クラス:tourist&business 口コミ評価:3.9/5.0
品川プリンスホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。お部屋の様子と客室備品・バスルーム(お風呂)・アメニティグッズ・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。
品川プリンスホテルは、品川駅高輪口から徒歩約2分にある、西武グループのホテルブランド「プリンスホテル」の代表格ともいえるホテルです。
Wikipediaによれば、イーストタワー(旧本館)全1015室、Nタワー(旧別館)全257室、メインタワー(旧新館)全1735室、アネックスタワー(旧エグゼクティブタワー)全672室、の4つのタワーから成っており、総客室数3679室(他に3560室の説も)。
日本最大級のシティホテルで、イーストタワーにはカラオケ、メインタワーにはチャペルや神殿、各種宴会場、プールが、アネックスタワーには、ボウリングセンター、映画館、円形ホール、ライブホール、水族館などのエンターテイメント施設があり、さらにそれぞれのタワーにレストランがあります。
品川プリンスホテルの中だけで1日遊べそうなほど、多くの施設・店舗が入っており、コンビニやフードコートもあります。Nタワーでは2017年からデリバリーロボットがサービスを提供しているなど、面白い試みも興味を引きます。
1978年開業ということで40年経っていますが、その間さまざまに形を変えてきます。
部類としてはハイクラスホテルに入りますが、プリンスホテルがカテゴリー分けしたなかでは、ザ・プリンス、グランドプリンスホテルのほうが上級と設定しており、隣にあるグランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪にはあるスイートルームが、プリンスホテルにはありません。
あくまでもビジネスやレジャー目的のユーザーがターゲットのようです。実際、筆者もハイクラスの中では中級という印象。ホテルの各施設でおこなわれるイベントや、レストランの料理などとの組み合わせのユニークなプランがあるのも魅力です。
今回は品川プリンスホテル メインタワーのツインルームに実際に宿泊してきたので、客室内の様子や窓からの景色、サービスなど、宿泊記&口コミをお届けします。
東京の玄関口「品川」駅より徒歩2分。日本一利便性が高いといえる抜群のアクセス!
品川プリンスホテルの立地は、東京の西からの玄関口ともいえる「品川」駅徒歩2分。
品川駅は、東海道新幹線、JR東日本在来線(東海道線・京浜東北線・山手線・横須賀線)、京浜急行電鉄が乗り入れていますので、新幹線の品川駅ができてから、多くのビジネスマンがこの駅を介して関東方面に足を運んでいるのではないでしょうか。
画像手前のIMAXと書いてある円形の建物はアネックスタワーの一部(宿泊棟は32階建)、その奥に見えるのがメインタワー、右手に少し見えるのがNタワーです。新幹線のホームに降り立ってから15分以内にアネックスタワー入り口に到着できるという印象です。
ホテル専用の有料の駐車場(765台)があります。
イーストタワーの前から撮影したもの。左手に見えるのがメインタワー、右手に見えるのがNタワー、その奥にアネックスタワーの宿泊棟が見えます。
この角度から見るとアネックスタワーは四角いのですが、反対側(品川駅から見て奥)は円形という不思議な形をしています。すべてのタワーは建物内で繋がっています。
今回、メインタワーに宿泊しますが、アネックスタワーのなかにあるセブンイレブンで書類の印刷をしたり、飲み物を購入したりできます。ただ、この客室数に対してコンビニが一つしかないため、時間帯を問わず混雑しています。
品川プリンスホテルには、広くて天井が高い華やかなロビーに長いフロントカウンターがあります。
品川プリンスホテルの2階まで吹き抜けたロビーは、天井が高く広くて開放感があります。
上写真はチェックアウトの時間に通りかかったときに撮影したもの。この日は中国人観光客がたくさんいて、かなり混雑しています。
品川プリンスホテルのチェックイン時間は14:00から、チェックアウト時間は11:00となっています。(宿泊プランが優先となります。)
この両側のモニュメントのようなものは、日本らしく「屏風」をモチーフにしたデザインだそうです。屏風の間に洋風のステンドグラスがありますが違和感なくかっこいいので、スマホで撮影している人の姿をちらほら見かけます。
チェックイン時のメインタワーのスタッフは、対応もスマートでてきぱきしています。最大で8人以上のスタッフが対応できるカウンターの大きさになっています。
品川プリンスホテルのフロントデスクはかなり長く、それでも待つときがあるのか、手前にロープで仕切りがしてあります。
なお、荷物の一時預かりに関しては、フロントではなく、こちらの「荷物預かりカウンター」で預かってもらえます。常時5名前後のスタッフが対応しています。
すべてツインかダブルのお部屋です。スーペリアダブルルームというセミスイートサイズの部屋もおすすめ。
品川プリンスホテルの総客室数は3679室。宿泊したメインタワーだけでも全1735室あります。メインタワーの客室の種類は以下の通り。
メインタワーにはシングルルームはなく、すべてツインかダブルです。イーストタワーが全室シングルルームを担当しているからでしょう。また、反対にスイートルームもありません。とはいえ、やはりハイクラスホテル。一番狭い部屋でも21㎡あります。
メインタワーのツインルームはそこそこの広さががあり、心地よいベッドが魅力的ですが、気になる点もちらほら。
今回は品川プリンスホテルのメインタワーのツインルームに宿泊します。21㎡ということで、狭すぎず特に広いというほどでもなくといったところでしょうか。
ベッドメイキングはデュベスタイル。公式サイトにベッドメーカーなど記載が見当たりませんが、心地よいベッドで快適でした。
窓際にテレビやライティングデスク(ドレッサー)、テーブルとイスがあります。
窓側から室内を見たところ。
テレビとテレビ台です。
レストランの混雑状況や、WiFiの接続方法の解説などもテレビで知ることができます。
空気清浄機は過湿機能付きです。詳しい説明(使い方)がホテルのパンフレットの中にあります。
ライティングデスクには大きな鏡がついていますが、ラグジュアリーなデザインというわけではありませんでした。 サイドボード的なデザインのものと違ってパソコンなどは置きやすいサイズです。コンセントもついています。
ホテルのレターセット。昔はこれが好きでよく使ったり持ち帰ったりしたものでした。
引き出しには延長コードが置いてあります。なにかと便利ですね。また、海外の方向けのプラグが置いてあります。
またナイトウェアとして浴衣が引き出しに入れてあります。
サイドテーブルの電話は短縮ボタンがいくつもあります。これならお年を召された方にもわかりやすそうです。ライトはもちろん空調が枕元で調整できるのもうれしいところ。
ナイトテーブルの下に暗証番号式の金庫があります。
クローゼットの中です。珍しい備品は、アイロンセット。通常、貸し出し備品としてフロントにあることが多いのですが、部屋に置いてあります。荷物置きスタンドもクローゼットに収納されています。
ハンガーがたくさん。そして、消臭スプレーがあります。
お茶セットです。ドアのすぐそばにコンパクトに設定してあります。人がかなり通る場所に扉のないオープン型の棚にカップやコップが置かれています。
実際には、掃除は行き届いていたので汚れは気になりませんでしたが、ハイクラスホテルにはこの棚は少し似合わない気がします。
また、ポットでお湯を沸かそうと思うとこのようにバスルームへの通路を塞いでしまいます。ちょっと残念ですよね(注:画像のプリンスホテルの水は無料サービスではありません。)。
そして、このティースタンドの下の黒い扉が冷蔵庫です。スイッチは入っていて冷えています。かなり小さく、冷凍の機能はありません
客室にある備品は、ドライヤー、液晶テレビ、金庫、湯呑み、グラス、スリッパ、電気ポット、冷蔵庫、加湿空気清浄機、アイロン、アイロン台、携帯電話充電器、消臭剤となっています。
プレミアフロアには、コーヒーマシンが設置されていたりするようです。貸し出し備品としては、照明スタンド、枕、毛布、ズボンプレッサー、ヘアドライヤー、氷枕、体温計、爪切り、絆創膏などがあります。
サービスはタワーごとにサービスが異なります。カフェレストランから客室へのデリバリーも可能で便利です。
品川プリンスホテルでは、一般的なホテルのようにマッサージやモーニングコールのサービスもありますが、いわゆるルームサービスはありません。代わりにカフェレストラン24からデリバリーが頼めます。部屋のテレビから予約可能です。
また「プリンスデリバリーサービス」といって羽田空港〜品川プリンスホテル間で荷物を1個1,200円で配送してくれるサービスがあります。受付は宅急便カウンターにて。
アネックスタワーでは全室に無料貸し出しスマートフォンが設置されています。
品川プリンスホテルの前には高い建物がないので東京シティービューが遠くまで見渡せます。夜景を楽しみたいカップルには最高のロケーションです。
品川プリンスホテルのメインタワーの20数階からの景色は、こんな感じ。左下にはプリンス・レジデンス(住居)が見えます。
正面には高輪テニスセンター・高輪ゴルフセンターの緑の屋根が。
右手には見えているのはアネックスタワーです。
夜になると目の前に広がる夜景がロマンティックなムード。カップルにも良さそうです。
高輪テニスセンター・高輪ゴルフセンターの明かりが目立ちます。
広さのあるハイクラスのバスルームで、掃除もしっかり行き届いていますが、プラスチック系素材の劣化が気になります。
品川プリンスホテルの客室バスルームは、バスとトイレがいっしょになったタイプですが、ハイクラスホテルらしくしっかり広さがあり、筆者が泊まった部屋は掃除も行き届いています。
バスタブは大きく一般的なサイズの男性ならゆったり使えるサイズでしょう。シャワースペースはなく、お風呂を張ったまま身体を洗うことはできません。バスタブの中で洗います。
バスタブとトイレの間はしっかりと距離が確保されているので、空間にはゆとりを感じます。
シャワーは混合栓ですがレバーが別になっているため、お湯と水の量を自分で調整するタイプになっています。ちょうど良い温度に調節する必要があります。
シャワーなどの器具のデザインは、少し古さを感じます。バスタブはよく見ると少々の黒ずみがありますが、清掃はしっかりと行き届いているので、気になるほどではありません。
洗面化粧台です。バスルームの端から端までの広さがあり、化粧ポーチなどを置いても水がかかることはありません。
ドライヤー(パナソニックのイオニティ)は洗面台の端に置いてあります。
洗面ボウルは清潔感があり気持ちよく使えます。こちらはレバーはひとつのタイプで温度調整は簡単です。
ボウルの大きさも適度にあって淵も幅が広いので使いやすいです。
そして、今回の宿泊で残念だった点はこちら。トイレットペーパーホルダーのカバーが、割れていたことです。修理しようとした様子もなく、このまま放置しておくのは非常に残念です。子どもや目が悪い方などが、うっかりケガをしてしまわないか心配です。
アメニティはかなり充実。本当に自分が必要な荷物だけで宿泊できます!
メインタワーの洗面アメニティーグッズの種類は、ハンドソープ、バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、歯ブラシ、レザー、くし、ヘアブラシ、綿棒、コットンです。
このアメニティの棚のプラスチック感が微妙です。ほかのプリンスホテルでもよく見かけますが、安っぽいさを感じるのと、経年劣化すると黄ばみが出て古さを感じやすい気がします。
石鹸は固形のものではなく、ディスペンサー式のフェイス&ハンドソープが置いてあります。
品川プリンスホテルのアメニティは、部屋によって若干違いがあります。
タオルの質感は良くも悪くもなく普通です。バスタオルは厚みがありますが、フェイスタオルが少し薄い気がします。また、ハンドタオルがなかったのが残念です。
特に不便を感じたわけではないのですが、ハイクラスホテルなのでもう少し高級感が欲しいところです。
バスアメニティグッズの種類は、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ、バスマット、シャワーキャップとなっています。
シャンプー・リンス・ボディシャンプーはポーラ製のもの。乾燥気味になることもなく、心地よい使用感です。
エンタメからウェディングまで、まるでアミューズメントパークのようなホテルです。
品川プリンスホテルには、水と癒しのストーブッフェを楽しむ「リュクス ダイニング ハプナ」(メインタワー1階:朝食ブッフェもこちら)、中国料理バイキング「孫悟空」(メインタワー4階)、24時間営業の「カフェレストラン24」(イーストタワー1階)など、各タワーすべてにレストランが入っています。
メインタワーには、チャペル、ブライダルサロン、神殿、フォトスタジオがあり、大小13の宴会場が、6〜36階まで各階に設置されているようです。
その周囲を客室が囲んでいるという造りになっています。結婚式から披露宴までこちらで行えるとのこと。
メインタワーのコインランドリーは9階にあり、縦型洗濯乾燥機とドラム式洗濯乾燥機が各7台ずつ設置されています(100円硬貨専用機)。
そのほか、アネックスタワーにはベビー休憩室や2,046平米のプリンスホールなど、ここに記すときりがないほどのたくさんの施設があります。
また、Nタワー宿泊客専用のビジネスラウンジ、サービスコーナーがあるようなので、今度はぜひNタワーに宿泊してみたいところです。
メインタワーは朝食ブッフェが人気です。
(画像は著作権法32条に基づき公式サイトより転載)
品川プリンスホテルの朝食は、いろいろなレストランでいただけますが、人気はメインタワー1階にあるリュクス ダイニング ハプナ」の朝食ブッフェです。
6:00〜10:00と朝早くからスタートします。おむすび、焼き魚2種、うどん各種など、和食もありつつ、オムレツやロールケーキなど、子どもも喜びそうなメニューも。人気があり過ぎて混むのが難点という噂もあります。
今回、仕事ですぐに出なければならなかったので朝食レポートはありません。
品川プリンスホテルに実際に泊まってみた感想とおすすめ度。ビジネスでもファミリーでも楽しめるホテルです。
品川プリンスホテルは、品川駅すぐの好立地で、ビジネスには立地条件として文句なし。Nタワーにはビジネスラウンジやサービスラウンジもあり、滞在して仕事をすることもできます。
子どもや年配の方にも、すべてエスカレーターやエレベーターで移動できるので、新幹線から疲れずに移動できる場所だともいえます。どのタワーに泊まるか、選ぶ楽しさがあるのもうれしいですよね。
次は、泊まっていないタワーに行きたいと思わせる魅力もあります。筆者自身、次はNタワーかアネックスに……と思います。ぜひおすすめしたいです。
ただ、「ハイエンド」という口コミには、ちょっと待ったをかけたいところです。それはタワーが建てられた年数にもよるかもしれません。以前から気になっていたプラスチック系の経年劣化については、ほかにも感じている方がいらっしゃるようです。
ハイクラスにしてはリーズナブルだといえる、イーストタワー、メインタワーについてはラグジュアリーを求めすぎないほうがいいかもしれません。ビジネスだけれど少しゆったりしたいときや、若いカップルやファミリーが旅行で使う分には、ちょうどよい高級感があると思います。
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ホテル宿泊料金(大人一人):10,000円~
住所 | 東京都港区高輪4-10-30(地図) |
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電話 | 03-3440-1111 |
アクセス | <電車の場合>東海道新幹線・JR線・京浜急行 品川駅(高輪口)より徒歩2分 ※成田空港、羽田空港よりリムジンバス運行 <車の場合>・羽田空港から約30分・東京駅から約20分・銀座から約15分 |
最寄駅 | 各線「品川」駅 |
部屋数 | 3679室(3560室との説も) |
設備 | バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、バスマット、ナイトウェア(浴衣)、歯ブラシ、レザー、くし、シャワーキャップ、ヘアブラシ、綿棒、コットン、シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ、ハンドソープ
設備:ドライヤー、液晶テレビ、金庫、湯呑み、グラス、スリッパ、電気ポット、冷蔵庫、加湿空気清浄機、アイロン、アイロン台、携帯電話充電器、消臭剤。
貸出備品:照明スタンド、枕、毛布、ズボンプレッサー、ヘアドライヤー、氷枕、体温計、爪切り、絆創膏など。 |
インターネット | 全室無線LAN(Wi-Fi)(無料) |
館内施設 | レストラン、コーヒーハウス、喫茶、ラウンジ、スカイラウンジ、バーラウンジ、バー、カラオケルーム、宴会場、会議室、結婚式場、禁煙ルーム、売店、コンビニエンスストア、フラワーショップ、ドラッグストア、ショッピングアベニュー、自動販売機、コインランドリー(有料)、プール(屋内通年・屋外夏季のみ)、テニスコート、コンビニエンスショップ、コーヒーラウンジ、アクアパーク品川(水族館)、映画館、ボウリング場 |
サービス | クリーニングサービス、マッサージサービス、モーニングコール、宅配便、 |
駐車場 | 765台(1500円/泊) |
クレジットカード | JCB、VISA、AMEX、ダイナース、UC、DC、ニコス、Bank Card、UFJ Card、Saison、JAL(デビットカード不可) |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | 品川プリンスホテル |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル