クラス:Tourist 予約サイト評価:4.4/5.0
沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンスに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。アメリカンビレッジに隣接するエリア、北谷町宮城(ちゃたんちょうみやぎ)は外国人も多く居住するスポット。サンセットビーチから伸びる遊歩道は、朝から夜まで多くの人でにぎわいます。
そんな海沿いの一角に位置するのが、沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンス。アパートメントのような造りのレジデンスタイプのホテルです。
短期の宿泊以外にも、長期滞在用のコンドミニアムタイプの部屋など、全部で3棟、4種類の部屋を備え、観光客だけでなく、北谷エリアで遊んだ後そのまま泊まることができる、地元に住む方にも人気のホテルです。
予約サイトの評価平均は4.4と高い沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンス。今回実際に泊まってきたので、口コミの評判が本当か、お部屋や食事について詳しく紹介します。
Main Contents
沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンスは北谷町の宮城海岸の近くにあり、車で来る場合は那覇空港から自動車で約60分(沖縄自動車道経由)です。
建物は3つ並んでいますが、チェックインはアネックスで行うので、カーナビやGoogleマップでは「オーシャンフロント アネックス」を指定してください。海側の道は北向きの一方通行なので、別の建物に出ると回り道をしなくてはいけない場合があるからです。
駐車場は部屋ごとに用意されており、1泊500円。チェックイン後に指示された場所に停めます。バスの場合は120番系列に乗車し「航空隊入口」にて下車。歩いて10分程度の距離です。
また、沖縄オーシャンフロントでは、チェックアウト後にに1日2回、那覇空港まで無料送迎をしてくれます。前日までに要予約です。那覇空港からの迎車は基本的に行っていませんが、希望される場合は別途確認してみてください。
沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンスでは、建物ごとにタイプの違うお部屋が用意されており、スタンダードな1ルームタイプから大人数でも宿泊可能な3LDKタイプまで。
オーシャンフロント2はジャグジー付きの部屋となっています。しかし、予約時にはお部屋タイプのみ指定が可能で、ジャグジー付きを指定して予約することはできません。
それぞれの建物と部屋タイプは以下の通りです。
全室禁煙(加熱式タバコ含む)で、喫煙は屋外でのみ可能となっています。
フロントロビーは「オーシャンフロントアネックス」にてチェックイン・チェックアウトを担当しています。場所については案内看板があります。
入口はこちら。普通の一軒家に見えますが、ドアを開けて入ります。自動車で来る場合は、まずはここに車を停めてからチェックイン時に案内された駐車場に停めてください。
外国の宿や学生寮を思わせるフロント。場合によっては窓が閉まっていてスタッフの方がいないこともあるので、その際は電話で呼び出さなくてはなりません。
フロントにスタッフが常駐しておらず監視カメラもないので、荷物などを預けるのは注意が必要ではないかという印象を受けました。
インバウンド対応なのか、外国人スタッフが対応にあたりました。日本語が通じないこともあり、重要事項の説明は「読んでおいてください」と手続き中にこちらの用紙を渡されました。ある意味外国で旅行している気分を味わえます。
あまり広いとは言えないフロントスペースですが、チェックインについては、夕方以降は混み合ってずらっとこのスペースに並んでいたので、できるだけ早めの時間帯にした方が良い印象を受けました。
スタッフの方は一生懸命対応されているのですが、明らかにマンパワーが不足している感じなので……。
宿泊料金や、駐車場料金などの支払いはチェックイン時に済ませます。また翌日の朝食会場や、チェックイン後の那覇空港への送迎を希望の場合はここで予約が必要です。
那覇空港へのチェックイン後の送迎も行っているのは、バスで到着された方にはありがたいサービスだと感じました。
客室備品の使い捨てのアメニティは歯ブラシだけなので、カミソリやヘアバンド、コットンなど必要な方は、チェックイン時にこちらのカゴから持っていく必要があります。
今回はオーシャンフロント2のお部屋を指定されました。エレベーターがなく、階段で上がるお部屋です。まず外階段からのぼり、こちらのドアを開けます。
内廊下です。
ドアを開けると、外国映画にありそうな感じの室内。
ベッドはシングルベッドで、クッションのような枕が置いてありました。スプリングはやや固め。
ベッドの横には、ソファとテーブルがあります。ソファはくつろぐ場所で、テーブルにはちゃんと椅子が2脚ついていました。
テーブルの上には、沖縄のガイドとティッシュケース。
ちょうどテーブルの横の窓が海に面しているので、海や夕陽を眺めながらくつろぐことができるようになっています。このあたりのビーチはサンセットビーチというだけあって、夕日は見ごたえがありますよ。
テーブルの正面には壁掛けテレビ。この位置だとベッドからも寝ながら見られます。お部屋にはクローゼットがありませんが、壁にフックがつけられており、備え付けのハンガーに服をかけられる仕様です。
ベッドの横にある大きな食器棚には、電子レンジと湯沸かしポット、歯ブラシとタオルとドライヤーが収納されています。電子レンジが部屋ごとにあるのは便利ですね。
さらに、下の扉を開けると洗濯物を干すピンチハンガーが格納されていました。海が近いこともあり、ホテルで水着などを洗いたい方には嬉しい備品です。
入口の横にはミニキッチンがあります。
食器や調理用具などが揃っているので、スーパーで買い物をして自炊も可能です。
冷蔵庫は左下で、冷蔵機能のみなので、冷凍食品は保存できませんが、買ってきてすぐに電子レンジで調理するのであれば問題なさそうですね。
なお、部屋の備品にはパジャマがなかったので、ルームウェアなどの持参が必要です。ご注意くださいね。
沖縄オーシャンフロントが、海外のホテルみたいだと実感するのはこのバスルームです。運良くジャグジー付きの部屋に当たりました。
広々とした浴槽で、2人でも余裕で入れそうです。
ブラインドを調節するとオーシャンビューバスになります。今回は、2階なので立ち上がると見えそうでチャレンジできませんでしたが、かなりテンションが上がる仕様ですね。
備え付けのディスペンサー式のシャンプー・コンディショナー・ボディーソープ。
シンプルな洗面台。上には泡のハンドソープが置いてあります。
トイレもどことなく海外のホテルのよう。ウォシュレットがないのがちょっと残念です。
バスルームを出たところに使い捨てスリッパが置いてあります。お風呂上りに嬉しい備品ですね。
沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンスには目立った館内設備はありませんが、各建物の下に自動販売機があります。
その他、有料のコインランドリーも。部屋タイプによってはあらかじめ洗濯機・乾燥機が完備されている部屋もあります。
館内にレストランはありません。朝食会場は別の系列ホテル内のレストランなので、徒歩では行くことが難しいですが、この近隣はカフェやレストラン、バーなどが林立するエリアなので、食べる場所には困らないでしょう。
上写真はオーシャンフロント2の1階部分にあるオシャレなカフェ。ホテルの施設ではありませんが、付近にはこうしたカフェがいくつもあるので、カフェ巡りや食べ歩きも楽しめそうです。また、コンビニエンスストアやスーパーも徒歩10分圏内です。
以下は取材時の情報です。現在、朝食ブッフェは一時停止中です。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
朝食は、アラハビーチにあるフレンチレストラン「ボンボヤージュ」にて、和洋ブッフェ形式となっています(ホテルより無料送迎あり)。
「ボンボヤージュ」はリーズナブルな価格でフレンチをいただける、地元では定評があるレストラン。同じ北谷地区なので、やはりこちらもアメリカンテイストがある作りです。
レストランウェディングも行われるレストランは20~30名ほどの収容人数でさほど大きくはありません。建物にやや古さは感じますが、そこがクラシカルな魅力となっています。
沖縄オーシャンフロントと系列のコンドミニアムの建物内なので、窓際の席から見えるピールトその向こうのアラハビーチの光景は、こちらも日本ではないようなリゾート気分を味わうことができますよ。
さて、肝心のブッフェは、フレンチですがちゃんと和テイストや沖縄のものも取り入れたバラエティ豊かな内容となっています。
フレンチらしいアミューズのセットにはモッツァレラチーズやキッシュなどが並び、手作りスムージーも用意されていました。
新鮮野菜のサラダに、手作りドレッシングを添えて。
手作りのアグー豚のハムは沖縄ならでは。
一番人気は実はカレー。牛スジを丁寧に煮込んだフォンドボーの一品です。
おかず類は日替わりだそうですが、定番のスクランブルエッグ以外にチャンプルーなど、沖縄らしい料理もちゃんとそろっています。
クロワッサンをはじめとした焼き立てパンの種類もざっと10種類と豊富です。普通のパンのほかにペストリーもありました。
ドリンクも豊富で、南国らしくマンゴーやシークワーサー、グアバなどのジュースも。
コーヒーは作り置きではなく、その場で淹れるタイプでした。
フルーツやプチスイーツもそろっています。
朝から盛りだくさん、大満足の朝食タイムを過ごすことができました。
こんな風景を眺めながら、朝食をいただいてリゾート気分が高まります。夜ふかし予定でなかったら、この朝食はぜひおすすめ。
朝食の時間は、時間は6:30~9:30 最終入店9:00 となっており、朝食付きプランでない場合の料金は、大人1,200円、子ども(5歳~10歳)600円です。
食事評価がいまいち良くなかったので、朝食の味を心配していたのですが、そもそもこの朝食サービスが始まったのが2018年の2月からなので、口コミの評価に反映されていないのでは……と思えるほど満足度の高い朝食タイムでした。
レジデンスタイプやレストランでの朝食など、日本にはあまりないユニークな形態が人気の沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンス。
宿泊前の口コミサイトの評価のばらつきを心配していたのですが、実際に泊まってみると、一口に「沖縄オーシャンフロント」といっても、泊まる建物によって、海が見えたり見えなかったり、ジャグジーがあったりなかったりするので、どの部屋に当たるかによって評価がかなり分かれるのだということがわかりました。
また、付近は外国人の方が多いエリアで宿泊客も外国人が多いことから、自分の部屋の隣や上階に泊まる方の室内での行動によっても、部屋の快適度がかなり左右されそうです。
宮城海岸に面したエリアは、サンセットのスポットとして人気で、付近のお店も夜遅くまで空いている賑やかな場所なのですが、その分週末などは外の騒音が気になるということもあるでしょう。
反面、リピーターの方も多く、特に広めのお部屋はご家族連れの夏休みの長期滞在などにはぴったりで、毎年夏休みの定宿にされているという方もいました。
このエリアも、ホテルのしつらえ等も、日本ではなく海外リゾートで過ごしている気分になれる場所なので、アメリカンビレッジを含め、沖縄中部観光の際には選択肢の1つとして考えてみても良いホテルの1つではないでしょうか。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
▷お得な宿泊プランや最安値を見つけて沖縄オーシャンフロントの予約をする
住所 | 沖縄県中頭郡北谷町宮城1-250(地図) |
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電話 | 098-926-1768 |
アクセス | 那覇空港から沖縄自動車道利用で約60分、バス停「航空隊入口」より徒歩10分 |
最寄駅 | バス停「航空隊入口」 |
部屋数 | 40室 |
設備・備品 | テレビ、湯沸かしポット、冷蔵庫、電話、お茶セット、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、歯ブラシ、バスタオル、タオル、スリッパ (部屋による)ミニキッチン・洗濯機・乾燥機 |
インターネット | 無料Wi-Fiあり |
館内施設 | コインランドリー、自動販売機 |
駐車場 | あり 1泊500円(長期滞在については応相談) |
サービス | 送迎バス(那覇空港・レストラン) |
クレジットカード | VISA、JCB、American Express、Diner's Club、Master |
チェックイン | 15:00(最終チェックイン25:00) |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | 沖縄オーシャンフロントホテル&レジデンス |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル