クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.2/5.0
新大阪江坂東急REIホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。新大阪江坂東急REIホテルは、大阪府吹田市にあります。大阪の大動脈といわれる大阪メトロ御堂筋線の「江坂(えさか)」駅より徒歩約1分、駅の目の前です。
東急グループのホテル事業「東急ホテルズ」のビジネスホテル「東急REIホテル」の一つで、以前は「新大阪江坂東急イン」と呼ばれていました。
ビジネスホテルでありながら大小宴会場・結婚式場・レストランを備えているのが特徴。開業は1983年ですが、何度も改装されており、2017年に13、14階、2018年に10、11、12階、2019年に8、9階をリニューアル。そのため室内は非常にきれいです。
ホームから見える東急ハンズのロゴ看板が目印で、同じ建物「江坂東急ビル」内にホテルがあります。
東急ハンズ以外にも、同ビル内ショッピングモール「カリーノ江坂」に、ミスタードーナツ、カルディ、しまむらを始め、雑貨屋さん、花屋さん、携帯キャリアショップなどが入っていて、地下にはレストラン街もあります。
ホテル予約サイトでの評価は4.2と、評判の良い新大阪江坂東急REIホテル。どんなホテルなのか、実際に泊まってみたレポートを紹介します。
Main Contents
新大阪江坂東急REIホテルの最寄駅「江坂」駅のある”大阪メトロ”とは、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 、つまり、旧・大阪市営地下鉄のこと。新大阪など地元で道を聞くときには「地下鉄」で通じます。
江坂駅のある「御堂筋線」はベッドタウンである北摂から大阪市を経て堺市まで、南北を突っ切る地下鉄で、大阪の大動脈と呼ばれており、カラーは大動脈を表す「赤」です。
「江坂」駅は新幹線「新大阪」駅から約4分、2駅。ベッドタウンの入り口でもある江坂駅はビジネス街と住宅街が共存しています。
北摂の文化的な要素もあり、「東急ハンズ」を始め、関西随一の布地屋「大塚屋」など、創作意欲を掻き立てられる店舗が存在します。
江坂駅の南改札を出て右手へ。8,9,10番出口のほうへ。
歩道橋から江坂東急ビルの駐車場が少し見えます。9番出口から出ます。
東急ハンズのロゴと並んで、東急REIホテルのロゴがあります。ここからビル内へ。
中へ入っていくと左手に東急ハンズの入り口があり、右手にエスカレーターがあります。
新大阪江坂東急REIホテルのフロントロビーは建物の2階。エスカレーターで2階に上がると、その正面にエントランスがあります。このエントランスに向かって左手に朝食会場でもあるレストラン「シャングリ・ラ」があります。
フロントのスタッフはだいたい3〜4名。筆者がチェックインした時間帯には、フロントは3名、そして、頼りになりそうな中高年男性のポーターのような方も2名おられました。
ドアを入るとすぐにその一人が寄ってきて、「チェックインでよろしいでしょうか?」と確認し、荷物を受け取りフロントへと運んで、スムーズにチェックインへと繋いでいただきました。さすが「ビジネスホテル御三家」ですね。
フロントの対応も落ち着いた印象の男性。女性のアメニティについては「好きなだけお取りください」とのこと。DHCの基礎化粧品を自由に選ぶことができました。
今回スーペリアシングルを予約していましたが、上層階のセキュリティフロア「S-Classフロア」のスーペリアプラスシングル(Sクラス)にグレードアップしてもらえました!
13、14階で通称「Sフロア」です。カードキーがないとエレベーターのボタンが押せないようになっており、カードキーをかざしてからボタンを押すとの説明を受けました。
ロビーがありますが、ラグジュアリーというよりも上品でシンプルな印象です。
季節的に2月後半だったので、雛人形が飾ってあり癒されました。結婚式場を備えたホテルのため、奥にはウェディングドレスが飾られています。
新大阪江坂東急REIホテルの客室数は全363室。江坂東急ビルはほかに店舗が入っており、立体駐車場もあるため、14階建ての8〜14階が客室となっています。
客室の種類は、スタンダードシングル、スタンダードツイン、スーペリアシングル、スーペリアツイン、スーペリアプラスシングル(Sクラス)、スーペリアプラスシングル(Sクラスレディスタイプ)など10種類あり、詳しくは以下の通り。
スタンダードシングル | 幅140cmのベッド1台を配した14.6㎡の客室 |
スタンダードツイン | 幅100cmのベッド2台を配した18.4㎡の客室 |
スーペリアシングル | 幅140cmのベッド1台を配した14.6㎡の客室 |
スーペリアツイン | 幅100cmのベッド2台を配した18.㎡の客室 |
スーペリアプラスシングル (Sクラス) |
幅140cmのベッド1台を配した14.6㎡の客室 |
スーペリアプラスシングル (Sクラスレディスタイプ) |
幅140cmのベッド1台を配した14.6㎡の客室 |
スーペリアプラスツイン (Sクラス) |
幅110cmのベッド2台を配した18.4㎡の客室 |
スーペリアプラスダブル (Sクラス) |
幅180cmのベッド1台を配した18.4㎡の客室 |
デラックスツイン | 幅110cmのベッド2台を配した36㎡の客室委 |
デラックスツイン (Sクラス) |
幅110cmのベッド2台を配した36㎡の客室 |
スーペリアプラスのお部屋は全室禁煙です。シングルルームはすべて140cm幅のダブルサイズのベッドになっていて、出張のビジネスマンにはうれしい仕様になっています。
シモンズ社製ポケットコイル式マットレスを採用しているので、ゆったり心地よく眠れるのが嬉しいポイント。ほとんどのタイプに禁煙ルームがあり、予約時に指定できます。
レディスタイプのお部屋には、マッサージクッションやスチーマー ナノケア、アロマディフューザーが設置されているそうです。
今回宿泊したのは、新大阪江坂東急REIホテルの「スーペリアプラスシングル」です。
新大阪江坂東急REIホテルは2017年から少しずつ館内のリニューアルをしています。
その客室のデザインは、“水の都・大阪”をテーマに、落ち着いたグレーの空間に水紋をかたどったカーペットや壁紙。白木調の家具と黒・青の差し色が入って上品です。
部屋の入り口。最近多いオープンクローゼットです。ハンガーは3本かかっています。
スリッパは2種類置いてあります。消臭剤、ブラシ、袋にはドライヤー。荷物置きもこちらにありました。
ドライヤーはスイッチをずっと握っていないとオフになってしまうタイプ。風量はあるが、離すと止まるのはちょっと使いづらかったです。
ライティングデスクのあるコーナー。
リニューアル時に液晶テレビを壁掛けタイプに変更し、デスク上のスペースを広く使えるようにしたとのこと。
ライティングデスクの上のペットボトルは無料サービスです。ホテルの水道水は飲料に使えると説明されていても、個人的にはやはりペットボトルのほうが安心できます。
コンセントもここに一つ。湯沸かしポットに使えますね。
その手前に置いてあったのは折りたたみ式の鏡です。少し小さめかもしれません。
デスクの下には冷蔵庫があり、ホテルの案内や広報誌が置いてありました。冷蔵庫の隣はゴミ箱です。四角くて安定した大きなゴミ箱は使いやすかったです。
冷蔵庫。電源は入っておりすぐに使用できる状態でした。
引き出しの上段、有線LAN用のケーブルも入っています。
引き出しの中段には、カップ、コップ、お茶セット。
引き出しの下段に、湯沸かしポット。氷を入れるアイスペールもありました。
加湿機能付きの空気清浄機も標準設置されています。
ベッドは広々140cm幅のダブルサイズ。仕事で疲れた身にありがたい広さです。シモンズベッドはやはり心地いいですね。
気になったのが、ベッドスローに赤い染みが数カ所あったこと。血のようにも見えてしまいます。これは染み抜きをしておいてもらいたいところです。よく見ないとわからないかもしれませんが、気づいた時点でちょっと不安に……。
ナイトテーブルには金庫がありました。電話などがなくスッキリしています。
照明スイッチもスマートでありつつ、英語と日本語で表示があり親切です。USBプラグとコンセントも。リニューアル時にに取り付けたという読書灯もあります。
コンセントはドライヤーを禁止していました。スマートフォンの充電用でしょう。
読書灯は小さなながらも向きが変えられます。ちょっとかわいいですね。
室内照明を落として読書灯だけつけても意外に明るいです。
ナイトウェアの上に、リネン交換について書いたラミネート書類がありました。
ナイトウェアを広げたところ。ガウンタイプです。ワッフル生地ですが、決して分厚いわけではなく、軽い生地でした。
空調はこちらで調整できます。調整方法は、室内のパンフレットに書いてありました。
今回宿泊した部屋は最上フロアの13階でしたが、大阪メトロの駅側だったので、特に眺望は良くありませんでした。おそらく反対の西側は目の前に大きな建物もないため、天気のいい日は六甲山あたりまで望めることもあるかもしれません。
新大阪江坂東急REIホテルのバスルームは、バス、トイレ、洗面台がいっしょになったタイプです。リニューアルされているので、新しくてきれいでした。
浴室にはゴミ箱は置いてありません。サニタリー用の汚物入れがあるのみです。
バスタオルとフェイスタオルはドアの内側にかかっていました。
シャンプー、リンス、ボディシャンプーは、資生堂の高級アメニティブランド「ルモンドール」でした。資生堂アロマシリーズより上質な印象です。
ただ、フェイス&ハンドソープの位置はよいとしても、このシャンプー類の置き場所は、バスタブから手を伸ばしづらく、使いづらさを感じました。
シャワーは「サーモスタット混合栓(自動温度調節機能付の水栓)」で、湯温も安定していました。浴槽はシングルルームにしては広いほうだと思います。
アメニティは豊富です。歯ブラシセット、カミソリ、コットンと綿棒、ボティタオル、ブラシがありました。
客室備え付けのものとは別に、フロントでもらったアメニティはこちら。好きなだけとのことだったので、美容液は朝用にもう一つもらっておけばよかったかもしれません。
アメニティは、お茶セット、スリッパ、バスタオル、フェイスタオル、ボディソープ、フェイス&ハンドソープ、シャンプー、リンス、歯磨きセット、ひげそり、シャワーキャップ、ヘアブラシ、ボディスポンジ、綿棒、ナイトウェア、消臭スプレーなど。
女性向けアメニティ(基礎化粧品)はフロントでいただけました。
客室備品としては、テレビ(一般・有料VOD)、インターネットWi-Fi及び有線LAN接続、冷蔵庫、湯沸しポット、ドライヤー、消臭剤、金庫、空気清浄加湿器、電話、タブレット、LANケーブルなど。
貸し出し備品としては、電気スタンド、アイロン、氷枕、体温計、爪切り、ワインオープナー、ズボンプレッサー、ナノイオンドライヤー(レディスルームのみ)、ソーイングセット、毛布、ワイングラスなどがあります。
スボンプレッサーは、各階のエレベーターホールにあります。13階はいつ見ても2〜3台ありましたが、11階にはほとんどありませんでした。ビジネスマンが多いのでしょう。
モーニングコール、コピー・ファックスサービス、マッサージサービス、郵便・宅配便の受付(梱包材あり)、両替(外貨両替機あり)、ランドリーサービスなどがあります。
もちろん荷物預かりも可能。ルームサービスはありませんが、同一建物内に、レストランやたくさんの飲食店舗もありますのでなにかと便利です。
館内には、3階に414㎡の大宴会場「ボールルーム」を始め、36㎡の小宴会場「メイプル」まで、大小さまざまな宴会場があります。もちろんWi-Fiも完備。朝食会場でもあるレストラン「シャングリ・ラ」は座席数120席、ロビーと同じ2階にあります。
自動販売機、製氷機は、10、12、14階にあります。11階には自動販売機、洗濯乾燥機(有料)があります。
洗濯機・乾燥機はそれぞれ2台ずつ。ビジネスマンが多いのに、2台ずつは少ないですね。洗濯や感想が終わっているのにすぐに取りにこない人がいて後がつかえていました。
さらに、部屋のナイトウェアだけを着用してコインランドリーに来る男性が何人もいて、女性利用客としてはいい印象を受けませんでした。ナイトウェアを旅館の浴衣と勘違いしておられるのでしょうか。
洗濯機の手前にアルコールの自販機がありました。その向かいにはジュースの自販機も。
2階には、喫煙ブースがあり喫煙ルームが満室の場合に対応しています。外貨両替機や、周辺情報や観光情報を見ることができるタッチパネルデジタルサイネージがあります。
コイン式のインターネットコーナーも同じく2階にあり、24時間使用可能です。
2020年8月現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、ブッフェを休止し、セットメニューでの提供となっています。以下は取材時の情報です。
朝食は120席もある、レストラン「シャングリ・ラ」でいただきます。パンは毎日、ホテルで焼き上げているそうです。お米は特Aクラスの「北海道産 ななつぼし」。豆乳から毎日手作りしている豆腐や、シェフが目の前で作るオムレツも楽しめます。
洋食は、オムレツ、スクランブルエッグ、ベーコン、ウィンナー、スープなど。和食は、ご飯、おかゆ、味噌汁、焼き魚、出汁巻、納豆、出来立て豆腐、千切り大根、ひじき煮、さつま揚げなどのお惣菜各種。
大阪名物のたこやき、焼きそば、高槻うどん餃子、串カツ、どて焼きなども楽しめます。豊富なメニューに満足すること間違いなしのこだわりビュッフェです。
新大阪江坂東急REIホテルは非常におすすめ。新大阪に4分、梅田(大阪)まで10分というアクセスの良さを考えると、ビジネスにも観光にも非常に便利です。
アクセスがよいのに、大阪市内に比べて静かな場所なので、ゆっくり過ごせるでしょう。
筆者は今回、あえて大阪市内を避けて、ここを選びました。というのも二日連続で大阪で仕事があり、初日は夜が遅く、二日目は朝が早かったので、「絶対にしっかり眠って翌日に備えたい」という思ったからです。
老舗でしっかりしたホテルチェーンであること、利便性がよく静かで落ち着いた場所であることを条件に、新大阪江坂東急REIホテルを選んで、大正解だったと思います。
2017年から少しずつリニューアルを進めている客室は、非常に綺麗で使いやすいです24時間換気システムのような換気扇の騒音もなく、本当にゆっくり眠ることができ、朝、仕事に遅刻しそうになってしまったほど、ぐっすりと眠ってしまっていました。
不便を感じたのは、11階のコインランドリーぐらいでしょうか。22時を過ぎていましたが2台ずつの洗濯機と乾燥機がほぼフル稼働しており、しかもすぐに取りに来ないので、結構、部屋と行き来しつつ待ちました。
時間を大切にしたいビジネスマンにとっては、ここでムダな時間を過ごすのはやはり避けたいところ。自販機のフロアが10、12、14階とあるので、どれかをもう一つコインランドリーにしてもらえたらありがたいのになと思いました。
そのほか、スタッフの方の応対も非常に親切で丁寧。特に、頼れる男性スタッフが多いと感じました。小さなホテルと違い、大手のスタッフは長年の経験者が多いのでしょうね。
次回の大阪出張でもぜひ利用したいです。ホテル選びは大阪市内!とこだわらずに、副都心の「江坂」も検討してみてはいかがでしょうか。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
▷お得な宿泊プランや最安値を見つけて新大阪江坂東急REIホテルの予約をする
住所 | 大阪府吹田市豊津町9-6(地図) |
---|---|
電話 | 06-6338-0109 |
アクセス | <電車の場合> 大阪メトロ(旧・大阪市営地下鉄)御堂筋線「江坂」駅 南改札9番出口より徒歩1分 <車の場合> 名神・中国道 吹田I.C.より約20分 名神 豊中I.C.より約15分 ※駐車場へは新御堂筋北行き道路からしか入れませんので注意。 |
最寄駅 | 大阪メトロ 御堂筋線「江坂」駅 |
部屋数 | 363室 |
設備 | テレビ、冷蔵庫、湯沸しポット(お茶セット)、ドライヤー、消臭剤、金庫、空気清浄加湿器、電話、タブレット、バスタオル、フェイスタオル、歯磨きセット、ブラシ(くし)、髭剃り、綿棒とコットン、シャワーキャップ、シャンプー、リンス、ボディソープ、ナイトウェア、スリッパなど |
インターネット | 無線LAN(Wi-Fi)・優先LANは全室完備(無料) |
館内施設 | 結婚式場、宴会場、レストラン「シャングリ・ラ」、コインランドリー、自販機コーナー。同一ビル内にショッピングモール、立体駐車場 |
駐車場 | 338台(ホテル建物内4階~7階)宿泊客は入庫から24時間650円 (食事2,000円以上:1時間無料、宴会:3時間無料、婚礼:6時間無料、それ以外、30分300円)※幅1.85m×高さ2.1m以内 |
サービス | モーニングコール、コピー・ファックスサービス、マッサージサービス、郵便・宅配便の受付(梱包材あり)、両替(外貨両替機あり)、ランドリーサービス |
クレジットカード | JCB、VISA、マスター、AMEX、ダイナース、セゾン、DC、UC、UFJ、MUFG、ニコス、TOP(東急)、View、TS CUBIC、AEON、高島屋、UNIONPAY(銀聯)、DISCOVER(デビットカード利用不可)など |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | 新大阪江坂東急REIホテル |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル