クラス:business&tourist 口コミ評価:4.0/5.0
札幌東武ホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。札幌東武ホテルは、1994年4月に札幌市に開業した東武グループ傘下のホテル。すすきのの繁華街や二条市場、狸小路などへ徒歩数分の距離にありながら、料金は安めで、施設もきれいなのでとてもコスパが良いホテルです。
札幌東武ホテルは総客室数252室に加え、宴会・会議室が2室あるほか、モーニングとランチを提供している「ガーデンコートレストランKEGON」と北欧風カフェの「b's Kafe(ヴェズカフェ)」があります。
今回は札幌東武ホテルに実際に泊まってみたので、お部屋や朝食、アメニティなどのホテル予約サイトの口コミが本当なのか感想を交えて詳しくご紹介します。
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札幌東武ホテルは北海道一の繁華街である「すすきの」駅から徒歩3~5分で便利。大通り公園や時計台も徒歩圏内で、札幌観光には最適な立地です。
札幌東武ホテルは、すすきのに近い創成川通(創成川公園)沿いにあり、地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅3番出口から徒歩約3分、南北線「すすきの」駅3番出口から徒歩約5分と、すすきのからのアクセスが非常によい立地にあります。
海産物を購入できる二条市場や狸小路商店街は目と鼻の先、さっぽろテレビ塔や大通公園まで歩いていても約5分、札幌時計台にも約15分と、札幌観光に便利な立地です。
地下鉄のすすきの駅からホテルに行く場合は、国道36号線沿いに創成川通方面に歩いていくと、36号線と創成川通がぶつかる交差点からすぐのところにホテルがあります。
地下鉄を降りた後、ホテルまで地下道などはないため、JRなどさっぽろ駅方面から来る場合、天気悪い日は、東豊線に乗ってくるほうがややホテルに近めです(その分、東豊線に乗るために地下街を多めに歩くことにはなりますが)。
札幌東武ホテルの並び、36号線と創成川通がぶつかる交差点の角にコンビニがあるので、ちょっとした買い物ならここで済ませることができます。また、食事に関しては道内一の繁華街である、すすきのがすぐそばにあるのでお店に困ることはないでしょう。
札幌東武ホテルには有料駐車場(41台)もあり、宿泊者は1泊1,500円で利用できます。ホテルの駐車場が一杯の場合は、周辺の契約駐車場を同じ料金で利用可能です。
なお、駐車場はホテルの裏側にあり、機械式の立体駐車場になっています。出入りが多い時間帯には入出庫に時間がかかる可能性がありますので、早めに行動したほうがいいでしょう。また、ホテルの周りは三方が一方通行になっていますので、初めて訪れる際は迷わないよう、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
札幌東武ホテルのフロントロビーは落ち着いた雰囲気とモダンさが絶妙にマッチ。スタッフも気配り十分で、チェックイン・チェックアウトもスムーズ。
札幌東武ホテルのフロントロビーは1階にあります。創成川通側から入ることもできますが、一応メインエントランスは南4条通り側のようです。
フロントのロビーはそれほど広くはないものの、中庭に面した全面がガラス張りになっているため、実際の広さよりも広く、明るい雰囲気に見えます。
落ち着いた色合いでまとめられたフロントサイドと対比するように、鮮やかな色あいのソファでコーディネートされた待合場所。全く違った雰囲気のフロントと待合ですが、それらが不思議とマッチしており、上品かつ独特の雰囲気を作り出しています。
フロントクラークは3~4人で対応しており、チェックイン・チェックアウトはスムーズ、応対も丁寧です。出入りの多い時間帯には、フロントの回りにさらに2~3名が待機しており、上手にフォローをしてくれます。
ちょうど自分の後ろに、外出のためにキーカードを預けようと待っていた人がいたのですが、その待機していたスタッフがさっと現れてフォローしていました。
ポーターはおらず、またフロントのすぐ横にはコンシェルジュデスクがありましたが、常に人がいる状態ではありませんでした。
その代わりにペッパー君が常駐しており、日本語と中国語で周りの観光などについて案内してくれます。チェックインしている間など、子供の相手をしてくれそうなのでなかなかいいですね。
部屋へ行くにはフロントの向かいにあるエレベーターを利用しますが、2台しかなく、エレベーター前のスペースも小さいため、時間帯によってかなり混み合うことがあります。
ただ、混み合う時間帯にはフロントの回りに控えているスタッフが交通整理をしてくれていたので、比較的スムーズに乗り降りできました。
札幌東武ホテルのエレベーターに乗るにはカードタイプのルームキーをタッチする必要があります。宿泊者以外は立ち入れないようになっているため、セキュリティは高いです。
氷やアルコールなどは決まった階にしかないため、宿泊階以外にも行くことはできます。
客室のバリエーションは多く、家族連れから出張などでのシングル利用までさまざまなシチュエーションで利用可能。
札幌東武ホテルの客室は、スイート、ジュニアスイート、モダンスーペリアツイン、コネクティングルーム、デラックスファミリー、ツイン、ダブル、シングルの8種類。総客室は252室で、禁煙ルームと喫煙ルームがあります。
各部屋の広さとベッドサイズは以下の通り。
札幌東武ホテルの部屋は余裕のある造りで、ビジネスホテルのような圧迫感はありません。
札幌東武ホテルのツインルームの客室に入ると、手前にバスルームと扉が姿見になっているクローゼットがあります。(写真では右がバスルーム、左にクローゼット)姿見の手前にへこんだ空間があり、ここにはスーツケースなどを置くことが可能です。
お部屋の広さは普通のホテル程度ですが、一人であれば十分に広く感じますし、ビジネスホテルのような圧迫感はありません。ホテルの前面がややアーチを描く形になっており、今回泊まった部屋はその角部屋だったため、ベッド側が少し広めになっていました。
クローゼットにはハンガーと天然成分のファブリック&エアーフレッシュナー(花王製)、物置台、スリッパとインソール、靴磨き、洋服用ブラシがあります。
インソールがあるのはうれしいのですが、スリッパと若干大きさが合わないうえ、裏に滑り止めがついているにも関わらずあまり安定しなかったので、使いづらかったです。
今回泊まったツインルームのベッドは一般的なシングルサイズで、枕は1つだけ用意されています(ほかの素材や高さの枕を選ぶことはできませんでした)。
パジャマはワッフル生地のワンピースタイプ。清潔に洗濯されており肌触りもよいです。
ベッドサイドのデスクには、電話やメモ、時計とベッドサイドライトがあります。こちらにはコンセントがないため、スマホをベッドのそばに置いて、充電するには延長コードを使うしかありません。
延長コードは、ライティングデスクの引き出しに入っていますが、ライティングデスクの近辺にもコンセントが2か所しかないため、寝る前にPCの電源を抜いて、延長コードに付け替えてからベッドサイドに持ってくることになります。
延長コードの長さは十分ありますが、夜中トイレに起きるときなどに躓かないように注意する必要があり、やはり不便です。
部屋にソファはありませんが、ライティングデスクとチェアがあります。ライティングデスクの物を置いて使用できる範囲は約60cm×50cm(横幅×奥行)で、パソコン1台とスマホを置くのが可能な程度。ゆったりと仕事をできるような雰囲気ではありません。
ネット環境は、有線と無線のLANが無料で利用できます。有線の場合はLANポートとケーブルが用意されており、無線LANの利用方法はホテルのガイドに書かれています。
同じライティングデスクの並びにはテレビがあり、さらにその横には、電気ポットとアイスペール、グラスとコーヒーカップ、インスタントコーヒーと日本茶のティーパックがそれぞれ2つ用意されています。
その下に冷蔵庫が収納されているラックがありますが、冷蔵庫の中には何も入っていませんので、飲み物は自販機等で購入する必要があります。
この冷蔵庫を収納するラックの開き戸の蝶番が外れていたため、戸が閉めにくかったです。また、冷蔵庫自体の取手もないようで、開けるのがやや不便でした。
