クラス:business&tourist 口コミ評価:4.1/5.0
都市センターホテルに泊まってみた感想とおすすめ度。客室の様子やバスルーム(お風呂)・アメニティグッズなどの客室備品・朝食の内容などのホテル予約サイトに書かれている口コミや評判が本当なのか、宿泊記を交えて詳しくご紹介します。都市センターホテルは、1959年に開業したリーガロイヤルグループのホテルです。
25の宴会場や会議室、事務所などを併設しており、永田町駅から徒歩3分という好立地にあります。出張などのビジネスにはアクセス抜群! 22階建で全客室が14〜22階の高層階にあるため、東京の夜景を楽しむことができます。
宿泊・会議・飲食をワンストップで利用できるのがこのホテルの大きな特徴で、宿泊時に実際たくさんのビジネスマンがエレベーターを乗り降りしているのに出会いました。
ホテル予約サイトの口コミレビューでも4.1と評判のよい都市センターホテル。今回は、実際に都市センターホテルに泊まってきたので、お部屋や朝食・アメニティなど、予約サイトの口コミや評価に書かれていることが本当なのか、宿泊してみた正直な感想をお伝えします。
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都市センターホテルは、東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」から徒歩3分~4分のところにあり、東京出張の拠点にぴったり。
千代田区永田町という都心にありながら、意外に静かで緑が多いのにも驚きました。
駅の出口によっては、エスカレーターもなく階段のみの場合もあるので、重い荷物を持っている場合は、少し離れたエレベーター付きの出口を利用するのも一つの方法です。
公式サイトに「一番近い入口」として書かれていた9b出口は階段のみだったので、帰りは5番出口のエレベーターを使いました。ホテルから皇居や国会議事堂にも歩いて10分。
すぐそばに東京ガーデンテラス紀尾井町もあり、赤坂プリンスクラシックハウス(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)もあり、歩いていても気持ちのいい通りでした。
都市センターホテルのフロントロビーは広くて明るいのですが、会議室の受付もロビー階のフロント横にあり、宿泊客以外の人もたくさんの人が出入りするようです。そのため、普通のホテルよりロビーが少し騒がしいイメージはあります。
都市センターホテルのチェックイン時に、団体客が一斉にエレベーターホールからエントランスに押し寄せるのに遭遇し、なかなかフロントにたどり着きにくい……という状況でした。翌日のチェックアウト時は驚くほど静かでしたので、状況によるかと思います。
フロントクラークの対応は丁寧でチェックインはスムーズでした。2人〜3人のスタッフで対応していましたが、別途、ポーターのような方が荷物を預かる姿も見かけました。
都市センターホテルの客室の数はなんと全327室。収容人数は596名で、企業研修など、団体の宿泊に対応しています。客室の種類は以下の通り。
・シングルルーム(15.5㎡)156室
・セミダブル(15.5㎡)26室
・ダブル(17.5㎡)31室
・スマートツイン(15.5㎡)26室
・ツイン(23〜27㎡)72室
・デラックスツイン(31.0㎡)12室
・和室(15畳もしくは12畳+3畳)4室
公式ホームページによれば「宿泊研修プラン」という会議室とセットになった1日1組限定のお得な宿泊プランもあるようです。
都市センターホテルは、滞在目的の優雅さを求めることはできないけれど、出張のために宿泊するなら十分きれいで清潔な部屋。きれいめのビジネスホテルという印象です。
部屋の奥から客室入口を撮影したところ。
ライティングデスクは小ぶりで、PCを広げると書類は置けないこぢんまりしたサイズ。
金庫とティーセットは、ガラス扉の中に入っています。ティーセットが扉の中にあるのは埃をかぶりにくくて安心。ティーセットは、煎茶、めこんぶ茶、インスタントコーヒー、ミルクパウダーがありました。
卓上に置かれていた電気ケトルはあまり最近見かけなくなったタイプのもの。そういえば昔はみんなこんな形だった気もします。
空気清浄機はあるのですが、設置場所の壁面にコンセントがなく、どうやらライティングデスクのコンセントに差し込むようです。
向かって右がポット用のコンセントで、左が空気清浄機などに使うコンセントという配置なのでしょうか。
個人的にはラジオやBGMが聴ける設備はありがたいです。最近減っていますよね。
空調は部屋ごとに調整できます。
クローゼットは入口近くに設置されたオープンタイプ。消臭スプレー・ズボンプレッサー完備。やはりビジネスマン向けですね。
冷蔵庫にはなにも入っていません。電源は入っていましたので、すぐに使用可能。各階に自動販売機があり、缶ジュースやアルコール飲料、おつまみを買うことができます。
都市センターホテルで宿泊したのは永田町駅側の部屋で、隣の中学校のグランドが見えていました。個人的には都心のビル群の景色にはあまり興味がないのですが、ビルの合間に意外に緑が見えているのが魅力。なんとなくホッとして落ち着きました。
都市センターホテルのバスルームは、あくまでも清潔に使えるというワンルームのマンションに近いタイプのユニットバスです。
トイレは洗浄機付き便座(ウォシュレットタイプ)。奥に洗面ボウルがあります。
洗面所に小さくてもゴミ箱があるのはありがたいです(最近はバスルームにゴミ箱のないホテルも出てきていますよね)。抜けた髪の毛や、アメニティの袋をすぐに捨てられるので必須だと思うのですが。
シャンプー・リンス・ボディーソープは、壁に備え付けられていますが、メーカーさえわからないのはちょっと残念です。昔はこんな感じが多かった気もしますが。スーパー銭湯のレベルというとわかりやすいかもしれません。
ヘアケアをきちんとしたい女性は、好みのシャンプー・リンスを持参するのがおすすめ。
シャワーの位置は固定タイプ。手すり付き。
残念ながらシャワー中に、天井の排気口に汚れがあるのを見つけてしまいました。というより背の低い筆者でも汚れが見えるほど天井も低いです。
ドライヤーは固定でした。タオルはアメニティ近くにハンドタオルもあり、バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオルの3点が揃って用意されています。
都市センターホテルのアメニティは、バスルームに、タオル・歯ブラシ・くし・シャワーキャップ・カミソリ・綿棒・ディスペンサータイプのハンド&フェイスウォッシュ。
客室にはガウン(パジャマ)。ワッフルガウンは、かなりペラペラで浴衣より薄いくらいなので、しっかりパジャマを着たい人にはちょっとお粗末に感じてしまうかも……。
客室アメニティは最低限という印象ですが、実はフロントに用意されたアメニティがまだあるのだそうです。
男性用はヘアートニック、洗顔フォーム、アフターシェーブローション。女性用は薬用クレンジング、洗顔料、ローション、乳液。ほかにも羽根枕・そば枕・硬めの歯ブラシなども借りることが可能。
でも、これはフロントでチェックインのときに、一言教えてもらいたかったですね。そうすれば、チェックイン時に、ついでにそのまま基礎化粧品や薬用クレンジングをもらって部屋に行けるのに残念です。
都市センターホテルのサービスはやはりビジネスに特化しています。
PCを持参したので使用しませんでしたが、「デジタルオアシス」というサービスがあり、ロビー階にPCとカラープリンターが設置されています。
PCにはパワーポイント・エクセル・ワード・Adobe Readerなどのソフトが組み込まれています。24時間利用可能で、10分ごとに100円で使用できます。
また、有料のランドリーサービス以外に、17階にコインランドリーがあります。洗濯・乾燥ともに200円で使用できます。研修などで連泊しても安心ですね。
新聞は宿泊階のエレベーターホールに、読売・朝日・日経・日本農業新聞の四紙が置いてありました。すべて無料です。
お部屋で受けられるリラクゼーションのサービス(40分4,320円~)もあります。
都市センターホテルには、ワンフロア全体を使った98坪のコスモスホールを始め、同時通訳ブースを併設したオリオン、スバル、菊、桜、蘭、松といった宴会場にもなる大きな会議室や、中小会議室が、全25室あります。
レストランは、朝食会場でもあるレストランアイリス(ロビー階エントランス入って右手)、個室4室を備えた和食処梅林(1階)、60席という広さのラウンジ(ロビー階の奥)があります。
都市センターホテルへの宿泊を朝食付きプランにしてよかった!と思える、朝食メニューでした。素晴らしいです。
焼き魚の鮭が柔らかいのに驚きました。普通、ビュッフェの焼き魚って冷たくて硬くて、乾燥しているので、朝から柔らかい焼き魚が食べられてうれしかったです。
和食のメニューも豊富。和食のおかずを節約するホテルが多いように感じる昨今、おからや春菊の白和えがあり、それがまた濃厚でおいしいのがうれしいです。
お腹にやさしいお粥のふりかけが豊富なのも、ちょっとワクワクします。
スクランブルエッグは見事! これぞ、ホテルのスクランブルエッグという柔らかくてとろとろしたものでした。リーガロイヤルホテルグループで、昔、ルームサービスで食べていたものを思い出しました。
パンの種類も豊富。パン用のマーガリンがありましたが、バターはありませんでした。
盛りつけても、それぞれがおいしそうなのがわかりますね。パスタもオリーブオイルを惜しまず、乾燥していません。
確保した座席に食事中のカードを置いておけるのも、ちゃんとしたホテルという印象。
そして、朝食ブッフェのコーヒーはコップに入れて持ち帰れます。蓋もありました。
都市センターホテルは、とにかくアクセスがいいのがありがたいビジネスホテル。そして都心なのに静かでゆったりできます。
駅からホテルまでの道に繁華街のような場所もなく、夜は特に喧騒から逃れられるので、静かに休みたい人に最適です。朝食ビュッフェもとてもおいしく、朝から元気が出ます。
バスルームのサイズや客室に漂う昭和感は否めませんが、ビジネスでの宿泊におすすめ。次の東京出張時にまた泊まりたいと思いました。
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数ある旅行予約サイトの中で人気なのが、じゃらん、楽天トラベル。なんと国内ホテル予約のシェア60%以上!
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ホテル宿泊料金(大人一人):6,300円~
住所 | 東京都千代田区平河町2-4-1(地図) |
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電話 | 03-3265-8211 |
アクセス | ・東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」4・5番出口徒歩4分、9b番出口徒歩3分 ・東京メトロ 有楽町線「麹町駅」半蔵門方面1番出口徒歩4分 ・東京メトロ 丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」D出口徒歩8分 ・JR中央線「四谷駅」麹町出口徒歩14分 |
最寄駅 | 東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」 |
部屋数 | 327室 |
設備 | 液晶テレビ(CATV対応23型 / 一般・NHKBS・CNN・有料放送) / 電磁サーバー / 冷蔵庫 / ズボンプレッサー(スタンド型)/
タオル(バスタオル・ フェイスタオル) / 歯ブラシセット / シャンプー・リンス・ボディーシャンプー / 洗顔フォーム / かみそりセット
/ ヘアブラシ / 綿棒 / ワッフルガウン / ドライヤー。 貸し出し備品:羽枕 / そば枕 / 女性用基礎化粧品 / 男性用整髪料 / アフターシェーブローション / 折りたたみブラシ / 硬めの歯ブラシ / 電気スタンド、マイナスイオンドライヤー、裁縫セット、加湿器、アイロンなど。 |
インターネット | 全室無線LAN(Wi-Fi)完備(無料)。有線LAN使用不可。 |
駐車場 | 地下50台(1泊1,000円 金〜日曜、祝日・祝前日は宿泊者無料) |
館内施設 | 宴会場・会議室25カ所 |
サービス | デジタルオアシス(有料PCとカラープリンター)、ランドリーサービス、コインランドリー、新聞(無料)、リラクゼーションサービス(有料) |
クレジットカード | JCB、VISA、Master、AMEX、ダイナース、DC、UC、ニコス(デビットカードは種類による) |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 10:00 |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル