虎ノ門ヒルズ上層階にあるアンダーズ東京のラグジュアリーなラウンジ&バー「アンダーズタヴァン」アンダーズ東京の優雅な空間で味わうアフタヌーンティーがおすすめ。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーは、東京の新しいランドマークである虎ノ門ヒルズの上層階に2014年6月に開業したラグジュアリー ライフスタイルホテル「アンダーズ東京」のフロントやリビングを兼ねるラウンジ&バーです。
「アンダーズ」とは、ヒンディー語で「パーソナルスタイル」を意味する言葉。利用者それぞれが自分らしいスタイルで過ごせるようなおもてなしやサービスがあります。
地域の個性を大切にしてデザインやサービスを取り入れるアンダーズのコンセプトに基づき、随所に設置された、和モダンでファッショナブルな空間。そのアンダーズ東京のフロントフロアである51階、アンダーズタヴァン ラウンジ&バーがあります。
アンダーズ東京にはチェックインカウンターがありません。宿泊者はこのラウンジで自由に飲食ができ、チェックインはアンダーズタヴァンでドリンクを飲みながら行うことも。
このアンダーズタヴァンラウンジは宿泊者にとってのリビングのような役割もあり、歓迎やくつろぎの場になっています。
今回は、アンダーズタヴァンラウンジ&バーに行ってきたので、ラウンジの雰囲気やおすすめメニュー・アフタヌーンティーの内容とおすすめ度などを詳しくご紹介します。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーのあるアンダーズ東京は、港区虎ノ門、西新橋二丁目西と愛宕一丁目の交差点の間にそびえ立つ虎ノ門ヒルズの中に入っています。
最寄駅は、東京メトロ銀座線の「虎ノ門」駅(徒歩5分ほど)。JR利用の場合は「新橋」駅の烏森口出口から徒歩11分ほど。新橋駅は、JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、ゆりかもめが利用できるのでアクセスが便利です。
虎ノ門ヒルズは商業施設、オフィス、住居、そしてアンダーズ東京ホテルがある複合施設。通りに面していくつかのエントランスがありますが、アンダーズ東京へは噴水の階段に向かって右側にある専用の入り口から。
カフェ&バーBeBu前を通り過ぎ、ショップ行きのエスカレーターを過ぎると、左側にホテル行きのエレベーターホールへの入り口があります。
ホールへ入り、エレベーターに乗って51階へ。51階で降りると、左側に見えるのがアンダーズタヴァン ラウンジ&バー。ほのかにアロマが香り、歓迎してくれます。
アンダーズタヴァンの入り口から向かって左手側がラウンジ&バー、右手側はダイニングとなっています。窓際にはピアノがあり、奥にはバーカウンター。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーの座席の種類は、大人数で座れるソファ席が窓際に3卓、暖炉の近くに4人がけの席、他はソファが2脚の2人がけの席です。
天井が高く、窓が大きいのでどのお席からも外の景色を見ることができます。
しかし、2人がけの席は90度の配置で椅子が置かれていて、窓に向かって背を向ける席も。また、着席すると隣のテーブルの方と向かい合ってしまうところもあります。
90度の席の配置はコミュニケーションが取りやすいと言われますが、場所によっては少し落ち着かないかもしれません。隣のテーブルとの距離はほどよく取られているので、話し声はあまり気にならないでしょう。
2人がけの席は丸いテーブル。注文内容によっては、料理が運ばれてくるとまず、スペースを作る必要があるという感じ。
アフタヌーンティーではひとりで1台スタンドで提供されるので、配置を考えないと置きにくく、食べにくいです。食べ進めるとタイミングを見てスタンドを下げてくれます。
2人がけのテーブルに文庫本サイズの手帳を広げて置いたところ。座面が広い椅子なのでゆったりとくつろぐこともできるし、背筋を伸ばして座れば書いたりパソコン作業ができるテーブルと椅子の高さです。
ソファ席は窓に沿って座るので、後ろ向きに座ります。
暖炉の周辺に4人がけのチェアを配したテーブルが6卓。こちらはソファタイプではないので、パソコン作業をしている方が多いです。
チェアの横には荷物を置く台が用意されています。
その地域の個性を大切にするのがアンダーズのコンセプト。よって、日本では日本食のメニューがあります。ドリンクは、Japanese tea specialtiesとして煎茶、ほうじ茶、玉露、抹茶ラテがあります。
アラカルトメニューでは、寿司、刺身、海鮮ちらし寿司、味噌汁、カツカレー、カツ丼、蕎麦など。外国からのお客様にも日本の味を楽しんでいただけますね。
抹茶ラテなどのラテメニューは、ボダムの大ぶりのグラスでたっぷりと提供されます。
ホットコーヒー、紅茶、緑茶は、いずれも同じ織部焼のコーヒーカップで。ストライプがモダンでいて、かつ和を感じさせます。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーでは、さまざまな飲み物のほか、午後はアフタヌーンティー、週末はセミビュッフェスタイルのブランチメニューも人気です。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーでは、14:00~17:00の時間帯に楽しめる英国式アフタヌーンティーが人気です。今回は秋のアフタヌーンティーセットをいただきました。
1段目はセイボリー。アンダーズタヴァン ラウンジ&バーでは、アフタヌーンティーセットの3段のトレイには陶器の皿が使われており、一般的な洋食器とは趣きが異なります。
どれも非常に手が込んだものばかり。味も塩っぽいだけではなく、甘さのある食材とコンビになっているのが特徴でしょうか。また季節の食材を使用していて、秋を感じます。
竹炭のコーン 南瓜のムース 星のしずくは、真っ黒な竹炭のコーンにオレンジ色のかぼちゃのムースが入ったもの。金箔が飾られた透明な星のしずくが花の形になっています。
黒ゴマのブレッド 茸のマリネ 洋ナシのチャツネ(左)は、トーストした黒ゴマのパンに、茸のマリネと洋ナシのチャツネをサンドしたもの。茸の独特な風味に甘いチャツネが香ばしいトーストによく合います。
くるみとリークのミニキッシュ(右)。くるみの香ばしさと、ネギをよく煮込んだときに感じられるような甘さがあります。
薩摩芋 林檎 バジルのカダイフ巻(左)。カダイフとはトルコ料理に使われる食材で、トウモロコシと小麦粉を極細の麺状にしたもの。これを具材に巻きつけて、揚げたものです。サクサクとした衣の中にほっくりと甘いサツマイモ。食感の違いも楽しいです。
茄子とサーモンと栗のグラス(右)は、なめらかな舌触りの茄子とサーモンのムース。
2段めはスイーツです。
アンダーズといえばこのエクレア。種類は指定できず、その日によって異なります。
この日は秋の味・パンプキンと、レモン、ピスタチオのかわいらしい3種類でした。このエクレアは1階のペストリーショップで購入できるので、お土産にもおすすめです。
チョコレート&コーヒー ムースは、チョコレートの中にコーヒームースが入っています。小さな一口サイズですが、チョコレートが濃厚で、口に入れると鼻にチョコレートとコーヒーの風味が抜けていきます。
季節のジュレはぶどう。タルトレットはモンブラン。秋の味わいを満喫できます。
3段めはスコーン。自家製スコーンはプレーンと洋ナシの2種類で、クロテッドクリームと季節のフルーツジャム(イチゴジャム)がついてきました。
プレーンスコーンには、クロテッドクリームとジャムをたっぷりと。洋ナシのスコーンは洋ナシの味を楽しむのがおすすめです。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーのアフタヌーンティーセットは、飲み物のお代わりが自由です。
イングリッシュブレックファースト、ダージリン、アールグレイ、ウーロン茶、ペパーミント、ローズヒップ&ハイビスカス、ワイルドチェリー、煎茶、ほうじ茶、コーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、カプチーノの全13種類。ホットとアイスが用意されています。
ホットのお茶はポット(急須)から注いでカップでの提供、コーヒー・紅茶・緑茶は陶器のティーセットで、ほうじ茶は湯のみで運ばれてきました。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーのアフタヌーンティーは2時間制で30分前にドリンクのラストオーダーとなっています。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーのお席の予約は、アンダーズ東京の公式サイト、もしくは予約専用電話(9:00 ~ 21:00)にて行うことができます。席の指定はできません。
予約の際には、希望のメニューを指定する必要があります。
ランチ利用は11:30〜15:00、土日のブランチは11:30〜14:30 (LO14:00)、アフタヌーンティーは14:00〜17:30 (LO17:00) 、ディナーは18:00〜22:00の時間帯です。
または、一休.comで予約ができます。2〜8名の利用で、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーコースの予約が可能。予約は来店日の2ヶ月前から 来店当日(時間は要確認)まで受け付けていて、時間を気にせずに予約ができるので便利です。
OZmallでの予約は限定プランがあってお得。アフタヌーンティーでは季節のカクテルが1人1杯いただける特典付きがお得。ノンアルコールも選べます。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーは、ホテルのメインダイニング併設のラウンジ&バーなので、ドリンクだけでなく、アラカルトでの食事メニューも本格的。麺類や丼物のような手軽にいただける一品ものもあります(1,700〜4,600円)。
バーも兼ねているため、アルコールの品ぞろえも豊富。予算は梅酒・焼酎の700円から、1杯8,900円のシャンパンまで、ワイン、カクテル、ウイスキー、ビール、日本酒など各種あり。
ティータイムにドリンクとケーキを注文すると2,100円から、組み合わせによっては3,000円以上になります。お茶のおかわりが自由で数種類のスイーツがいただけるアフタヌーンティーセット(4,844円〜)のほうがお得かもしれません。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーの予算は、東京のホテルラウンジの中でも高めですが、景観や店内の雰囲気、アンダーズ東京のコンセプトに沿った高級感を考えると、満足できるものでしょう。
なお、メニューに記載の料金に消費税と15%のサービス料が加わります。チャージ料はかかりません。アンダーズタヴァン ラウンジ&バーの会計はテーブルで行うスタイルです。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーは、アフタヌーンティーの時間帯(14:00~17:00)以外は、ゆったりと過ごす方が多い印象。打ち合わせをしているビジネスマンや、ひとりでパソコン作業をする方、宿泊されている外国人の方など、落ち着いた客層です。
アフタンーンティーの時間には女性客が多く、少し華やかな雰囲気になります。
言わなくてもわかってもらえる日本的なきめ細かいおもてなしというより、欧米のホテルのような、スマートな接客の印象。外国人のお客様も多いので、ちらほら英語での会話も聞こえます。
景色の写真を撮りたいと申し出ると笑顔で対応してくれ、晴れているとどこまで見えるかなど、お話を伺うことができました。どこか欧米風のフレンドリーさも感じます。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バーは51階からの眺望を楽しみに行くのがおすすめです。皇居とスカイツリーを同時に眺めることができるのは、とても贅沢ですね。
ラウンジ&バーというだけあり、夜の雰囲気もとても良いです。照明が落ち、テーブルにライトが置かれます。食事やアフタヌーンティーはもちろんですが、バーとしてデートや夜の語らいにも適しているでしょう。
深みがある色合いで高級感がある店内。窓越しに見える日中の太陽の光や夜の街の明かりが、額縁に入っているかのように見え、大切なひと時に花を添えます。
お席予約は電話またはネットから可能です。一休.comやOzmallには、ランチ、ディナー、アフタヌーンティーとさまざまなプランが並んでおり、目的に合ったものを選べます。
お得にティータイムやアフタヌーンティーを楽しみたい方には、Ozmallの特典付きの限定プランがおすすめ。
アンダーズタヴァン ラウンジ&バー概要
住所 | 東京都港区虎ノ門1-23-4 アンダーズ 東京51F(地図) |
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アクセス | 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅より徒歩5分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩6分、東京メトロ千代田線・日比谷線・丸の内線「霞が関」駅より徒歩8分、都営三田線「内幸町」駅より徒歩8分、JR線(山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線)・東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩11分 |
連絡先 | 03-6830-7739 (レストラン予約9:00~21:00) |
最寄駅 | 地下鉄「虎ノ門」駅・「神谷町」駅・「霞ヶ関」駅・「内幸町」駅、JR・地下鉄・ゆりかもめ「新橋」駅 |
座席数 | 65席 |
禁煙 | 禁煙 |
ドレスコード | なし |
営業時間 | 10:30 ~ 23:00(L.O.22:30) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(14:00〜17:00) |
個室 | なし |
予約 | 可 |
ネット予約 | 可 |
クレジットカード | 可 (VISA、MASTER、AMEX、DINERS、DC、JCB、SAISON 他) |
駐車場 | あり(利用料金 400円/30分 利用金額 3,000円以上で1時間分、5,000円以上で2時間分、10,000円以上で4時間分の無料駐車券) |
子供同伴 | 可 |
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すずめ
東京・自由が丘在住の主婦ブロガー。フットワークの軽さと好奇心で、毎日楽しいことや美味しいものを探索し、ご近所から日本全国・世界各国を飛び回っています。
編集&校正 ビー・エイブル