茶寮八翠は翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都にあるホテルラウンジです。歴史ある建物で、保津川や嵐山の風景を眺めながら、ゆったりとしたひと時を過ごせる和カフェです。
2015年、京都・嵐山に開業した高級ホテル「翠嵐(すいらん) ラグジュアリーコレクションホテル 京都」にある「茶寮八翠(さりょう はっすい)」。
ザ・ラグジュアリーコレクションは、マリオットホテルグループにおいて、歴史や由緒ある建物を使用した高級ホテルブランドです。日本では、翠嵐と東京のプリンスギャラリー東京紀尾井町、そして宮古島のイラフSUIの3軒のみがその称号を得ています。
宿泊でなくても利用できる茶寮八翠は、伝統とモダンなセンスが融合した室内で、京都ゆかりのお茶やスイーツを楽しみながら優雅なひと時を過ごすのにぴったり。
眼前に流れる保津川と嵐山の風景を眺めながらゆったりと過ごすことができるひと時は、何物にも代えがたい上質な時間となるでしょう。
茶寮八翠は、翠嵐の本館とは別の建物にあり、宿泊者以外も利用できます。嵐山のメインストリートから少し離れており、外の喧噪とは無縁の静かなひと時を過ごせる場所です。
茶寮八翠は、築100年を超える歴史的建造物 旧「八賞軒」をリノベーションして作られました。翠嵐のコンセプトである「継往開来(けいおうかいらい・先人のものを受け継ぎ、発展させながら将来を開拓すること)」を体現した場所となっています。
保津川の流れと対岸の嵐山を眺めながら、ゆったりと寛ぎの時を過ごせると評判です。
京福電鉄 嵐山本線(嵐電)「嵐山」駅から徒歩約6分。 JR山陰本線 嵯峨野線 「嵯峨嵐山」駅・阪急嵐山線 「嵐山」駅からは徒歩約15分。駐車場は9台。
翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都があるのは、京都屈指の観光地・嵐山。四季折々の風景を求めて、国内外から多くの人が訪れる場所です。翠嵐があるのは保津川沿いを上流に向かったところ。
最寄り駅は京福電鉄 嵐山本線(嵐電)「嵐山」駅で、駅からホテルまでは徒歩約6分ほどの距離です。嵐山にアクセスする他の駅、JR山陰本線 嵯峨野線 「嵯峨嵐山」駅・阪急嵐山線 「嵐山」駅からは徒歩約15分。
宿泊者の方は、無料で京都駅からのタクシー送迎、もしくは嵐山の各駅からの人力車サービスがあります。
駐車場は9台あり、宿泊者は1泊1,000円で利用可能です。レストラン利用の場合は2時間まで無料、以降1,620円かかります。レンタサイクルで訪れる場合は門の手前にいるスタッフの方に駐輪場所を確認してもらって停めましょう。
席数は全部で40席。気候の良い時期には保津川に面したテラス席が気持ち良いです。
茶寮八翠は築100年を超える歴史的建造物 旧「八賞軒」を改装した建物で、歴史の息づく建物の作りや、そっと置かれたお道具にも、京都らしさが感じられます。
茶寮八翠のメインはテーブル席です。室内には2・4名掛けのテーブル席があります。
ゆとりをもって並べられた座席数はそう多くはありませんが、スペースも程よく取られているので、周囲が気になりません。
日本家屋を利用した作りですが、外国人の方が多いせいでしょうか。履き物を脱がずにそのまま上がれるようになっています。
椅子のほかにソファ席もあります。
窓際の席は、保津川(桂川は亀山~嵐山までは保津川と呼ばれ、嵐山から桂川と呼ばれます)の眺めが楽しめます。縁側を模したテラス席も人気の席です。
他にも屋外に設けられた席があります。渡月橋の賑わいから一歩下がって、静かに嵐山の風景を楽しみたい方には、そのロケーションも相まってかなりおすすめできる場所です。
軽食のほか、日本茶や紅茶、コーヒー、有名和菓子店とコラボしたアフタヌーンティーも。
茶寮八翠はあくまで「茶寮」というところから、食事メニューは多くはありません。国産ハムやエシレバターなど、素材にこだわった贅沢なサンドウィッチやお茶漬けなどの軽食が食事メニューとなります。
充実しているのは、お茶に合わせる「甘味」。和風のラウンジなので、八翠オリジナルの翡翠もちやあんみつなど、珠玉の和のスイーツがいただけます。
抹茶は江戸時代からの歴史のある「一保堂茶舗」のものを使用。自家製のガトーショコラも京都のBean to Bar Chocolateの専門店である「Dari K(ダリケー)」から取り寄せ、Made IN KYOTOを強く意識したラインナップですね。
和菓子と一保堂茶舗の煎茶のセットは、季節ごとに変わる茶寮八翠のオリジナル上生菓子のセットと、本日のケーキセットの2種。軽くお茶をしたい方におすすめのメニューです。
こちらはお茶メニュー。日本茶は煎茶・ほうじ茶・抹茶の3種。すべて一保堂茶舗の茶葉が使われています。コーヒーも意外にカプチーノ、カフェラテのほかに、抹茶ラテもあり、バラエティ豊かです。
ドリンクが840円から(サービス料15%別・税別)というのは、このクラスのホテルと、この建物、そして立地を考えると、かなり良心的な料金設定に思えます。
紅茶もオーガニックを中心に、質の高い茶葉が揃っています。ノンアルコールにコーラやセブンアップがあるのは、欧米の方の訪問者が多いからでしょうか。
アルコールはシャンパンやワインが用意されています。日本酒やビールは京都の蔵元・醸造所のもの。旅行で昼からちょっと一杯といった贅沢なひと時が楽しめますね。
他には、茶寮・八翠では、季節ごとに京都の老舗和菓子店とコラボした「和のアフタヌーンティー」を提供しているほか、15時過ぎには通年メニュー「八翠のおさんじ」を提供しています。
この時は「鶴屋吉松」とのコラボ。「和のアフタヌーンティー」はアフタヌーンティーといいつつ11時から提供しており、スイーツの他お食事もいただけるランチ代わりにもなるセットです。ランチにいただく方が多いので、ぜひ予約を。
15時過ぎの「八翠のおさんじ」はスイーツ+お茶のメニューで、空きがあれば予約しなくても食べられますが、こちらも人気なので予約したほうが良いでしょう。
今回は「八翠のおさんじ」をいただいてきたので、次の項で詳しく紹介します。
アフタヌーンティーは2種類。2ヶ月ごとに変わる「和のアフタヌーンティー」と通年メニュー「八翠のおさんじ」があります。
八翠のアフタヌーンティーは、京都の老舗和菓子店とコラボレーションした「和のアフタヌーンティー」(季節ごとに内容が異なる)と、15時から提供される通年メニュー「八翠のおさんじ」の2種類があります。
今回いただいたのは、上写真の「八翠のおさんじ」。アフタヌーンティーらしく、三段のスタンドに和洋スイーツが載せられています。
ドリンクは、こちらのメニュー(全15種類)から好きなものを好きなだけおかわり自由。ドリンクメニューは「和のアフタヌーンティー」も「八翠のおさんじ」も同じ内容です。
フレーバーティーは、こうして茶葉の見本を見てフレーバーを確認しながら選べます。
一番上の段はクリームチーズと抹茶のミニ大福。一口サイズで食べやすく、皮のモチモチした食感も素晴らしい和菓子です。
二段目はケーキセットでも好評の自家製ガトーショコラ。
フルーツと生クリームと一緒に添えられているのは、自家製のゆずと生姜のジャム。濃厚なカカオの、しっかりと生地の詰まったガトーショコラに、ショウガのピリリ感が意外とマッチ。コーヒーと共にいただきたいですね。
そして3段目は、自家製プリンなのですが……
プッチンプリンのような容器に入っており、自分で容器のツメを折って盛り付けの仕上げを行うという遊び心のある演出!
見事キレイに盛り付けられると、とても嬉しい気分になります。ただ食べるだけでなく、自分でもアクションを起こすという楽しい仕掛けですね。
もちろん、プリンは卵から材料にこだわって作った、とても上品なお味。カラメルもくどくなくサッパリとしていて、カラメルなし/あり両方で楽しめるプリンとなっていました。
お誕生日や記念日に利用したい場合は、予約時に連絡しておくと、このようなサプライズプレートを準備してくれます。スタッフの方たちのホスピタリティも素晴らしく、素敵なひと時を過ごすことができるでしょう。
週末やシーズンは特に混み合うので予約必須。
翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の茶寮八翠の席については、ホテルの公式サイトや一休.comから予約が可能です。
公式サイトから予約できるのは「和のアフタヌーンティー」のみ、一休.comから予約できるのは「和のアフタヌーンティー」と「八翠のおさんじ」のプランで、お席だけの予約はできないのでご注意ください。週末やシーズンは特に混み合うので予約必須です。
コーヒー840円~、日本茶840円、紅茶880円、ケーキセット1,390円、ワイン 1,300円~(税・15%サービス料別)
翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の茶寮八翠の価格帯は、コーヒー840円~、日本茶840円、紅茶880円、ケーキセット1,390円、ワイン 1,300円~(税・15%サービス料別)。
「ちょっと高いかも?」と思うかもしれませんが、京都のほかのラグジュアリーホテルと比べると、むしろちょっとお得なくらいの料金です。
アフタヌーンティーの料金は、「和のアフタヌーンティー」が4200円~、八翠のおさんじが2,500円~(ともに税金・サービス料別)となっています。
お会計はカウンターにて現金または各種クレジットカードが使用できます。
嵐山観光で、絶景を眺めながら京都の美しさを改めて感じられるおすすめの和カフェ。
翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都は、マリオットインターナショナルのラグジュアリーコレクションホテルの日本初進出ホテル。外資系ホテルとは思えない「日本」を体現したその風情と佇まいは、開業後、瞬く間に人気になりました。
嵐山の四季折々の風景を借景として眺められる場所に位置する茶寮八翠の特等席で、その絶景を楽しむ贅沢を味わってみませんか。
和のアフタヌーンティーを予約する場合は、一休.comの一休限定プランがお得です。
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 12(地図) |
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アクセス | JR山陰本線 嵯峨野線 「嵯峨嵐山」駅(徒歩約15分 ) 阪急嵐山線 「嵐山」駅(徒歩約15分 ) 京福電鉄 嵐山本線(嵐電) 「嵐山」駅(徒歩約6分) |
連絡先 | 075-872-1222(直通) |
最寄駅 | 京福電鉄 嵐山本線(嵐電) 「嵐山」駅 |
座席数 | 40席(テーブル 28席、テラス席 12席) |
禁煙 | 禁煙 |
ドレスコード | 特になし |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり |
個室 | なし |
予約 | 可(アフタヌーンティーのみ) |
ネット予約 | 可(アフタヌーンティーのみ) |
クレジットカード | VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、銀聯 |
駐車場 | 9台(有料) 宿泊のお客様 1泊1,000円/台 /レストランのお客様 2時間無料 以降1,620円/台 |
子供同伴 | 可能 |
公式サイト | 茶寮八翠 |
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル