クラス:Tourist 口コミ評価:3.7/5.0
沖縄サンコーストホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。沖縄サンコーストホテルは、沖縄自動車道の終点、許田(きょだ)ICを出て、本部方面に向かって車で約5分の国道58号線沿いに建つホテルです。
名護市内までは車で約10分、美ら海水族館までは約30~40分、恩納村方面へのアクセスもよく、沖縄本島の北部観光にはとても便利な立地。
沖縄サンコーストホテルから国道58号線を渡ると、すぐ目の前にはウィードビーチが広がっています。市営ビーチのため監視員などはいませんが、トイレやシャワーは完備。
夏場にはマリン業者も常駐しており、気軽に海遊びが楽しめるスポットとなっています。
沖縄サンコーストホテルは、全客室キッチン付きで広めのコンドミニアムタイプ(写真はベーシックツイン)。建物は全体的に古めですが、近年リニューアルを施し、室内は明るくきれいです。
リーズナブルにアクティブに沖縄北部観光を楽しみたいファミリーやグループにおすすめの使い勝手の良いホテル。全館禁煙なので、タバコの煙が気になる方も安心です。
今回、実際に沖縄サンコーストホテルに泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか感想を交えてご紹介します。
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沖縄サンコーストホテルは沖縄本島北部の名護市にあります。
那覇空港からのアクセスは、車なら沖縄自動車道経由で自動車で約75分、沖縄自動車道「許田」(きょだ)ICから本部・部瀬奈岬(ぶせなみさき)方面に出て約5分です。
国道側に「沖縄サンコーストホテル」の看板があるため、すぐに見つけられるでしょう。駐車場はそのまま建物の裏手にあります。
駐車料金は1泊1台500円で、連泊の場合は最高1,000円かかります。おそらく、すぐ先のウィードビーチに来る方の無断駐車を防ぐためなのでしょうが、宿泊者であることを確認できたら駐車料金を無料にするなどの対応をすればいいのに、と思いました。
最寄りバス停は沖縄バスの「幸喜」(こうき)です。那覇方面から来る場合は、沖縄自動車道を経由する「やんばる急行バス」にて「世冨慶」(よふけ)で下車し、沖縄バス系統20番に乗り換えます。「幸喜」バス停からホテルまでは歩いて約3分。
沖縄サンコースホテルのフロントは、ホテルエントランスを入ってすぐ右手にあります。
2016年にリニューアルされたとはいえ、天井の低さなどが古さを感じさせることは否めません。フロント手前にはテレビ画面をプロジェクターで映すスクリーンと応接セットがあり、座ってチェックイン・チェックアウトの順番を待つことができます。
基本のチェックイン時間は15:00、チェックアウト時間は11:00です。
フロントのスタッフはとてもフレンドリーで親切です。丁寧に部屋の説明や近隣のレストランの説明などをしてくれました。
フロント奥には朝食会場にもなるレストラン「オーキッド」が。ランチやディナーのバイキングも好評で、団体旅行のパックではこのレストランに立ち寄ることも多いのだとか。
沖縄サンコーストホテルの客室数は全93室あり、部屋タイプは3つです。すべての客室でのベッドマットレスはシモンズ社製のものが採用されています。
客室は全室禁煙。ベランダでの喫煙も不可となっています。(ホテル館外に喫煙所あり)
今回、沖縄サンコーストホテルのスタンダードツインに宿泊したので、お部屋の中の様子を詳しく紹介します。
正直、入口・フロント・エレベーター・廊下までで、古臭さ(ヴィンテージ感)を感じていたので、部屋にもそこまで期待せずに入ったのですが、床はフローリング調で、室内は明るく、思いのほか部屋が広く綺麗だったので、良い方向に期待を裏切られました。
ベッドはツイン。シモンズ製のマットレスだったので、快適に過ごすことができました。
ベッドの下には簡易ベッドがあり、部屋をトリプルにできるようになっています。
ベッドの向かいには机があり、その上には姿見兼用の鏡。小さめのテレビ(地上波のみ)とドライヤーも机の上に。電話、リモコンなどがサイドテーブルに置いてあります。
照明は天井についたシーリングライトで、リモコンで点灯・消灯が可能。シーリングライトは、間接照明のような情緒はありませんが、リモコンで一発消灯できるのは楽です。
コンセントは充実していて机の横に2つ、ベッドサイドには両側合わせて3つありました。スマートフォンや携帯ゲーム機、デジカメやタブレットの充電に困らなさそうです。
Wi-Fiはフリーなのですが、接続してみると、スマートフォンはサクサク動きましたが、PCは微妙な速さ。その時により違いがあるのかもしれませんが、ビジネスユースにはイマイチかもしれません。
ベッドの横にはミニキッチンがあります。洗面所以外にも水道があるのは便利ですね。
キッチンには電子レンジはありませんが、コンロがあります。(使用したい場合にはフロントに連絡が必要。)
棚の上にはお茶セット。電気湯沸かし器と、緑茶のティーバッグがあります。
冷蔵庫はシンクの下。中に飲み物などは入っていません。キッチン横に置いてあるタオル掛けは、使った後のバスタオルなどちょっとしたものを干すのに役立ちました。
クローゼットは浴室の隣で、中にはハンガーが3本と靴ベラ、館内着とスリッパ、スペアのトイレットペーパーが入っていました。館内着は旅館にあるような浴衣です。
沖縄サンコーストホテルの浴室とトイレはクローゼットの向かい側。段差があるので気をつけましょう。正直なところ、部屋の広さに比してバストイレはとても狭く、清潔に清掃されてはいますが、水回りの古さは否めません。
トイレは洗浄機(ウォシュレット)付き。洗面台に化粧品などを置くスペースはほとんどなく、ドライヤー用のコンセントもないので、身支度は室内の机で行うことになります。
バスタブはそこまで小さくないのですが、バストイレルーム自体が狭いので、水跳ねには注意しましょう。
浴室アメニティはディスペンサー式のシャンプー、トリートメント、ボディーウォッシュが備えられていました。
バスタオルとフェイスタオル、使い捨て歯ブラシと髭剃りはバストイレではなく、ベッドルームの机の横、サイドテーブルの上のかごの中に入っています。
沖縄サンコーストホテルの客室の窓からは、国道58号線を挟んでウィードビーチが見えますが、残念ながら現在は目の前に別のホテルが建ってしまっています。
とはいえ、方角によってはこのように美しい海を眺めることができます。遠くに臨むのは部瀬奈(ぶせな)岬。窓は西向きなので、晴れた夕方にはサンセットが楽しめます。
夜は、向かいのホテルがまぶしいので、カーテンは閉めておくほうがよいでしょう。
沖縄サンコーストホテルの朝食会場になる1階レストラン「オーキッド」では、完全予約制の昼食やディナーバイキングが好評。ほかに、多目的に使える30名まで収容可能な和室の宴会場や、イベントやパーティに使える11階レストラン「ファースト」もあります。
1階ロビー横には、14時から22時までの営業の売店。お土産物や各種飲み物、お菓子などが購入できるほか、宅配便の受付もしてくれます。
売店が開いていない時間帯でも、向かいのホテルの1Fにはコンビニエンスストアがあるので、買い出しには困りません。
沖縄サンコーストホテルの1階・2階・6階にはソフトドリンクの自動販売機、6階・8階のはアルコールの自動販売機があります。また、館外の喫煙所にはタバコの自動販売機も。
3階のエレベーター横にはコインランドリーがあります。利用時間は8時から23時。利用料金は洗濯機30分300円、乾燥機30分100円となっています。
洗剤は自動投入ではなく、売店で1回分100円を購入する必要があります。売店は開いていない時間帯もあるので、洗濯をすることが確実な場合は早目に購入しておきましょう。
また、フットマッサージ機が3階のエレベーター横にあり、8時から23時まで5分100円で利用できます。
そのほか、4月夏中旬~9月下旬までの夏季シーズンは、1階の屋外プールを宿泊客は無料で利用することが可能です。(10:00~18:00)
沖縄サンコーストホテルでは、沖縄美ら海水族館をはじめとする有名観光名所の入場券の割引券を販売しています。
例えば、沖縄美ら海水族館の大人料金は1,850円が1,660円になるなど大体1割程度安くなるので、これらの観光施設にいかれる方はフロントに問い合わせてみると良いでしょう。
また、部屋ではリラクゼーションメニューを頼むこともできます。全身整体やアロママッサージやフットマッサージなどを、5時から24時30分まで受付しています。40分コース4,000円~とお得な価格なので、ここで旅の疲れをほぐすのも良いかもしれません。
沖縄サンコーストホテルの朝食は、1階レストラン「オーキッド」にて、7:00~9:30(ラストオーダー9:00)の時間帯にいただけます。
口コミレビューでも評判の良い朝食は、和洋中+沖縄料理も充実したブッフェスタイル。
新鮮野菜のサラダ、自家製ピクルスやドレッシングに、パンやワッフルなどのスイーツや沖縄料理、小籠包などバラエティ豊かな内容です。
沖縄の食卓ではおなじみの「人参しりしり」(人参と卵の炒め物)や、冬瓜を使った肉団子との煮物、定番のモズク酢のほか、ミニ沖縄そばをその場で作ることもできます。ご飯は白米のほか、おかゆやカレーも。
パンは食パンとクロワッサン。食パンにチーズやハム、レタスやトマトなど野菜を挟んでマヨネーズやマスタードをトッピングしてサンドイッチを作ることもできます。
また、その場でオムレツを焼いてくれる嬉しいサービスも。トッピングはこの日はチーズとコンビーフでした。ドリンクはパインやアップルなどのジュースのほか、コーヒー、紅茶、緑茶など温かい飲み物もあります。
このような感じで盛り付けてみました。汁物は、沖縄ならではのゆし豆腐と沖縄そば。特に沖縄そばの出汁がとても味わい深く、お代わりするほどでした。
沖縄サンコーストホテルは、思いのほか食事の質が高く、どれも美味しくいただくことができました。宿泊は朝食付きプランがおすすめです。
沖縄サンコーストホテルは、築年数が古く、設備も多少古いところが見受けられます。
正直なところ、近隣にはブセナテラスやマリオット沖縄、リッツカールトン沖縄といったゴージャスな大型ホテルが多いので、ラグジュアリーなリゾートホテルステイを求める方にはおすすめするのが難しいと感じました。
しかし、ホテルに”リーズナブルな価格・機能・立地”を求める方には、とてもおすすめできるホテルです。広めのお部屋は家族やグループ旅行に重宝するのではないでしょうか。
目の前のウィードビーチは、決してメジャーなビーチではありませんが、水質は抜群! 人も少ないので、のんびりと楽しむことができるでしょう。
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ホテル宿泊料金(大人一人):9,000円~
住所 | 沖縄県名護市字幸喜108番地(地図) |
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電話 | 0980-53-0330 |
アクセス | 那覇空港より自動車で約75分(沖縄自動車道経由)、沖縄自動車道「許田」(きょだ)ICから本部・部瀬奈岬(ぶせなみさき)方面に出て約5分 |
最寄駅 | バス停「幸喜」(こうき)(那覇空港よりやんばる急行バスにて「世冨慶」(よふけ)下車、沖縄バス系統20番にて「幸喜」下車、徒歩3分) |
部屋数 | 93室(全室禁煙) |
設備 | エアコン(冷暖房)、液晶TV、ウォシュレット、インターネット(WiFi対応)、ドライヤー、冷蔵庫、電気ポット、ミニキッチン、バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシ、ヒゲソリ、綿棒、ヘアブラシ、浴衣(大人用)、スリッパ、湯茶セット |
インターネット | 全客室で無線LAN(Wi-Fi)を利用可 |
駐車場 | あり。1台1泊500円。2連泊以上の場合は1律1,000円(税込) |
サービス | コインランドリー、フットマッサージ機、宅配便、観光施設割引券販売、出張マッサージ(全身整体やアロママッサージ-/40分4,000円~) |
クレジットカード | JCB、VISA、AMEX、UC、DC、マスター、ダイナース、セゾン、UFJ、ニコスなどのクレジットカードとEdyが利用可能。 |
チェックイン | 15:00(宿泊プランによって異なる場合あり) |
チェックアウト | 11:00(宿泊プランによって異なる場合あり) |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル