クラス:business&tourist 口コミ評価:4.1/5.0
ブルーキャビン石垣島に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ブルーキャビン石垣島は、石垣港離島ターミナルから歩いてすぐの場所にある、コンパクトキャビンを備えた”キャビン型ホステル”(いわゆるカプセルホテル)。
石垣島の中で最もにぎわいのある場所に位置しているので、離島観光だけでなく、ショッピングや飲食店も楽しめる、石垣島でアクティブに動き回りたい方にはぴったりです。
2016年10月開業と新しめのブルーキャビン石垣島は、地元でも人気のカフェと、大浴場(男性用)やジャグジー(女性用)などの施設も充実しています。
予約サイトでの評価も4.1と高めのブルーキャビン石垣島。今回は、実際にブルーキャビン石垣島に泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか感想を交えてご紹介します。
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石垣港離島ターミナル前の730交差点からすぐ近い場所にある、ブルーキャビン石垣島。離島観光にはうってつけの立地です。
石垣空港からは車で約30分。ホテル専用の駐車場はないので、離島ターミナル付近の有料駐車場に停めることになります。
離島ターミナルの第一・第二駐車場はハイシーズンの場合は満車も珍しくないので、離島観光を中心にする方は空港からタクシーかバスで来た方が身軽に動けるかもしれません。
最寄りのバス停は「石垣港離島ターミナル」です。空港からは30~40分ほど。
その名前の通りブルーの看板が離島ターミナルから見える場所にあるので(写真中央)、迷うことはないでしょう。表からも裏側からもアクセス可能。夜遅くなっても大通り沿いなので安心です。
ブルーキャビン石垣島のフロアは男女別になっています。(2019年1月より、4階および3階が女性専用フロアになりました。女性客室 83室・男性客室 58室。)
それぞれのフロアを見せていただきましたが、客室に当たるキャビン部分の男女差はありませんでした。口コミ評価がいまいちだった仕切りのロールスクリーンは、現在はアコーディオンカーテンにリニューアルされています。
アコーディオンカーテンを開けると、すぐにベッドが置いてある作りとなっており、普通のカプセルホテルとは違って上下段はありません。部屋の広さは3㎡。
部屋の評価については賛否分かれています。このキャビンを「部屋」とみなすと「狭い」と評価が低くなり、「カプセル」とみなすと「カプセルにしては広い」と評価が高くなるのではないかと感じました。
なお、最上階の5階は2名~9名でのフロアまるごとの貸切となっています。
5階には、9つのキャビンとシャワー、トイレ、コインランドリーも複数備えており、男女混合グループでも借りることができるので、ご家族連れ(※)や、サークル旅行、女子旅にもピッタリなのではないでしょうか。
※家族連れの場合でも、11歳(小学生)以下は宿泊不可となっています。
正面エントランスを入ると、目の前にフロントロビーのカウンターがあります。
チェックインは15時から。朝8時から15時まではフロントにスタッフは不在です。急用の場合は呼び鈴を推して呼ぶことも可能です。
荷物の預け入れは、カウンターの横にスペースがあるので、そちらに自由に置いておく形です(記入用のタグあり)。防犯カメラはありますが、スタッフが不在なので荷物を管理する人がいない状況です。鍵をかけるなど工夫をした方が良いでしょう。
フロントには、隣のカフェで淹れた無料のコーヒーサービスがあり、コーヒーを飲みながら待つことも可能です。フロント前に座るスペースがあります。
チェックイン時に、料金は精算しておきます。
フロアへのカードキーと、キャビン内のセキュリティボックスのカギがセットになった、首にかけられるカードホルダーをもらいますので、チェックアウトまで持ち運びし、チェックアウト時にはフロントのチェックアウトボックスに入れてそのまま退出可能です。
ただ、このセキュリティボックスの鍵が一度外れて落としてしまった、ということがありました(弁償かと思い肝を冷やしましたが無事にフロアで見つかりました)。
外出時に鍵を持っていくのに不安がある人は、フロントに預ける(スタッフ対応時間外はチェックアウトBOXに入れておく)のもおすすめです。
ブルーキャビン石垣島は、フロアごとにセキュリティシステムがついていて、カードキーがないと客室エリアに入ることができません。
他フロアの方との待ち合わせは、ドアの手前にスペースがあります。
フロアはこのようにアコーディオンカーテンで仕切られたキャビンが並んでいます。トイレやシャワーはドアを開けてすぐの場所にありますので、後述します。
キャビン入り口となるアコーディオンカーテンを開けたところ。上下2段になった一般的なカプセルホテルとは異なり、スペースが天井まであるので、キャビンへの出入りのためにかがんだり、階段を登ったりする必要はなく、着替えも楽々です。
シングルベットの横にはセキュリティボックスと机にもなる棚があり、ベッドに腰かけてPC作業もできます。セキュリティボックスは、カメラやPCなどを入れた大きめのバッグでも余裕で入る深さです。
カプセルタイプのホテルでは荷物置き場が公共スペースにあるケースもありますが、ブルーキャビン石垣島はそのままキャビンに入れます。トランクの幅によっては入らないかもしれませんが、私のかなり大きめのトランクでも入りました。
ただ、広げるスペースはないので、パッキングしたい場合は、トランクはベッドの上に引き上げて作業する必要があります。
棚の上にはバスタオルとフェイスタオルが1枚ずつ。連泊する場合はフロントに申し出れば新しいものがもらえます。また歯ブラシのコップがないのが地味に不便だったので、1階の製氷機についている紙コップを拝借しました。
館内着はセパレートタイプ。こちらは備え付けではないので、必要な場合はフロントに申し出ましょう。館内着は無料で借りることができ、毎日交換してもらうこともできます。
スリッパ・カミソリは有料なので、必要なら持参したほうが良いでしょう。
ベッドマットレスはホテルにも使われるタイプのものということで、寝心地は快適です。
枕とクッションが1つずつついています。また、掛け布団もデュベタイプのものでした。
テレビは、寝ながら見ることができるように、アコーディオンカーテンの上の方に設置されています。
音声は、ベッド横のパネルにあるイヤホンジャックから。イヤホンではなくヘッドホンで快適にテレビが見られます。ティッシュやゴミ箱もこちらに設置されています。
イヤホンジャックのほか、キャビン内の照明スイッチと、コンセント2つ、USBの充電ジャック1つが付いたパネルになっています。枕元でスマートフォンの充電ができて便利です。
クローゼットはありませんが、壁にはピンチ付きのハンガーが3つかかっています。洋服を干したい場合にも便利です。
ブルーキャビン石垣島の各階にはパウダールームとシャワールームがついています。複数あるのでそこまで混み合うことはありませんでした。新しいだけあり水回りは綺麗です。
洗面台にはそれぞれドライヤーが備えられていて、バスルームを出たらそのまま髪を乾かしたり、身支度を整えたりできるようになっています。シェービングや手洗いに使うことができるハンドソープと、女性用フロアにはクレンジングジェルも。
シャワールームは、脱衣所前でドアを閉められるようになっているので、着替えも楽にできます。棚やハンガーラックがあるのが便利です。
シャワーブースには棚もあって、持参したシャンプーなどを置くことができます。
シャワーヘッドはダイヤル式で水圧やシャワーの形状を変えられるタイプ。シャンプー・コンディショナー・ボディーソープは備え付けになっています。
また、女性フロアのシャワールームの前には、人気のシャンプーブランドが揃うシャンプーバーがあり、気になっているシャンプーを試すことができます。
トイレは洗面スペースの隣にあり、ウォシュレット付きです。
さらに、ブルーキャビン石垣島には、男性用大浴場が1階にあります。
しっかりと脚を伸ばして、湯船につかることで疲れも癒されますね。浴槽は室内の大きなものと、半屋外の露天風呂もあります。
晴れた日には、外でお風呂に浸かって、外で夕涼みも良さそうです。
女性用には4階の女性専用フロアのシャワールームの奥に個室ジャグジーが2つあります。1泊につき1人最大1時間で貸切できるようになっており、チェックイン時間後に予約申請します。
ジャグジーの使用は通常は有料なのですが、不定期で無料キャンペーンをしているときがあり、私の滞在時は無料で入ることができたのでラッキーでした。
洗い場も広く、ヘッドシャワーのほかにボディシャワーもついています。
脱衣所と洗面台もプライベートスペースになっており、ゆったりと身支度できました。
鍵をフロントから借り、ジャグジーにお湯を溜め、お風呂を楽しみ、お湯を抜いて掃除、そして身支度して、鍵をフロントに返すまでの時間を含めて1時間。
結構バタバタしますが、個室でジャグジー風呂というのはとても快適なので、女性の方はぜひ使ってみることをおすすめします。
ブルーキャビン石垣島の各キャビン内には窓がありませんが、フロアの海側に窓が設けられていて、離島ターミナルの風景を楽しむことができるようになっています。
晴れた日には、このようにとてもすがすがしい海の風景を見ることができます。
ブルーキャビン石垣島には、併設の「ブルーカフェ」があります。
朝6:30からの営業で、夜のバータイムまで長時間開いており、朝食・ランチ・ティータイム・夕食まで利用できる使い勝手の良いカフェです。
ブルーキャビン石垣島は石垣島の繁華街にあるので、徒歩圏内にコンビニエンスストアや飲食店が多数あり、このカフェ以外でも食べるところには困りません。
ブルーカフェのパンはベーカリーで毎日焼き上げられ、現地の方にも好評。ベーカリーのスペースは、チェックイン後は宿泊者用のくつろぎスペースとなっているので、友人同士のおしゃべりやミーティングなどをするのにちょうど良いですね。
フリーWi-Fiはカフェでも使えますので、PC作業も可能です。
フロントの項でもお知らせしましたが、カフェで淹れたコーヒーを宿泊者はフリーサービスでいただけます。
フロントの隣は製氷機と自販機のコーナー。コーヒーはこちらで氷を足してアイスコーヒーにするのがスタッフの方のおすすめでした。
2・4階にはテラスが設けられていて、喫煙スペースとなっています。館内は禁煙です。
また3階のテラスはダイビング用品を洗ったり干したりできるスペースがあり、
洗濯機も用意されています。
ダイビング用品以外の洋服はちゃんとコインランドリーがあるのでご安心を。場所は洗面スペースとシャワースペースの隣なので、脱いだ服をそのまま洗濯することができます。
フロントではダイビングツアーなどのアクティビティや、レンタカーなどの受付はしていません。
しかしブルーキャビン石垣島は離島ターミナルからすぐという立地もあり、付近には各種施設が充実しているので、こちらのパンフレットなどをもとに自分で探してみましょう。市街地を回るのに便利なレンタサイクル・バイク屋さんも隣にあります。
ブルーキャビン石垣島に朝食付きプランで泊まった場合、ブルーカフェで朝食をいただきます。朝食提供時間は6:30~10:00まで。
朝食付きプランの場合は、モーニングブッフェ(大人1000円・小学生以下600円)です。
モーニングブッフェのほかにベーカリーで好きなパンを選ぶことができるモーニングセット(500円~)もありますが、朝食付き宿泊プランの場合はブッフェのみなので、セット希望の場合は、宿泊予約時には朝食なしプランの方が良いかもしれません。
ブッフェは壁際に、パン・サラダ・スープ・ドリンク・おかずが並んでいます。
パンは、食パンをはじめとして5~6種類。バターとジャムもあります。
こんなふうに調理パンが出される場合も。
ドリンクはコーヒーのほかミルクやジュースが並んでいます。このコーヒーは淹れたてであれば、カフェで500円のメニューなので、朝食には早めに行くことをおすすめします。
グレープフルーツとオレンジジュースのほか、最近流行のフルーツウォーターも用意されていました。
サラダ・スープとおかず類です。スープと卵はパンと同様、日によって内容を変えているそうで、この日はコンソメスープと温泉卵でした。
ポテトと温野菜もあります。
普通にカフェの朝ご飯で美味しくいただきました。宿泊客もそうですが、現地の方に人気らしく、カフェは朝からほぼ満席でした。
ランチやディナーもパスタなど洋食中心でしたので、ご飯ものや八重山そばなどの沖縄料理を食べたい場合は、付近のお店や別のホテルで朝食を取る方が良いかもしれません。
今回ブルーキャビン石垣島に宿泊した感想ですが、離島ターミナルから本当にすぐなので、近場の島めぐりを楽しみたい方にはかなり使える宿だと感じました。
ブルーキャビン石垣島は”キャビン型ホステル”。
部屋(キャビン)は、確かに「カプセル」と比べるとかなり広いし、荷物も中に置けるゆとりがあるのですが、普通のホテルの「部屋」を想像している人には、かなり狭い空間に感じるであろうことは想像に難くありません。
感じ方には個人差があるでしょうが、あくまでも「部屋」ではなく「キャビン」であると理解して泊まるなら、特に問題はないのではないかと思います。
ブルーキャビン石垣島は、ホテル滞在よりも、島めぐりやダイビング、グルメや買い物などをアクティブに楽しみたい方、かつ宿泊費をなるべく抑えたいけれども、水回りなどが清潔な施設で、快適に過ごしたい方におすすめの宿です。
石垣島でカプセルキャビンタイプの宿は珍しいようですが、この抜群の立地や、大浴場やジャグジー、カフェスペースなど、他のホテルにはない設備のおかげもあり、かなり快適に過ごすことができました。
個人旅行やグループ旅行などで重宝するホテルなので、石垣島旅行の際は、ぜひ一度宿泊してみてはいかがでしょうか。
ホテル宿泊料金(大人一人):2,560円~
住所 | 沖縄県石垣市美崎町2-6(地図) |
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電話 | 0120-048-955(ホテルフロント) |
アクセス | 石垣港離島ターミナルより徒歩1分 |
最寄駅 | 東バス・カリー観光 “石垣港離島ターミナル” |
部屋数 | 女性客室 83室・男性客室 58室 貸切フロア(最上階)2~9名用 |
設備・備品 | テレビ、無料衛星放送、エアコン、パジャマ、タオル、歯ブラシ (共用)洗浄器付きトイレ、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤー、ハンドソープ、クレンジング(女性) |
インターネット | 無料Wi-Fiあり |
館内施設 | 大浴場(男性・無料)、個室ジャグジーバス(女性・有料)、コインランドリー、自動販売機、製氷機、カフェレストラン、ベーカリー |
駐車場 | なし |
サービス | 無料コーヒー |
クレジットカード | VISA、JCB、American Express、Diner's Club、UC、DC、NICOS、UFJ Card、Master、Saison、APLUS、CF、JAL、デビットカード |
チェックイン | 15:00(最終チェックイン23:00)チェックインが予定時間を過ぎる場合は要連絡 |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | ブルーキャビン石垣島 |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル