芝公園・東京タワー・増上寺の散策の休憩に。ザ・プリンス パークタワー東京の1階ロビーにあるティーラウンジは、おいしい紅茶やアフタヌーンティーセットがおすすめ。
プリンスホテルのフラッグシップ(旗艦)ホテルであるザ・プリンス パークタワー東京の1階ロビーラウンジは、高い天井と東京タワーに向かう大きな窓を持つティーラウンジ。
ベージュ系の明るく落ち着いた色調の店内は、若い方から年配の方まで、ゆっくりとくつろげると口コミでも評判が良いです。
営業時間が9時~21時までと長く、ホテルメイドのケーキや薫り高いコーヒー・紅茶、3段スタンドのアフタヌーンティーセットなどが楽しめるティータイムだけでなく、ランチやディナーなどの食事をとることもできます。
芝公園内にある33階建てのザ・プリンス パークタワー東京は東京タワーと隣り合うように空にそびえ立っており、都心とは思えない、緑に囲まれたロケーションです。ホテル敷地内には東京タワーの全体像が地上から間近に見られるプリンス芝公園もあります。
ザ・プリンス パークタワー東京のロビーラウンジは、芝公園・東京タワー・増上寺などの観光スポットを散策するときの休憩にもおすすめです。
実際にホテルラウンジに行ってみて、ラウンジの雰囲気やアフタヌーンティセットを食べてみた正直な感想をご紹介しています。
ロビーラウンジの入っているザ・プリンス パークタワー東京の最寄駅は、都営地下鉄大江戸線「赤羽橋」駅。駅からはホテルへは徒歩2分ほどです。
他に都営地下鉄三田線「芝公園」駅からも3分。芝公園内を通って行くこともできます。
JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅から徒歩12分。浜松町バスターミナル5番乗り場より無料のシャトルバス(定員41名)も運行されています。
車で行く場合は、首都高速道路芝公園ランプ出口の前。外苑東通りに入口があります。
いずれの方法でも東京タワーを目指せば到着ですが、増上寺を挟んだところにある東京プリンスホテルの方が東京タワーに近いため、間違えやすいので気をつけましょう。
ロビーラウンジは、ホテル1階のアーケードの奥、ペストリーショップ「ブーランジュリートーキョー」の隣りにあります。
ロビーラウンジ(ザ・プリンス パークタワー東京)の座席には、建物より飛び出している円形のブースが5ヶ所あります。
そのうち1ヶ所には、ボックス状のふたりがけの席が2つ配置されています。
サイドもガラスなので視野が広く、開放感があるお席です。フロアより数段降りるので、東京タワーを下から見上げるように着席します。
フロアの多く占めるのはソファのお席。広めの座面の背もたれはクッションになっていてくつろいで過ごせます。しっかりと腰を落としてゆったりと座れるソファです。
チェアが向かい合わせになった4人がけのお席のほかに、L字型のお席が多いのも特徴的。家のリビングのソファで歓談しているかのように、話が弾みそうです。
壁に沿って一段高くなったお席が5ヶ所並んでいます。こちらはコの字型の長ソファです。
ただ、東京タワーが見られるお席は限られているようです。高い天井までの大きな窓に面していますが、目の前に滝のように水が流れている壁があるために、どーんと東京タワーが見られるわけではありません。
東京タワーを間近に見たい方は、夕方からの営業となりますが、同じザ・プリンス パークタワー東京の最上階(33階)にあるスカイガーデン ステララウンジがおすすめです。
今回(2017年12月)は、一休.comの東京タワービュー確約のプランでロビーラウンジを予約し、滝に面した出窓状のお席に案内していただきました。
ここのお席だけは、幅にゆとりが少ないふたりがけの席です。荷物や上着を座面に置くと窮屈なくらいです。また食事の際に肘が当たることもあるでしょう。
向かい合って座るためか、東京タワーをよりよく見るためか、3人利用のためなのか、荷物を置くためなのか、スツールが置かれていました。テーブルは小さめ、チェアは低めなので、書き物やパソコン作業はしにくいかもしれません。
隣の席との間隔は階段を挟んでいて離れているので、このお席は東京タワーを眺めながら語り合うのに適しているようです。周りの目を気にせずに静かに過ごせます。
ザ・プリンス パークタワー東京のロビーラウンジは、日本紅茶協会の「おいしい紅茶の店」に認定されており、入口に認定証が掲げられています。
ロビーラウンジを訪れたら、ぜひ人気のおいしい紅茶を味わってみましょう。
紅茶の種類は、ダージリン、アッサム、セイロン、ウバなどポピュラーなラインナップ。ブランドを伺うと、スタッフが試飲してブランドを選んでいるため、1種類ごとにブランドが異なるとのこと。
スタッフの女性がそれぞれブランドを確認して口頭で伝えてくれるのですが、彼女も私も混乱してきてしまうほど、お茶によってブランドが異なっています。結局、ふたり分のメニューそれぞれににブランドを書きこんでくださいました。
ダージリンがサンチャ・ダージリン、カモミールがポンパドール、キーマンとウバがホワイトノーブル、アッサムとアールグレイがリプトン、セイロンはリプトン・ディンブラ、アイスティー・アップルティー・ローズヒープ&ハイビスカス・ペパーミント&ジンジャーがプリミアスティー。
11種類のお茶に対し、その銘柄は5種類。紅茶に対するこだわりを感じますね。販売中止などで入手できなくならない限り、こちらのブランドの紅茶が提供されるようです。
アッサムやウバにはミルクを、アールグレイならミルクかレモンを、と紅茶によって添えるものを確認してくださいます。美味しい紅茶を飲めるためのお心遣いでしょう。
ティーポットで提供されますが、すでに茶葉を漉した状態なので置いている間に濃くなることはありません。
ティーコジーで温かさも保て、2杯目でも美味しくいただけるのが嬉しいですね。
今回ふたりでいただいた紅茶は全部で4種類。プリミアスティーのアイスティーはインドの茶葉を使用したベルガモットの香りのアイスティー。爽やかに喉を潤してくれます。
こちらはダージリン。インド西部御用達の紅茶鑑定士サンジャイ・カプール氏がセレクトした茶葉。ストレートで紅茶本来の味を楽しみましょう。サンドウィッチなどセイボリーをいただくときには、香りの主張が強くないお茶がいいですね。
そして、ホットのアールグレイ。アイスはプリミアスティーのものですが、ホットはリプトンです。湯気とともにベルガモットの爽やかな香りが鼻を通ります。
ローズヒップ&ハイビスカスは酸味が特徴のハーブティーです。鮮やに澄んだルビーレッドのお茶に東京タワーが映り込むのはこのラウンジならではですね。
ザ・プリンス パークタワー東京のロビーラウンジでは、東京タワーを間近に眺めながら、本場イギリスでアフタヌーンティーを学んだ経験をもつ内藤シェフのアフタヌーンティーセットがいただけることで人気です。
ロビーラウンジのアフタヌーンティーセットは、12時~18時の時間帯で提供され、内容は時期により異なりますが、3段スタンドに盛り付けられたスイーツ・スコーン・セイボリーとともに、6種の紅茶・5種のフレーバー&ハーブティー・7種のコーヒーを楽しめます。
上写真は、2017年12月に訪れたときのクリスマスアフタヌーンティーセット。クリスマスのイメージである赤や緑色、クリスマスモチーフがかわいらしく、思わず「うわーっ」と声を上げてしまったほどです。
下段のセイボリー(甘くないおかず)から順番に見ていきましょう。
左はブロッコリーとカニのタルトレット。赤いタルトカップにブロッコリーの緑色がクリスマス感を出しています。カニの風味が美味しいです。右はカリフラワーのムース クリスマスツリー仕立て。滑らかな舌触りです。
左はキッシュ。オーソドックスなキッシュですが、よく見たらこちらもほうれん草の緑とハムの赤のクリスマスの色合いです。右はパストラミと玉子のサンドウィッチ。持ったらはみ出してきそうな具の多さで、パストラミの塩加減が玉子とパンによく合います。
中段にスコーンがあります。フルーツミックスのコンフィがたくさん入っています。
「配合ぎりぎりまでバターを加えることによって外側はサクッと!中はホロホロッ♪」とメニューに記載されている通り、バターの風味をたっぷり感じるスコーンです。
瓶入りストロベリージャムとクロテッドクリームつき。モサモサして口に入れてむせてしまうようなスコーンもある中、こちらのスコーンは比較的しっとりめで、生地も重たく、ひとつで満足できる存在感があります。
左は雪だるまマドレーヌ。マドレーヌを雪だるま形にし、白くコーティングしています。ヒイラギの描かれた土台にチョコレートのハットをかぶったおしゃれな雪だるまです。
右はブラウニーショコラ。プレゼントのラッピングを思わせるような、チョコレートのデコレーション。真っ赤なイチゴがリボンのように見えますね。しっとりとチョコレートの濃厚さが生クリームと混ざり合い、口の中に幸せが広がります。
上段のスイーツもクリスマスムードたっぷりです。左はキャンドルに見立てた苺のロールケーキ。見る角度でホワイトチョコレートとアラザンが炎のゆらぎのように見えます。
右は三色ムースタルト。丸型のパッションフルーツ、ハート型のフランボワーズ、四角のピスタチオの小さなムースが載せられています。
左はマカロン(フランボア)。アフタヌーンティーセットではマカロンをよく見かけますが、このようにクリスマスツリーに見立てることができるのですね。右はクリスマス風にデコレーションされたチョコレートです。
クリスマスアフタヌーンティーセットということで、それぞれのスイーツにクリスマスらしさが見られます。どれも小さなスイーツに丁寧にデコレーションを施してあり、とても手が込んでいるもの。食べるのがもったいなく思ってしまいます。
スイーツの数が多いせいか、ネット上ではセイボリーに物足りなさがあるような口コミを見ますが、パティシエ自慢のスイーツで美味しい紅茶を好きなだけいただけることを思えば、非常に満足のいくセットでしょう。
ホテルラウンジのアフタヌーンティーセットとしては手頃なお値段で本格的アフタヌーンティーセットがいただけるため、人気があるのもよくわかります。
イラストの可愛らしいメニューも添えられていて、アフタヌーンティー初心者の方にもおすすめです。
今回紹介したのはクリスマスシーズンののアフタヌーンティーセットでしたが、最新のアフタヌーンティーセットの内容は、以下の予約サイトで確認できます。
ザ・プリンス パークタワー東京のロビーラウンジは、基本的に席の予約を受け付けていません。ただし、アフタヌーンティーセットと一部プランに限りネットで予約ができます。
アフタヌーンティーセットは季節によって内容が異なるため、人気のシーズンには土日の予約が早々に満席になることがあるようです。
アフタヌーンティーセットの予約は、ザ・プリンスパークタワー東京サイトのロビーラウンジのページから前日の17時まで可能。3時間制(L.O.は30分前)となっています。
また、一休.com・OZmallからは、アフタヌーンティーセットとディナーセットの予約ができます。東京タワービュー確約や座席指定、グラススパークリングワインなどの特典が付きプランもあり、とてもお得に利用できるのでおすすめです。
▷メニューの割引プランの確認と予約状況を一休でCheck!
▷メニュープランとお席の予約状況をオズモールでCheck!
プランによっては曜日・時間制限がある場合があるので、リンク先にてご確認ください。
ロビーラウンジの予算は、ロビーラウンジオリジナルブレンドコーヒーが1,250円、紅茶は各1,350円、ケーキ&ドリンクセットが1,800円。アフタヌーンティーは3,500円です。
ほかに単品メニューとして、コーヒーが1,250円から(ブレンドとアメリカンはおかわり可能)、紅茶は1,350円(ポットサービスでおおよそ2杯半分)、ソフトドリンクが950円からです。食事の場合は、ランチセットが2,000円、ディナーセットは3,300円~。
※いずれも消費税込み、サービス料10%が別途かかります。チャージ料はかかりません。
都内のホテルラウンジとしては、利用しやすい値段だと言えるでしょう。お会計はチェックカウンターで行います。現金または各種クレジットカードでの支払いが可能です。
ザ・プリンス パークタワー東京のロビーラウンジは、明るく落ち着きのある店内、ゆったりとしたチェア、温かく親切な接客で、気持ちよく過ごせるティーラウンジです。
若い女性スタッフはまだ少し不慣れな印象で、こちらの質問に困らせてしまいましたが、真摯に対応してくれました。段差を設けている席があるために足が不自由な方にはお席が限られてしまいますが、車椅子を利用されている方にも利用しやすいラウンジです。
出窓状のお席はスタッフから気づかれにくいのが難点ですが、その分人通りも少なく静かにのんびりと過ごすことができます。
空いている土曜日のお昼にはひとりでランチをしている女性、アフタヌーンティーセットを囲んでおしゃべりを楽しむ若い女性のグループ。年配のご夫婦。混雑している日曜日のお昼にはイベントに参加される方々のグループでにぎわっていました。
芝公園や東京タワー、増上寺など散策スポットに隣接している好立地。ザ・プリンスパークタワー内のプリンス芝公園も含め、ロビーラウンジでの休憩を行程に入れて素敵な1日を過ごすのがおすすめです。
▷メニューの割引プランの確認と予約状況を一休でCheck!
▷メニュープランとお席の予約状況をオズモールでCheck!
ロビーラウンジ概要
住所 | 東京都港区芝公園4-8-1 ザ・プリンス パークタワー東京 1F(地図) |
---|---|
アクセス | 都営地下鉄大江戸線「赤羽橋駅」赤羽橋口より徒歩2分。 都営地下鉄三田線「芝公園駅」A4出口より徒歩3分、「御成門駅」A1出口より徒歩5分。 都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」A6出口より徒歩9分。 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」1番出口より徒歩12分。 JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町駅」より徒歩12分または無料シャトルバス。 |
連絡先 | 03-5400-1111(代表) |
最寄駅 | 赤羽橋駅(都営大江戸線)、芝公園駅・御成門駅(都営三田線)、大門駅(都営浅草線・大江戸線)、浜松町駅(JR山手線・京浜東北線、東京モノレール)、神谷町駅(東京メトロ) |
座席数 | 125席 |
禁煙 | 全席禁煙(B2にスモーキングスペース有) |
ドレスコード | なし |
営業時間 | 9:00~21:00(20:30L.O. ) |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり(12:00~18:00) |
個室 | なし |
予約 | 一部あり(アフタヌーンティーセットに限りインターネットにて受付) |
ネット予約 | 一部あり(アフタヌーンティーセットのみ) |
クレジットカード | SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン、VISA、MASTER、JCB、AMEX、UC、DC、DINERS、UFJ、BANK、NICOS、SAISONのカードが利用可能 |
駐車場 | あり(546台、8:00~20:00は30分/500円、20:00~8:00は60分/100円。レストラン利用は2,000円で2時間、5,000円で3時間まで無料) |
子供同伴 | 可能 |
フォトギャラリー
すずめ
東京・自由が丘在住の主婦ブロガー。フットワークの軽さと好奇心で、毎日楽しいことや美味しいものを探索し、ご近所から日本全国・世界各国を飛び回っています。
編集&校正 ビー・エイブル