クラス:tourist 口コミ評価:4.5/5.0
サクラテラスザ・ギャラリーに泊まってみた感想とおすすめ度。お部屋の様子と客室備品・バスルーム(お風呂)・アメニティグッズ・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。
サクラテラスザ・ギャラリー(SAKURA TERRACE THE GALLERY)は豪華なホテルではありませんが、ホテルステイを楽しめ、寝泊まりするだけの画一的なチェーン型ホテルとは違った、思い出に残る宿泊ができます。
サクラテラス ザ・ギャラリーは、JR京都駅八条口から徒歩2分の便利な場所にあるホテルです。
NorthとSouth、2つの建物で構成された新感覚のホテルとして、2015年3月にオープンしたサクラテラスザ・ギャラリーは、”住むように泊まる”をコンセプトにしており、ひと味違う大人の京都ステイを叶えてくれます。
※このホテルは小学生以下(12歳以下)は宿泊できないため、子連れの家族旅行向きではありません。
いわゆる京都らしい和モダンな雰囲気ではなく、木・石・水・炎など異なる素材を組み合わせた空間に現代アートを配したこのホテルは、とてもスタイリッシュで都会的です。
時期によりますがゲストの7~8割が外国人で、欧米からの個人旅行者が多いので、ホテルのラウンジでくつろいでいると、まるで自分が外国にいるような気分になるほど。普段の国内旅行とはちょっと違ったホテルステイができることでしょう。
今回はこのサクラテラス ザ・ギャラリーのNorth ルーフダブルのお部屋に泊まってきたので、お部屋の様子を詳しくご紹介します。
サクラテラス ザ・ギャラリーはJR京都駅八条口から徒歩2分とアクセス良好なのに、夜は静かな立地です。
サクラテラス ザ・ギャラリーは、JR京都駅八条口から徒歩2分の東九条上殿田町にあります。八条口は京都駅の南側にあり、バスターミナルや京都タワーのある烏丸口とは反対側のため、駅近でありながら静かな立地です。
レセプション(フロントデスク)があるのは建物の南側ですが、この建物(North=北館)の1階はパティオになっており、通り抜けができます。
室町通から来た場合は、North(北館)の東側からパティオを突っ切ってレセプションへ向かうのが近いでしょう(上写真は東側からNorthに入ったところ)。
なお、サクラテラスザ・ギャラリーには駐車場がありません。車の場合は近隣のコインパーキングを案内してもらえますが、紅葉や桜の季節は市内駐車場は平日でも満車のことが多いとのことなので、できるだけ公共交通機関で行くのがおすすめです。
サクラテラスザ・ギャラリーはパティオに続く開放的なフロントロビー、チェックインやチェックアウトの手続きもスムーズに行えます。ウェルカムドリンクとフリードリンクのサービスあり。
サクラテラスザ・ギャラリーのフロントロビーはNorth(北館)にあり、建物の南側にレセプションがあります。
チェックイン時にフロントスタッフからルームカードを受け取り、横にある自動チェックイン/チェックアウト機械で清算をするスタイルでした。また、この近くには指紋認証を備えたセーフティーボックスも設置されており、貴重品を預けるのに利用できます。
レセプションデスクの向かいにはアーティスティックなチェアが置かれ、その奥にソファスペースが設けられています。
ソファースペースにはストーブがありましたが、ここはフロントロビーの一部とはいえ、壁のない半屋外のため、冬場はくつろぐのにはちょっと寒いかもしれません。
フロントロビーはパティオに続いています。この空間はNorthを貫く通路であり、宿泊者の憩いの場となる中庭でもあるのです。
パティオに面したバーでは、宿泊者へウェルカムドリンクの無料サービスを行っています(アルコールを含むドリンクメニューの中から1人1杯/17:30~22:00)。
また、朝食ブッフェやディナーに使われるレストランは、10:00~17:30の時間帯、宿泊者向けのフリーカフェとして開放されています。
このフリーカフェはドリンク類が充実しているのが嬉しいところ。自家焙煎のコーヒーは豆が4種類揃っており、挽きたての豆で淹れるコーヒーを楽しめるほか、プリミアスティーのティーバックが数種類、また緑茶もありました(すべて無料)。
ひとりで読書にふけるのもよし、同行者とおしゃべりを楽しむのもよし。混雑する駅ナカのカフェに行かなくても、ホテル内でゆっくりできるのは、”住むように泊まる”SAKURA TERRACE THE GALLERYらしいサービスです。
サクラテラスザ・ギャラリーは全220室。ぬくもりのある木目を基調としたNORTHと、色彩とアートが融合した個性的なSOUTHに、それぞれシンプルステイルームとリラックスステイルームがあります。
サクラテラスザ・ギャラリーの客室数は、North(北館)とSouth(南館)を合わせて全220室です(全室禁煙)。
North、Southともに、京都観光やビジネスが中心でお部屋での滞在時間が短めの人向きの「スタンダード×シンプルステイルーム」と、お部屋でゆったりと過ごしたい人向きの、広めのバルコニーを備えた「ラグジュアリー×リラックスステイルーム」があります。
(写真はSouthの中庭)
客室の種類が多く迷ってしまうかもしれませんが、お部屋が比較的狭めでもよいから宿泊料金を抑えたいなら「スタンダード×シンプルステイルーム」、宿泊料金が多少高くなってもよいから広めのバルコニーがついたゆったりとしたお部屋に泊まりたいなら「ラグジュアリー×リラックスステイルーム」から選ぶと良いでしょう。
いわゆるシングルルームはなく、1人で泊まる場合は、ダブルまたはツインのシングルユースをするかたちとなります。最も狭い部屋でも17㎡あるので、一般的なビジネスホテルに比べれば、ゆとりを感じられる間取りだと思います。
サクラテラス ザ・ギャラリーのNorthのルーフダブルのお部屋と客室備品・バルコニーの様子を詳しくご紹介します。
今回はサクラテラスザ・ギャラリーのNorth最上階(6階)にある、ルーフダブルのお部屋に泊まりました。客室ドアはカードキーで開錠します。
ルーフダブルはラグジュアリー×リラックスステイルームのひとつで、客室の面積22㎡、バルコニー13~15㎡、ベッド幅160cmのお部屋です。室内にはソファはありませんが、ベッドの足元にある細長いベンチがソファ代わりになります。
ベッドはシモンズ社製マットレスを使用しており、寝心地の良さは抜群です。ピロー2種類とクッション、そして客室や館内で利用できるブランケットが用意されていました。
ベッドサイドテーブルと読書灯は両側についているのですが、この読書灯のオン・オフが両側同時にしかできないうえ、明るさの調節ができません。また、枕元にコンセントがないのも不便に感じました。
(フロントで延長コードを借りられるそうですが、枕元でスマホの充電をしたい人は多いと思うので、なぜネッドヘッドにコンセントを設置しなかったのかと不思議です。)
片側のサイドテーブルの中はミニ冷蔵庫(中身は空)になっています。
クローゼットはありませんが、片側の壁面にポールがあり、ハンガーかかっていました。また、荷物置きラック、館内用スリッパ、客室用スリッパ、靴べら、消臭スプレーも。
大浴場専用バッグ&ブランケット、作務衣がひきだしに入っています。
ハンガーポールの横には縦長の姿見もあるので、身支度を整えるのに便利です。ドア付近にはプラズマクラスター加湿器付空気清浄機も置かれていました。
ベッドの足元方向には、薄型テレビが設置された棚があります。デスクはありませんが、キューブ状のイスがあるため、この棚を簡易デスクとして使うことができるでしょう。
棚のひきだしには、ヘアドライヤー、マーガレット・ジョセフィンの女性用アメニティと入浴剤(部屋によります)、電気ケトル、湯飲み、インスタントティーがありました。
窓の外にはバルコニーがあり、デッキチェアが2つ置かれています。暖かい季節なら、ここでのんびりくつろぎたいところですが、寒い季節にはあまり利用できません。
このお部屋は最上階(6階)でしたが、特に眺望がよいわけでもなく、夜景がきれいなわけでもないので、せっかくの広いバルコニーもいまいち活用できませんでした。リゾート地であればともかく、京都駅周辺ですからね……。
サクラテラス ザ・ギャラリーバスルームは、大きなバスタブと洗浄機付きトイレ、洗面化粧台が備わっています。
こちらがサクラテラスザ・ギャラリーのルーフトップのバスルームとトイレです。モノトーンに統一され、スタイリッシュな印象。
バスタブは横幅がある広いタイプで、2人で入ることもできそうなほど。サイズは十分です。
客室からスライドドアを開けた正面に洗面化粧台が、その横にウォシュレット付きトイレがあります。
こうした作りは部屋を広く見せるのに効果的だと思うのですが、このスライドドアが完全に閉まるタイプではなく、施錠もできないので、カップルや友人同士で泊まるときに音が気になるかもしれません。
サクラテラスザ・ギャラリーのアメニティグッズは宿泊に必要な種類は一通り揃っています。デザインもシンプルで好印象。基礎化粧品などのアメニティはありません。
洗面化粧台にはボディウォッシュタオル、歯ブラシ、カミソリ、コームなどのアメニティが用意されていました。こちらもバスルームの雰囲気にあわせてモノトーンです。
バスアメニティは、ペリカン石鹸・プロバンシアのもので、南フランス産の植物エキスとオイルを配合したバス&シャワージェル、ラベンダーの香りのシャンプー&コンディショナーが置かれていました。
サクラテラスザ・ギャラリーは、こうしたアメニティにこだわっている印象です。細やかな部分にも良質なもの、香りのよいものが用意されているのは女性としては嬉しいものですし、ホテルステイの満足度もぐっと上がります。
サウナ付き大浴場、ジム、ギャラリーラウンジ、レストラン&バー、セルフランドリーなど、ホテルステイを快適にしてくれる施設とサービスが揃っています。
South1階にあるギャラリーラウンジではお茶やジュース、コーヒーなどをセルフサービスで利用できます。お風呂上がりの休憩にもぴったりのスペースです。
同じくSouth1階にはトレッドミル数台を備えたフィットネスジムもあります。
セルフランドリー(コインランドリー)もあり、連泊する人は重宝しそうです。
North1階の奥には自動販売機と製氷機があります。また、コンビニも近いです。
サクラテラスザ・ギャラリーのSouth(南館)には、男女別のサウナ付き大浴場があります。
サクラテラスザ・ギャラリーの大浴場の営業時間は6:00~10:00、16:00~1:00まで。遅い時間まで開いているので、遅めの夕食から帰ったあとでもゆっくりと入浴することができます。
上写真は女性用の脱衣所です。(許可を得て撮影)
清潔で広々としており、ロッカーも十分に用意されています。タオルはないので客室から持っていく必要がありますが、アメニティやドライヤーなどは揃っていました。
アメニティはマーガレット・ジョセフィンのもの。綿棒、ヘアゴム、コームもあります。
ユニークなのがこちらのシャンプー・バー。大浴場の洗い場にも備え付けのシャンプー&コンディショナーがあるのですが、このバーから好みのシャンプー&コンディショナーを自由に大浴場内に持っていけます。女性に嬉しいサービスですね。
こちらが大浴場の中です。ゆったりと湯船に浸かって旅の疲れを癒せます。外国人ゲストが多いせいか、壁に外国語で「大浴場の利用マナー」が掲示してありました。
お湯はスタッフが2時間毎にチェックをしているそうで、気持ちよく利用できます。
ゆったりとした湯船のほか、サウナ(女性用は塩サウナ)も備わっているのが魅力です。
少し気になったのは、大浴場は上写真のSouth(南館)にあるため、North(北館)に宿泊している人は、部屋のタオルを持って、道路を渡らなくてはいけないこと。
屋根のない外なので、暖かい季節の晴れた日なら気になりませんが、寒い冬場や、雨・雪の日には、この移動がちょっと辛い気がしました。
約40種類のメニューが並ぶサクラテラス ザ・ギャラリーの朝食の内容は和洋ブッフェスタイル。おいしさにも定評あり。朝食券を買えば当日でも利用できます。
SAKURA TERRACE THE GALLERY(サクラテラス ザ・ギャラリー)には、素泊り(宿泊のみ)プラン、朝食付きプラン、2食(朝食・夕食)付きプランがあります。
この朝食がおいしいと口コミで評判が良かったので、今回実際に食べてきました。
朝食会場はNorth1階のレストランで、朝食提供時間は7:00~10:00(L.O.9:30)です。
朝食ブッフェ会場のレストランの混雑具合は、宿泊曜日や時間帯にもよると思いますが、私が訪れた9時頃は半分くらいの席が埋まっている程度でした。ソファは座り心地がよく、両側が大きなガラス窓になっていて、開放感たっぷり。
素泊りで予約した場合でも、チェックインの際、また当日の朝にフロントで朝食チケット(大人1人2,300円/税込)を買えば利用できます。
朝食は、産地直送のお米を自家精米してご提供するほか、お米に合うこだわりの卵料理や具だくさんのスープ、自家製スムージー、約16種の野菜を使ったフレッシュサラダ、焼きたての自家製パンなどこだわりのメニュー約40種が並ぶブッフェスタイルです。
全体的に洋食メニューが多めですが、和食のコーナーもありました。
サクラテラスザ・ギャラリーの朝食ブッフェには、石窯ブレッド、ライ麦パン、アップルペストリー、全粒チャバタ、ツイストレモン、クロワッサンなど、種類豊富な自家製パンが並ぶので、パン好きさんにはとてもおすすめ。
焼きたてのフレンチトーストはプレーンや抹茶など3種類、オープンサンドや小さなサンドウィッチも複数の種類が揃っていて、選ぶ楽しみがあります。
どれも美味しそうで、盛りだくさんのパワー・ブレックファストになってしまいました。野菜とパンが特においしく、朝からエネルギーをいっぱいチャージできた気分です。
自家焙煎のコーヒーはテイクアウト用のカップも用意されているので、朝食後、お部屋に持って帰れます。バルコニーでゆっくりとコーヒーを味わうのもいいですね。
サクラテラスザ・ギャラリーの口コミと評判は?実際に泊まってみた感想とおすすめ度
今回サクラテラスザ・ギャラリーに実際に泊まってみた感想ですが、よい意味で京都らしくないホテルであり、新感覚の滞在型ホテルだと感じました。JR京都から徒歩2分という立地も非常に便利でした。
豪華なホテルではありませんが、ホテルステイを楽しめるので、寝泊まりするだけの画一的なチェーン型ホテルとは違った、思い出に残る宿泊体験ができることでしょう。
個人的にとても良かったのが、朝食ブッフェです。2,300円(税込)と特に安いわけではありませんが、メニューの豊富さ、そしておいしさを考えると、文句なしの大満足!
外国人ゲストが多いせいか、まるで海外のカフェやホテルラウンジにいるような気分で、ゆったりと朝食タイムを過ごすことができました。SAKURA TERRACE THE GALLERYに泊まるなら、ぜひ朝食付きプランをおすすめします。
今回泊まったサクラテラスザ・ギャラリーの近くには、姉妹ホテルであるSAKURA TERRACE(サクラテラス)、SAKURA TERRACE THE ATELIER(サクラテラス ザ・アトリア)があるので、予約の際はお間違えのないように。
京都駅からいちばん近く、特に口コミの評判がよいのが、このサクラテラスザ・ギャラリーです。
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ホテル宿泊料金(大人一人):12,000円~
住所 | 京都府京都市南区東九条上殿田町39(地図) |
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電話 | 075-672-0002 |
アクセス | 新幹線/電車:JR京都駅(八条西口から徒歩2分、八条口から徒歩4分) 車:名神高速道路 京都南I.Cから約20分 |
最寄駅 | JR京都駅(八条西口から徒歩2分) |
部屋数 | 220室(全室禁煙) |
客室設備 | 個別空調、プラズマクラスター加湿器付空気清浄機、ミニ冷蔵庫、無料CS放送、ウォシュレット付トイレ、マイナスイオンドライヤー、電気ケトル ※ベッドはシモンズベッドを使用 |
館内設備 | サウナ付き大浴場、ジム、ギャラリーラウンジ、レストラン&バー、セルフランドリー(コインランドリー)、自動販売機、製氷機 |
インターネット | 全館で無料Wi-Fiを利用可 |
駐車場 | なし(近隣のコインパーキングを利用) |
サービス | ウェルカムドリンク無料サービス(1人1杯)、フリードリンクカフェ、テイクアウトサービス |
クレジットカード | JCB、VISA、Master Card、AMEX、Diners |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | https://sakuraterrace-gallery.jp/ |
SAKURA TERRACE THE GALLERY フォトギャラリー
サクラテラスザ・ギャラリーの宿泊記を書いた人
ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴15年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が大好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルからバックパッカーズのドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験を元に、ホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル