東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅直結。映画「マスカレードホテル」のロケ地にもなったラグジュアリーな「ロイヤルパークホテル」の落ち着けるロビーラウンジ。
ロイヤルパークホテルは成田・羽田の両空港とリムジンバスで結ばれた「東京シティエアターミナル」の隣にあり、「水天宮前」駅に直結した、アクセスに優れたホテルです。
また水天宮から人形町の一帯は、すきやきで知られる「今半」や西京漬けの「魚久」、福神漬けの祖「酒悦」など、百年以上の伝統を誇る老舗が軒を連ねていて、ホテル回りを歩くだけで、東京の下町情緒が楽しめます。
ロイヤルパークホテルが映画「マスカレードホテル」のロケに使われたのは、原作である同名の小説を書いた東野圭吾氏がこのホテルを愛用していて、小説のヒントとなった場所だからでもあります。
映画の中のロビーはセットでしたが、原作の小説の表紙には、このロイヤルパークホテルのラグジュアリーなロビーの写真が使われています。
ホテル正面玄関を入って奥へ進むと、正面左手に、東野圭吾氏が常連として通う「ロビーラウンジ フォンテーヌ」と「シェフズダイニング シンフォニー」があります。入り口が同じで、左側が「フォンテーヌ」、右側が「シンフォニー」です。
一角にグランドピアノが置かれた「ロビーラウンジ フォンテーヌ」は、ガラス窓に面していて、明るい空間です。
1階の窓際でも、低めの塀に囲まれているので、道路を行く人の目は気になりません。塀があっても、閉塞感はありません。植え込みがあり、緑があります。
なお、「ロビーラウンジ フォンテーヌ」を含む1階全体が禁煙です。
今回は、最近評判が上がっているアフタヌーンティーをいただいてきました。写真とともに、店内の雰囲気やアフタヌーンティーを食べて見た感想・口コミをお届けします。
ロビーラウンジ フォンテーヌの入っているロイヤルパークホテルは、半蔵門線「水天宮前」駅に直結していて、駅から直接ホテル正面玄関前に出ることができます。
ホテル正面の右手、道路を隔てて隣にある「東京シティエアターミナル」は、成田空港と羽田空港からのリムジンバスの発着所です。
「東京シティエアターミナル」も「水天宮前」駅に直結しているので、地下通路を使えば、「成田空港」や「羽田空港」から、ほとんど雨に濡れずにホテルまで行かれます。
車の場合は、ホテル駐車場は宿泊の場合は1泊につき1台1,500円で、レストラン利用の場合は3,000円以上の利用で2時間無料、宴会や披露宴に出席の場合は3時間無料で利用できます。それを超えた場合は通常料金の30分300円がかかります。
会計時に駐車券を出して申し出ましょう。なお、駐車場の予約はできません。
ロビーラウンジ フォンテーヌの座席は、背とじ掛けが一体になった、一人用ソファです。合皮張りと布張りの2タイプがあり、体がすっぽり包まれる感じで落ち着けます。
以前の総座席数は67席でしたが、今回行ったのはコロナ禍の2020年9月で、総席数が減っているようでした。窓に向いた二人席を用意するなど、ソーシャルディスタンシングを意識した席配置になっていました。
ドリンクメニューは、豆にこだわった2千円超えのスペシャルなコーヒーから、茶葉もいろいろな紅茶、フレーバーティー、そしてハーブティーまで、バラエティがあります。
軽食もサンドイッチやスパゲッティー、カレーライスなど、朝食から軽い夕食まで、三食すべてをここで済ませられるくらいの豊富なメニューがあります。
以前はさほど評判が高くなかったロビーラウンジ フォンテーヌのアフタヌーンティーですが、近年、レベルが上がったと評判です。同時に2~3種類のアフタヌーンティーを提供している時期もあり、選ぶ楽しみもあります。
実際、今回の栗のアフタヌーンティーは、随所に栗を使っていながら、ひとつひとつ味や食感に違いがありました。硬めのチョコレート細工あり、とろける栗づくしのグラスデザートあり、ふわっとした栗のロールケーキあり……。全10種類の味を楽しめました。
マカロンは小さめで一口で食べられるサイズを2個セットにしたり、スコーンもプレーンとマロンシナモンの2種類、つけるジャムも2種類を用意するなど、女子にうれしい工夫も見られました。
中でも一番上の段の栗型のチョコレート細工はとても手が込んでいましたし、食感も変化があり、おいしさに感激しました。
一緒に行ったアフタヌーンティー通の友人は、ロビーラウンジ フォンテーヌのアフタヌーンティーは3回目とのことでしたが、見た目も味もこれまでよりもぐっと良くなったと言っていました。
飲み物は紅茶かコーヒーを選べますが、通常は1種類だけです。プラス605円払うことで、15種のドリンクが、ホットでもアイスでも、飲み放題になります。つまり30種のドリンクが何杯でも頼めるようになります。
コーヒーはブレンドコーヒーと、カフェインレスコーヒー。紅茶はセイロン、ダージリン、アールグレイ、アッサム。フレーバーティーはアップル、アプリコット。ハーブティーはカモミール、ミント、レッドジンガー。
さらにノンカフェインのルイボスティーと、ストロベリーフレーバールイボスティー、バニラフレーバーティー、レモン&ジンジャー フレーバーティーとバラエティに富んだラインアップです。
アイスは当然グラスで来ますが、ホットはポットで出てきます。1ポットで、2.5杯分くらい入っています。
わたしが頼んだ中で特に印象的だったのが、「レモン&ジンジャー フレーバーティー」のアイスティー。シロップとすりおろしたジンジャーがついてきて、好みで、甘さや生姜の辛さが調整できるようになっていました。味はとても爽やかでした。
空いている日なら時間も無制限で、さまざまなドリンクと共に、ゆったりとした時を過ごせます。
ロビーラウンジ フォンテーヌをロイヤルパークホテルで直接予約する場合は、Webからの予約はできず、電話でのみ予約できます。
アフタヌーンティーは一休やOZmallで予約可能。直接予約よりも割引があってお得です。
ロビーラウンジ フォンテーヌのメニューはすべてサービス料、消費税込みで表記されていますドリンクの多くは1,300円台、ケーキセットで約2千円なので、空いているときなら、この空間で何時間もゆったりと過ごせる価格としては悪くありません。
軽食はスパゲティやサンドイッチ、カレーライスなどが2,500円から3,500円の価格で用意されています。
アフタヌーンティーは5,000円弱ですので、東京の一流ホテルのアフタヌーンティーとしては一般的な価格です。
お支払いはロビーラウンジ フォンテーヌのテーブルで行えますが、複数人数予約で、会計は各自別の場合、入り口のレジでお支払いとなります。各種クレジットカードも利用可能です。
小説家の東野圭吾氏も編集者との打ち合わせに愛用しているように、打合せはもちろん、デートや少人数の女子会などにおすすめできるラウンジです。
テーブル間がたっぷりあり、隣のテーブルの会話が気になることはまずないでしょう。
ロイヤルパークホテル内のレストラン・バー、ロビーにおいて、無料でWifiが利用できるので、インターネットに接続してのパソコン作業も可能です。
空いている日はアフタヌーンティーも時間制限がありませんし、ゆっくりと時間を過ごせます。スタッフのサービスも行き届いていて、言葉遣いも丁寧で一流ホテルの接客です。サーブの際にはひとつひとつスイーツなどの説明が添えられました。
お席予約は電話よりネットでの申し込みがお得です。アフタヌーンティーやティータイムを楽しみたい方は、一休.comの一休限定プランがおすすめ。
ロビーラウンジ フォンテーヌ概要
住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目1番1号(地図) |
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アクセス | 東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅直結。東京メトロ日比谷線「人形町駅」より徒歩5分。都営浅草線「人形町駅」より徒歩8分。 羽田空港からリムジンバスで約25分。成田空港からリムジンバスで約55分。 |
連絡先 | 03-5641-3600(直通) |
最寄駅 | 東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅 |
座席数 | 不明(60席程度) |
禁煙 | 全席禁煙 |
ドレスコード | なし |
営業時間 | 10:00~21:00(L.O.20:00) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(12:00~18:00) |
個室 | なし |
予約 | 電話予約のみ |
ネット予約 | アフタヌーンティーセットのみ一休及びOZmall。 |
クレジットカード | VISA、Master、JCB、Amex、Diners、DC、UC、UFJ、NICOS、SAISON |
駐車場 | あり(176台、通常料金30分/300円。宿泊1泊につき1台1,500円、レストラン利用は3,000円以上で2時間、宴会・披露宴出席者は3時間まで無料。 |
子供同伴 | 可 |
公式サイト | フォンティーヌ |
森田慶子
食べること大好きブロガー。著書には紅茶の本もあり、最近はアフタヌーンティーにはまっています。
現在の本業は医療ライター。本業の仕事上、年に数十回、日本全国に出張しています。また、学会取材などのため、一流ホテルのラウンジや会議室を使うこともしばしば。
編集&校正 ビー・エイブル