クラス:business&touris 予約サイト評価:4.0/5.0
ウェルネスヴィラ ブリッサに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。沖縄の離島、宮古島にある「ウェルネスヴィラ ブリッサ」は、シギラリゾート(南西楽園リゾート)の宿泊施設のひとつです。
一部屋ずつ独立している長期滞在向けのリゾートマンション型ホテルで、1DKもしくは1LDKの洋室・和洋室にミニキッチンと洗濯乾燥機がついています。宮古島のなかでも繁華街から離れた南海岸に位置しており、とても静か。
ホテル予約サイトで見た画像では、ホテル外観のピンク色が、どぎつく感じたのが少し気になりましたが、実際に訪ねてみると、外観は少しくすんだサーモンピンクに近い色で、石垣も含めて、沖縄らしくてこの景色に馴染んでいると感じました。
全室オーシャンビューで、バルコニーに出てゆったり風に吹かれながら、見渡す限り宮古ブルーという最高の景色を味わうことができます。
バルコニーは東を、玄関側の廊下は西を向いており、バルコニーからは日の出を、廊下からは夕日が沈むのを見ることができるはず。筆者が宿泊した日はあいにく悪天候で確認できなかったものの、やはり美しい宮古ブルーが見えています。
公式サイトに「“暮らす”ように過ごす 長期滞在型アパートメントホテル」と書かれていますが、元はリゾートマンションだったのかもしれません。和室に布団を敷くことができ、ゆったり過ごせるので、家族連れやグループにおすすめです。
今回実際にウェルネスヴィラ ブリッサに宿泊してきたので、お部屋の様子や設備・備品、景色などを詳しく紹介しますが、サッと読めるようにこのホテルのおすすめポイントを5つ箇条書きでまとめておきます。
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施設内に売店ひとつ無いことには驚きましたが、美しい眺望と、広い部屋、そして過ごしやすさに大満足。今度はグループで予約しようか、家族みんなで来たら楽しいのでは?と、さまざまな思いをめぐらせわくわくした気持ちになるホテルでした。
それでは、詳しいウェルネスヴィラブリッサの口コミ宿泊記を詳しく紹介しましょう。
ウェルネスヴィラ ブリッサは、宮古島のほぼ最南端に位置しています。交通の便は、レンタカー、ホテルのシャトルバスがメインとなります。
路線バスもあるのですが、宮古島の路線バスはどのルートも本数も少なく、島内を一日移動していてもあまりバスと出会うことがないほど。あちこちめぐるなら空港からレンタカーの手配をおすすめします。
移動がシギラリゾート内だけであればシャトルバスと巡回バスで楽しめそうです。ただし、往路の空港行きのバスは予約制なので、飛行機の出発時刻に合わせた時間にバスに乗れるかどうか、ホテルに確認したほうが良いでしょう。
リゾート型のマンションでキッチンがついていながら、徒歩圏内に売店がなく、一番近いコンビニでも車で15分ほどの距離なのが少し残念です。食材は街で買うとして調味料などふと思い立ったときにすぐに買いにいけるところがありません。
リゾート内を巡回するシャトルバスも出ていますが、シギラリゾートはとても広いエリアでこのウェルネスヴィラブリッサはその端に位置しています。初めて訪問する方は、ぜひ前もって地図で確認を。
「うえのドイツ文化村」を挟んで「ホテルブリーズベイマリーナ(売店あり)」があり、さらにその先に「シギラ黄金温泉」や「シギラベイサイドスイートアラマンダ」「シギラビーチ」などがあるという感じで、施設はかなりの広範囲に点在しています。
公式サイトによれば、リゾート全体の敷地面積は東京ドーム約71個分とのこと。その広さがおわかりいただけるでしょうか。
ウェルネスヴィラ ブリッサのフロントはエントランスから入ってすぐ正面(1階)にあります。コンパクトなフロントですが、天井は高く大きな窓から海が見えてとても解放的な空間です。
フロントスタッフは1〜2人ほど。チェックイン時は、早かったからか比較的空いており、対応はスムーズでした。チェックアウト時は、あまりスペースがないのと、シャトルバスを待つ方で混雑していたので混雑しそうな時間を避けるほうが賢明かもしれません。
ロビーはソファ9席のみ。窓からは海が見えました。売店やレストランなどは建物内ではなく、シャトルバスで行くさまざまな施設内にあります。
予約サイトによっては自動販売機がロビーにあると書いてありますが、実際にはロビーには自動販売機はありませんでした。お魚の水槽とソファ席があるのみ。水だけでも売っていると助かるのに残念です。飲料は行く前に買っていくと良いでしょう。
ウェルネスヴィラ ブリッサの客室数は全95室。タイプA1洋室(37室)、タイプA2和洋室(24室)、タイプB和洋室(28室)、タイプC和洋室の4種類(6室)の4種類です。
全室オーシャンビューでバルコニーに出られ、広さもすべて40m²以上で、バス・トイレはセパレート。ミニキッチンには電子レンジもついているので、1泊すると、「これなら滞在したいなぁ」と思ってしまうような空間です。
和室の布団は自分たちで敷くため、好きなタイミングで用意できます。全室禁煙ですが、バルコニーのみ喫煙可。灰皿が置いてあります。
いい風を感じてバルコニーにいるときにタバコのにおいがしてきて、個人的にはちょっとがっかりしましたが、愛煙家の人にとってはうれしい条件ではないでしょうか。
泊まったお部屋は、タイプB和洋室です。
「洋室または和洋室」という部屋が選べない宿泊プランで予約していたので多分40.7m²のプランだったと思いますが、この49.1m²の広々した部屋を案内してもらえました。
玄関にはシューズボックス。その上に使い捨てのスリッパがあります。一般的なホテルと違って靴を脱ぎますので、もちろん裸足でもOK。
外履き用のサンダルも置いてあります。筆者はこれをバルコニーで使用しました。
前の客の忘れ物らしき袋も置かれたままでした。清掃スタッフは少なそうで清掃が大変な印象を受けましたが、広さのわりにはしっかり掃除されていたほうだと思います。
玄関から部屋を見たところ。手前にあるのはクローゼットです。
こんな風に両側にクローゼットがあります。突き当たりがトイレで、その左手にバスルームがあります。
右手の大きなクローゼットのなかには、バスタオルハンガーがあります。ハンガーも8本用意されています。消臭剤はリビングにあります。
トイレに向かって左手のクローゼットです。こちらは棚がついています。
リビングにはソファベッドが置いてあります。グループでも十分くつろげる大きなソファです。
リビングのキッチン側の様子。クローゼットのように扉を閉めておくこともできます。
食器類は2〜4人分あります。茶碗やお汁椀なども置いてあり、調理道具はもちろん、食器洗い用洗剤も用意してありますのですぐに使用できます。
吊り戸棚には湯のみ(5人分)、ティーバッグ、アイスペールなどが置いてあります。
左下の棚にはフライパンと鍋。取っ手が取り外せるタイプです。右のシンク下の棚を開けると包丁も用意されています。
隣には冷蔵庫(中身は空)があり、その上に電子レンジが置いてあります。
テレビのサイドボード側。PC作業ができるようなライティングデスクはありません。
金庫の横にコーヒーカップ&ソーサーが5客あります。アメニティの数がかなりまちまちですが、湯のみとは同じ数です。引き出し上段には、洗濯乾燥機の取扱説明書も。
PCを充電したくてコンセントを探してみましたが、テレビの横には一つ空きがあるのみ。
リビングからつながる和室は6畳間です。
押入れに布団、シーツ、枕などの寝具が入っています。
ナイトウェアも布団の横にあり、広げてみるとガウンタイプでした。
和室のコンセントは床の間の近くにありました。和室に入って左手。
さて、キッチンのコンセントがないなら、湯沸しポットは和室で沸かすのか、テレビのところで沸かすのか……と思っていたら、こんなところにコンセント!
キッチンの扉を開けたままにしておくと気づきにくい場所でした。とはいえ、これ、扉を開けたままコンセントを挿し込まないと、ポットを床に置くことになってしまいますね。
空気清浄機は、部屋に入ったとき掃除後だからかつけっぱなしになっていましたが、あまり必要性を感じず消しました。そもそも宮古島の空気が澄んでいるうえに、バルコニーを開けられるので換気はばっちりです。
眺望は最高です! 窓からの……というよりも、バルコニーに出られるのが魅力。天候はあまりよくありませんでしたが、それでもこの景色。
下を見ると隣の「リフレッシュパークプール」が見えます。
少し右手を見るとこのように、宮古ブルーの海が広がっています。美しい景色ですが、夜になると真っ暗で、夜はちょっぴり怖いぐらいに静かです。
今回は朝日を見ることができないかと早朝5時ごろ撮影してみました。
日の出の時間ですが朝日が見えない曇り空でした。晴れていたら、さぞ素晴らしい景色だったことでしょう。
こちらも早朝の少し違う角度(右手側)。バルコニーには椅子もあり、灰皿が置いてありますが、排水のためか少し外に向かって斜めになっているので少々怖く感じました。
バストイレがセパレートになっているので、浴室はバスタブと洗い場が分かれています。
洗面所も広々。洗濯機、ゴミ箱も設置されていました。
洗面所に置いてあるアメニティは3人分ずつ。バスタオルやタオルも3人分ありました。
ドライヤーはパナソニックのイオニティ。コンパクトながらパワーがありました。コンセントもすぐそばにあるので使い勝手が良いです。
コットンと綿棒はたっぷり。女子グループにうれしいサービスですね。コップは4つ、歯ブラシセットなどはすべて3人分ありました。
バスルームはセパレートになっているので親子で入れる広さです。
バスタブはホテルとしては大きいほうではありませんが、一人で入るにはゆったり。
割引のある「シギラ温泉」のほうに行く人もいらっしゃるようです。気温が高いのでシャワーで済ませる人も多いでしょう。
椅子や風呂桶があるのもセパレートタイプならでは。サーモスタッド式のシャワーは湯温が安定していて良いです。
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープは、オレンジオイル配合でノンシリコンの「オーランジュロゼ」。筆者は初めて使用しましたが、癒される自然な香りで使い心地もよかったです。
洗濯乾燥機はシャープ製。乾燥はかなりパワフルでした。洗濯カゴも置かれていました。
セパレートタイプのトイレは広々。ペーパーのストックも3つ置いてありました。
ウェルネスヴィラ ブリッサのアメニティは以下の通り。
テレビ、冷蔵庫、洗濯乾燥機、電子レンジ、湯沸かしポット、ヘアドライヤー、スリッパ、セーフティーボックス(金庫)、食器類、食器用洗剤、まな板・包丁、ナイフ、フォーク、スプーン、フライパン、鍋、調理器具、バスタオル、フェイスタオル、ハンドソープ、洗濯干し、シャンプー、リンス、歯ブラシ、髭剃り、ナイトウェア。
インターネット接続(無線LAN)は全室無料で利用できます。
貸出備品は、掃除機、アイロン、ベビーコット、ベッドガード、ヨガマット、歩数計で、有料貸出備品は炊飯器、トースター、ジュースプレッサー、トゥルースリーパーです。
ウェルネスヴィラ ブリッサは、シギラリゾートの1つ。南西楽園リゾートが経営するさまざまな施設のサービスを利用できます。
「シュノーケル」「ダイビング」「カヤック」などのマリンレジャーアクティビティや、「ディスカバリーツアー」などのフィールドレジャーアクティビティも利用できます。
ウェルネスヴィラ ブリッサに宿泊すると「シギラ黄金温泉」は1割引。南西楽園レンタカーは、フロントに電話すれば予約できます。観光タクシーのサービスもあります。
エステやトリートメントをお部屋やエステサロンで受けられるのも魅力です。足裏をもみほぐしたりマッサージしたりする「リラクゼーション」のサービスもあります。
ウェルネスヴィラ ブリッサには宿泊するための部屋しかありませんが、グループ施設内には、以下のような20種以上のレストランやカフェがあります。
ブリーズベイマリーナ1階には売店「ショップ・ブリーズショア」があり、土産物や服、泡盛、雑貨、コンビニ商品などが置いてあります。
バルコニーから見える「リフレッシュパークプール」は滞在中無料で楽しむことができるほか、ゴルフ場「シギラベイカントリークラブ」、ザ シギラリフト「オーシャンスカイ」などもあります。
必ず立ち寄ってほしいのは「シギラビーチ」。デッキチェアなどは有料ですがビーチはだれでも入れて無料。シュノーケルをするといろいろな魚に出会うことができます。
朝早い飛行機に乗るために筆者は朝食を食べられませんでしたが、徒歩15分(シャトルバス10分)の「ブリーズベイマリーナ」内のレストラン、創作・郷土料理「ぽるとふぃーの」は、宮古島ならではの食材を取り入れたブッフェ形式の朝食を提供しています。
ウェルネスヴィラ ブリッサは、ぜひまた泊まりたいホテル。施設内に売店ひとつ無いことには驚きましたが、わかっていれば街で調達してくればいいこと。なによりもこの美しい眺望と、広い部屋、そして、過ごしやすさに満足しました。
今度はグループで予約しようか、家族みんなで来たら楽しいのでは?……と、さまざまな思いをめぐらせわくわくした気持ちになりました。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にもお得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルをお安く宿まるポイントです。
▷お得な宿泊プランや最安値を見つけてウェルネスヴィラ ブリッサの予約をする
住所 | 沖縄県宮古島市上野宮国746-20(地図) |
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電話 | 0980-76-3870 |
アクセス | <宮古空港より> 車で約15分。 シャトルバスで約20分。 <下地島空港より> 車で1時間。 中央交通「エアポートライナー」利用可能で約1時間。 |
最寄駅 | なし |
部屋数 | 95室 |
設備 | テレビ、冷蔵庫、洗濯乾燥機、電子レンジ、湯沸かしポット、ヘアドライヤー、スリッパ、セーフティーボックス(金庫)、食器類、食器用洗剤、まな板・包丁、ナイフ、フォーク、スプーン、フライパン、鍋、調理器具、バスタオル、フェイスタオル、ハンドソープ、洗濯干し、シャンプー、リンス、歯ブラシ、髭剃り、ナイトウェア 貸出備品:掃除機、アイロン、ベビーコット、ベッドガード、ヨガマット、歩数計 有料貸出備品:炊飯器、トースター、ジュースプレッソ、トゥルースリーパー |
インターネット | 無線LAN(Wi-Fi)全室完備(無料) |
駐車場 | 25台(無料)※少し離れたところに第2駐車場あり |
館内施設 | なし(グループ施設内設備はリゾート内に多数あり) |
クレジットカード | JCB、VISA(デビットカード可)、Master、AMEX、ダイナース、DC、銀聯など |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | ウェルネスヴィラブリッサ |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル