クラス:business&tourist 予約サイト評価:4.0/5.0
三田会館に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。「三田会館」は山手線内側に位置し、JR田町駅から徒歩10分、都営地下鉄三田線の芝公園駅出口からは徒歩1分のビジネスホテルです。三田会館という名前の通り、港区三田エリアにあり、ビジネス、観光のどちらにも便利な立地です。
客室は7階までで、その上には(財)日本労働会館が運営する歴史資料館とオフィスがあります。ホテルチェーンに宿泊することが多い人にとって、ときにはオリジナリティあふれる1棟経営のホテルは新鮮かもしれません。
三田会館のホテル予約サイト上での評価は4.0前後。実際のところはどうなのか知りたくなり、身をもって体験してきました。以下はそのレポートになります。
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三田会館にもっとも近いのは都営地下鉄三田線「芝公園駅」で、A1番出口からすぐ。他にも、JR山手線「田町駅」から約10分、都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」から徒歩5分の便利な立地です。
慶應義塾大学や芝公園、東京タワーを含む三田エリアや、反対側の芝浦方面でのビジネスや観光にぴったり。芝公園の緑地に隣接する落ち着いたロケーションです。
なお、ホテル駐車場・提携駐車場はありません。
三田会館のフロントロビーは、ビルのエレベータで上がって2階にあります。階段から行くことも可能です。
フロントではスタッフが最大2名で対応しています。なんとなく、ホテルの受付というよりは職員による会社の受付という印象でした。「友愛労働歴史館」と併設されていることが関係しているのかもしれません。可も不可もなくスムーズなチェックインでした。
フロント向かいにはアメニティが用意されています。ここで必要な分をピックアップしてお部屋に行く流れです。入浴剤が4種類置いてあり、1つを選べるようになっています。
三田会館に大浴場はないのですが、1日の疲れを癒やすための入浴剤サービスはありがたい限りです。
ロビーにはソファとウォーターサーバーがあり、その奥にラウンジスペースがあります。
朝にはこのラウンジスペースが朝食会場として使用されますが、夜は自分で持ち込んだ食べ物や飲み物と一緒にくつろいだりPC作業をしたりと、自由に使って構いません。
朝食については最後にレポートします。
三田会館の客室数は全108室。16階建ての建物の2階~7階までがホテルフロアになっており、シングル、セミダブル、ダブル、ツイン、バリアフリールームを備えています。
ベッドサイズについての情報は公式サイト上で公開されていませんが、今回宿泊したシングルルームのベッドはゆっくり休むのに十分の広さでした。
喫煙できる客室は少ないです。でも2階ロビー近くに喫煙スペースが設けられているので、吸う人も吸わない人も気兼ねなく過ごせます。
築年数で考えると比較的新しい三田会館。実際に宿泊して客室の様子を調べてみました。
今回宿泊したのは6階のシングルルーム(禁煙)です。ドアを開けたときにパッと見た印象は「シンプル」。白とブラウンを基調としており、落ち着いた雰囲気が漂っています。
年間通じてホテル泊が多いビジネスパーソンにとっては、かえって“クセ”が強くなくていいかもしれません。
ドア付近にオープンタイプのクローゼットがあります。1泊で1人分の衣服なら、ここだけで十分収納できるでしょう。
クローゼットスペース下部には、靴べら、スリッパ、消臭スプレー、セーフティボックスが置かれています。スリッパ自体は使い捨てではありませんが、使い捨ての中敷きが用意されています。
室内に入ったら、ドアノブ上のボタンを押してカギをかけないと、外から開けられてしまいます。ということは・・・そうです!オートロックではないので注意が必要です!
毎回カギを使って閉めないといけません。築年数の割に旧式です。
ライティングデスクはノートパソコンを広げたり日記をつけたりするのには十分な広さ。デスクに対する椅子の高さも、平均的身長の男性にとってはちょうど良いです。
デスク右には電子ケトルやドライヤー、グラス類、ティッシュボックスなどの備品が配置されています。
細かいことかもしれませんが、ホテルに着いてデスクに腰掛けた時、足元に電子ケトルがあると少しイヤな気分になる人がいるかもしれません。気にしない人はいいのですが。
冷蔵庫を使用する場合は、客室に到着したらすぐに電源を入れるようにしましょう。
中身は、最近のビジネスホテルのスタンダードともいえる「空っぽ」なので、持ち込み品を冷やすのに便利です。扉側に収容スペースがありませんが、2リットルペットボトルが入るように工夫されています。
テレビはライティングデスク上に配置してあり、ベッドの枕側にもたれかかるとちょうど正面になります。デスクトップパソコンのモニターに似たタイプで小さく、長時間見るには向いていません。
三田会館のベッドですが、「〇〇社製のベッドを採用しています!」と宣伝しているわけではありませんが、快適に眠れるマットレスでした。ナイトウェアはいわゆる“よくある”上下一体ワンピース型です。
エアコンはオープン当初のものと思われますが、運転時ににおいが気になることもなく、快適でした。
ネット環境についていえば、夜の9時以降に「速度が落ちたな」と感じました。その日の客室稼働率によると思いますが、夜間の動画視聴の際には止まってしまうことも覚悟しなければいけません。
三田会館は芝公園や東京タワーに近く、お部屋の階数や向きによっては眺望が期待できます。今回宿泊したのは6階のお部屋。窓からは北西の景色を眺めることができるため、東京タワーを眺めることができました。
高さは“イマイチ”ですが、それでも夜に窓から眺める東京タワーは格別です。
三田会館のバスルームは、一言で表現すると「普通」。浴室にどんなものを求めるかによって評価は異なると思いますが、適度な広さがあって、「つかいにくいな」と感じることがなく、適度な換気があれば「及第点」ではないでしょうか。
そんな観点で三田会館のバスルームは普通の広さ、温度調節も簡単、換気性能をチェックしてみると、問題なしです。
トイレはウォッシュレットタイプ。一般家庭に設置されていることが多い品番のものです。
三田会館の客室のバスタブは、大人の男性が入っても「狭い」と感じないだけの広さがあります。湯量が多いので、すぐにお湯がたまります。「今すぐお風呂に入りたい!」というときは便利です。
フロント向かいのアメニティバーでもらった入浴剤を入れて、ゆったりと流れる時間を楽しめます。
洗面台は朝の洗顔には十分の面積です。バシャバシャしても水が床面に撒き散らされることはありません。
ちょっと辛口評価するなら、歯ブラシを立てるためのコップの中が結構汚れていたので、使用を控えました。一度見てしまうと気になります。
最近のビジネスホテルの中にはシャワーヘッドにこだわっているところがあるのですが、三田会館のそれはオーソドックスなものです。角度調整できるわけでもなく、ミスト状になるわけでもありませんが、普通に使えます。
浴室内のアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディソープだけです。必要なものはチェックイン時か気が向いたときに2階のアメニティバーで受け取るスタイルです。
三田会館の2階には多目的に使えるラウンジがあり、読書や談話、休憩など宿泊者なら自由に出入り可能です。このラウンジは朝食会場にもなっています。
館内2階、4階、6階には自動販売機があるので、そこで買ったドリンクをラウンジに持ち込むのもよし、お部屋で飲むのもよし。アルコール類の販売は2階のみです。
最寄りのコンビニ(ファミマ、ローソン共に徒歩1分)で購入することもできます。
館内3階と5階にはコインランドリー室があります。
洗濯機、乾燥機ともに2機完備。館内を合計すると4機ずつになります。洗濯は40分200円、乾燥は40分100円で、洗剤はフロントにて50円で購入可能です。
100円硬貨専用のマシンなので、小銭の持ち合わせがないときは先にフロントに寄るとよいでしょう。
三田会館の朝食は無料。宿泊者には自動で朝食サービスがついてきます。会場は2階のラウンジスペースですが、ビニール袋に入れてお部屋に持ち帰って食べることも可能ですし、チェックアウトしてから好きな場所で食べることもできます。
注意点はバイキング形式ではないこと。取っていい組み合わせが決まっており、案内表示を確認してから取らないと、スタッフに声をかけられて恥ずかしい思いをします。
指示通りにチョイスするとこんな感じになります。おにぎりもサンドイッチもローソンのものでした。コーヒーやお茶、インスタントみそ汁などは好みで選ぶことができます。
テーブルはシンプルな2人掛けとカウンターです。朝食がシンプルな分、1人ひとりの滞在時間が短く、満席でもすぐに空きます。
「ホテルは朝食が楽しみ!」と思って朝を迎えるとガッカリしますが、「ちょっとした朝ごはんが準備されている。得した」と考えれば満足のサービスです。
朝食だけの料金設定はなく、外部から朝食のために人が入ってくることはありません。
三田会館は、ビジネスや観光の拠点として考えると利用価値の高いホテルです。立地条件がよく、東京タワーが見えるなど眺望も優れています。
疲れを取るための特別なサービスや高級ベッド、豪華な朝食はありませんが、「宿泊にはあまりお金をかけたくない。便利で快適ならそれでよい」なら十分満足できるでしょう。
「会館」という名前がついているくらいなので、なんとなく会社っぽい雰囲気がありますが、ゆっくり休んで翌日に備えるためにはおすすめできます。
ホテルによっては早期予約をすることで料金が安くなるプランを設定していることがあります。早期予約プランでは通常よりも数%~数十%も安く泊まれることも。
その他に、お任せプランもお得に泊まれる料金プランの一つ。お部屋のタイプをホテルのお任せにする代わりに、通常よりも安く泊まれるお得なプランです。
この他にも、お得なプランはいくつも用意されています。ホテルが用意した宿泊プランを見つけて上手く利用することがホテルに安く泊まるポイントです。
住所 | 東京都港区芝2丁目20番12号(地図) |
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電話 | 03-3457-7411 |
アクセス | JR「田町駅」から徒歩10分、都営地下鉄浅草線・都営三田線「三田駅」から徒歩4分、都営地下鉄三田線「芝公園駅」から徒歩1分 |
最寄駅 | 都営地下鉄三田線「芝公園駅」 |
部屋数 | 108室 |
設備 | テレビ、有料放送、有線LAN、電話、冷蔵庫、目覚まし時計、ハンガー、洋服ブラシ、靴べら、バゲッジラック、スリッパ、マグカップ・グラスとお茶、洗浄機付きトイレ、ティッシュ、電気ポット、ドライヤー アメニティ:シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリ、タオル、ナイトウェア、入浴剤、その他アメニティバーに用意 |
インターネット | 無線LAN(Wi-Fi)有線LANケーブル 全室完備。無料。 |
館内施設 | ラウンジ(2階)、喫煙室(2階)、コインランドリー(3階・5階)、自動販売機(2階、4階、6階) |
駐車場 | なし |
サービス | マッサージ(有料) |
クレジットカード | VISA、JCB、American Express、ダイナースクラブ、UC、DC、NICOS、MasterCard、銀聯カード、各種デビットカード |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | 三田会館 |
Boli(ボリ)
中部地方を拠点に活動するフリーランス。 メインはWebライター、趣味でブログ運営、時々ボランティアに参加するといった生活スタイル。
20代の大半をスペイン語圏で過ごし、アミーゴたちの親しみやすさとストレートなホスピタリティに感化を受ける。 ラテンの目線を持ち込みながら、日本のホテルやラウンジを厳しくチェックし、ありのままに紹介していきます。
編集&校正 ビー・エイブル