クラス:business&tourist 口コミ評価:4.0/5.0
サクラ・フルール青山に泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。”小さいけれど小粋な、パリっとしたプチホテル”をコンセプトにしており、エントランスのシンボルリースや曲線を多用したデコラティブな内装などが、無機質なビジネスホテルとは一線を画した雰囲気。
もともとは別の名前のホテルだったものを、2005年に改装し、「サクラ・フルール青山」としてオープンしたそうで、建物自体は新しくないのですが、内装は古さを感じません。
ラグジュアリーな高級ホテルではなく、カテゴリとしてはビジネスホテルになりますが、せっかくならかわいくておしゃれなホテルに泊まりたい!という女性におすすめです。
なお、12歳以下の子どもの宿泊は不可となっているので、小さな子ども連れの家族旅行には不向き。出張、一人旅、カップル、友人同士での宿泊に向くホテルです。
今回は、実際にサクラ・フルール青山に泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか、宿泊してみた正直な感想をお伝えします。
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サクラ・フルール青山へのアクセスは、JR・東京メトロ・東急「渋谷」駅から徒歩約5分、東京メトロ「表参道」駅 B1出口から徒歩約10分。ホテルは青山通り沿いにあります。
青山通りに面して建つ渋谷クロスタワーとその先にある教会が目印。渋谷駅から青山通りを通ってくると歩道橋を二回ほど渡らなくてはなりません。荷物の多い方は、少し遠回りになりますが、宮益坂を通っていくと、歩道橋を昇り降りせずに済みます。
サクラ・フルール青山には駐車場はないので、公共交通機関で行くようにしましょう。
サクラ・フルール青山のエントランスの階段を上がってドアを開けると、そこがホテルのフロントロビーです。曲線を多用したデコラティブな内装と調度品は、まるで西洋の館に迷いこんだかのような独特の雰囲気。
ロビーのソファやチェアは、待ち合わせに便利で、複数人で泊まるときに代表者がチェックインの手続きをしている間、同行者が座って待つこともできます。ロビーにはかわいい小物も販売されているので、それを見ながら待つのもいいですね。
ロビーの奥にフロントデスクがあります。チェックインは15時から、チェックアウトは10時まで(プランによって異なる場合あり)。チェックイン時には、ミネラルウォーターをサービスで1本もらえました。
なお、サクラ・フルール青山では、宿泊料金に関して、事前のカード決済または振り込みを除き、チェックイン時に支払いをすることになっています。一般的にはチェックアウト時に支払いというホテルが多いので、知らずに行くと驚くかもしれません。
フロントクラークは常時1人~2人おり、気持ちの良いスムーズな接客をしてくれました。筆者の場合はチェックイン・チェックアウトともにほかのお客さんがおらず、すぐに対応してもらえたのですが、タイミングによっては少し待つことになるかもしれません。
チェックインの際に手渡されるルームキーは、カードタイプではなく、鍵タイプ。チェックイン後の外出時にはフロントに預けるシステムです。
外出するときには「いってらっしゃいませ。」、ホテルに戻ったときには「おかえりなさいませ。」とフロントクラークがにこやかに声をかけてくれるのが好印象でした。
サクラ・フルール青山の客室は全133室あり、種類は以下の通りです。
こちらは、映画『ペネロピ』とタイアップした赤い壁紙のプチ・シングルのお部屋。
プチ・シングルとスタンダード・シングルは、どちらもお部屋の広さが約15㎡で、ベッドのサイズも同じなのですが、宿泊料はプチ・シングルのほうが少し安めです。
その理由は、プチ・シングルがエレベーターの近くにあり昇降の音が響きやすいことと、窓のすぐ前が隣のビルの壁のため、眺望に恵まれず、昼間でも少し暗めであること。
プチ・シングルの部屋の広さと雰囲気はスタンダード・シングルと変わらないので、眺望・日当たり・エレベーター音が気にならなければ、いちばん安く泊まれるお部屋です。
今回は、サクラ・フルール青山で最も室数が多いスタンダード・シングルに泊まったので、お部屋の中の様子を詳しく紹介します。
スタンダード・シングルのお部屋のカラーは全4種類(ブルー、イエロー、ローズ、アイボリー)。今回はブルーでした。空室があれば希望のカラーのお部屋にしてもらえるようなので、チェックイン時に要望を伝えてみるとよいかもしれません。
スタンダード・シングルのお部屋のベッドは幅120cmのセミダブルベッド(ポケットコイルマットレス・羽毛枕)。約10㎡の客室にセミダブルベッドを置いているため、居室部分はやはり狭さを感じます。
とはいえ、このクラスのホテル(特にシングルルーム)は、ホテルステイを楽しむというより、出張や観光の際、眠るために泊まるホテルだと思うので、居室部分が多少狭くとも、ゆったり体を伸ばして眠ることができるセミダブルベッドがあるのは嬉しいです。
ただ、ベッドヘッドのアイアンはおしゃれなのですが、ヘッドボードがなく、コンセントも近くにはないため、就寝時に枕元でスマートフォンの充電ができないことが不便に感じました。
ベッドの足元方向の窓際にはライティングデスクとチェア、テレビが設置されています。
ライティングデスクはあまり大きくはありませんが、天面にはコンセントがついており、無料でWi-Fiも利用できるので、出張時などホテルでパソコン作業をしたい人には便利。
ただ、ベッドとデスクの間のスペースが狭いので、椅子を引きにくく、長時間座るのには向いていません。
ライティングデスクの上には、テレビ、室内電話、電気スタンド(白熱球)、スタンドミラー、アラーム付き時計、電気湯沸かし兼小型加湿器、マグカップ、ティーバック2種類、ボックスティッシュが置かれていました。
クローゼットはありませんが、入口ドア近くの壁にハンガーと姿見が用意されています。ナイトウェアとして、ワンピースタイプのパジャマがベッド上に置いてありました。
冷蔵庫は空で、持ち込んだ飲料などを入れておく用。チェックイン時には電源が入っていないので、使う予定であれば、入室した際に冷蔵庫の電源を入れておくとよいでしょう。
館内に自動販売機はありませんが、ホテルのす近くにコンビニエンスストアがあります。
サクラ・フルール青山の浴室は、ビジネスホテルによくあるユニットバスとトイレがいっしょになったタイプ。コンパクトではありますが、改装されているためか、壁のパネルや便座(洗浄機付き)もきれいで、清潔感があります。
ただ、温水と冷水の蛇口が別々のタイプなので、お湯をちょうどよい温度に調整するのが少し面倒に感じるかもしれません。
サクラ・フルール青山の浴室アメニティは、ポンプタイプのクレマシャンプー、泡のフェイス&ハンドソープ、歯ブラシセット、かみそり、ブラシ、綿棒。ドライヤー(Panasonic ionity)もあります。
クレマシャンプーは「Bonamino(ボナミノ)」の濃縮タイプのもの。これ1本で髪・体・顔・手を洗えるそうです。リンスやトリートメントは不要。
なお、今回はサクラ・フルール青山の公式サイトからの予約だったため、オーガニックのスキンケアセットをいただけました。フロントにボディウォッシュボールやコットンが用意されているので、必要な場合は、部屋に入る前にもらってくるとよいでしょう。
サクラ・フルール青山の客室からの景色は、お部屋の向きによって異なります。今回は青山通りに面したお部屋だったので、窓からの景色はこんな感じでした。(窓は開けることができません。)
夜景はこんな感じです。昼も夜も、特に景色を楽しみに泊まるホテルではないでしょう。青山通りは交通量が多く、夜も車がたくさん通るので、人によっては車の走行音が気になってしまうかもしれません。
サクラ・フルール青山の館内施設としては、1階フロントデスクの向かいに、カフェ「ANTIQUE ROSE(アンティークローズ)」があります。
「ANTIQUE ROSE(アンティークローズ)」の営業時間は、平日は7時~18時、休日は7時~14時30分で、朝食、ランチを食べられるほか、カフェとしても利用可能。
アンティークローズの店内はとてもおしゃれ。青山通りに面したカウンター席とテーブル席があり、宿泊者はもちろん、一般の方も利用できます。
サクラ・フルール青山に朝食付きプランで宿泊すると、カフェ「アンティークローズ」で朝食をいただくことができます。素泊まりプランの場合も、当日1,200円(ホテル宿泊者以外は1,500円)を支払えば、朝食の利用が可能。
朝食はブッフェではなく、テーブルまで料理を運んできてくれるスタイルです。内容は、五穀クロワッサンと朝食プレート(オムレツまたはハムエッグ、サラダ、フルーツ等)。
オムレツはハムと野菜が入っており、お客さんが席についてから焼いてくれるため、できたて熱々をいただけます。五穀クロワッサンは香ばしくてヘルシーな味わいでした。
ドリンクはセルフサービスになっており、お代わり自由。ホットコーヒーのみ、スタッフが注文を聞いて、淹れたてのものを運んできてくれます。
好きなものを好きなだけ食べられるブッフェスタイルの朝食も楽しいですが、席に座ってゆっくりいただく朝食も、ほっと落ち着けて良いものです。
カフェ内のスクリーンには古いクラシック映画が無音で映写されており、それを眺めていると、ヨーロッパのカフェで朝食をいただいているような気分になれました。
カフェ「アンティークローズ」での朝食の提供は、7時~10時(L.O 9時30分)です。
サクラ・フルール青山は、ベースとなる建物自体はそれなりに古いのですが、独自の世界観に基づいた改装が施されており、フロントロビーもお部屋も、普通のビジネスホテルに泊まるのとはずいぶん違う印象を受けました。
決してラグジュアリーなホテルではありませんが、乙女心をくすぐる曲線的なインテリアやおしゃれば壁紙と小物類は、かわいいもの好きな女性にはたまらないでしょう。
部屋が狭いのは承知の上で宿泊したので、特に不満はありませんでしたが、青山通りに面しているせいで夜も車の走行音が聞こえてくること、また、壁が薄く隣の部屋のシャワー音やテレビの音声が伝わってくることが、個人的には気になりました。
とはいえ、渋谷駅から徒歩5分の便利な立地に手ごろな料金で泊まることができ、普通のビジネスホテルにはない雰囲気を味わえるサクラ・フルール青山は、ホテルステイを楽しむこと自体を目的にしなければ、出張や一人旅の女性におすすめできるホテルです。
もちろん、カップルや、男性の一人宿泊も問題ありません。
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数ある旅行予約サイトの中で人気なのが、じゃらん、楽天トラベル。なんと国内ホテル予約のシェア60%以上!
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ホテル宿泊料金(大人一人):12,800円~
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-14-15(地図) |
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電話 | 03-5467-3777 |
アクセス | JR・東京メトロ・東急「渋谷」駅から徒歩5分、東京メトロ「表参道」駅 B1出口から徒歩10分 |
最寄駅 | JR・東京メトロ・東急「渋谷」駅 |
部屋数 | 133室 |
設備 | 液晶テレビ(地上波・衛星放送)、VOD(有料プログラム)、冷蔵庫、ライティングデスク、電気スタンド(白熱球)、ナイトウェア(ワンピースタイプのパジャマ)、リキッドソープ、自然派シャンプー、歯ブラシセット、かみそり、ヘアブラシ、綿棒、タオル、スリッパ (貸出備品:アイロン、ズボンプレッサー携帯充電器、ソーイングセットなど) |
インターネット | 接続無料:LANケーブルまたはWifiによる接続 (LANケーブルは持参。貸し出し用もあり) |
駐車場 | なし |
サービス | チェックイン前とチェックイン後の荷物無料預かり、フロント24時間対応、ランドリーサービス(有料)、宅配便(有料)、マッサージ(有料/18時~26時) |
クレジットカード | VISA・Mastar・JCB・DC・Diners・AMEX・銀聯のクレジットカードが使用できます。電子マネーは利用不可。JCBギフトカード使用可。 |
チェックイン | 15:00(24時を過ぎる場合は連絡のこと) |
チェックアウト | 10:00(宿泊プランによって異なる場合があります) |
ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴14年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルからバックパッカーズ(安宿)のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験を元に、ホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル