クラス:business&tourist 口コミ評価:4.1/5.0
ホテルグランヴィア和歌山に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。
ホテルグランヴィア和歌山は、和歌山駅前という立地条件で室内の綺麗さやベッドの寝心地もよく、ビジネスの出張や観光の拠点としておすすめのホテルです。
ホテルグランヴィア和歌山は、JR和歌山駅直結で、アクセスの良いホテル。西日本に複数の「ホテルグランヴィア」を展開する、JR西日本ホテルズのホテルのひとつです。
ホテルグランヴィア和歌山の前身は、1987年開業の「和歌山ターミナルホテル」。その後2002年に「ホテルグランヴィア和歌山」と改称し、現在に至ります。
外観や駐車場など、古さを感じる部分は残っていますが、ロビーやホテルの室内はきれいです。建物は9階建てで、ホテル客室は7階~9階、それより下の階には百貨店や商業施設(MIO wakayama)、レストランフロア、婚礼フロアなどが入っています。
ホテルグランヴィア和歌山は、ビジネスホテルではないものの、宿泊料も手ごろで、ビジネスの出張やファミリーでの旅行向きといえるでしょう。
ホテル予約サイトでの評価は、4.1~4.2と評判のよいホテルグランヴィア和歌山。実際に泊まってきたので、客室の雰囲気や備品・アメニティグッズなど、口コミの評判が本当なのか、紹介します。
ホテルグランヴィア和歌山はJR和歌山駅近く(徒歩2分)のアクセス至便な立地。地元の居酒屋やラーメン店なども近くに点在。
ホテルグランヴィア和歌山は、駅近くでアクセスの良いことで知られるJR西日本ホテルズのホテルらしく、JR和歌山駅直結の便利な立地にあります。
JR「和歌山」駅の中央改札を出て、屋根のある通路を通り、徒歩約2分でホテルに到着。荷物の多いときや、雨のときでも安心です。
ホテルグランヴィア和歌山は、和歌山市の中心地にあるため、白浜、アドベンチャーワールド、熊野など、和歌山の「観光」や「自然」というイメージを持っていくと、雰囲気がかなり違うことに驚くかもしれません。
和歌山駅の周辺は交通量も多く、決して静かな立地とはいえませんが、夜はかなり静かになり、駅から警笛の音が聞こえるほどです。とはいえ、少し歩けばラーメン店や海の幸が楽しめる居酒屋などが点在する小さな繁華街もあるので、便利な立地と言えます。
車で行く場合は、約1,000台停められる立体駐車場を利用できます。駐車料金は、ホテル宿泊者の場合、1泊1台1,080円(税込)。
立体駐車場からホテルに入るときは、駐車場の7階がホテルの6階というように、駐車場とホテルの階数が異なるため、注意が必要です。また、駐車場からの入口は従業員用の通路のようで、「ホテルに宿泊する」というムードのあるエントランスではありません。
天井が高く広いホテルグランヴィア和歌山のフロントロビー。チェックインは14:00~、チェックアウトは11:00まで。
ホテルグランヴィア和歌山のフロントロビーは、1階エントランスから入って突き当りの奥にあります。駐車場から行く場合は、エレベーターを1階に降りると目の前がロビーです。
フロントロビーは、広々として天井が高く、ゆったりとした雰囲気。ロビーの中央には、和歌山で有名な「紀州てまり」の模様を織り込んだカーペットが敷かれていました。
ロビーの一角にレセプションがあり、こちらでチェックイン・チェックアウトの手続きを行います。基本のチェックイン時間は14:00~、チェックアウト時間は11:00まで。
チェックイン前、チェックアウト後でも荷物を預かってもらえるので、早めに和歌山駅に着いて観光したいときや、チェックアウト後にビジネスの予定があるときに便利です。
今回はチェックインした時間が遅かったのもあると思いますが、ほかにお客さんが並んでおらず、とてもスムーズに手続きをしてもらえました。
フロントクラークは常に2~3人おり、接客も好印象。近隣の銀行ATMの場所について質問したところ、丁寧に答えてくれました。
ホテルグランヴィア和歌山には、シングル、ツイン、セミダブル、ダブル、トリプルルーム、スイート、和室など客室の種類は豊富。オリジナルのコンセプトルームもあります。
(画像は著作権法32条に基づき公式サイトより転載)
ホテルグランヴィア和歌山の客室は、建物の7階~9階に位置する全155室。客室の種類はかなり豊富です。
コンセプトルームには、洋室ながら裸足でくつろげる畳のある部屋、竹をデザインした壁紙がある部屋、パナソニック電工の”寝室環境システム”を導入した快眠を追求した部屋があります。
ホテルグランヴィア和歌山の全客室にシモンズ社製のマットレスと西川の羽毛布団(デュベ)を完備。ベッドの寝心地を重視する方にもおすすめです。
今回は、ホテルグランヴィア和歌山のモデレートダブルの客室に泊まったので、客室の中の様子と備品を詳しく紹介します。
モデレートダブルは、スタンダードダブルよ少し広い、19㎡の客室。今回は端の部屋で自然光が入るのは嬉しかったのですが、それでも狭さは感じました。
モデレートダブルの客室のベッド幅は150cm。ビジネスの出張などで一人で寝る分にはゆったりしていますが、二人で寝ると狭さは否めません。
ただ、ホテルグランヴィア和歌山では、全客室のベッドにシモンズ社製のポケットコイルマットレスを使用しており、ほどよい弾力性があって柔らかすぎないので、布団派の筆者には心地よく感じました。
また、掛け布団には肌触りのよい西川の羽毛布団(デュベ)が使われており、とにかく寝心地がいいのがポイント。ホテルグランヴィア和歌山は快眠に力を入れているようです。
ベッドの寝心地はとても良いのですが、残念だったのは、隣の部屋の声が聞こえたこと。日中は気にならなかったのですが、深夜だと隣の部屋の話し声が聞こえきました。
会話の内容が分かるレベルではありませんが、一度目が覚めて声が気になったあとは、眠りにつくまで気になりました。神経質な人は角部屋にしてもらうといいかもしれませんね。
室内には、パソコンを広げて作業するのに十分な幅広のライティングデスクがあります。
クローゼットの中には消臭スプレーと洋服ブラシが用意されており、ビジネスの出張など身だしなみに気を使いたい場面でも安心。
また、ズボンプレッサーと空気清浄機も常備されています。ズボンプレッサーが各部屋に用意されているのは珍しいのではないでしょうか。
コンセントも十分に整っています。ポット用はもちろん、空気清浄機専用のコンセントがあるので、抜き差しに気を使う必要はありません。
枕元にもスマートフォンの充電などに使えるコンセントが1か所あります。空調を各部屋で調整できるので便利。個人的にはラジオが聴けるのもうれしいです。
冷蔵庫には何も入っていません。冷蔵庫のスイッチは最初から入っており、すぐに使用できます。7階の客室フロアには自動販売機がいくつもあり、お茶やジュースだけでなく、アルコールも販売されているので、買ってきた飲料を冷やしておくのに便利です。
好みの枕を選べるピローセレクトサービス、無料レンタサイクルなどが利用できます。
ホテルグランヴィア和歌山には、出張マッサージなどのサービスはありませんが、新聞はエレベーターホールに設置してあり、無料でいただくことができます。
また、部屋には金庫はありませんが、フロント設置のセーフティーボックスが利用可能。
さらに「ピローセレクトサービス」もあり、フロントで好みの枕を選ぶことができます。
和歌山駅前の市街地にあるホテルのため、景色・夜景には期待できません。
ホテルグランヴィア和歌山があるのは和歌山駅前の市街地で、客室の窓からの景色・夜景は、特に眺めのいいものではなく、地方の駅前といった感じです。
今回の宿泊時はちょうど工事中で足場が見えていたため、ムードはありませんでした。
清潔できれいなグランヴィア和歌山のバスルーム。バスタブの広さも十分あり、気持ちよく使えます。
ホテルグランヴィア和歌山の客室バスルームは、ユニットバスとトイレがいっしょになったタイプ。改装されたのか、きれいで清潔感があり、とても気持ちよく使用できました。
バスタブの広さも十分にあり、ゆったりとお湯に浸かることができます。洗面台も快適に使用できるサイズです。
シャワーは可動式シャワーで、身長に合わせることができるので便利です。
ドライヤー用のコンセントは、すりガラスの棚の下にあるのですが、一がわかりにくく、一瞬、バスルームにはコンセントがないのかと思ってしまいました。
客室にはベーシックなバスアメニティや洗面アメニティがそろっています。女性向けアメニティ(基礎化粧品)はありません。
ホテルグランヴィア和歌山の客室アメニティは、歯ブラシ、シェービング、シャワーキャップ、綿棒、コームなどが、それぞれ2人分置かれています。女性向けの基礎化粧品などのアメニティは置いていません。
バスアメニティは、備え付けのシャンプー・リンス・ボディソープと、手洗い・洗顔を兼ねたハンドソープ。バスアメニティもベーシック。入浴剤といった特別なものは置いていません。
タオルはホテル仕様のふかふかのタオルで、ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルの三点のタオルが揃っています。ゴワゴワした感じがなく、とても気持ちよく使えます。
ホテルグランヴィア和歌山は隣の商業施設と隣接しているため、館内施設は多め。ブライダルフロアの宴会場は充実しています。
ホテルグランヴィア和歌山は、客室が7階~9階に位置し、それより下の階には各種施設が入っています。
6階は婚礼・宴会のフロアで、大小宴会場、チャペル、ブライダルサロンがあり、宴会専用のクロークも完備。8mの高さを誇るチャペルや、関西初の360度パノラマスクリーンのあるダイナミックな「ル・グラン」、 NYスタイルの会場「アクア・グラン」、地中海の邸宅風バンケット「メゾン・グラン」などの大中宴会場のほか小宴会場もあり、法事や同窓会、会議などにも対応。
5階は商業施設と合同のレストランフロアとなっていて、日本料理『毬』や、ダイニング『ミユウ』が、1階にはオープンフロアのホテルズカフェ『パスワード』があります。
フロントロビーには和歌山のお土産がたくさん販売されていたので、観光やビジネスでお土産屋さんに行くのが難しいときに重宝しそうです。
そのほか、数量限定ですが、無料のレンタサイクルがあるので、お天気の良い日なら、和歌山城や紀ノ川まで自転車で行ってみるのも良いかもしれません。
朝食会場はバイキングレストラン「ダイニング ミユウ」。ホテルグランヴィア和歌山の朝食ブッフェは種類は少なめですが、味はおすすめです。朝食の提供時間が短いので注意。
ホテルグランヴィア和歌山に朝食付きプランで宿泊すると、朝食会場のバイキングレストラン「ダイニング ミユウ」で朝食をとることができます。
朝食付きでないプランで宿泊している場合は、大人1,300円(税込)、子供(4歳~12歳)870円(税込)で当日の利用が可能。
ダイニング ミユウは5階のレストランフロアにあるのですが、これがショッピングモール『MIO wakayama』のミオ北館のレストランフロアでもあるため、知らずに行くと、ちょっとした違和感があります。
朝ホテルのエレベーターを使い、5階の朝食会場を目指すと、「一度、ホテルの外に出る」という印象なのです。急に外に出る感じがして少し緊張しました。
部屋着のままで行くのはそもそもNGだとは思いますが、女性はうっかり化粧をせずに行ってしまうと、なんだか気恥ずかしく感じるかもしれません。
ダイニング ミユウの朝食は、和洋のメニューから好きなものを好きなだけいただけるバイキングスタイル。
開始が6:30と早いのは出張時にはありがたいのですが、「9時には下げ始めます」と案内があり、本当に片づけが始まりました。11時から一般客向けのバイキングが始まるからだと思いますが、ゆったり朝食をとりたい人には、少しせわしなく感じるでしょう。
ホテルグランヴィア和歌山の公式サイトを見ると、朝食バイキングは良さそうに見えるのですが、実際には少し残念な感じが否めませんでした。
どれもそれなりにおいしいのですが、メニューは全体的に種類が少なく、和洋それぞれ10種類ずつ程度しかありません。
ただ、地元の伝統料理や干物など、地方のホテルならではの工夫があるのは、出張や観光で和歌山を訪れる人にとっては魅力的。
こちらの茶粥は和歌山の家庭料理の定番。白米をほうじ茶で炊いたお粥は香ばしく、やさしいお味です。
また、干物を自分で焼くことができます。匂いが気になる仕事前には向いていないかもしれませんが、海の幸のおいしい和歌山ならではのメニューは人気があり、みなさん順番を待っては焼いておられました。
卵かけ御飯にもこだわりがあるようで、醤油発祥の地である湯浅の濁り醤を、新鮮な紀州うめどりの卵にかけるという相性抜群の卵かけ御飯を楽しめます。
パンは、セサミブレッド、ミルクフレンチ、バゲットルヴィノワーズ。シナモントーストはメープルシロップがかかっていてとてもおいしかったです。
ドリンクメニューは、牛乳、トマトジュース、オレンジジュース、烏龍茶、紅茶、コーヒーなど。コーヒー専用のテイクアウトカップ(ふた付)も用意されており、部屋に持ち帰ることができます。
ソフトクリームもバイキングのメニューとしてはおいしいと感じました。
ホテルグランヴィア和歌山ホテルの口コミと評判は?実際に泊まってみた感想とおすすめ度
ホテルグランヴィア和歌山の朝食は、ホテルステイを楽しむことが目的であれば、おすすめとは言い難いのが正直な感想です。
しかし、和歌山駅前(徒歩2分)という立地条件や室内の綺麗さ、ベッドの心地よさなどを考慮すると、ビジネスの出張や観光の拠点として宿泊するにはおすすめできます。
朝食バイキングは、豊富とは言えませんが、お腹にやさしい郷土料理の茶粥や、魚の干物などのメニューが気軽に楽しめるので、和歌山らしさを味わいたい人は、朝食付きプランで泊まるのが良さそうです。
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ホテル宿泊料金(大人一人):6,900円~
住所 | 和歌山県和歌山市友田町5丁目18番地(地図) |
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電話 | 073-425-3333 |
アクセス | 電車の場合:JR和歌山駅中央口出て右側へ徒歩2分 車の場合:和歌山ICから和歌山市街方向へ。約15分(約4km) |
最寄駅 | JR「和歌山」駅(徒歩2分) |
部屋数 | 155室 |
設備 | 冷蔵庫・室温調整機能・温度・湿度計付き目覚まし時計・可動式シャワー・物干しロープ・各種アメニティ(コーム・綿棒・シャワーキャップ・歯ブラシ)・加湿機能付き空気清浄機・ドライヤー・液晶テレビ・FM/AMラジオ・メッセージランプ・ライティングデスク・クローゼット・荷物置き・消臭スプレー・スリッパ・シューズクリーナー・靴ベラ・ステーショナリー・お茶セット)。 貸出備品:携帯電話充電器・ズボンプレッサー・アイロン・つめきり・体温計・栓抜きなど。 |
インターネット | 無線LAN(Wi-Fi)と有線LANを全室完備(無料)。 |
駐車場 | 和歌山ターミナルビル立体駐車場(収容台数約1,000台)に駐車可能。宿泊者は1泊1,080円。 |
館内施設 | 挙式会場チャペル、宴会場(ル・グラン、アクア・グラン、メゾン・グラン、シェ・グラン、テラス・グラン)ほか。レストランは、日本料理『毬』、ダイニング『ミユウ』。 |
クレジットカード | JCB、VISA、マスター、AMEX、ダイナースが利用可能。(デビットカードは利用不可) |
チェックイン | 14:00~(※宿泊プランごとにチェックイン時間の設定がある場合は、そちらが優先されます。) |
チェックアウト | ~11:00(※宿泊プランごとにチェックアウト時間の設定がある場合は、そちらが優先されます。) |
フォトギャラリー
ホテルグランヴィア和歌山の宿泊記を書いた人
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル