2020年4月12日より、ホテルWBF東京浅草は臨時休業中です(2020年7月現在、営業再開日未定)
ホテルWBF東京浅草に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ホテルWBF東京浅草は2018年7月開業のホテル。カテゴリ的にはビジネスホテルですが、浅草という場所柄、日本人、外国人ともに浅草観光の拠点としての利用が多いようです。
浅草寺、花やしき(遊園地)までは徒歩2~3分で、かっぱ橋道具街までは徒歩10分。スカイツリーまでは歩いても20分強(電車でも時間的には同じくらい)と浅草の観光にとても便利な立地です。
観光に便利な立地ですが、ホテルWBF東京浅草はいわゆる観光地としての浅草の端に位置します。そのため、ホテル周辺はわりと静かです。
近くにコンビニエンスストアはありますが、食事処はそれほど多くはありません(ちょっと浅草寺の周りや駅の方まで足を伸ばせばたくさんの飲食店があります。)。
そんなホテルWBF東京浅草に実際に宿泊してきたので、ホテル予約サイトの口コミの評判は本当か、お部屋の様子や備品、館内施設、朝食など感想を交えて詳しく紹介します。
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ホテルWBF東京浅草に歩いて行ける駅は4駅あり、いずれの名前も「浅草」駅です。
最寄り駅はつくばエクスプレスの「浅草」駅で、徒歩7分です。つくばエクスプレスの「浅草」駅だけホテルの西側で、他の浅草駅からは600mほど離れたところにあります。
都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「浅草」駅は、つくばエクスプレス「浅草」駅とは反対側のホテルの東側に比較的近くにかたまってあり、雷門近くの出口からは徒歩で10分ほどでホテルに到着します。
各線「浅草」駅からも徒歩で10分前後と微妙に距離がありますが、雷門から仲見世通りを通って、浅草寺の脇を抜けるとホテルに着くので、ホテルまでの道のりも観光気分でそれほどの距離を感じません。
また、羽田空港からは、京急空港線を使えば一本で、都営地下鉄浅草線の「浅草」駅まで40分ほどです。成田空港からも京成成田スカイアクセス線一本で、同じく都営地下鉄浅草線の「浅草」駅まで1時間弱です。
ホテルWBF東京浅草の裏には、ホテル専用の立体駐車場があります。専用駐車場は8台分で、先着順です。
【車両制限】普通車4台(車高1550㎜ / 総重量2300㎏ /全幅1950㎜) 、ハイルーフ4台(車高2100mm / 総重量2300㎏ /
全幅1950㎜)
【利用時間】 14:30~23:00 / 5:00~11:30(時間外の出入庫不可)
【利用料金】 1700円/1泊
満車の場合は、提携外の近隣の駐車場を案内されるようです。が、観光地の浅草ですから専用駐車場の料金では済まないようです。
ホテルの正面脇には、障害者専用の駐車場が一台分あります。
ホテルWBF東京浅草のフロントロビーは1階で、道路側のガラス張りから差し込む陽光で明るい雰囲気です。
シンプルなデザインのフロントロビーでありながら、和風のランプシェードや漆喰を思わせるツルッとした白い壁、格子柄の天井など、所々に和が散りばめられています。
チェックインの手続きのときに同行者が座って待てるのは、ロビー置かれている2脚の椅子だけのようです。朝食会場を仕切って自由に使えるラウンジもありますが、ちょっと奥まっていて、初めてだと入っていいのか迷います。
フロントでは2〜3人のフタッフがチェックイン・チェックアウトの対応をしていました。ホテルWBF東京浅草のチェックインは15:00〜、チェックアウトは〜11:00です。
日本人のスタッフのほか、外国人のスタッフも多いです。もちろん日本語は通じます。
チェックイン時のスタッフの方は日本の方ではありませんでしたが、会話を聞き返すこともなかく、全然嫌な感じはしなかったものの、もうちょっと自信をもって笑顔だと、こちらも不安にならずに気持ちよくチェックインできたのかなと思いました。
チェックインの手続自体はスムーズに済んだのですが、チェックイン時の案内が、館内は全て禁煙だということと朝食の時間だけでした。
エレベーターをカードキーでロックを解除することや、ラウンジで提供されているフリーの飲み物やお菓子、アイスクリームなどの説明がまったくなかったので、どちらも少し戸惑いました。せっかくのサービスなので、案内があると良いと思います。
ホテルWBF東京浅草は13階建てで、2階~13階までがゲストルームとなっています。客室は全216室(全室禁煙)で、お部屋のタイプは以下の通りです。
(スカイビュールームはらスカイツリーが一望できるお部屋です。)
カードキー(ルームキー)をかざさないと、1Fからエレベーターに乗れないようになっているので、セキュリティ面も安心です。
今回はホテルWBF東京浅草のダブルルームに泊まりました。
まず部屋に入ってすぐ、絨毯が黒(濃いグレー?)だからなのか、白い紙屑のようなゴミが目立っていていました(写真では分かりづらいですが)。それを見たせいか、空気清浄機やテレビのリモコン、冷蔵庫などのホコリが目についてしまいました。
まだ新しいホテルなので、調度品や壁、天井などはきれいなのですが、部屋の清掃という点ではちょっと残念な感じです。
ベッドは寝心地もよく、掛ふとんもシーツカバーで包むタイプなのでずれることもなく、安心して眠れました。
枕は、片面がパイプの入った通気性の良いちょっと硬めの枕になっていて、反対側は柔らかめの羽根の入った枕になっています。
ただ、この部屋のサイズぴったりの長さ195㎝ベッドが縦に入っていているので、体の大きな180㎝の僕は頭をヘッドボードギリギリにしないと足先が壁に当たってしまうのが少し気になりました。
ずっと体を伸ばして寝ているわけではないので、すごく気になるというわけでまありませんが、のびのびという感じでもありません。
ホテルで用意されているパジャマはワッフル地のツーピースタイプのものです。2着置かれていましたが、どちらも同じサイズのようで、着れないことはありませんが、僕にはちょっと小さく、動きづらかったので使いませんでした。
あと、このパジャマが置かれていたフットスロー(ベッドに掛かっている帯のようなもの)は靴でベッドに上がるためのものなので、ここにパジャマを置いてあったのも少し気になりました。
枕元のヘッドボードにはコンセントとUSBポートが一つづつ付いています。入り口のライト、部屋のライト、ヘッドボード上の間接照明、読書灯を枕元で全て調節できます。
そのちょっと上にエアコンの操作パネルが付いています。
シンプルな操作で使いやすいのですが、天井に埋め込まれているタイプのダイキンのエアコンが、部屋のサイズに対してパワーがありすぎるのか、ものすごく冷えます。冷房で31℃という不思議な設定でちょうどよかったです。
デスクはお部屋のスペースを確保するためか斜めにカットされています。すごく広いわけではありませんが、ノートPCで作業するくらいならこのくらいの広さで問題ありません。
2つのコンセントと有線LANのジャックが付いています。有線LANのケーブルは用意されていませんが、ホテルには無料Wi-Fiもあり、快適に使えたので問題ありませんでした。
椅子は普通の四足の椅子です。高さを変えられない椅子だと、姿勢を調整できないので、パソコンでの作業も疲れますね。
デスクから伸びているボードには、40インチの薄型テレビが取り付けられています。
デスク上には、館内案内、メモ帳、ティッシュボックス、鏡、電話、目ざまし時計、LEDライトスタンド、ミネラルウォーター、滞在中自由に使えるフリースマートフォン。
無料サービスのミネラルウォーターがあるのは嬉しいです。
フリースマートフォンは、国内・国外(特定の国地域)への通話が無料で、インターネットへの接続も無料です。普段使っているアプリもダウンロードして使えます。
観光ガイドも入っていて、滞在中はどこにでも持っていけます。日本に観光に来た外国人にはとても便利だと思います。チェックアウト日に利用データは自動で消去されるようになっているので、セキュリティ面も安心です。
デスクの下の引き出しには和柄の巾着が入っていて、中身はパナソニック製のドライヤーです。その下には、マグカップが2つと電気湯沸かし器があります。
その隣には、4桁の暗証番号式のセーフティボックスと冷蔵庫があります。冷蔵庫は電源が入っていないので、使う場合は電源を入れて使用します。
この冷蔵庫が全然冷えないという口コミを見かけました。確かにあまり冷えません。冷たいものを買ってきて入れておく分には問題ありませんが、常温のものを冷やすにはかなりの時間がかかりそうです。
それから冷蔵庫自体が軽いので、扉を開けようとすると冷蔵庫ごと前に出てきてしまいます。冷蔵庫を必ず使う派の僕としては、もうちょっといい冷蔵庫だとストレスがなくていいのにな、と感じました。
その他に室内には、シャープ製の空気清浄機、ブラシと靴べら、使い捨ての靴磨きがかかっています。壁のフックには、数本のハンガーと消臭スプレーがかかっていました。
室内用のスリッパは、使い捨てのタイプのようにも見えるスリッパがただそのまま置かれています。消毒をしている、もしくは新しいということが分かるようにしててくれると、素足でも使いやすいです。
ビジネスホテルサイズなので広々ということはありませんが、十分快適に過ごせるお部屋でした。しかし、一度清掃の甘さが気になると、色んな所がきれいかな?大丈夫かな?と、普段は気にしないところまで気になるようになってしまいました。
まだまだ新しいホテルできれいな室内なのに、もったいないと感じます。
ホテルWBF東京浅草の眺望に関しては、「スカイツリーや浅草寺が部屋から見えて良かった」という口コミも多く、密かに期待していましたが、今回泊まった11階のお部屋からは、景色どころか、窓は曇りガラスで外を眺めることもできませんでした。
隣のマンションのベランダが窓の向こうすぐにあるので、窓はちょこっと空気の入れ替え程度にしか開けることができません。
今回泊まったお部屋からはいい景色を眺められませんでしたが、シティビュー、スカイビューのお部屋を取れば、浅草のきれいな景色を眺められるようです。
ホテルWBF東京浅草のバスルームとトイレは、きれいで使いやすいユニットバスです。
そのバスルームとトイレには、2018年新築のホテルなのに階段一段分くらいのけっこうな段差があります。年配の方などは特に気をつけて欲しいと思うくらいの段差です。
トイレは口コミにもあったのですが、流す力がすこぶる弱いです。そのためかは分かりませんが、トイレットペーパーがとっても柔らかくて上質な感じがしました。
ビジネスホテルクラスではあまり感じたことはないくらい上質なトイレットペーパーで、これで流すのが厳しいのかもしれませんね。
湯船は、足を伸ばせるサイズではないものの、お湯を張ってしっかり浸かれる深さがあります。シャワーの水圧、水量も申し分なく快適にお風呂に入れました。
ボディソープ、シャンプー、コンディショナーはPOLA製のもので、香りが良かったです。
タオル類は、バスタオル、フェイスタオル、ボディタオルがそれぞれ2枚づつと、足ふきマットが一枚用意されています。
バスルーム内には、長期滞在者には嬉しい物干しロープも付いています。
洗面ボウルは、やや小さめですが使い勝手は悪くありません。手洗い・洗顔・ひげ剃りに使えるフェイス&ハンドソープ&シェービングもPOLAです。
アメニティは、歯ブラシ、ひげ剃り、ブラシ、髪留めのゴム、綿棒とコットンが2セットづつ置かれています。アメニティの袋のデザインもひらがなと日の丸があしらわれていて、和のテイストがひっそりと入っているのもいいです。
ホテルWBF東京浅草の1階にある朝食会場の一部を仕切って、14:00〜24:00の間宿泊者が使えるフリーラウンジになっています。
フリーラウンジでは、珈琲やお茶各種、ジュース、チョコレートや駄菓子、アイスクリームなども無料で提供されています。口コミによると、冬期は豚汁が用意されていることもあるようで、時期によって内容が変わるのかもしれません。
同じく1階の奥にランドリールームがあります。乾燥機付き洗濯機が3台置かれていて、洗濯機は300円/1回、乾燥機は100円/20分で24時間使うことができます。洗剤はホテルに用意されています。
自動販売機は2階・6階(アルコール)・12階に、製氷機が4階・8階・13階にあります。
館内の施設ではありませんが、宿泊者向けのレンタサイクルがあります。
利用時間は8:00~12:00、12:00~16:00、16:00~20:00(通しでの利用は不可)で、WBFの会員は無料、一般の人は1,000円で利用できます。
ホテルWBF東京浅草の朝食は、「浅草お母さんの手作り朝食」と銘打った和洋中のバイキングです。
朝食の時間は、6:30〜10:00(入場は9:30まで)と長めです。8:00〜9:00の時間帯は混み合いますと朝食券にも書かれていたので、7:00頃に行くとこの日はまだ空いていました。
朝食付きプランでない場合は、込大人1,500円、子供(4〜12歳)750円で食べられます。
朝食会場は縦に長いシンプルなカフェのような作りで、スタッフの方は外国の方でした。「グッモーニン、おはようございます」と声をかけられ、好きな席に座りました。
トレーに6つ仕切りのお皿をメインに料理を取っていくのですが、それぞれの料理をとるところに、このトレーを一旦置いておく場所が全くありません。
片手では取りづらいものも多くて、みんな席と料理の間を行ったり来たりしていました。混んでいる時間帯はごちゃごちゃしそうです。
ゆで卵、納豆、きんぴらごぼうや切り干し大根、鯖と鮭の塩焼きといった和食おかずや、
サラダ、スクランブルエッグ、ベーコン、6種類のパン、カットフルーツ、コーンフレークにグラノーラ、ヨーグルトなどの洋食もあります。
いろいろある中でもお茶漬けのトッピングが特に充実していました。たくさんのトッピングから好きなものを選べるのは楽しいですね。おかゆも用意されており、お茶漬け同様、おかゆにもトッピングができます。
飲み物は、コーヒー、アイスコーヒー、紅茶、お茶、牛乳、ジュース類など。
出汁をはったお茶漬けも美味しかったし、切り干し大根もやホッとする味で、鶏と筍の煮物も柔らかかったです。そんな優しい味に対して、麻婆茄子はビシッと辛くて、おっ!となりました。「浅草お母さんの手作り朝食」を美味しくいただきました。
この日は平日でしたが、スーツを着たビジネスマンはほとんどおらず、日本人も外国人も観光客っぽいお客さんばかりで、ゆっくり食事を楽しんでいました。
ホテルWBF東京浅草には、「フロントや朝食のスタッフの教育がなっていない」というような口コミが多かったのですが、実際に泊まってみると、慣れていない感じのスタッフも中にはいましたが、感じが悪いということは全くなかったです。
ですので、ぜひお部屋の掃除のスタッフの方にも頑張ってもらいたいです。
ホテルWBF東京浅草は、まだ築も浅く設備も新しく、ところどころに散りばめられた和のテイストも心地よいホテルでした。浅草寺、仲見世通りに近い距離で、浅草観光に便利な立地ながら、周辺は静かな環境で夜はゆっくり休むことができます。
浅草にはたくさんのホテルがありますが、浅草観光の拠点として十分選択肢のひとつになるホテルでした。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
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2020年4月12日より、ホテルWBF東京浅草は臨時休業中です(2020年7月現在、営業再開日未定)
住所 | 東京都台東区浅草2丁目27-10(地図) |
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電話 | 03-5811-1991 |
アクセス | 東京メトロ銀座線「浅草」駅より徒歩10分(A4出口) 都営地下鉄浅草線「浅草」駅より徒歩12分(A4出口) 東武スカイツリーライン「浅草」駅より徒歩10分(北口) つくばエクスプレス「浅草」駅より徒歩7分(A出口) |
最寄駅 | 東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス「浅草」駅 |
部屋数 | 216室(全室禁煙) |
設備 | 〈客室備品〉 液晶テレビ・電話・冷蔵庫(空)・handy (無料スマートフォン)・洗浄機付トイレ・湯沸しポット・ドライヤー・加湿空気清浄器・目覚まし時計・バスタオル・フェイスタオル・ボディータオル・ナイトウエア・室内用スリッパ
〈アメニティ〉 シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・洗顔/ハンドソープ・歯ブラシセット・カミソリ・綿棒・コットン・ヘアブラシ・ヘアゴム 〈フロント貸出備品〉 ズボンプレッサー・アイロン・携帯充電器・爪切り |
インターネット | 有線LAN・Wi-Fi(無料) |
館内施設 | 1F フロント・トイレ・ラウンジ兼朝食会場・コインランドリー(有料)・オープンテラス/2・6・12F 自動販売機 /4・8・13F 製氷機 |
駐車場 | 専用駐車場 8台 (先着順) 利用時間 14:30~23:00 / 5:00~11:30 ※時間外の出入庫不可 駐車料金 1,700円 / 1泊 |
サービス | クリーニングサービス(有料)、宅配便(有料)、フリーラウンジ(14:00~24:00コーヒー・紅茶などが無料提供)、レンタサイクル(有料)、ミネラルウォーターサービス |
クレジットカード | JCB、VISA、マスター、AMEX、UC、DC、NICOS、ダイナース、UFJ、銀聯 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | ホテルWBF東京浅草 |
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ホテルなどでプロの料理人として20年弱働いたのち、趣味で始めたレシピブログからサイト運営が本業となり、現在は自身のサイト運営の傍らWEBライターとしても活動中。
料理を作ることも食べることも好きな千葉県在住のフリーランスです。 ホテル勤め経験者の視点から、ホテルの宿泊体験を感じたままに、料理はちょっと厳しめにお届けします。
編集&校正 ビー・エイブル