クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.4/5.0
ホテルフクラシア晴海に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ホテルフクラシア晴海は、もともとは晴海グランドホテルという名称でしたが、改装し、2018年6月にホテルフクラシア晴海としてリニューアルオープンしました。
築地市場(場外)までは徒歩15分、キッザニア東京までは車で10分・バスで13分、東京ディズニリゾートまでは車で25分・電車で30分、銀座までもバスで15分と比較的近く、ビジネス利用はもちろん、家族旅行の拠点としても便利な立地のホテルです。
また、ゆりかもめの「新豊洲」駅まで出ると(徒歩17分)、豊洲市場、東京ビックサイト、お台場をぐるりと周ることもできます。
ホテルから歩いて1~2分圏内に2軒のコンビニエンスストアがあります。ホテルのまわりには食事処がないように見えますが、徒歩5分ほどのトリトン晴海まで行けば、たくさんの飲食店が入っています。もんじゃで有名な月島も徒歩圏内です。
そんなホテルフクラシア晴海の最寄り駅は大江戸線「勝どき」駅。ホテルまでは徒歩8分とやや距離があることに加えて、2019年6月に部分的にリニューアルしたものの、建物自体はかなり年季の入っているホテルです。
…にもかかわらず、ホテル予約サイトで高い評価を受けているのは、無料駐車場(台数制限あり)があり、小学生以下の添い寝は無料、朝食が無料と3つの無料があって、部屋も広く、近隣のホテルと比べるとリーズナブルな料金で宿泊できるからでしょう。
そんなホテルフクラシア晴海に実際に宿泊してきたので、お部屋の様子や備品、館内施設、駐車場、朝食などを感想を交えて詳しく紹介します。
Main Contents
ホテルフクラシア晴海の最寄りの駅は大江戸線の「勝どき」駅です。勝どき駅からは実測で徒歩8〜9分(公式サイト等は7分)ほどです。大きな荷物を持っての移動だとちょっと距離があります。
東京駅からは、電車だと乗り換えが2回もあるので、バスが便利です。東京駅の丸の内南口から「晴海埠頭行き」の都営バスに乗って、「晴海三丁目」で降りる(約25分)とホテルフクラシア晴海まで徒歩で2分で行けます。
車では、首都高速環状線「銀座出口」から一般道を通って10分、首都高速晴海線「晴海出口」からは2分でホテルフクラシア晴海に着きます。
ホテルフクラシア晴海には無料で駐められる駐車場があります。建物の下が走行式の地下駐車場になっていて、そこに平面駐車場と上下2台駐められる立体駐車場があり、公式サイトによれば、40台ほど駐車可能とのことです。
平面駐車場。
立体駐車場。
ですが、実際には立体駐車場の下の部分は使われておらず、立体駐車場の上の部分に22台分、平面の駐車場が6台分の計28台分の駐車場のみ使用できる状態でした。
また、立体駐車場には車高が1.6mまでの車が駐車可とも書かれていましたが、これも立体駐車場の下の部分が使われていないため、1.6m超の車高でも駐められました。
僕の車の車高は1.7mほどあるのですが、問題なく立体駐車のところに駐められ、まだ高さに余裕がありました。念の為、フロントで確認しましたが、この立体駐車場は動かすことはないそうなので、高さが入れば駐められるようです。
地下駐車場自体の高さ制限が2.2mとなっているので、それ以上の高さの車は駐車することができません。
そして、この地下駐車場は全体的に狭くて、一つ一つの駐車スペースはなかなかにタイトです。大型車や、運転に普通程度の自信のない人にはちょっと厳しいかもしれません。
無料駐車場の数も客室数(206室)からするとそれほど多いとは言えません。週末や連休、お盆や年末年始は、早い時間にほぼほぼ満車になってしまうようです。
近隣には、コインパーキングがたくさんあるので、駐車場には困りませんが、近隣の駐車場の相場は15時から翌11時までで2,400円〜5,000円超くらいになります。
無料の駐車場に必ずしも駐められるわけではないので、コインパーキングに駐めることになることも想定しておいた方が良いかもしれません。
ホテルフクラシア晴海の入口から中に入ると外観から想像していたよりキレイでシンプルなフロントロビーが広がっていました。
フロントは3箇所で手続きができるようになっていて、2〜3人のスタッフがチェックインの対応をしていました。僕がお話した数人の方はどの方も、良い意味でゴリゴリのホテルマンといった対応ではなく、素朴でとても感じの良い対応でした。
自動チェックイン・チェックアウト機が2台置かれていて、チェックアウトはルームキーのカードをこの機械に入れるだけの簡単チェックアウトになっています。
ホテルフクラシア晴海のルームキー。
ロビーは広く、同行者が荷物をおいてゆっくり待てるスペースもあります。広すぎるので、クローズにしているスペースもあるほどでした。
客室に上がるエレベーターは3台あります。特に速くはありませんが、このサイズのホテルに3台のエレベーターがついているのでそれほど待たされることもありませんでした。
エレベーター前にわりと広めの階段があるので、急いでいるときには階段もを使えます。
ホテルフクラシア晴海の客室は全206室。客室は4階から10階までで、2階と3階はフロア全体が、4階と5階は一部、研修やミーティングをする会議室になっています。
お部屋の広さは24㎡~と広く、1名からの利用ももちろんできますが、部屋のタイプはツイン、ダブルからとなっています。2020年5月より全客室禁煙化しました。
ホテルフクラシア晴海の部屋の種類は以下通り。
大人2名以上の予約で小学生以下の子供は無料で添い寝がOKなのも嬉しいですね。
(シングルで予約の場合は不可)
ホテルフクラシア晴海のお部屋は24㎡〜と広いです。ともすると都内のビジネスホテルの一室の倍の広さがあります。
廊下や部屋の雰囲気に少し古さは感じるものの、リフォームされているからなのか(リフォーム前を知らないのでなんとも言えないのですが)嫌な感じは全くしませんでした。
新築のホテルと比べると、新しいキレイさはありませんが、きちんと掃除もされていていますし、それよりも広さのほうがインパクトがあります。立地と価格を考えると、この広さはなかなか無いと思います。
部屋には大きな鏡の面があり、広い部屋がさらに広く感じるようになっています。ツインのお部屋に一人で泊まったのですが、広すぎるくらいでした。
ベッドは、特にメーカーやブランドは謳っていませんが、軟らか過ぎず硬すぎず寝心地が良かったです。掛け布団も羽毛布団にカバーをすっぽりとかぶせるデュベスタイル。
備え付けの枕は、片面は柔らかく、もう片面はパイプの入った通気性の良いタイプになっています。この枕が合わなければ、フロントでば殻枕・羽枕を借りることも可能です。
ホテルに用意されているパジャマは、ワッフル地のワンピースタイプで、180cmの僕でも問題なく着れるサイズでした。
枕元にはボックスタイプのベッドサイドテーブルが置かれており、読書灯、目覚まし時計、部屋の電気のスイッチが集約されていて、コンセントが2つあります。2人で宿泊してもそれぞれスマートフォンを枕元で充電しながら寝られるのが良いですね。
テレビは窓際に置かれていて、32インチとサイズは大きくありません。個人的にはあまりテレビを付けないので問題ありませんが、普段から大画面のテレビを見ている人にとっては、ちょっと見づらく感じるかもしれません。
テレビの置かれている窓際がテーブルになっていて、ホテルの館内案内、メモ帳、電話、電気スタンド、ボックスティッシュ、電気ポット、湯呑と煎茶のティーバッグが置かれています。
コンセントもこの一角に1つとテレビの後ろに2つ3つあるので、パソコンなどの充電にも困りません。
ここを仕事用のテーブルとして使おうとしたのですが、長く座るのには向かない椅子しかなく(背もたれが無く、座面が硬い)、結局ベッドの上で作業をすることになりました。
ダスキンの空気清浄機となんとも時代を感じさせる冷蔵庫が置かれていました。口コミに「冷蔵庫が冷えない」というのが何件かあったのでちょっと気になっていたのですが、普通に使えました。時代を感じる冷蔵庫でも冷えれば全く問題ありません。
部屋についている三菱霧ヶ峰のエアコンは、効きもよく、部屋の広さがあるからなのか、温度調整も快適にできました。
部屋に入ってすぐのところにハンガーが数本と消臭剤がかかっていて、洋服をかけられるようになっています。部屋の廊下部分も広いので洋服をかけても、圧迫感を感じません。
室内用のスリッパも使い捨てタイプとそうではないタイプの2種類が用意されています。
とにかく東京23区のビジネスホテルとは思えないくらい広い部屋で快適に過ごせました。
ホテルフクラシア晴海は10階建てで、今回は9階のお部屋に泊まったのですが、階数の問題ではなく部屋からの景色はよくありません。
窓は隣のホテルの窓側に面していて、レースのカーテンもついていないので基本的に締め切ったまま過ごしました。
夜になると、肉眼で隣のホテルの部屋の中がよく見えるくらい近いです。こちらから見えるということは向こうからも見えるということなので、カーテンを開けられません。
ホテルフクラシア晴海のバスルームとトイレは別々に分かれています。トイレは、広いとは言いませんが独立しているだけで十分です。トイレにトイレ用の手拭きタオルがあるのも嬉しかったですね。
お風呂の方は、いわゆるトイレも一緒についているユニットバスからトイレを取った感じで、洗面台もユニットバスについているタイプのコンパクトなものです。
湯船との間には仕切りのカーテンが付いていて、湯船の外にはランドリーボックスのようなものや、ゴミ箱、ドライヤーなど濡れてはいけなさそうなものも置かれています。
そのため、結局湯船に浸かって、湯船の中で体を洗うというユニットバスのような使い方になってしまいました。
子供連れでお風呂に入って、湯船の外を洗い場として使う場合は、ランドリーボックスのようなものとゴミ箱、ドライヤーなどを風呂場の外に出して入る感じになると思います。
それにしても、お風呂用の椅子や桶はないので、ちょっと中途半端な感じは否めません。トイレを眺めながらお風呂に入らなくてい良いのはいいんですけどね。
湯船にお湯を溜めるのに30分かかったという口コミを見かけたのですが、宿泊日やお湯を溜めた時間帯にもよるのかもしれませんが、10分ほどで溜まりました。シャワーの水圧は強くはありませんでしたが、困るほど弱くもなく、問題なく使えました。
タオル類は、足拭きマット、ハンドタオル、バスタオルが各枚づつ用意されていました。洗顔フォーム、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーは香りのいいPOLA製のものです。
アメニティは、体を洗うボディタオル、歯ブラシ、綿棒、ブラシ、ひげ剃りとシンプル。男性にとっては全く問題ないアメニティです。
フクラシア晴海のフロントロビーのある1階には、誰でも使えるパブリックパソコン、有料のコピー機、ソフトドリンクの自動販売機が置かれている小さなお部屋があります。
自動販売機は、1階以外に3階と5階にあり、アルコールが販売されているのは5階の自動販売機だけです。5階にあるアルコールの自動販売機は、僕は初めて見たのですが、運転免許証を入れて年齢確認をしないと買えないようになっています。
同じ場所に電子レンジ、無料の製氷機、有料テレビ放送のカード販売機もありました。
各階には、テレビの有料放送のカード販売機が置かれています。
その他に一般の宿泊客は使うことはありませんが、2階から5階まで大小の会議室が入っています。
ビジネスホテルには大抵あるコインランドリーは無く、フロントに出す有料のランドリーサービスのみです。
ホテルフクラシア晴海の館内施設でも設備でもありませんが、地下の駐車場の一角が駐輪場になっており、無料の貸し自転車が置かれています。フロントで貸してもらえます。
晴海、お台場、豊洲、月島、築地辺りまでなら自転車だと10分圏内なので、貸し自転車の台数に限りはありますがおすすめです。
ホテルフクラシア晴海の朝食はビュッフェスタイルで、全ての宿泊客が無料で食べることができます。なので、朝食券もありません。
朝食の時間は平日は7:00〜9:00(9:30まで)、土日祝は7:00〜9:30(10:00まで)で1階のUmiという名前のレストランでいただきます。
朝食の会場は広く、料理の配置もおおよそ和と洋で2箇所に分けていたり、サラダやスクランブルエッグ、ソーセージなどは2箇所で取れるようにしていたりと一箇所に集中しないようになっていて比較的取りやすかったです。
サラダ、フライドポテト、ベーコンやソーセージ、スクランブルエッグ、ほうれん草のソテー、ナポリタンなどの洋食系のお料理。
パンケーキにベルギーワッフル、クロワッサン、チョコクロワッサン、食パンにバターロールとパンも充実しています。ただ、パンを焼くトースターは小さいのが一台置かれているだけだったので、焼くのをあきらめました。
コーンフレークにグラノーラ、ヨーグルトやフルーツも種類は少なめですがあります。
焼き魚、温泉卵、きんぴら、ひじき、煮物、納豆といった和食の定番朝食から、そうめん、シュウマイ、野菜のしゃぶしゃぶなどもありました。個人的には野菜のしゃぶしゃぶのようなサラダ以外でシンプルに野菜をたくさん食べられるメニューは嬉しいです。
コックさんが作ってくれるフレンチトーストもあって、クリームとベリーソースをタップリとかけていただきました。
飲み物類も、野菜ジュース、緑茶、烏龍茶、紅茶からコーラ、7アップなどの炭酸飲料まで選べるようになっています。コーヒー類は、コーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノまで抽出できるコーヒーマシンが2台置かれている充実っぷりです。
無料の朝食ビュッフェのメニューは種類もあって普通に美味しくて充実していました。
ホテルフクラシア晴海のおすすめ度は、人によって大きく分かれるかと思います。
最新のお洒落なホテルがお好みの人には、それほどおすすめできません。ホテルに着いて外観を見てテンションが上がる人は、正直あまり多くないのではないでしょうか。
けれど、ホテルの中に入るとフロントや朝食会場、お部屋も小奇麗で掃除もきちんとされていて、建物自体の古さは部分部分で目につくところもありますが、僕はさほど気になりませんでした。
それよりも、都内の新しいビジネスホテルにはあまりない「広い部屋」「バストイレ別」「無料の駐車場」「無料の朝食付き」という部分にに魅力を感じる人にはとてもおすすめできるホテルです。
お部屋以外のフロントロビーや廊下、朝食会場なども広くてストレスを感じず、ゆったりと過ごすことができ、楽天やじゃらんでの評価が高いのも頷ける宿泊でした。
東京駅、銀座周辺、お台場やビッグサイト、築地、豊洲市場から東京スカイツリーや浅草、ディズニーランドなど東東京の観光の拠点にぜひ。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
▷お得な宿泊プランや最安値を見つけてホテルフクラシア晴海の予約をする
住所 | 東京都中央区晴海3-8-1(地図) |
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電話 | 03-3533-7111 |
アクセス | 都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」A3出口より 徒歩7分 東京駅から電車で約30分 羽田空港から電車で約40分 【車】 首都高速晴海線「晴海」出口より 約2分 |
最寄駅 | 都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」 |
部屋数 | 206室 |
設備 | テレビ 電話 ウォシュレット完備 バストイレセパレート 湯沸かしポット 冷蔵庫(空) 電気スタンド ドライヤー 《無料貸出》そば殻枕 羽枕 加湿器 空気清浄機(1台) ズボンプレッサー 《有料貸出》ノートパソコン DVDプレーヤー ベビーベッド |
インターネット | 無料Wi-Fiあり LANケーブルでの接続 |
館内施設 | 1F パブリックパソコン コピー機 自動販売機 2F 喫煙ルーム 3F 喫煙ルーム 自動販売機 5F 自動販売機 電子レンジ 無料製氷機 各階 有料放送カード販売機 |
駐車場 | 無料立体駐車場 40台分あり |
サービス | 貸自転車 クリーニングサービス FAX送信 宅急便受付 |
クレジットカード | VISA・JCB・American Express・Diner's Club・UC・DC・OMC・UFJ Card・Master Card・Saison |
チェックイン | 15:00 (最終チェックイン24:00) |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | ホテルフクラシア晴海 |
sou
ホテルなどでプロの料理人として20年弱働いたのち、趣味で始めたレシピブログからサイト運営が本業となり、現在は自身のサイト運営の傍らWEBライターとしても活動中。
料理を作ることも食べることも好きな千葉県在住のフリーランスです。 ホテル勤め経験者の視点から、ホテルの宿泊体験を感じたままに、料理はちょっと厳しめにお届けします。
編集&校正 ビー・エイブル