ベッドメイクやバスルームをはじめ、部屋自体はきれいに整えられていたのですが、なぜかここだけメンテナンスがおざなりになっていたので、少々残念です。
空調関係ではエアコンが完備されていますが、加湿機能付空気清浄機などはありませんでしたので、エアコンをつけっぱなしで寝ると結構乾燥するかもしれません。
金庫はないので、貴重品を預けたいときはフロントにお願いするといいでしょう。
札幌東武ホテルのお風呂とトイレはユニットタイプ。アメニティは一通り整っています。
札幌東武ホテルのバスルームは、バスとトイレが一緒になったユニットタイプ。広さもそこそこありますので、狭苦しい感じはありません。トイレも清浄器付き便座(ウォシュレットタイプ)が利用でき、水回りも清潔に清掃されています。
バスルームの鏡は一部曇り止めの加工がされているため、お風呂を使った後でもしっかり見えて使い勝手が良いです。
浴槽は大きめですが、底が浅く背中が当たる部分が斜めに傾斜しているタイプのため、肩までつかると、ひざがお湯から出てしまいます。
今回は8Fでの宿泊でしたが、シャワーの水圧も十分で、たっぷりお湯を使えました。
バスアメニティは、ディスペンサー式のフェイス&ハンドソープ(花王製)、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ(POLA製)が用意されています。シャンプー類はボトルの形のせいか安定性が悪く、使用中に何度か浴槽のほうに落ちてしまいました。
また、スポンジ、シャワーキャップ、女性用セット、カミソリ、ヘアブラシ、歯ブラシがあります。タオル類はフェイスタオル、バスタオル、バスマットが2名分用意されており、イオンドライヤーも置いてあります。
ゴミ箱として洗面台下とトイレ横にサニタリーボックスがきちんと用意されていました。
窓からは創成川沿いの緑地とテレビ塔が見える程度。とりたてて見晴らしがいいわけではないが、繁華街のすぐそばでありながらネオンサインがまぶしいということもありません。
今回泊まった部屋の札幌東武ホテルの窓からは、幹線道路(創成川通)その真ん中にある創成川公園が見えました。今回は冬に泊まったため、特に眺望が良いわけではありませんでしたが、夏場であれば眼下に緑が見えるはずです。
ただ、公園といっても、創成川沿いに遊歩道と若干の緑があるくらいなので、目を引くほどではないでしょう。
一方で、すすきのの入り口である4丁目交差点からはやや離れているため、ネオンがまぶしいということがありませんし、幹線道路沿いではありますが、防音がしっかりしているため、全くと言っていいほど騒音は感じませんでした。
大通り方面を見ると狸小路がかろうじて視界に入る状態でしたが、別方面の部屋からであればテレビ塔も十分見えるでしょう。逆に裏側の部屋であれば、単なるビル街しか見えない窓もあると思います。
上はエレベーターホールからの眺めですが、このような感じです。
札幌東武ホテルの館内施設は、1階にガーデンコートレストラン「KEGON」とカフェ「b's Kafe(ヴェズカフェ)」があります。
札幌東武ホテルの館内施設としては、1階にガーデンコートレストラン「KEGON」とカフェ「b's Kafe(ヴェズカフェ)」があります。
「KEGON」は朝食バイキング(7:00~10:00)とランチブッフェ(11:30~15:00)のみの営業ですが、「b's Kafe(ヴェズカフェ)」は7:00から19:00まで営業しています。
北欧をイメージしたおしゃれなカフェである「b's Kafe(ヴェズカフェ)」では、ケーキやパンのほか、北欧テイストのグッズや札幌の暮らしの中から生まれた製品ブランドである「札幌スタイル」などの商品の販売も行っています。
札幌東武ホテルには、ここ以外に売店などはありません。ほかに、宴会や会議に利用できる小さめのバンケットが2つあります(全室利用も可能)。
各階には飲料と有料チャンネルのカードの自販機があり、アルコールと製氷機は特定の階にあります。
サービスとしては、客室内でのリラクゼーションマッサージや靴磨きなどの有料サービスを受けることもできます。
札幌東武ホテルの朝食付きプランは和洋食のバイキング。和食は体に優しいメニューが多く、洋食では札幌名物のスープカレーを味わうこともできます。
札幌東武ホテルの朝食は、1階にあるガーデンコートレストラン「KEGON」でとることができます。朝食付きではない宿泊プランの場合は、1人1,944円(税込)を支払うことで利用することができます。(営業時間は7:00~10:00/L.O.9:30)
「KEGON」はアトリウムタイプで、中庭に面する窓が全面ガラス張りのため、とても明るい雰囲気です。
朝食バイキングのメニューは和食と洋食がそれぞれ用意されたブッフェスタイル。
和食は一般的なご飯とおかずなどに加え、すすきのの繁華街から近いということもあってか、体に優しいだし茶漬けや湯豆腐、そうめんなどが用意されていました。
こちらが和食のメニューです(洋食も食べたので少な目に盛っています)。
洋食メニューは定番のシリアルとパン、スクランブルエッグやソーセージなど(ベーコンはありませんでした)に加え、札幌の名物であるスープカレーも楽しめます。
デザート系はフルーツとゼリー、ヨーグルトがある程度でした。
ブッフェではエスプレッソマシンでカフェラテなどのコーヒーメニューをを楽しめます。また、入り口付近に食後のコーヒーを持ち帰れるサーバーや紙コップなどが用意されており、これはなかなか気の利いたサービスだなと感じました。
札幌東武ホテルホテルの評価と実際に泊まってみた感想
札幌東武ホテルはすすきのから徒歩圏内でありながら、繁華街のメインの場所からは隠れた場所にあるため、ネオンの明かりや喧騒も届かない、落ち着いた雰囲気のホテルです。
当日も宿泊者の半数以上がアジアの観光客の方々でしたが、日本人の宿泊者は通路の奥側の部屋に泊めるように配慮してくれているようだったので、非常に静かでした。
今回はツインに宿泊できたということもありますが、部屋も窮屈な感じは一切なく、スタッフの方々も気配りがきいていて、快適に過ごせました。
立地と内容と比較して、料金的にも安く宿泊できるので、すすきの近辺に泊まりたい人にはおすすめのホテルです。
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住所 | 北海道札幌市中央区南4条東1丁目(地図) |
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電話 | 011-242-0111 |
アクセス | 地下鉄 東豊線「豊水すすきの」駅 3番出口から徒歩3分、南北線「すすきの」駅 3番出口から徒歩5分 |
最寄駅 | 地下鉄 東豊線「豊水すすきの」駅、南北線「すすきの」駅 |
部屋数 | 252室(禁煙室、喫煙室) |
設備 | イオンドライヤー、パジャマ(ワンピースタイプ)、スリッパ、テレビ、室内電話、ライティングデスク、レターセット(便せん、封筒)、ランドリーバッグ、湯沸かしポット、冷蔵庫、クローゼット(ハンガー、靴磨き)、洗浄器付トイレ、空調(冷暖房完備)、 |
インターネット | インターネット 全客室で有線LAN・Wi-Fi接続(無線LAN)を無料で利用可能 |
駐車場 | 立体駐車場あり/41台 ホテル宿泊者は1泊1,500円(チェックイン時間~チェックアウト時間まで)、満車の場合は近郊契約駐車場同料金で利用可能 |
サービス | 客室でのリラクゼーションマッサージ(有料) |
クレジットカード | JCB・VISA・マスター・AMEX・ダイナース |
チェックイン | 15:00~ ※宿泊プランごとにチェックイン時間の設定がある場合はそちらが優先。 |
チェックアウト | ~11:00 ※宿泊プランごとにチェックアウト時間の設定がある場合はそちらが優先。 |
公式サイト | 札幌東武ホテル |
toya
「将来の夢はホテル住まい」の旅行好きなブロガー・ライター。理想のホテルを求めて、様々なホテルを巡り歩いています。海外旅行の経験も豊富で、国外にいた期間を累計すると数年に及びます。
そんな数多くの旅行経験から、ホテルやホテルラウンジを利用者の目線で丁寧に紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル