クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.0/5.0
大阪新阪急ホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。大阪新阪急ホテルが開業したのは、前の東京オリンピックが行われた1964年8月のこと。
大阪キタの梅田地区の開発・東海道新幹線の開通に伴い、阪急東宝グループ(現阪急阪神東宝グループ)の創業者であった小林一三の「特権階級向けではなくビジネスマンが利用しやすいホテルを」という構想を実現したものです。
阪急電車・Osaka Metro(地下鉄)御堂筋線の「梅田」駅に直結しており、JR「大阪」駅に隣接。ビジネスにも観光にも抜群の利便性を誇ります。
大阪新阪急ホテルのホテル予約サイトでの評価は4.0。立地の評価が高いのは頷けますが、すでに開業から半世紀を超えるということもあり、お部屋や設備、お風呂などが気になるところです。
今回、大阪新阪急ホテル実際に泊まってきたので、口コミの評判が本当か、お部屋やサービス、食事について詳しく紹介します。
Main Contents
大阪新阪急ホテルは、阪急電車・Osaka Metro(地下鉄)「梅田」駅に直結した立地と、アクセスは至便。阪急電車は中央改札口を降りたら右手、地下鉄御堂筋線は、地下1階にある サンマルクカフェ正面に入口があります。
隣接するJR「大阪」駅からも徒歩3分(御堂筋北口より、北側陸橋を渡ってすぐ)、また、阪神電鉄「梅田」駅、谷町線「東梅田」駅・四つ橋線「西梅田」駅も徒歩圏内。
梅田駅周辺は地下街が広がっているので、どの駅からも濡れずにアクセスが可能です。道に迷った場合は、阪急電車の「梅田」駅の中央改札口方面を目指しましょう。
空港から大阪新阪急ホテルに来る場合は、関西国際空港・大阪国際空港(伊丹空港)からも直行のリムジンバスが出ています。ホテル入口前に停留所があるので、雨の日でも濡れずにアクセスが可能。
梅田方面に行くバスでも、新阪急ホテルに停車する便とそうでない便があるので、詳しくはリムジンバスの時刻表を確認してください。なお、リムジンバスは予約できません。
駐車場は阪急梅田駅屋上駐車場です。収容台数は600台 あり、1泊につき3,000円(税込)で利用できます。
大阪新阪急ホテルは客室数961の大型ホテル。部屋のバリエーションも豊富で、15種類あります。部屋の種類にもよりますが、定員は1~4名までで、個人から家族まで宿泊可能。インバウンド観光客には和室も人気がありそうです。
今回は一番多い部屋タイプのシングルルームに宿泊しました。後ほど詳しく紹介します。
大阪新阪急ホテルは規模が大きなホテルなので、入口があちこちにありますが、フロントロビーは1階です。
チェックインが15時からで、ちょうどそのすぐ後に到着したので、10ほどもあるチェックインカウンターは、すべて対応で埋まっていて並びました。
同行者が座って待てるようになっているソファも、満席です。
しかし、待っている間におしぼりのサービスがあるなど、気が利いています。ついでにホテルスタッフの方にお聞きしたところ、15時過ぎが一番混み合う時間帯で、混雑を避けるのであれば18時以降がおすすめとのことでした。
10分ほど待ってチェックイン。女性向けにはアイマスクのサービスをいただきました。
ホテル内には2つのエレベーターホールがあるのですが、私の部屋は宴会場までエスカレーターで登った後、エレベーターに乗る方が近いとアドバイスいただきました。
しかし、道すがらバリアフリーではなく、階段を登る箇所があったので、荷物が重い方は遠回りになってもダイレクトにエレベーターでアクセスするルートを確認するのがおすすめです。
もう1つのエレベーターを使った場合も、フロアごとに迷わないように色分けがしてあり、キータグの色で場所がわかるようになっています。
ところで、新阪急ホテルは昔ながらのホテルなので、禁煙化があまり進んでいません。そのため喫煙室と禁煙室が同フロア内に混在しています。お部屋に向かう途中で、喫煙室のエリアを通らざるを得ない時は、辛かったです。
全館禁煙は難しくとも、せめてフロアごとに禁煙と喫煙を分けてほしいところですね。
大阪新阪急ホテルのシングルルームの広さは14.1㎡。昨今のビジネスホテルの部屋面積から考えると、昔はホテル面積を広めに作っていたのだなと感じます。
部屋のドアを開けると、手前にバスルーム、奥にベッドルームが配置されています。
窓ぎわが机を兼ねたベッドのヘッドボードとなっています。
壁掛け式のテレビは、ベッドから寝たままの姿勢で見られる位置に。
テレビからビデオオンデマンド(有線放送)や、ホテルインフォメーション、Wi-Fiパスワードを確認できます。
バゲージラックと空気清浄機はその下、ベッドと壁の間に置かれていました。
ベッドの上には、ネグリジェタイプのパジャマ。連泊の方向けに、シーツやタオル交換をしなくてよいという方がドアの前に下げるプレートと一緒に置かれています。
最近は、エコのためにこうした取り込みを掲げるホテルも増えてきましたね。
ベッドのヘッドボードには部屋のライトのほかに、ラジオや時計、エアコンの操作ボタンが並んでいます。
客室エアコンはセントラルヒーティングなので、運転切り替えはできません。昼と夜で寒暖差が大きい日などは、冷房に設定されたままになっていることがあるので要注意です。
充電コードを忘れても安心の設備。USBコンセントもあります。古いホテルなのに素晴らしいです。
インバウンド観光客が多いからでしょうか。トランクやバッグ、洋服や傘・靴などかさばるものを捨てていきたい場合はシールを貼っておけば捨ててくれるサービスがあります。
確かにそのまま置いて行かれると、忘れ物なのかゴミなのかわからないまま保管という手間がかかることになるので、よく考えたなあと感心しました。
他にも、机の上には電話とリモコン、メモ帳と電気スタンドが。
机の上で作業ができるほどのスペースを開けた右側には、電気ポットを含むお茶セットが用意されています。嬉しいことに、ペットボトルの水がサービスでついていました。
冷蔵庫は、入口方面にあるクローゼットの下にあります。
クローゼットは縦に洋服をかける省スペースタイプ。ロングコートだとちょっと裾が下に着いてしまうかもしれません。ハンガーはしっかりとした木のタイプです。
クローゼットの下には、使い捨てスリッパ、シュークロス、靴ベラ、消臭スプレー。
窓にカーテンがかかっていたのを開けてみましたが、ちょうどホテルの建物がロの字型になっている真ん中を向いた部屋だったため、景観はないも同然でした。梅田の街を向いた側の部屋であれば、街並みを眺めることもできそうです。
バスルームはトイレ・洗面所・バスの一体型。確かに古い感じはしますが、清掃はキレイにされているので清潔感はあります。
バスタブはビジネスホテルと考えると標準的なサイズ。ディスペンサー式のシャンプーとコンディショナーが置かれています。ボディーソープは写真には写っていませんが、洗面台の横にあります。
シャワーヘッドはや水栓は新しいタイプに交換されていました。
洗顔ソープが置かれた洗面台。右側がそのままトイレのタンク上とつながっているので、メイク道具はこちらに置いて身支度ができそうです。コンセントもあるので、ドライヤーも使うことができます。
使い捨てアメニティは、歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、ヘアブラシが備え付けられています。ドライヤーはパナソニック製です。
バスタオルとフェイスタオルはホテルのロゴ入りでした。
大阪新阪急ホテル内には2つのラウンジと8つのレストランがあり、梅田駅と直結する阪急ターミナルビルと阪急グランドビル、HEPナビオに直営店があるほか、パティスリーもあるので、食べるところには困りません。
カフェレストラン「レインボー」、フレンチ&チャイニーズレストラン「モンスレー」、ステーキハウス「ロイン」、グルメバイキング「オリンピア」、日本料理「なにわ橋」、うなぎ・割烹「大阪 竹葉亭」、バー「リード」など、食のジャンルもさまざまです。
食事を目当てに多くの方が訪れるホテルでもあり、季節やイベントによる特別メニューも人気があります。
こちらは、ロビー階のフロント前にあるラウンジ「サントル」です。宝塚劇団の大劇場の緞帳であった素晴らしい西陣織が壁を飾っています。
宿泊者は、レストランのうち朝食会場の1つでもあるカフェ&レストラン「レインボー」、バー「リード」、パブ・ラウンジ「ビーツ」が20%割引になる特典があるので、宿泊された時の食事の候補としてみてはいかがでしょうか。
ジュエリーやネイルサロン、アクセサリーや輸入雑貨のショップもあります。
梅田には、隣接している阪急百貨店をはじめとした百貨店や、地下街、専門店、ショッピングビルも多数あるほか、ドリンクや日用品などは、隣に大型のドラッグストアもありますので、買い物には困ることはないでしょう。
大小合わせて10のバンケットルームがあり、会議やイベントなどの催し物も盛んです。
自動販売機や製氷機は各階に設置されており、有料放送のカードも一緒に購入できます。
大阪新阪急ホテルで朝食を提供しているのは、地下1階のグルメバイキング「オリンピア」と1階のカフェレストラン「レインボー」の2つです。
オリンピアは和洋30種類以上の食事と飲み物がブッフェスタイルで、レインボーでは洋食と和食の定食をいただけます。
朝食込プランでいただく御食事券は「オリンピア」ほか地下2階のラウンジバー「ビーツ」のランチや、同じく「ビーツ」のバータイムの生ビール1杯+オードブルセットにも転用できるなど、フレキシブルに運用できます。
また、朝食付きプランでない場合も、宿泊客は朝食料金を20%OFFで利用可能です。
今回はグルメバイキングの「オリンピア」へ。利用時間は6:45~10:00まで、最終入店は9:45とやや早目。
「レインボー」の場合は6:30~11:00までが朝食の時間帯で、その後は11:00~14:00まではランチメニューをいただけます。
オリンピアの朝食ブッフェは和洋あわせて約40種類のメニューと種類が豊富。人気のブッフェなので、訪れたのは8時ごろということもあり、席はかなり混み合っていました。
オリンピアは、ランチもディナーもブッフェレストランなのですが、朝食の場合は表示と置いてある料理が異なる場合があるので、配置図を確認するとよいでしょう。
一般的なサラダにフルーツ。
和食コーナーには、冷ややっこや風呂吹き大根、野菜の煮びたしやおから、納豆などの手間のかかるお惣菜が並んでいます。
ご飯・お味噌汁のほかに、白粥や日本そばもありました。
洋食はクロワッサンなどのホテルベーカリーのパンや、シリアル、パンケーキやフレンチトースト、この時は秋だったので温かいポトフなどもあります。
卵料理はゆで卵にスクランブルエッグのほか、オムレツサービスもあり、具を選んで焼いてもらうことができます。
他には本日のスープ(ミネストローネやポタージュ)、パスタに、野菜のソテー、そして大阪らしく「タコ焼き」も用意されていました。
ジュースやコーヒー、お茶が各種用意されたドリンクバーでは、お部屋でゆっくり飲めるように持ち帰りのコーヒーもあります。
色々なテイストの料理から自分が好きなものを選んでたくさん楽しめるので、朝しっかり食べたい方には、特におすすめのレストランです。
今回大阪新阪急ホテルに宿泊してみて、清掃の行き届いたお部屋で快適に過ごすことができましたが、客室内や水回りなどは、さすがにやや古さが感じられます。
梅田地区は、再開発で新しいホテルがどんどん出来ていますし、今後にむけて、禁煙化や改装などの対応が期待されるところです。
とはいえ、開発によりそのエリアをどんどん広げている梅田では、一口に「梅田のホテル」と言っても、駅まで相当道のりがあるホテルも少なくありません。
その点、阪急梅田駅のターミナルビルと直結、JR大阪駅と隣接という、他にはない便利さを誇る大阪新阪急ホテルは、大阪の街になれていない方や、観光・ビジネス利用とっては、隣のJR大阪駅にあるグランヴィアホテルと双璧をなす便利さでしょう。
ホテルに利便性を求める方にとってはまず第一の候補に挙げて良いホテルだといえます。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にもお得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
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住所 | 大阪府大阪市北区芝田1-1-35(地図) |
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電話 | 06-6372-5101 |
アクセス | JR「大阪」駅徒歩3分、阪急電車・Osaka Metro 御堂筋線「梅田」駅直結 ◆ JR「大阪」駅 御堂筋北口より、北側陸橋を渡ってすぐ ◆ 阪急「梅田」駅に隣接 (中央改札口より1階に降りて右手) ◆ 地下鉄御堂筋線「梅田」駅に直結 (地下1階 サンマルクカフェ正面入口) ◆ 阪神「梅田」駅より徒歩約10分 |
最寄駅 | 阪急電車・地下鉄御堂筋線「梅田」駅 |
部屋数 | 961室 |
設備・備品 | テレビ、無料衛星放送、ビデオ・オンデマンドTV(有料放送)、湯沸かしポット、冷蔵庫、ズボンプレッサー、加湿器付き空気清浄機、電話、パジャマ、お茶セット、洗浄器付きトイレ、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、カミソリ、歯ブラシ、バスタオル、タオル、スリッパ |
インターネット | 無料Wi-Fiあり |
館内設備 | ラウンジ、自動販売機、無料使用PC、宅配便、コピー、FAX、製氷機 |
駐車場 | 阪急梅田駅屋上駐車場 収容台数:600台 3,000円/1泊(税込) |
サービス | モーニングコール、ラウンジドリンクサービス、宅配便、クリーニング |
クレジットカード | VISA、JCB、American Express、Diner's Club、UC、DC、NICOS、OMC、Bank Card、UFJ Card、Master、Saison、AEON、TOP、View、West、楽天カード |
チェックイン | 15:00(予定時刻を過ぎる場合は要連絡) |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | 大阪新阪急ホテル |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル