品川駅直結「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」の、飲茶風アフタヌーンティーも美味しい、ビジネスマンが落ち着けるラウンジ。優雅な空間で味わうアフタヌーンティーもおすすめ。
「チャイナシャドー(CHINA SHADOW)」は、品川駅直結の「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」のロビー奥にある広東料理のレストランです。
品川駅は2027年開業のリニア中央新幹線の始発駅となることもあり、再開発が進み、賑わっています。チャイナシャドーは地上110メートルの高さにあり、眼下には、いまや名だたる一流企業の本社が集まる品川のビジネス街を見渡せるロケーション。
「新感覚広東料理」をうたう、この店では、飲茶風アフタヌーンティーなどのおしゃれな料理やスイーツと、ゆったりくつろげる空間が提供されています。店内には海外からの観光客のほか、ビジネスマンの姿もあり、ビジネスランチなどにも使われる店です。
品川駅、ことに港南口側は会社だらけで、平日のランチタイムはどこも混雑していて待たされますが、チャイナシャドーは、サラリーマンのランチには価格が高いこともあって、比較的空いています。
今回は、実際にホテルラウンジに行ってアフタヌーンティーを頂いてきたので、ラウンジ内の雰囲気やメニューなどを詳しくご紹介します。
チャイナシャドーの入っている「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」は、新幹線の改札から一番近いホテルです。雨の日も濡れずに行くことができます。
品川駅には山側から京浜急行、JR東日本、そして東海道新幹線およびリニア中央新幹線を擁するJR東海の3社の電車が通っていています。
品川駅2階にある新幹線の改札から海側に見える港南口から建物の外に出ると、道は左右のビジネスビルへとつながっています。
右側へ進んで行くと、向こう側に「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」が入っている「品川イーストワンタワー」が見えます。
空中回廊を渡ると、すぐ「品川イーストワンタワー」の入り口があります。ここの入り口はオフィスビル向け入り口で、ホテルの入り口は奥という案内がありますが、ここからも、ホテル側につながっています。ホテルのエレベーターはビルの奥です。
ホテルのフロントおよびCHINA SHADOW(チャイナシャドウ)は26階にあります。
ホテル階にはオープンな「ザ・ダイニング ルーム」があり、一瞬、通路を進んで行っていいのか迷いますが、店の中を突っ切る通路を奥まで進むと、「CHINA SHADOW(チャイナシャドウ)」の店の扉があります。
港南口からは徒歩1分で、新幹線の改札からは徒歩3分程度ですが、JRの一般の改札からは遠く、さらに京浜急行の改札はさらに遠く、徒歩5分から7分くらいかかるでしょう。
チャイナシャドーは基本的に中国料理店ですので、座席は通常の食卓タイプ。テーブル間は広めで、ビジネスランチでも、隣のテーブルをあまり気にせずに話せます。
4つの個室が用意されていて、一番小さい個室は8名、大きい個室で16名。個室のみ喫煙が可能ですが、そのほかの座席はすべて終日禁煙です。
窓際には窓を向いたカウンター席があり、おひとり様でも落ち着いて過ごせます。
「新感覚広東料理」をうたうチャイナシャドーの料理は全体にスタイリッシュで、いかにも現代的なホテルの中華料理です。
平日の人気メニューはデイリーランチ。2,600円とサラリーマンのランチにするには高いですが、ホテルクオリティの中華料理を食べられることを考えると、コスパのいいランチだと人気を集めています。
土日祝日の人気メニューは点心。平日は点心の種類が少ないのですが、土日祝日は点心の種類が平日の倍以上に増えます。シュウマイや餃子などの一般的な点心だけでなく、「干し貝柱入り茶碗蒸し」や「牛アキレス腱と湯葉の柔らか煮」などの点心も登場します。
チャイナシャドーのアフタヌーンティーセットのアフタヌーンティーは、飲茶と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。3種類あり、どれも種類豊富なお茶やコーヒーが飲み放題は共通です。
3種類の内、一番高い4,000円(税サ別)のアフタヌーンティーセット「塤(けん)」は、まさに点心(中華料理の軽食)。海老蒸し餃子や杏仁豆腐など、飲茶でおなじみの料理が、軽食とスイーツ半々くらいで出てきます。
2,200円(税サ別)のアフタヌーンティーセット「柷(しゅく)」は、一番高いコースのスイーツだけです。2,400円(税サ別)のアフタヌーンティーセット「管(かん)」はメインがふつうの中華料理で、軽食点心がプラスされますが、スイーツはありません。
今回食べたのは一番高いフルコース版アフタヌーンティーセット「塤(けん)」。料理とスイーツは2回に分けて別々に登場しました。お茶と料理がまず運ばれてきて、食べ終えると、今度はスイーツ類が運ばれてきます。
このときはハチミツがテーマで、ハチミツ尽くしでした。「白ギスの中華風揚げパンサンド 金木犀ハチミツソース」の金木犀のハチミツソースがふんわりと金木犀が香る絶品で、一緒に行った友人は「このハチミツソースを買って帰りしたい」とまで言っていました。
「ホウレン草の翡翠蒸し餃子」と「海老蒸し餃子」は透明感ある皮に包まれた海老などの具がぷりっぷり。全体的に日本人の口に合う、洗練された中華料理です。
スイーツは愛玉ゼリーや杏仁豆腐、中華風の蒸しカステラなど、甘い点心が中心ですが、プリンやパイなどの洋風スイーツも多少メニューに入っています。どれも小ぶりな、甘さ控えめのスイーツが上品に提供されました。
お茶やコーヒーは種類も頼み放題、飲み放題です。頼むと小ぶりのポットで持ってきてくれ、ティーカップも変えてくれます。飲み物は紅茶から日本茶、中国茶、ハーブティー、コーヒーまで、それぞれ数種類ずつ用意されています。
チャイナシャドーは、ストリングスホテル東京インターコンチネンタル公式サイトの予約フォーム、または電話で予約が可能です。席のみの予約もできます。
貸し切り営業のためにクローズしたり、営業時間を変更したりする場合がしばしばあるので、予約や事前の確認をしたほうが安全です。
おすすめは一休.com。摩天楼からの景色が楽しめる窓際席確約プランがあります。席確約でない通常プランと価格は変わりありません。OZmallは窓際席確約プランはディナーのみ。アフタヌーンティーの窓際席確約プランはありません。
アフタヌーンティーは公式サイトでも特別価格になる場合がありますが、一休.comとOZmallでは公式サイトの通常価格よりお得なプランがいつも提供されています。
チャイナシャドーでは、アフタヌーンティーは2,200円から、ランチは2,600円からと、ホテルの格に比して、昼間は比較的手ごろな価格からメニューが用意されています。
夜も8,000円からコースが用意されているので、そこまで予算が多くなくても楽しめる店です。(別途、税金・サービス料がかかります。)
一休.comやOZmallからの予約であっても、支払いはチャイナシャドーのテーブルで行えます。各種クレジットカードの利用も可能です。
ストリングスホテル東京インターコンチネンタルのチャイナシャドーは、平日ランチは行列必至のビジネス街、品川の港南エリアにおいては、待たされることが少ない穴場です。今回、平日の午後一に行ったところ、席は半分程度しか埋まっていませんでした。
店の手前にあるザ・ダイニング ルームはオープンなスペースで、ざわつき感も多少ありますが、チャイナシャドーは仕切られた空間で、落ち着けます。ビジネスランチらしいビジネスマン数人のお客さんなども見かけました。接待などにも安心して使えます。
空いていれば、せかされることなく、長時間でも過ごせます。今回、ついつい腰を落ち着けて、気がついたら3時間半も滞在しましたが、一切せかされることはありませんでした。スタッフの目配りもよく、サービスも行き届いています。
お席予約は電話よりネットでの申し込みがお得です。アフタヌーンティーを楽しみたい方は、窓際確約プランなどがある一休.comの一休限定プランがおすすめです。
チャイナシャドー概要
住所 | 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー26階(地図) |
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アクセス | JRと京浜急行「品川」駅港南口より徒歩1分。京浜急行の改札より徒歩5分。 |
連絡先 | 03-5783-1257 |
最寄駅 | 品川駅(東海道新幹線・JR各線・京急線) |
座席数 | 116席/個室4つ |
禁煙 | 全席終日禁煙(個室のみ喫煙可) |
ドレスコード | 平服あるいはスマートカジュアル。Tシャツ、半ズボン、サンダルなど軽装での利用はNG。 |
営業時間 | 月曜日~金曜日 ランチ 11:30a.m. - 2:30p.m. (L.O.) ティータイム 1:30p.m. - 3:30p.m.(L.O.) ディナー 5:00p.m. - 9:00p.m. (L.O.) 土・日・祝日 ランチ 11:30a.m. - 2:30p.m. (L.O.) ティータイム 3:00p.m. - 4:30p.m. (L.O.) ディナー 5:00p.m. - 9:00p.m. (L.O.) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり (平日13:30~16:00 L.O. 15:30) (土日祝14:30~17:00 L.O. 16:30) |
個室 | あり(8名~22名/2時間10,000~15,000円) |
予約 | あり |
ネット予約 | あり |
クレジットカード | VISA、JCB、American Express、Diners Club、UC、DC、Bank Card、Million Card、Master Card、Saison、ANA、Union Payのカードが利用可能 |
駐車場 | あり(21台)車輌制限:3.2MH / 6.0ML / 2.2MW 駐車料金 宿泊の場合は1泊¥2500(24時間・出し入れ自由)/レストラン利用は¥5,000以上で2時間・¥10,000以上で4時間無料まで無料。 |
子供同伴 | 可能。ハイチェアーの用意あり。予約の際には子供同伴を伝えましょう。 |
公式サイト | チャイナシャドー |
チャイナシャドー フォトギャラリー
森田慶子
食べること大好きブロガー。著書には紅茶の本もあり、最近はアフタヌーンティーにはまっています。
現在の本業は医療ライター。
本業の仕事上、年に数十回、日本全国に出張しています。また、学会取材などのため、一流ホテルのラウンジや会議室を使うこともしばしば。
編集&校正 ビー・エイブル