クラス:business&tourist 口コミ評価:3.8/5.0
カルチャーリゾートフェストーネに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。沖縄県宜野湾市にある「カルチャーリゾートフェストーネ」は、もともとは国の保養施設であった「沖縄ハイツ」が、民間の株式会社 国際リゾート研究所に引き継がれたホテル。
客室数は26室と小規模ですが、多目的ホールをはじめとした会議室や研修会場などの施設が充実しているのがこのホテルの特徴です。
道路を挟んでホテルの向かい側には、ぎのわん海浜公園(トロピカルビーチ)、沖縄コンベンションセンター、宜野湾マリーナといった施設が立ち並び、年間を通じ大規模な会議や学会、花火大会やアーティストのコンサートなど多くのイベントが実施されています。
カルチャーリゾートフェストーネに宿泊すれば、これらの公園や施設へ、渋滞や駐車場の満車に困ることなく、徒歩でアクセスが可能。
ホテル予約サイトの口コミを見ると、リピーターが多く、その立地とコストパフォーマンスの良さの評判が良いカルチャーリゾートフェストーネ。
今回は、実際にカルチャーリゾートフェストーネに泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか感想を交えてご紹介します。
Contents Menu
カルチャーリゾートフェストーネは、沖縄県宜野湾市、国道58号線の下り車線側に建っており、那覇空港から車で約30分~40分(渋滞状況により異なります)かかります。
沖縄県の電車は那覇市内を走るモノレール“ゆいレール”だけなので、カルチャーリゾートフェストーネへの公共交通機関のアクセスは路線バス。
最寄りのバス停は「コンベンションセンター前」で、そこからホテルまでは徒歩5分ほど。「コンベンションセンター前」は、沖縄バス・琉球バスのバスが停まるバス停です。
始発場所は以下の通り。
那覇空港発
99番 天久新都心線(琉球バス)
那覇バスターミナル発
28番 読谷楚辺線 コンベンションセンター経由(沖縄バス・琉球バス)
32番 コンベンションセンター線(沖縄バス)
52番 与勝線コンベンションセンター経由(沖縄バス)
55番 牧港線(琉球バス)
88番 宜野湾線(琉球バス)
112番 国体道路占:(琉球バス)
おもろまち駅前広場発 288番 宜野湾おもろまち線(琉球バス)
バス時刻表は琉球バスロケーションシステム(琉球バス)、バスなび沖縄(沖縄バス)、ちゅらバス@なび、NAVITIMEなどのサイトで調べることができます。
カルチャーリゾートフェストーネのフロントデスクは、ホテルの入口から入り、すぐ右にあります。私の到着時にフロントには人がいませんでしたが、呼び鈴を鳴らすとすぐ来てくれて、チェックインの手続きはスムーズに終了。受け答えも丁寧です。
カルチャーリゾートフェストーネは3階建てのホテルで、1階には客室がなく、多目的ホールや会議場、宴会会場とレストランがあります。
正面入口から入ってすぐ目の前は、ホールへのドア。一般客向けというより、企業・団体の宿泊を伴う研修やセミナー・会議等に対応できる場所という印象を受けました。奥には座敷もあるので、懇親会などにも活用できそうです。
フロント向かいには、会議や研修中の休憩時間に外に出て、座って談笑できるような椅子とテーブルが置かれており、フロントが混み合っていてもゆっくり待つことができます。
カルチャーリゾートフェストーネの客室タイプは以下の4種類です。
・和洋室-43㎡-ツインベッド(バリアフリー対応)2室
・ツインA-33㎡-ツインベッド(エキストラベッド2台追加可能)2室
・ツインB-26㎡-ツインベッド(エキストラベッド1台追加可能)18室
・和室-26㎡(4名まで利用可能)4室(2階、禁煙室のみ)
2階は全室禁煙、3階は全室喫煙と言うように、フロアで禁煙・喫煙を分けています。
同じフロアに禁煙・喫煙室が混在していると、廊下などでタバコが気になってしまいますし、下の階が喫煙室だと煙が上がってくるので、上の階が喫煙室というのは実用的な区分だと感じました。
▷各グレードの宿泊予定日の空室&最安値をCheckしておく!
今回カルチャーリゾートフェストーネで一番多い部屋タイプ、ツインBに宿泊したので、客室内の様子を詳しく紹介します。
ツインBのお部屋には、手前左手にドレッサー兼用の机、ベッドが2台、奥には応接セット(会社の応接セットを彷彿とさせますが……)があります。
部屋は古いビジネスホテルといった印象ですが、26㎡と広いので、圧迫感を感じさせない作りです。また、室内はきれいに整理されています。
ツインベッドのサイズは100cmと言ったところでしょうか、さすがに高級マットレスとはいきませんが、スプリングの軋みもなく、快適に眠ることができました。
スタンドは両方のベッド兼用です。内線・外線電話と時計もサイドテーブルにあります。ただ、枕元にコンセントがないので、スマートフォンなどを充電したまま、見ながら寝ると言うのはちょっと難しそうです。
ベッドの反対側には机。鏡があるのでドレッサー兼用です。冷蔵庫もここにあります。
机の上には、テレビ(地上波のみ)・ビデオ(VHSがありました)+DVDデッキ。
そして、湯沸かしポット、お茶セット、ドライヤーが置かれています。
PCが使えるようにモジュラージャックとケーブルも。机はあまり奥行きがないので、パソコンを使うときや机の上で作業をしたい場合は、お茶セットの湯のみなどを片付ける必要があります。
コンセントはこの机の上にあるのですが、スタンド、ドライヤーや湯沸かしポットで埋まっているので、PCを使いたい場合はどれかを外してコンセントを空ける必要があります。
全館ネット接続可能ですが、Wi-Fiのパスワードは部屋ごとに違っており、机の上か引き出しの中にパスワードや接続方法を記したラミネートがあります。もし見当たらない場合はフロントに問い合わせてみましょう。
奥には応接セットが置かれており、ベッド以外でも寛いでお茶を飲んだり、読書したりできそうです。
クローゼットは部屋を入ってすぐ。奥行きがあまりなく、服をかけるポールが縦についていますが、2人で宿泊した際には服を分けてかけられるので意外に便利かもしれません。
クローゼットの下には室内スリッパと靴ベラ・ブラシ。
また、物干しもありました。タオルやちょっとした洗濯物をかけるときに便利ですね。
セキュリティーボックスはありませんので、貴重品の管理には気を付けてください。
カルチャーリゾートフェストーネのバストイレは一体型です。正直なところ、この施設の古さを感じさせる狭さですが、使用に問題はありません。
トイレはリモコンのウォシュレット付き。
狭いですが、浴槽・シャワーがちゃんとあります(沖縄では浴槽がなく、シャワーだけの家や施設も珍しくありません)。
浴室アメニティとしては、洗面台の上にフェイス&ハンドソープ。
そして、ボディソープ、シャンプー、リンスがバスタブの縁に置いてあります。いずれもディスペンサー式(ポンプタイプ)で、持ち帰りはできません。
消耗品は、歯ブラシ、綿棒・コットン、シャワーキャップ、ブラシ、カミソリがありました。タオルはバスタオルとフェイスタオルが1枚ずつ。ツインルーム使用でも一名利用だと1セットのみでした。パジャマも同様です。
カルチャーリゾートフェストーネの客室の窓から見える夜景。ホテルの建物は海側を向いていますが、目の前が幹線道路の国道58号線のため、眺望はあまり期待できません。
翌朝の風景。夜に結構な雨が降ったので、曇っていました。中央分離帯に植えられている椰子の木が若干リゾート気分を感じさせてくれます。晴れていたら青空が広く感じられるのではないでしょうか。
カルチャーリゾートフェストーネは、前述の通り、多目的ホール・会議室などの研修設備が充実しています。
204名収容可能(3分割可)な多目的ホールをはじめ、156名収容可能(3分割可)な研修室、63名収容可能(2分割可)な会議室を備え、12名収容の小会議室も。それぞれマイク、スクリーン、舞台があるので、会議・研修・セミナーなど様々な用途にあわせて利用できます。
また、畳の宴会場も備えられており、料理はレストランのものがケータリングできます。宴会場は団体・企業だけでなく個人利用もされているようで、私が宿泊した日は還暦祝いの会場となっていました。人数の多いお祝いの席などに重宝されているようです。
カルチャーリゾートフェストーネにはレストラン・ラウンジが併設されており、ランチバイキングや各種催事のケータリング、さらに12月はクリスマスケーキの予約も受け付けていました。ディナー・ケータリングは予約制です。
そのほか、レストランのテラス席ではバーベキューも楽しめるようになっています。
ホテル館内には自動販売機とコインランドリーもあります。(2F)
廊下にはテーブルとソファ席が置かれており、宿泊を伴う研修やセミナーなどでは、ここでも参加者のちょっとした交流できるようになっています。
カルチャーリゾートフェストーネには、16:00~24:00までお部屋でマッサージやオイルトリートメントを受けることができるリラクゼーション・サービス(有料)も。
ホテル内に売店はありませんが、徒歩圏内に大型ショッピングセンター「サンエー宜野湾コンベンションシティ」 (9:00~23:00営業)や、「ユニオン宇治泊店」(24時間営業)、「タウンプラザかねひで真喜志店」(9:00~0:00営業)など、沖縄を代表するスーパーが揃っていますので、食料品などを買って部屋で食べることもできますし、お土産物の調達にも困りません。
コンビニエンスストアはサンエー宜野湾コンベンションシティ内にローソンがありますが、サンエーの営業時間準拠なので、24時間営業ではありません。24時間営業のコンビニエンスストアはローソン宜野湾宇治泊店が徒歩圏内です。
また、隣はラウンドワンもあり、退屈したときに気軽に遊びに行くこともできます。
カルチャーリゾートフェストーネの朝食は一階のレストランでいただきます。(7:00~9:00)朝食付きプランで予約していない場合は、1,100円かかります。
朝食はバイキング形式(ブッフェ)ですが、品数はさほど多くありません。
主食はご飯かパン、おかゆ。ご飯の付け合わせとして、納豆・生卵・ふりかけ・各種漬物が用意されています。
おかずは、魚の煮付け、卵焼き、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージなど。
サラダとフルーツコーナー。
ドリンクは各種ソフトドリンクと、ホットコーヒー、紅茶・緑茶などがありました。
朝食を一通り取ってみました。汁物は、味噌汁ではなく、沖縄ではおなじみのゆし豆腐。固める前のおぼろ豆腐で、程よい塩気が美味です。
フェストーネは「健康文化村」をうたい、自家栽培している野菜や、琉球伝統料理を取り入れたランチバイキングが好評ということなので、素材は良いのかもしれませんが、朝食はかなり品数が抑えられておりシンプルでした。
正直なところ、この朝食内容であれば、前夜にサンエーなどで購入しておいて、素泊まりで朝食代を浮かせるというチョイスもありかもしれません。
カルチャーリゾートフェストーネに実際に泊まってみた感想としては、宜野湾コンベンションセンター、トロピカルビーチに徒歩圏内かつリーズナブルな価格という点で高評価。出張やイベント時には強くおすすめしたいホテルです。
「沖縄ではリゾート気分を味わいたい!」「素敵なホテル滞在を楽しみたい」という方には、幹線道路沿いで大型ショッピングセンターも近くにあり、建物も団体や企業の研修施設を思わせるつくりのフェストーネはあまり魅力を感じられないホテルかもしれません。
しかし、フェストーネのセールスポイントは、何といってもその立地。
大規模な会議や学会、来沖するアーティストがコンサートを行うなど年間を通して様々なイベント会場ともなる沖縄コンベンションセンターや、宜野湾マリーナ、トロピカルビーチもあるぎのわん海浜公園まで徒歩圏内のホテルとしては一番近く、かつ価格もリゾートホテルに比べて大変リーズナブルです。
宜野湾市は那覇から約30分で行けるという便利の良い場所というイメージがありますが、国道58号線は朝も夕方も渋滞が慢性化しており、イベント時には全く車が動かないことも珍しくはありません。特に、夏のシーズンやイベント時には駐車場はすべて満車となり、探すのも一苦労なのです。
カルチャーリゾートフェストーネは、その状況を知っている地元の方(翌日にコンベンションセンターで仕事がある方など)にむしろ重用されているホテルだと強く感じました。
宿泊の口コミもリピーターの方が多く、その立地と価格に高い評価を付けていますが、私も実際に宿泊してみて、徒歩ですべてアクセス可能という便利さに感心しました。
宜野湾市への出張などビジネスの方、イベントを楽しみたい方、中部観光を宜野湾を起点にいろいろ行動したい方などに大変おすすめのホテルです。
数ある旅行予約サイトの中で人気なのが、じゃらん、楽天トラベル。なんと国内ホテル予約のシェア60%以上!
会員の方はそれぞれの公式サイトから申し込めば、よりお得に泊まれます。(じゃらんはPontaポイント、楽天トラベルは楽天スーパーポイントが宿泊料金の1~2%も付与!)
どの予約サイトの会員にもなっていない方は、宿泊予定日の最安値を簡単に比較できる「トリップアドバイザー」がおすすめ!
ホテル予約サイトの「楽天トラベル」や「じゃらん」はもちろん、国内200社以上の予約サイトの宿泊料金をランキング形式で表示!最安値でカルチャーリゾート
フェストーネを予約できます。
ホテル宿泊料金(大人一人):5,800円~
住所 | 沖縄県宜野湾市真志喜3丁目28番1号(地図) |
---|---|
電話 | 098-898-1212 |
アクセス | 車の場合、那覇空港から約30分~40分。公共交通機関の場合はバス停「コンベンションセンター前」下車、徒歩5分。 |
最寄駅 | 各線バス「コンベンションセンター前」 |
部屋数 | 26室 |
設備・備品 | テレビ・VHS/DVDプレーヤー・エアコン・電話・モジュラージャック・インターネット接続(LAN形式)・インターネット接続(無線LAN形式)・湯沸かしポット・お茶セット・冷蔵庫・ドライヤー・空気清浄機・ズボンプレッサー(貸出)・アイロン(貸出)・加湿器(貸出)・洗浄機付トイレ・ボディーソープ・シャンプー・リンス・ハミガキセット・カミソリ・くし・タオル・バスタオル・ナイトウェア・スリッパ |
館内施設 | 館内設備 レストラン 多目的ホール・宴会場・会議室・自動販売機・コインランドリー・バーベキューガーデン・クリーニングサービス |
インターネット | インターネット接続(Wi-Fi)が無料で利用可能 |
駐車場 | 無料 70台(先着順) |
サービス | リラクゼーション・サービス(有料) |
クレジットカード | VISA・JCB・American Express・Diner's Club・UC・DC・NICOS・UFJ Card・Master Card・AEONのクレジットカード、デビットカードが使用可能。 |
チェックイン | 15:00(最終チェックイン 22:00) |
チェックアウト | 10:00 |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル