クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.2/5.0
ホテルルートイン仙台東に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ホテルルートイン仙台東は、2018年4月9日にオープンした仙台のビジネスホテルです。
立地としては、仙台市の中心である仙台駅から地下鉄東西線に乗って十数分の「六丁の目駅」から徒歩で約8分の距離にあります。幹線道路の国道4号線と県道137号線が交差する場所にありますが、周りは住宅街のため比較的静かな環境です。
基本的にはビジネスホテルのため、ビジネスマンのお客さんが中心ですが、意外にも家族連れや海外からの観光客が多く宿泊していた印象があります。基本的に設備やサービスはシンプルですが、朝食付きで大浴場もあり、コスパはかなり良いホテルです。
今回は、実際にこのホテルルートイン仙台東に宿泊してきましたので、ホテル予約サイトの口コミが真実なのかを検証していきます。
Main Contents
ホテルルートイン仙台東は、仙台市の中心である仙台駅から、地下鉄で十数分ほど離れた、国道4号線と県道137号線が交差する場所にあります。
大き目の幹線道路が交差した場所にあるので、車通りも多いです。周りにはお店などもあまりなく、徒歩圏内にコンビニや飲食店が数件ある程度で、周りはほぼ住宅街といったイメージです。
最寄りの地下鉄駅は仙台市地下鉄東西線「六丁の目駅」で、駅からは徒歩約8分ほどです。地下鉄駅から地上に出て、唯一の高くて目立つ建物がこのホテルルートイン仙台東です。
車で行く場合の最寄りのICは、仙台東部道路の「仙台東IC」。県道137号線側から駐車場およびエントランスに入れます。
駐車場としては、メインエントランス側の青空駐車場が20数台分くらいと、バックエントランス側の立体駐車場があります。立体駐車場の駐車可能台数は201台と、かなり余裕があり、満車になることはなさそうですが、一応先着順です。
立体駐車場側にはバックエントランスがあるので、そこから入っていくとフロントのすぐ横に出ます。
ホテルルートイン仙台東のフロントロビーは、1階のメインエントランスから入って左手にあります。
一般的なビジネスホテルのイメージ通り、シンプルな雰囲気ではありますが、都市部にあるビジネスホテルよりはロビーがそれなりに広めで、大き目のソファー席が全部で12席と、余裕がありスペースになっています。
もちろん、団体客が来るとかなり込み合うので、チェックインの際にはできれば混雑する時間は避けたほうがいいでしょう。宿泊した当日も、中国の団体客がバスで乗り入れていた時間帯は混み合っていました。
ロビーの奥には無料で飲めるセルフサービスのコーヒーサーバーが用意されています。(コーヒーはブラックのみ)
また、コーヒーサーバーの横には、無料で利用できる据え置きのインターネット用PCがあり、自由に使用が可能です。
チェックイン時間は15時から、チェックアウト時間は10時まで。フロントは3名で対応、フロントクラークの対応は丁寧で、スムーズでした。ただ、今回はチェックイン時間より結構早めに到着したのですが、15時直前まで部屋のキーはもらえませんでした。
ホテルルートイン仙台東にはポーターはおらず、フロント以外のスタッフも清掃員以外は見かけなかったため、混雑時のサポートなどをするスタッフは特にいないようです。
ホテルルートイン仙台東の客室は、シングル、コンフォートシングル、コンフォートダブル、ツイン、コンフォートツイン、バリアフリールームの7種類。総客室数は276室で、各タイプにそれぞれ禁煙ルームと喫煙ルームがあります。(バリアフリームは禁煙のみ)
各部屋の広さとベッドサイズは以下の通り。
いずれの部屋も眺望に大きな差はありませんが、タイプ名に「コンフォート」がついている部屋では、エアウィーブ(※ベッドの上に敷いて利用する腰にやさしいマットレス)が設置されているほか、WOW WOWの無料視聴が可能です。
また、全室にバストイレ・冷暖房・テレビ・冷蔵庫が用意されています。
各部屋へ移動するエレベーターは、メインエントランスから入って右側にあるため、一応フロントからも見えますが、若干死角になる部分もあります。エレベーターにカード認証もないため宿泊階以外への移動も自由で、知らない人が入ってくる可能性もあります。
ただ、ホテルの周りは住宅街で、目立った建物もあまりないため、都市部や繁華街にあるホテルに比べるとセキュリティ的なリスクは低いと思います。
今回泊まったのはシングルルームで、通常の「禁煙シングルルーム」で予約したのですが、空きがあったからか、プロモーションのためかはわかりませんが、アップグレードされて「コンフォートシングル」を利用させてもらえました。
泊まった部屋は最上階である13階にあり、団体客とは別のフロアにしてもらえたおかげで夜も静かでゆっくり休むことができました。
ホテルルートイン仙台東の部屋はカードキー方式で、ロック解除後、入り口のすぐ横の壁のスロットにカードを差し込むと電気などが使えます。
シングルの部屋は、モダンなグレー系のトーンで統一され、落ちついた雰囲気です。部屋の大きさは、新しめの一般的なビジネスホテルのシングルルームの広さですが、ベッドも大きめで、ソファーにも余裕があるためか、それほど狭さは感じません。
お部屋に入ると、左手すぐに姿見があり、その下にスリッパやシューホーンがあります。続いて、クローゼットスペースとスーツケース置き、加湿器付き空気清浄機(禁煙室のみ設置)があります。その反対の右手側がバスルームです。
スリッパはレストランや大浴場にも履いていける合皮製のものと、部屋で利用できる使い捨ての紙製のものの2種類が用意されています。靴拭きは、公式サイトには記載があったものの、実際にはありませんでした。
クローゼットスペースは、扉のないハンガーのみのオープンなスペースで、プラスチック製のハンガーが全部で4つ用意されています。消臭剤もつるされていました。
室内の家具としては、ベッド、ベッドサイトの小ラック、ソファー、テーブル、テレビ、冷蔵庫などがあります。
新し目のホテルだけあり、コンセントがベッドサイドのラック、テーブルの横、そしてテレビラックのところと、とにかく数が沢山あるのが非常に使い勝手がよかったです。
特にテーブルのすぐ横にあるコンセントには、パソコンとスマホをすぐにつなげられるので重宝します。
また、ベッドサイドにはコンセントのほかに充電用に設置された様々な形式のコネクターケーブルも用意されており、起きている間はテーブルのコンセントで、寝る前はベッドサイドで、とスマホを手元に置おて充電ができるのが非常に便利でした。
ソファーは1.5人分くらいが座れる広さで、デスクもパソコンを広げても十分余裕がある大きさでした。ソファーもリラックス系の低いソファーではなく、テーブルで作業することを想定した、やや高めで、堅さもある革製のソファーで使い勝手がよかったです。
インターネットは全室でWi-fiを無料で利用できます。また、1階のロビー横にも無料で使用できるPCが設置されているほか、ノートPCのレンタルも可能です。
テレビは40型の液晶テレビで、WOW WOWを見ることができます。このコンフォートルームでは、WOW WOWの映画を4チャンネルほど無料で見ることができました。
テレビの下には冷蔵庫が収納されており、その冷蔵庫には簡易の冷凍庫もついています。ミネラルウオーターのサービスはありませんでしたが、バスルームの水がそのまま飲用として利用できます。
ベッドサイドには、間接照明とアラーム付きの時計、電話、スマホ類の充電用ケーブルとメモなどがあります。また、据え付けの照明のほかに、読書用のライトも別に置いてあり、ベッド、またはソファーで利用するのに便利でした。
ラックの中段には、電気湯沸し器とグラス、陶器のマグカップのほか、緑茶と紅茶のティーバッグ(無料)。コーヒーは1階フロントロビーに無料のコーヒーサーバーがあるので、そちらから自由に取ってくることができます。
その下には、大浴場にも着て行ける甚平タイプの部屋着が用意されていました。
部屋着を広げると上記のような感じで、布質は固め、しっかりプレスされているので、使用感もそれなりにあり、肌触りはそれほどいいという感じでもありませんでした。
今回泊まったコンフォートタイプの部屋には、「エアウィーブ」というマットレスがベッドに敷いてあります。これはちょっと厚めのマットレスといった感じなのですが、身体、特に腰が沈みすぎないように適度な反発力を持っています。
実際に寝てみると、確かに身体があまり沈み込まず、かといって堅いベッドという感じもしません。普段から深く沈み込むようなベッドに寝ている人は違和感があるかもしれませんが、この微妙なバランスのおかげで確かに腰が楽でした。
枕は表がアクリル、裏がビーズタイプのリバーシブルになっており、高さはやや高めです。個人的には低めの枕が好きなのですが、「エアウィーブ」のおかげで体が沈み込まなかったため、高さ的にはちょうどよかったです。
ホテルルートイン仙台東のバスルームは、バスとトイレが一体のユニットタイプです。タオル類は、バスタオル、フェイスタオル、足拭き用のバスマットが各1枚ずつ用意されています。(シングルの場合)
アメニティには、ボディスポンジ、歯ブラシセット、プラスチックのくし、カミソリ、綿棒が用意されています。また、女性用に女性用アメニティ4点セット(メイク落とし・洗顔・化粧水・乳液)もありました。
スポンジとは別にコットン製のボディタオルも別途用意されており、垢すりに使えます。トイレの中にはゴミ箱はなく、ビニール製サニタリーバックのみが用意されていました。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは花王製で、洗面台にあるハンドソープはPOLA製でした。
浴槽はごく普通のタイプで、足は伸ばせるくらいの大きさです。今回は最上階だったこともあり、湯量はやや少なめでしたが、古いホテルと比べると十分な量がでるので、さほど困ることはありませんでした。
トイレはウォッシュレットタイプで、便座の暖房もしっかり稼働していました。
ホテルルートイン仙台東は、幹線道路が交差する場所にあるため、窓からは車道が見える程度です。周りに高い建物はほぼなく、ビルが密集するような立地でもないため見通しはいいですが、特に景観がいいというわけでもありません。
写真でわかるように、すぐ横に大きな国道がありますが、窓の遮音がしっかりしているからか、特別大きな音を立てて走る車以外は騒音を感じることはほぼありませんでした。
ただ、窓に空気の出入りをコントロールできる換気口があるのですが、これを開けると一気に外の音が入ってきますし、出入りする空気の音もゴーッと言った感じで若干うるさいので、基本的には閉めておくほうがいいでしょう。
ホテルルートイン仙台東の2階には、ラジウム人工温泉大浴場「旅人の湯」があります。
「旅人の湯」は男女別に分かれており、女湯にはロックがかかっているため、利用する際には事前にフロントからカードキーを借りる必要があります。(男湯側にはロックは一切ありません)
大浴場内にはロッカーがなく、大浴場に向かう手前、エレベーターを降りてすぐ目の前の壁に貴重品を保管できるロッカーが用意されています。これは男女共用で、お金を入れる必要もなく、ダイヤルロック式なのでカギを浴場に持ち込む必要もありません。
大浴場に入ると、まずスリッパ用の下駄箱がありますが、置く場所に番号が振ってあるため、自分が履いてきたスリッパを他人が間違って履いていきにくくなるような配慮もされています。
脱衣所は余裕のある造りで、脱衣カゴとカゴの間に太目の仕切りがされているため、混雑時にも着替えの最中に他の人にぶつかったりする可能性はかなり低いです。脱衣所にはトイレやヘルスメーターも設置されています。
男湯の洗面所は3人が同時に利用でき、パナソニック製のドライヤー、ティッシュ、綿棒、ブラシ、シェーバーのほか、アフターシェーブローションとヘアトニックが用意されていました。
大浴場に入ると、すぐ左手にサウナ(テレビ付)があります。公式サイトの情報によると、残念ながら、女湯にはサウナはないようです。
洗い場は全部で10か所。すべて隣との間に仕切りがあるので、隣の人のシャワーがかかることもありません。
大浴場はL字型になっており、浴室から外は見えませんが、ガラスの外のベランダのような場所にちょっとした石庭のようなエクステリアが見え隠れするので、若干の解放感があるのがいいですね。
お湯の温度は40度に設定されており、熱すぎず、ぬるすぎずのちょうどいい湯加減です。ラジウム人工温泉の泉質は、本物の温泉のような良質さは感じませんでしたが、さらっとした感じで、身体は結構あたたまりました。
大浴場の利用可能時間は、15:00~2:00、5:00~10:00の間で、夜中は利用できません。
ホテルルートイン仙台東は基本的にビジネスホテルのため、売店等の施設はありません。
自販機は1階のフロント横や2階のエレベーター横などにあり、アルコール類やアイスも販売しています。ホテルに一番近いコンビニでも3分くらい歩くことになるので、出歩くのが面倒な人はこちらで購入するのが便利です。
同じ2階の自販機横にはコインランドリーがあり、乾燥機付き洗濯機が全部で4台ほど設置されていました。
WOW WOW などが見れるビデオカードの販売機は、エレベーター横に設置されており、1,000円で新作が見放題になっています。
ホテルルートイン仙台東の他の施設としては会議室があり、最大50人の利用が可能です。利用料金は時間帯によって異なり、1時間3,000円、9時~12時が10,000円、13時~17時が15,000円、1日を通しての利用の場合は25,000円となっています。
もちろん、プロジェクターやスクリーン、スピーカー、マイクなども借ることができ、これらはすべて無料です。(ドリンクサービスなどはなし)
また、各部屋でマッサージのサービスを受けることもできます。(15:00~26:00 最終受付25:00)
ホテルルートイン仙台東には、1階にレストラン「和み(なごみ)」があり、朝食と夕食を提供しています。レストランはメインエントランスから入って右側の奥、フロントと反対の方向にあります。
「和み(なごみ)」の朝食は和洋食のバイキング(6:30~9:00)で、宿泊者は全員無料で利用できます。夕食は個別オーダー(18:00~22:00、ラストオーダー21:30)で、日曜と祝日はお休みです。
「和み(なごみ)」の総座席数は124席。入り口から入って右側の窓沿いと左の奥にカウンター席があり、残りは4人掛け、または2人掛けのテーブル席になっています。
朝食のバイキングは和洋食のメニューで、30種類以上が提供されています。
メニューの一例を挙げると、和食系は白米とおかゆ、味噌汁を中心に、卵焼き、焼き魚、納豆やひじきなどの付け合わせ類、手作り豆腐など。洋食系はスクランブルエッグ、ソーセージ、チキンナゲット、ミートボールと葉物とポテトサラダなど。
パンは手作りらしいクロワッサンと、保存料不使用の品質の高いヨーロピアンブレッドが2~3種類ありました。パンの横にはジャムが用意されていましたが、バターやマーガリンがありませんでした。
西洋人の女性が、さっきまであったのにバターがないと困っていたので、定員さんに聞いてみたら、もう在庫がないとのこと。そのときはまだオープン1時間後くらいだったので、その女性もがっかりしていました。
他にはシリアルが、プレーンとベリー系が入ったものの2種類と、ヨーグルトがあります。シリアルは深めの皿を使うのが普通だと思いますが、深い皿がなかったので、浅い皿にちょっとだけ牛乳をかけて食べました。
飲み物は、ブラックのみのコーヒーサーバーとアイスコーヒー、牛乳と、4種類のジュースのサーバーがありました。デザート的なものは特にありませんでした。
洋食が中心ですが、盛り付けると上のような感じになります。
豆腐やパンなどはホテルメイドですが、全体的にメニューには特色はなく(地元の名物などの料理がないという意味で)、味も平均的な感じでした。
ホテルルートイン仙台東は、仙台の中心である仙台駅からはやや離れていますが、コスパが非常に良いビジネスホテルです。
JR仙台駅周辺のホテルは比較的料金が高く、1泊1万円を超えるホテルがほとんどですが、ホテルルートイン仙台東ではシングルでも朝食付き7,000円台から宿泊できます。
また、オープンから間もないこともあり、非常にキレイで、朝食や大浴場もついているため快適に過ごすことができます。朝食バイキングの品数や味は平均点レベルですが、値段を考えると十分満足できます。
旅行や仕事などの関係で仙台駅近辺ではないとダメといった事情がなければ、十分に検討に値する、おすすめのホテルです。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にもお得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルにお安く泊まるポイントです。
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住所 | 宮城県仙台市若林区六丁の目西町1-60(地図) |
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電話 | 050-5864-0360 |
アクセス | 仙台東部道路「仙台東IC」より車で約5分、東北自動車道「仙台宮城IC」より車で約30分 仙台市地下鉄東西線「六丁の目」駅より 徒歩約8分 |
最寄駅 | 仙台市地下鉄東西線「六丁の目」駅 |
部屋数 | 276室(禁煙室、喫煙室) |
館内施設 | レストラン・会議室・コインランドリー |
インターネット | 全客室で有線LAN・Wi-Fi接続(無線LAN)を無料で利用可能 |
駐車場 | 立体駐車場あり。宿泊者は無料(チェックイン時間~チェックアウト時間まで) |
サービス | マッサージ、PCレンタル |
クレジットカード | VISA、JCB、Diners Club、American Express、UC、DC、Master Card、UFJ、NICOS、デビットカード、iD |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | ホテルルートイン仙台東 |
toya
「将来の夢はホテル住まい」の旅行好きなブロガー・ライター。理想のホテルを求めて、様々なホテルを巡り歩いています。海外旅行の経験も豊富で、国外にいた期間を累計すると数年に及びます。
そんな数多くの旅行経験から、ホテルやホテルラウンジを利用者の目線で丁寧に紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル