
10F~6F | 客室 |
5F | 会場・会議室 |
4F | 結婚式場、美容着付室、ワタベウェディング仙台フォトスタジオ(ホテルメルパルク内)、控室、更衣室 |
3F | カルチャー教室、宴会場・会議室 |
2F | 宴会場・会議室 |
1F | フロント・クローク、ブライダルサロン&予約相談コーナー、ドレスサロン、ロビーラウンジ「ヴァンヴェール」 |
B1F | レストラン「フォレスタ」、駐車場 |
B2F | 駐車場 |
結婚式場とそれに付随する施設、また宴会場と会議室が多いホテルではありますが、今回は通常の宿泊だったので、それらの施設は利用しませんでした。
館内に売店はありませんが、飲料、アルコール、お菓子、パン、カップ麺、おつまみなどの自動販売機と、製氷機、電子レンジが設置されていました。
続けて、今回利用した展望浴場とレストラン「フォレスタ」について紹介します。
ホテルメルパルク仙台の展望浴場は最上階(11階)にあり、客室からは専用エレベーターでアクセス可能です。男湯と女湯に分かれており、その前に畳敷きの休憩所があります。
休憩所にはソフトドリンク、缶ビール、チューハイ、アイスクリームの自動販売機があり、カップルや家族で展望浴場に行ったときに湯上がりの待ち合わせに便利そうです。
展望浴場は宿泊者専用(無料)で利用時間は18時~24時と、6時~9時となっています。
温泉ではありませんが、晴れた日には壮大な蔵王連峰の山を眺めながら、手足を伸ばして湯船に浸かれるのはとても気持ちが良いもの。
21時~23時の時間帯は大変混み合うようなので、夜早めの時間、あるいは朝に利用するとゆったりできておすすめです。
ティーラウンジ「ヴァンベール」ホテルメルパルク仙台のロビーフロア(1階)には。、待ち合わせや打ち合わせ、休憩などに便利なティーラウンジ「ヴァンベール」があります。
ティーラウンジ「ヴァンベール」の口コミと評判の詳細ページはこちら
レストラン「フォレスタ」地下1階にレストラン「フォレスタ」があります。昼夜で雰囲気が変わる開放的な店内で、 朝とランチタイムは自然光が差し込み、ディナータイムは落ち着きのあるレストラン。
ホテルメルパルク仙台に朝食付きプランで泊まると、こちらで朝食をいただけます。
ホテルメルパルク仙台の朝食は、地下1階のレストラン「フォレスタ」でいただけます。
朝食の提供時間は7時~9時30分で、朝食付きプランで宿泊していない場合も大人1,500円・小学生950円を支払えば利用可能です(未就学児は無料)。
朝食は和洋ブッフェスタイル(バイキング)で、仙台名物の笹かまぼこやしそ巻き、仙台味噌を使った味噌汁、宮城県産ひとめぼれ、白石温麺、地元蔵王高原の鶏卵を使った卵料理など約30種類のメニューが揃います。
小麦粉を練って作る宮城県登米地方の郷土料理「はっと」を入れた「はっと汁」もありました。「はっと」の名前は、農民が米の代わりに食べていたこの料理を、「こんなに美味いものを農民に食べさせるのは御法度だ」と当時の大名が言ったことに由来するとか。
一般的な朝食メニューもありますが、宮城の郷土料理が多く、野菜中心のヘルシーな内容だと感じました。旅行や出張で朝からご当地メニューを楽しみたい方におすすめです。
今回はこんな感じでいただきました。手前のお皿はホテルメルパルク特製牛タンカレー。
シェフが目の前で作ってくれる地元蔵王高原の鶏卵を使用したオムレツはできたて熱々、ふわふわトロリとして美味しかったです。
ホテルメルパルク仙台は、JR仙台駅からすぐではないものの、徒歩10分ほどとアクセスも悪くなく、閑静な環境にあるので、夜はゆっくり休みたい方におすすめのホテルです。
結婚式関連でいろいろと話題になったホテルではありますが、普通に宿泊をする分には、接客も丁寧でした。施設の古さ(特に客室の設備や水回り)は否めないものの、展望浴場もあり、宿泊料金から考えるとコストパフォーマンスに優れたホテルと言えるでしょう。
今回は出張で利用しましたが、和室やフォースルーム、ファミリールームもあり、小学生未満は添い寝無料ですし、人数が多いとかなり割安で泊まれるので、子連れの家族旅行やグループ旅行にも向きそうだと感じました。
新しくてスタイリッシュなホテルを求める方には向きませんが、リーズナブルな料金でもビジネスホテルっぽい無機質な感じはイヤ、展望浴場で旅の疲れを癒やしたい、朝食でも仙台名物を味わいたいなら、おすすめできるホテルです。
住所 | 宮城県仙台市宮城野区榴岡5-6-51(地図) |
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電話 | 022-792-8111 |
アクセス | JR「仙台」駅 東口より徒歩10分・タクシー3分 JR仙石線「榴ヶ岡(つつじがおか)」駅 仙台サンプラザ側出口より徒歩3分 |
最寄駅 | JR仙石線「榴ヶ岡(つつじがおか)」駅 |
部屋数 | 122室 |
設備 | テレビ 衛星放送 有料ビデオ 電話 インターネット接続(Wi-Fi) ズボンプレッサー 電磁サーバー お茶セット 冷蔵庫 ドライヤー エアコン(集中管理) 洗浄機付トイレ |
インターネット | 全館で無料Wi-Fiを利用可能 |
駐車場 | 地下駐車場あり(70台) 15時〜翌11時 800円(予約不可) |
サービス | 荷物預かり、ゆうパック(有料) |
クレジットカード | VISA、Master Card、JCB、American Express、Diner`s Club、 UC、クレディセゾン、AEON、JACCS、楽天カード、TS CUBIC CARD |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | ホテルメルパルク仙台 |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル