クラス:business&tourist 口コミ評価:4.1/5.0
ベルケンホテル東京に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。ベルケンホテル東京は、東京都中央区の日本橋・兜町エリアに位置するホテル。ベルケンホテル神田と共に、都内のスタイリッシュなビジネスホテルとして注目されています。
ホテル名の「BELKEN」はラテン語で「美」を形容する「BEL」と日本語の「建(KEN)」を組み合わせた造語です。なので、予約しておきながら最初は全然名前を覚えられませんでした。
建物自体は比較的新しく、ロビーや客室内はきれいです。11階建てでフロントやロビーがある1階以外はすべて客室。宿泊に特化したホテルとなっています。そもそも宴会場や会議室の利用に縁がない!というビジネスパーソンや観光客にとっては理想的と言えます。
ベルケンホテル東京は2階だけが喫煙可のお部屋、3階から11階はすべて禁煙となっています。
ホテル予約サイトの評価は4.1と評判の良いベルケンホテル東京。今回は、実際にベルケンホテル東京に泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか、宿泊してみた正直な感想をお伝えします。
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ベルケンホテル東京は、東京メトロ銀座線、東西線、都営地下鉄浅草線の「日本橋」駅から徒歩5分に位置する、アクセスの良いホテルです。また、東西線、日比谷線「茅場町」駅から徒歩6分、東京駅からでも徒歩15分以内で到着できます。
ベルケンホテル東京には駐車場がありません。車でアクセスする場合は提携駐車場に入れるか、個人で有料パーキングを探すことになります。最寄りのICは首都高速都心環状線「宝町」で、出口から約1分でホテル前に着きます。
東京駅周辺の外資系ホテルや老舗ビジネスホテルをイメージして出かけていくと、そのスタイリッシュなたたずまいに驚かされるに違いありません。周辺環境は日本橋の中心からやや外れているため、人通りや交通量が多いわけではなく、落ち着いた環境で過ごすことができます。
ホテルのすぐ横を首都高速道路が走っているので、夜の静寂に包まれて耳を澄ますと車の行き交う音が聞こえてきます。しかし睡眠に影響するほどの大きな音ではありません。高層階に行けば行くほど音が小さくなります。
地図を見てもらうとよくわかると思いますが、ホテルチェックイン後の夕食や夜の一杯に困ることはありません。日本橋界隈で簡単にお店が見つかりますし、早い時間なら日本橋高島屋、日本橋三越本店に行ってみるのも良いでしょう。東京駅一番街を練り歩くのも一案です。
ベルケンホテル東京のフロントロビーは、1階エントランスから入るとほぼ正面にあります。全体的にコンパクトにまとまっていて、おしゃれで洗練された印象です。
事前精算で、フロントで記名した後は横の機械にてチェックインとなります。
精算を済ませてルームカードキーを有効にしたら、エレベーターに向かいたいところですが、ボディタオルや綿棒、シューポリッシャーを手にとるのをお忘れなく。1階に置いてあります。フロントでは何の説明もなかったのが残念でした。
1階ロビーにはウォーターサーバーとコーヒーマシンが設置されていて、宿泊者はいつでも自由に飲むことができます。荷物を持つ手に余裕があれば、さっそくコーヒーをテイクアウト用カップに入れてお部屋に持ち込むと良いでしょう。
フロントクラークには、チェックイン・チェックアウトが重なる時間帯には2名のスタッフが待機しています。2列での対応が可能、精算は機械なのでスムーズに進みます。混雑時や同伴者がいる時も、フロント横にソファがあるので安心です。
フロント横ソファ以外にも、1階にはおしゃれなラウンジ風スペースが用意されています。時間があったらここでドリンクを飲んでみるのも良いですね。
カウンターも充実していて、電源があるのでPC作業に向いています。
ここベルケンホテル東京では、セキュリティ対策のため1階からエレベーターで上がるときにはルームカードキーをかざさないと作動してくれません。だれでも上がって行けない点がいいですね。ちなみに24:00以降は施錠されるので、二重で安心です。
ベルケンホテル東京の客室は2階から11階までの全99室。客室の種類は以下の通りです。
ベルケンホテル東京は基本的にシングルでの宿泊をメインにしています。ベッドの大きさの好みで客室を選択可能です。
当然ですが、部屋の広さが同じなら、ベッドを大きくすると部屋が狭くなり、ベッドを小さくすると睡眠時のゆったり感が少なくなります。
今回は実際にベルケンホテル東京の一室を予約して宿泊したので、室内の様子や備品などを詳しく紹介していきます。
お部屋はシングルBタイプ。「ベッド幅をどうしようかな……。」とかなり悩みました。「120cmでも十分かな、でもせっかくなら140cmもいいな、153cmもあると部屋が狭く感じてしまうな……。」ということで、140cmのベッドを設置しているシングルBタイプに決めました。どの階数でも室料は同じですが、嬉しいことに最上階の11階でした。
さっそくベッドの感触を確かめてみたところ、体に吸着するなんとも言えない心地よい感覚が全身を包み込みました。
ベッドは全室サータ製のものを使用していますが、いつものサータと感覚が違う!そっとシーツを取ってチェックしてみると、ベッドの上に低反発マットレスが敷かれていました。これが吸着感の秘密でした。
ベッドの枕部分には背もたれがついており、そこに腰掛けると32型テレビが正面に来て、ちょうどよい位置で視聴できます。
個人的に高く評価できるのが、ベッドフレームの時計下の小物収納スペースです。すぐ上には電源の差込み口があり、ここにスマホを入れたまま眠りにつくことができます。
ベッド横にも電源の差込み口があります。
客室全体が落ち着いたトーンで統一されており、忙しく走りまわった1日でも、この空間に入るとすべてリセットできるので、出張時のホテルとしておすすめです。
ライティングデスクは、読書をしたりノートパソコンを広げたりするには十分なサイズ。
室内は落ち着いたトーンでも、デスク上にはLEDのデスクライトがあるので夜間の作業も楽々です。
クローゼットはなし。通路にかかっているハンガーに衣服を掛けるようになっています。
「よく考えたらクローゼットなんていらないよ」という人には、何の問題もありません。
冷蔵庫はライティングデスク左下に配置されています。中身は空で、チェックイン時には冷やしてありました。夜に残った仕事をデスクで片付けているときに、立ち上がることなく手を伸ばせる点が気に入りました。
ネット環境は良好です。時間帯にかかわりなく、滞在中はずっと快適に楽しむことができました。とくに1階に下りてカウンターテーブルで作業をしているときは高速でデータ通信ができて便利です。
今回はベルケンホテル東京の11階に宿泊したので、それなりの眺望を楽しめました。
目の前に広がるのは日本橋と八重洲口周辺のオフィスビル群。大手企業の本社が複数あります。これらビル群の向こうは東京駅です。
夜景は、都内の高層マンション・ホテルには劣りますが、ビル群のネオンを望むことができます。1つ、また1つとオフィスの電気が消えていく様子が伺えます。
ベルケンホテル東京の客室バスルームは、トイレとユニットバスが一緒になっています。全体的に清掃が行き届いており、とても清潔でした。
バスタブは一般的なビジネスホテルと同サイズで可もなく不可もなく。あえていえば、バスタブ上部に付いている排水口の排水スピードが遅いので、お湯をたっぷり入れた状態で勢いよく浸かると床にあふれてしまう危険が。
お気に入りポイントはシャワーヘッド。スマートなフォルムもそうですが、軽く力を加えるだけで角度が調節できます。当てたいところにお湯を当てられる、小さな感動です。
トイレはウォシュレットタイプ(洗浄機付き便座)。設備が新しく、ペーパーホルダーやボタン類の位置が着座状態で“ちょうどよく”快適です。
ベルケンホテル東京の客室には、最低限のアメニティがそろっています。歯ブラシ、ヘアブラシ、ひげそりが置かれています。ボディタオルと綿棒が必要なら、1階に取りに行かないといけません。
浴室には備え付けのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、そして洗顔にも使えるハンドソープが。
タオルは吸水性抜群で気持ちが良かったです。ドライヤーは巾着袋の中に入っています。新品同様にコードが整然と巻かれていましたが、かえって解くのに時間がかかって大変でした。
ベルケンホテル東京の館内設備は1階のコインランドリーだけです。ここまでシンプルだとかえって気持ちがいいかも。カフェもレストランもなく、飲食で収益を上げようという姿勢がゼロです。
1階のラウンジスペースには近隣の飲食店情報マップが置いてあるので、どこに行こうかと困ったら見るとよいでしょう。
ランドリー室には、洗濯から乾燥まで全自動のマシンが2台設置されています。利用料金は1回500円。100円硬貨しか使えないので、手持ちがないときはフロントで両替してもらうか、歩いて1分のコンビニエンスストアで買い物をして用意しなければなりません。
ランドリー室内の製氷機を自由に使うことができます…が、洗濯中の宿泊者がいると通りにくいのが難点です。
ベルケンホテル東京にはレストランはなく、朝食サービスはありません。ホテル内で朝食を取りたい人は、ベルケンホテル東京以外を予約しましょう。
ただ、立地がいいので朝食を取る場所に困ることはありません。近隣には朝7時台から営業しているカフェが複数ありますし、季節によりますが、日本橋高島屋のオープンカフェで優雅な朝を楽しむのもよいでしょう。東京駅まで向かってお店を探すのも楽しそうです。
ベルケンホテル東京は、いつもと違う洗練された空間での宿泊を楽しむことができておすすめです。120cm、140cm、153cmと、どのベッドサイズを選んでも、サータ製ベッド+快適な低反発マットレスの寝心地が待っています。
夜食や朝食をホテル内で済ませたいというニーズが排除されており、そこもまた素泊まり派にとってはおすすめポイントです。人の出入りがエントランスと客室、1階のロビー・ラウンジスペースに限られているので、全体的に落ち着いた環境で宿泊できます。宴会場や会議室があるとそうはいきませんよね。
東京駅前にホテルを取ることもできますが、あえて一歩足を踏み出して日本橋界隈を味わうためにこのベルケンホテル東京を拠点にして楽しむのも良いのではないでしょうか。
個人で体験することにより口コミサイトでの高評価が本物であることを実感できました。
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ホテル宿泊料金(大人一人):6,000円~
住所 | 東京都中央区日本橋兜町18-3(地図) |
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電話 | 03-3660-5515 (代表) |
アクセス | 電車の場合:東京メトロ、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 から徒歩5分 車の場合:首都高速都心環状線「宝町IC」出口から約1分 最寄駅 東京メトロ、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 |
最寄駅 | 東京メトロ、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅 |
部屋数 | 99室 |
設備 | テレビ、冷蔵庫、電気ポット、ドライヤー、シャワートイレ、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ボディスポンジ、ヘアブラシ、歯ブラシ、かみそり、綿棒、タオル、ナイトウェア、スリッパ 貸出備品 ズボンプレッサー |
インターネット | 無線LAN(Wi-Fi)無料 |
駐車場 | なし(ホテル近くに提携駐車場あり。1泊2,200円) |
館内施設 | コインランドリー(1階) |
クレジットカード | VISA、Master、JCB、AMEX、ダイナース、UC、DC |
チェックイン | 15:00~ ※宿泊プランによって異なる時間設定あり |
チェックアウト | 11 :00 ※宿泊プランによって異なる時間設定あり。 |
公式サイト | ベルケンホテル東京 |
Boli(ボリ)
中部地方を拠点に活動するフリーランス。 メインはWebライター、趣味でブログ運営、時々ボランティアに参加するといった生活スタイル。
20代の大半をスペイン語圏で過ごし、アミーゴたちの親しみやすさとストレートなホスピタリティに感化を受ける。 ラテンの目線を持ち込みながら、日本のホテルやラウンジを厳しくチェックし、ありのままに紹介していきます。
編集&校正 ビー・エイブル