オークラ ニッコー ホテルズの新ブランド『Nikko Style』第一号ホテルとして2020年8月に開業したニッコースタイル名古屋のロビーにある、TRUNK COFFEEとのコラボカフェ。
名古屋で初の本格的なライフスタイルホテルとして2020年8月7日に開業した「ニッコースタイル名古屋」。オークラ ニッコー ホテルズの新ブランドの第一号ホテルです。
名古屋を中心とした地域の文化や食材にこだわり、音楽やアート、料理を通じて、ホテルゲストや地元の人々が集い、つながることを大切にしています。つまり、宿泊しなくても足を運ぶ価値のあるホテル、ということ。
レセプションの手前には地域に開かれたオープンな空間「コミューナルロビー」があり、DJブースからは、サウンドディレクターKenichiro Nishihara氏がプロデュースした空間BGMが、24時間1曲もかぶることなく流れています。
同じフロアにあるのは、開放的なレストラン「スタイルキッチン」と、名古屋で3店舗を展開する人気店「TRUNK COFFEE」とコラボしたカフェ&バーです。
カフェ&バーでは、TRUNK COFFEEによる、ニッコースタイル名古屋オリジナルブレンドコーヒーやロンネフェルトティー、アフタヌーンティーといったカフェメニューのほか、地元のクラフトビールやカクテルなどのアルコールも楽しめます。
今回、オープン初日に訪れ、アフタヌーンティーをいただいてきました。写真とともに、店内の雰囲気やアフタヌーンティーを食べて見た感想・口コミをお届けします。
JR・名古屋市営地下鉄「名古屋」駅より徒歩10分、地下鉄「伏見」駅より徒歩7分。
StyleKitchenカフェ&バーの入っているニッコースタイル名古屋は、「名古屋」駅と地下鉄「伏見」駅の中間にあります。「名古屋」駅からは徒歩10分ほど、「伏見」駅からは徒歩7分ほどの距離です。
名古屋駅からタクシーを利用する場合は、名古屋駅桜通口タクシーロータリーから約4分。「高速錦橋出口付近」と伝えるとスムーズです。
車の場合は、ホテル駐車場を30分250円で利用できますが、14台しか収容できず、一般の時間貸し駐車場も兼ねているため、必ず停められるとは限りません(先着順・予約不可)
カフェ&バーには4人掛けテーブルが5つとカウンター7席。そのほか、レストランエリアとコミューナルロビーの座席も使えます。
StyleKitchenカフェ&バーの座席は、ホテルエントランスに近い(道路に面した窓側の)エリアに4人掛けテーブルが5つ、そしてバーカウンターが7席あります。
窓側の2つのテーブルは、1人用の布張り椅子が2脚とクッションを配した長ソファが1つ。カウンターに近い3つのテーブルは、1人用の布張りチェア4脚が置かれています。
感染症対策なのでしょう、テーブルはゆったりと間隔を開けて配置され、真横に並ばないようずらしてありました。
カフェ&バーの奥にはレストランエリアがあり、基本的にランチなど食事をとるゲストはレストラン席への案内となるようです。しかし、満席の場合などはカフェ利用でもレストラン席に案内されることがあるとのこと。
また、カフェメニューを注文し、コミューナルロビーのお席を利用しても構いません。
コミューナルロビーは、海外のおしゃれなホテルのような雰囲気です。古き良き伝統文化と現代の感性が融合した洗練されたアート、心地よく流れて会話の邪魔にならないBGM、どれもスタイルを感じるものばかり。
ビジターも自由に使える開かれた空間は、ハイクラスホテルの高級感あふれるロビーラウンジとは少し違いますが、豪華さよりも、そのスタイルが際立っていると感じました。
大切な人と語らうもよし、一人で読書に耽るのもよし。とにかく居心地がいい空間です。
なお、レストラン、カフェ&バー、コミューナルロビー、すべて禁煙となっています。
コーヒー、紅茶のメニューが充実。デザート、アフタヌーンティー、軽食もあります。
StyleKitchenカフェ&バーの自慢は、TRUNK COFFEによるシングルオリジンのドリップコーヒーや、ここでしか飲めないNikko Style Nagoya オリジナルブレンドコーヒー。
そのほか、エスプレッソやカフェ・ラテなどのコーヒーメニュー、ロンネフェルトの各種紅茶、ココア、ソフトドリンクなどの飲み物がそろっています。
デザートは、ニューヨークスタイルチーズケーキ、季節のフルーツパフェ、アフタヌーンティーセットなど。フードは、ナッツ盛り合わせ、ガーリック&ハーブフライドポテト、原木生ハム、サンドイッチなど。
お酒の種類も豊富で、ブランデー、日本酒、焼酎、ウィスキー、カクテル、モクテル、シャンパン、ワイン、クラフト生ビール、地ビールを含む瓶ビールなどがあります。
今回は14:00~16:30に提供しているアフタヌーンティーセットをいただいてきました。
華やかな一皿に彩られたスイーツとサンドウィッチの組み合わせに、コーヒーまたは紅茶がついて2,700円(税サ込)。
アフタヌーンティーセットには、好みのコーヒーまたは紅茶を付けられます。
希少な「スペシャリティコーヒー」の生豆を焙煎したドリップコーヒーは、シングルオリジン、またはNikko Style Nagoyaオリジナルブレンドからセレクト。今回選んだシングルオリジンは、浅煎りで軽やかな酸味のあるコーヒーでした。
よりおいしく飲むために開発された美濃焼のオリジナルカップがおしゃれです。
紅茶は、アッサム バリ アイリッシュブレックファースト、ダージリン サマーゴールド、アールグレイなど、7種類のロンネフェルトティーから1種類を選べます。紅茶はポットサービスで、たっぷりティーカップ2杯分はありました。
コーヒー・紅茶のお代わりはできません。ポットサービスの紅茶はともかく、コーヒーはお代わりができると良いのに…と感じました。(ホテルのアフタヌーンティーセットは、コーヒーのお代わりができるところが少なくありません。)
もちろん、アイスティーやアイスコーヒーなどの冷たいドリンクも選べます。
ドリンクを飲んでいると、ほどなくしてアフタヌーンティーセットが運ばれてきました。StyleKitchenカフェ&バーのアフタヌーンティーセットは、一般的なティースタンドではなく、一皿に美しく盛り付けられたスタイルです。
大きなお皿には8種類のスイーツが、小さいお皿にはサンドウィッチ2種が載っています。アフタヌーンティーといえばスコーンをイメージするかもしれませんが、ここのアフタヌーンティーセットにはスコーンは付いていません。
サンドウィッチは小さめのオープンサンド。サーモン&アボカドがおいしかったです。
彩りよく並べられたデザートは、どれも手が込んでいて美しく、どれから食べようか目移りしてしまうほど。
少しだけ残念だったのは、サーブの際にそれぞれのスイーツの説明がなかったことです。見ればわかるものもありますが、説明があるとより楽しめると思います。
濃厚なソースのかかったチョコレートケーキ、煮た果物を載せたサクサクのパイ、洋酒の効いたさつまいものモンブラン、香ばしいサンドクッキー、爽やかなグラスデザート。
どれも繊細で、ひとつひとつ丁寧に作られているのがよく分かります。スイーツがそれぞれ違った味わいと食感で、飽きることなく最後までおいしくいただけました。
アフタヌーンティーセットは14:00~16:30の提供となっています。予約をせずに行っても、その時間帯であれば注文は可能ですが、混雑状況によっては当日分がなくなってしまうこともあるそうなので、予約をしていくのがおすすめです。
公式サイト、一休レストランからのネット予約と、電話予約が可能です。
Style Kitchenのレストラン(ランチ)およびカフェ&バーは、公式サイトまたは一休.comからネット予約ができます。また、電話での予約も可能です。
一休.comには公式サイトよりもお得なプランが出ており、例えばアフタヌーンティーセットであれば、公式サイトで2,700円(税サ込)のところ、一休.comからだと2,500円(税サ込)になります。
▷一休レストランでStyle Kitchenのプランを見る!
ホテルカフェにしては手頃な価格帯です。
StyleKitchenカフェ&バーの料金は、ドリップコーヒー550円~、紅茶はポットサービスで600円~、ケーキ700円~、軽食700円~、アフタヌーンティーセット2,700円、タップビール1,000円、ワイン850円~(いずれも税金・サービス料込)。
コーヒーまたは紅茶とケーキを注文してカフェ利用するなら1,000円台前半で、お酒1杯とちょっとしたおつまみを頼んでバー利用するなら2,000円前後が目安です。
ホテルのロビーカフェにしてはとてもお手頃と言えるでしょう。会計はカウンターのキャッシャーにて。現金のほか、クレジットカードや電子マネーでの支払いも可能です。
おしゃれだけれど、背伸びしなくていい、とても居心地の良いカフェ。スイーツが好きならアフタヌーンティーセットが特におすすめです!
名古屋初の本格的ライフスタイルホテルかつ、オークラ ニッコー ホテルズの新ブランド『Nikko Style』第一号ホテルとなる、ニッコースタイル名古屋のカフェ&バー。
実際に行ってみて、とてもセンスが良くおしゃれな空間なのに、開かれた印象で、背伸びせずにリラックスして過ごせると感じました。コーヒーの香りと、心地よいBGMがいつも流れているので、コーヒーと音楽が好きな人にはおすすめです。
実は最初に同行者の紅茶が運ばれてきたとき、お湯の温度が低く、紅茶の色も味もあまり出ていなかったのです。それを伝えると、「申し訳ございません」と熱々のおいしい紅茶を作り直して運んできてくれました。
低い温度のティーポットを出してしまったり、質問にスムーズに応えられなかったりと、サービスのオペレーションがややぎこちなく(初々しく)感じるシーンはありましたが、オープン初日だったので今後に期待したいです。
オープン初日だからか、紅茶の件のおわびなのかわかりませんが、料理長が席までサービスの一皿を運んできてくれました。名古屋の鬼まんじゅうをイメージしたお菓子と、パイ生地のようなもので折られた鶴です。こういう心遣いはとても嬉しいですね。
目でも舌でも楽しめるアフタヌーンティーセットに、おいしいコーヒー。リラックスできる音楽と居心地の良い空間。大切な人とおしゃべりするのにも、一人で読書をするのにも向きそうで、また足を運びたくなるカフェ&バーです。
特に、アフタヌーンティーセットのスイーツはレベルが高いと思うので、甘いものが好きならおすすめします。(アフタヌーンティーは一休.comからの予約がお得です。)
▷StyleKitchenカフェ&バーの割引プランの確認と空き状況はこちらから
住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅五丁目20番13(地図) |
---|---|
アクセス | JR・名古屋市営地下鉄「名古屋」駅より徒歩10分 地下鉄「伏見」駅より徒歩7分 |
連絡先 | 052-433-2582 (直通) |
最寄駅 | 名古屋市営地下鉄「伏見」駅 |
座席数 | カフェ&バーは4人掛けテーブル5つ(20席)+カウンター7席 ほかにレストランエリアとコミューナルロビーの席も利用可能 |
禁煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | なし |
営業時間 | 10:00~22:30(L.O.22:00) ※日曜日は ~21:30(L.O.21:00) ※当面の間、10:00~17:00(L.O.16:30)にて営業 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(14:00~16:30) |
個室 | レストランに個室あり(2部屋4名~) |
予約 | ネット予約、電話予約ともに可能 |
ネット予約 | 公式サイトまたは一休.comより |
クレジットカード | VISA / Master / JCB / Amex / Diners |
駐車場 | ホテル駐車場14台分あり(予約不可、割引なし) |
子供同伴 | 可能 |
公式サイト | StyleKitchenカフェ&バー |
フォトギャラリー
ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴17年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が大好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルから安宿のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験をもとにホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル