クラス:business&tourist 口コミ評価:3.4/5.0
赤坂クリスタルホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。赤坂クリスタルホテルは、クリスタルホテルグループのホテルです。東京メトロ「赤坂見附」駅より徒歩30秒と謳われています。実際に、10番出口(ビッグカメラのエレベーターより地上へ)を出て、すぐ目の前という便利さ。ほとんど雨に濡れることもありません。
ただし、雑居ビルをリノベーションしたのか、周囲のビルに紛れていて、初めて行くにはどこにホテルがあるのか探さなければなりませんでした。
ホテル予約サイトの評価は3.4と悪く無い評価ですが、実際にはどうなのでしょうか。赤坂クリスタルホテルに泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか、宿泊してみた正直な感想をお伝えします。
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赤坂クリスタルホテルの最寄り駅である東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅は、同じく東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」駅とは改札内でつながっています(JR「赤坂」駅とは徒歩8分ほど離れているので土地勘のない方は注意)。
東京出張にもとても便利な場所にあります。この赤坂見附駅の上にビッグカメラのビルがあり、その中に位置するエレベーターに乗って地上に出ると、すぐ目の前。道路を少し斜めに渡れば、赤坂クリスタルホテルに到着するのですが、シティホテルのようなホテルとしての存在感をイメージしていくと探すのが少々困難です。
筆者は南千里クリスタルホテルに宿泊したことがあったので、そのイメージで見渡すと、すぐには見つけられず30秒では到着できませんでした。見渡すと雑居ビル街で、1〜2階の店舗の看板や店構えが強調し過ぎていて、あちこちに目がいくためだと思います。
よく見ると「大戸屋」のブルーの看板がついたビルがあり、それが赤坂クリスタルホテルの建物でした。赤坂クリスタルホテルの公式サイトの「アクセスページ」にも、なぜか「大阪市の観光バス駐車場・乗降場のご案内」がリンクされていますし、クリスタルホテルグループがこの赤坂クリスタルホテルには力を入れていないような気がしてなりません。
非常に便利な場所ではありますが、すぐ近くの「半蔵門」駅周辺のような静けさは期待できません。夜中まで賑やかな立地です。その代わり、一歩外に出ると料理屋さんやカラオケなど、夜中まで楽しめる場所だとも言えます。近くに、赤坂サカスや国会議事堂などもあります。
赤坂クリスタルホテルには、ロビーなどのくつろげる場所はありません。フロントデスクは小さな会社の受付のような印象です。
エレベーターが2階に停止して、ドアが開くと目の前がフロントになっています。フロントスタッフは、だいたい、一人。筆者は合計3人の男女のスタッフと話しましたが、みなさん対応はソフトで好印象でした。
赤坂クリスタルホテルの客室数は44室。6階建ての小さな建物で、以前はカラオケだったのではないか?という感じの雑居ビル風。換気があまりできていない印象があります。
15〜17㎡(公式サイトより)のシングル、ツイン、ダブル、スタンダードツイン、スタンダードダブルなどがあるようですが、ホテル予約サイトによってはレギュラーという部屋も登場します。
赤坂クリスタルホテルの公式ホームページには「全室ツイン」という表記や「シングルルームにダブルサイズのベッドを設置」など表記に揺れがあり詳細は不明。また、エレベーターで宿泊階に到着すると、そこにシーツやタオルの予備が設置してあるのも、ちょっと窮屈で非衛生な印象を受けてしまいます。
今回宿泊したのはダブルルーム。入ってまず一番残念だったのが、部屋の匂い。カビ臭い不快な匂いが気になりました。
その後、消臭スプレーをしてみたら少し匂いがましになりましたが、外出して戻ってきたら部屋の臭さが戻っていました。匂いに敏感な方は空気清浄機をずっと回しておいた方がいいかもしれません。
ひとつ残念だったのは、公式サイトの画像のようなベッドメイキングや内装ではなかったこと。白色シーツで、ベッドライナーや差し色となるクッションではありませんでした。
奥から部屋を見たところ。壁の絵の色も、公式サイトでは暖色系でまとめられていたのですが、ブルー系の南国風でした。家具が黒っぽいため雰囲気が中途半端に感じてしまいます。
寝るだけが目的で泊まるなら特に気にならないのですが、公式サイトを見てカップルなどで泊まる場合は注意が必要です。行っていないサービスやお部屋装飾は画像を差し替えてたおいた方が誤解が少ないではと思いました。
この部屋はダブルルームなのですが、シングルベッドを2つ並べたタイプのベッドです。ダブルのお部屋を無理くり作った感がぬぐえません。
赤坂クリスタルホテルはお部屋の壁が薄いためか隣室の人の声がよく聞こえてきます。宿泊費が安いホテルでは構造は求めすぎてはいけないかもしれませんが、テレビ観賞や大きな声での談笑には気を使いました。
また、赤坂クリスタルホテルにはクローゼットはありません。ドアを開けてすぐの場所にハンガーフックがあるのみ。
ただしハンガーが3つしかないので、冬場に二人で泊まると数が足りません。デスクの椅子にも背もたれがないのでコート以外のお洋服の置き場所に困ってしまいます。赤坂クリスタルはダブルでも一人で宿泊することが前提なのかもしれません。
ドア横下に靴ベラが置いてあります。
ライティングデスクの周辺。デスクの幅はゆとりがあるので、しっかり仕事ができます。空気清浄機も設置してあります。
壁に大きな鏡が設置されているほか、折りたたみの鏡が引き出しの中に用意してあって、メイクをする際にも困りません。
照明スタンドは、眼の中がキラキラするタイプ。
ライティングテーブルの右下に冷蔵庫があります。
冷蔵庫の中には、ペットボトルは1本。「二人で宿泊しているため2本なのでは?」とフロントに問い合わせてみると、人数に関係なく一部屋に1本だそう。連泊だったので、もう1本もらえるか聞いてみたところ、部屋まで持ってきてくれました。
赤坂クリスタルホテルのライティングデスクにはコンセントが2口。有線LANポートもあります。
テレビは1日700タイトル見放題のVODシアターを見ることができるそうです。(VODは有料サービス)
部屋の照明とコンセントは、ベッドの枕元右手のほうに。枕元にコンセントがあるのでスマホの充電ができるのは便利です。
ベッドの上にはパジャマ(ワンピースタイプ)が置かれていました。
赤坂クリスタルホテルには空気清浄機とエアコンが設置してあります。エアコンは家庭用のものでリモコンで温度や風量の調整ができるタイプ。空気清浄機はコンセントに刺されていません。
ポット類は、部屋のベッドの足元あたりに置いてあります。
扉がないのと足元にあるのとで、埃がないか心配でしたが、コップをビニール袋でカバーしてあるのはありがたいですね。ポットの隣にドライヤーも置いてあります。
その上には金庫(セーフティーボックス)が置いてありました。窓に手が届きにくいのは難点かもしれません。
赤坂クリスタルホテルの客室の窓から見える景色に関しては、目の前は壁があるだけで、夜中は真っ暗です。少し見上げると、なにやらライトや木々が見えます。全ねんながらビジネスホテルなので、景色を楽しむことは期待できません。
赤坂クリスタルホテルのバスルームはかなり天井が低いものの、広さはそれなりに確保してあります。ユニットバスになっていて、全体に明るくて清潔感があります。
赤坂クリスタルホテルのバスルームは壁が薄く、二人で泊まると中の音は丸聞こえです。浴室内には電源がないので、ドライヤーはここでは使わない設定なのでしょう。
また、鏡には曇り止めがないため、シャワーをした後、換気扇を回してもなかなか鏡の曇りが取れません。
バスタオルはふかふかしているものの肌触りはそこそこ。フェイスタオルは高級ホテルのタオルという漢字ではなく、家で使うものに近いような使用感でした。
また、使用したバスタオルをかけておく場所がありません。連泊の場合、掃除はしてもらわなくてもタオルだけでも変えてもらうほうがいいでしょう。
チェックイン時のフロントでは「掃除の必要があればカードキーをフロントに預けて」という言葉だけでしたが、「掃除を依頼しない場合は、アメニティやタオルの交換など必要なものを伝えて」との一言がほしかったです。
洗面ボウルは清潔感があります。フェイス&ハンドソープはホテルのロゴ入り。
シャワーヘッドがちょっと変わっていたので、マッサージなどができるのかと楽しみにしていましたが、どうやら水量が少なくても勢いよく出すためのシャワーヘッドなのかもしれません。全体にかなり水量が少なかったです。
お湯を止めたり、ミスト状に切り替えたりした後、極端に冷たかったり熱かったりしたので注意が必要です。
トイレの便座はウォシュレット便座で暖房付きです。
赤坂クリスタルホテルのバスルームには普通のゴミ箱はなく、サニタリー用のゴミ箱のみ。
赤坂クリスタルホテルの客室設備・備品は、wi-fi(無料)、ベッド、薄型テレビ、電話、エアコン、ヘアドライヤー、冷蔵庫、エアコン、スリッパ、電気湯沸しポット、タオル類、温水洗浄便座、セーフティーボックスなど。
アメニティは充実しており、ビジネスホテルによくある「フロント近くから部屋にご自由にお持ちください」というタイプではなく、部屋に置いてあります。
歯ブラシ、ブラシ、髭剃り、ボディスポンジ、コットン綿棒セットなど。
男性用スキンケアはUNOシリーズ、女性用は資生堂のクレンジング、洗顔、化粧水、乳液が置いてあります。
バスタブにあるシャンプー・コンディショナー・ボディ―ソープは資生堂のもの。こちらもホテルのロゴが入っています。ボトルを使い回しているためか、表面に少し汚れがついているのが気になりました。
赤坂クリスタルホテルのアメニティーは、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ハンドソープ・歯ブラシ・ヘアブラシ・シャワーキャップ・綿棒・ヘアゴム・カミソリ・お茶(煎茶・コーヒー)、女性用スキンケアセット(メーク落とし・化粧水・乳液)・男性用化粧品(ヘアトニック・リキッド・アフターシェーブローション)となっています。
赤坂クリスタルホテルのサービスとしては、マッサージ(有料)があります。「アロマエステコース」「もみほぐしコース」などで、朝4時まで部屋に来てしてもらえるようです。
また、コピーやファックスのサービス、モーニングコール、荷物預かり、ズボンプレッサーの貸し出しなどがあります。
客室以外のレストランや宴会場などの施設はありません。そのため、朝食を食べる場所も、ルームサービスもありません。(周辺に飲食店やカフェは多くあります。)
赤坂クリスタルホテルのおすすめ度ですが、ビジネスなどで寝るだけならコスパが良くおすすめですが、カップルで泊まるのはおすすめしない……というのが正直な感想です。
立地条件はよいのですが、時間帯によっては上層階に泊まっていても外の賑やかさが聞こえてきます。また、壁の厚みが薄いためか、隣の部屋からの話し声が壁越しに通ります。
くつろぎや心のゆとりをホテルに求める人にはおすすめできませんが、利便性を求める方、もしくはコストパフォーマンスの良さを求める方にはおすすめのホテルです。
繁華街で飲んで泊まるだけでいい、コスパと利便性重視、割り切って泊まる方には赤坂クリスタルホテルはおすすめです。
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ホテル宿泊料金(大人一人):4,000円~
住所 | 東京都港区赤坂3丁目9-3(地図) |
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電話 | 03-3582-8881 |
アクセス | 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅より徒歩30秒(実質約5分) |
最寄り駅 | 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅 |
部屋数 | 44室 |
設備 | <客室設備・備品> wi-fi(無料)、ベッド、薄型テレビ、電話、エアコン、ヘアドライヤー、冷蔵庫、エアコン、スリッパ、電気湯沸しポット、タオル類、温水洗浄便座、セーフティーボックス <アメニティー> シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ハンドソープ・歯ブラシ・ヘアブラシ・シャワーキャップ・綿棒・ヘアゴム・カミソリ・お茶(煎茶・コーヒー)、女性用スキンケアセット(メーク落とし・化粧水・乳液)・男性用化粧品(ヘアトニック・リキッド・アフターシェーブローション) |
インターネット | 全室客室内Wi-Fi利用可能(無料)) |
駐車場 | なし |
サービス | マッサージ(有料) |
クレジットカード | JCB、VISA、マスター、AMEX、ダイナース(デビットカード不可) |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 11:00 |
公式サイト | 赤坂クリスタルホテル |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル