JR大分駅近くで、待ち合わせ、デート、商談に使える雰囲気のよいカフェラウンジといえば、大分オアシスタワーホテル1階のロビーラウンジ「フォンティーヌ」。
ラウンジの名前「フォンティーヌ」は、フランス語で「泉」という意味。ラウンジには泉をテーマにした印象的な壁画が飾られており、水の中から水面を見ているようなブルーの壁がしっとりと落ち着いた雰囲気を作り出しています。
フォンティーヌはホテルのロビーラウンジではありますが、道路に面したエントランスからいちばん離れた奥まった位置にあるため、表の雑踏なども気になりません。
「フォンティーヌ」は、JR大分駅「府中中央口」より徒歩で約8分、タクシーなら2~3分の距離にある「大分オアシスタワーホテル」の1階にあるロビーラウンジ。地上21階101mの高さを誇る大分オアシスタワーホテルは、大分県でもっとも高い建物であり、大分のランドマークタワーとしても親しまれています。
大分オアシスタワーホテルは、大分県立総合文化センター「iichiko総合文化センター」・オアシスタワー・NHK大分放送局の3部門および商業施設の入った「オアシスひろば21」と隣接しており、坂茂氏が設計したことで有名な大分県立美術館OPAMもすぐ近く。
JR大分駅、大分市中心部から徒歩でのアクセスが容易な上、高くそびえる大分オアシスタワーホテルは誰にでも見つけやすいので、待ち合わせには最適です。
ロビーラウンジ「フォンティーヌ」の座席は全40席。椅子4つが置かれた丸テーブルと、一人掛けソファ4つに囲まれた長方形のローテーブルの2種類の座席があります。
カウンター席などはなく、1人~2人の利用であっても4人用テーブルに案内されます。
適度な近さで話をしたい商談や一人でノマドワークをするのであれば、適度な高さのある丸テーブルと椅子の席、ゆったりとおしゃべりを楽しんだり、読書をしながら人を待つのであれば、ローテーブルと肘置きのついた一人掛けソファの席がおすすめ。
フォンティーヌの座席は、入って右側と左側とで禁煙席・喫煙席が分けられていますが、完全な分煙というわけではありません。
また、フォンティーヌには、商談や小会議に使える貸切個室(有料)もあります。1室8名まで利用可能で、1時間(2,600円/税・サ込)からとなっています。
「フォンティーヌ」で人気の食事メニューは、焼きたて熱々のピザ1枚にお好みのドリンクがついてくる「ホテルピザセット」(1,500円/税・サ込)。
注文してから焼き上げられるピザは熱々で、チーズがトロリ。熱した鉄板のおかげで冷めにくく、ゆっくりおいしくいただくことができるのが嬉しいです。
ソーセージなどシンプルな具の載ったオーソドックスなピザですが、自家製(ホテルメイド)の生地はもちもちで、ドゥもカリッと香ばしく美味。
直径20センチのピザはけっこう大きめで、たくさん食べたい男性の方には良いかもしれませんが、女性には少し多いと思うので、2人でシェアしても良いですね。
ホテルピザセットのドリンクは、ブレンドコーヒー(ホット・アイス)、紅茶(ホット・アイス)、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、かぼすジュース、コーラ、ウーロン茶(ホット・アイス)から選ぶことができます。
ソフトドリンクメニューにかぼすジュースがあるあたりが、いかにも大分らしいですね。
ホテルピザセットの価格は、1,500円(税・サ込)。コーヒー単品が800円(税・サ込)であることを考えると、かなりお得感があると言えるでしょう。ただし、セットにできるのは上記のソフトドリンクのみなので、ビールなどアルコールは選ぶことができません。
ビールを飲みたい場合は、少し割高になりますが、自家製ピザ単品(1,100円/税・サ込)とビール(850円/税・サ込)を注文するかたちになります。
そのほか、軽食・おつまみとして、ミックスナッツ、ミックスサンドイッチ、クロックムッシュがあり、手軽なランチにぴったり。ビールとともに夕食として食べることも可能ですが、「フォンティーヌ」は18:30ラストオーダー・19時閉店なので、時間にご注意を。
食事以外で「フォンティーヌ」を利用するなら、おすすめはホテル特製のケーキセット。お好みのケーキ1つに飲み物がついて1,150円(税・サ込)とお手ごろ価格です。
ケーキセットを注文すると、専属パティシエが手作りしたホテル特製ケーキを銀盆に載せてテーブルまで運んできてもらえます。スタッフが丁寧にひとつひとつのケーキの説明をしてくれるので、どれにしようか選ぶのも楽しい時間。
ケーキのラインナップはそのときどきで変わりますが、たいてい4種類ほど。夕方以降は種類が少なくなってしまったり、日によっては売り切れてしまうケースもあるとのこと。
ケーキセットを目当てに「フォンティーヌ」へ行く場合は、午前中、もしくは午後の早めの時間帯が良さそうです。
ケーキセットの飲み物は、コーヒー(ブレンドコーヒー)、紅茶(ダージリン、アールグレイ、オレンジペコー)、ハーブティー(ローズヒップ、カモミール、ペパーミント)、フレーバーティー(ブルーベリーティー、マンゴーティー、キャラメルティー)から選ぶことができます。
お茶のラインナップが豊富なのは嬉しいですね。ティーカップではなく、茶葉の入ったプレス式ティーメーカーで運ばれてくるため、たっぷり2杯以上を楽しめます。
この日いただいたケーキは、臼杵茶(うすきちゃ)のオペラ。臼杵茶は、映画『種まく旅人~みのりの茶~』の舞台にもなった大分県臼杵市の丘陵地で栽培されているお茶です。
お茶風味のスポンジ生地の間に、お茶のクリームと餡子が挟まれた薄茶のケーキは、層になった断面も美しく優雅。和洋折衷で年配の方にも好まれそうなケーキです。
ケーキの上に飾られたマカロンも、もちろんお茶風味。サクッ、ほろっとした儚げな食感が、しっとり・どっしりしたオペラの舌触りと対比をなして、アクセントになっています。
また、「フォンティーヌ」には、ケーキセットのほかに、アフタヌーンティーの時間帯(14時~17時)のみ、1日10食限定で提供されるティーセットもあります。ホテル特製のサンドイッチとケーキにコーヒーまたは紅茶がついて、価格は1,800円(税・サ込)。
おしゃべりをしながら優雅な午後の時間を過ごしたい方におすすめです。 ティーセットは予約して取り置きをしてもらうことも可能なので、確実に食べたい方はあらかじめ電話予約をしておくとよいでしょう。
大分オアシスタワーホテルのロビーラウンジ「フォンティーヌ」の料金の目安は、ホテルピザセットが1,500円(税・サ込)、ケーキセットが1,150円(税・サ込)。セット価格が特にお得になっていますが、食事またはスイーツと飲み物を単品で注文してもたいてい2,000円以内で収まります。
フォンティーヌのお会計は、ラウンジ入り口横にあるチェックカウンターで行うスタイル。現金または各種クレジットカードでの支払いが可能です。
フォンティーヌ概要
住所 | 大分県大分市高砂町2-48 大分オアシスタワーホテル1F(地図) |
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アクセス | JR大分駅「府内中央口」1番ホーム出口から徒歩で約8分、タクシーで約2~3分 |
連絡先 | 097-533-5274(直通) |
最寄駅 | JR大分駅 |
座席数 | 40席 |
禁煙 | 店内は禁煙・喫煙のエリアに分けられていますが、完全分煙ではありません。 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
営業時間 | [平日]9:30~19:00(ラストオーダー18:30) [土日祝]10:00~19:00(ラストオーダー18:30) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | 有り(14:00~17:00、限定10食、予約可能) |
個室 | 有り(有料) |
予約 | 予約可能 |
ネット予約 | なし |
クレジットカード | 可(MASTER、JCB、AMEX、VISA、Diners) |
駐車場 | 有り(オアシスひろば21地下駐車場又は大分県立美術館(OPAM)屋外駐車場・地下駐車場を利用可能。レストラン、ラウンジ利用時、利用金額に応じて駐車場サービス券が発行されます。) |
子供同伴 | 可能 |
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ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴14年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルからバックパッカーズ(安宿)のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験を元に、ホテルやラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル