高級ホテル「帝国ホテル 東京」の1階メインロビーの一角にあるランデブーラウンジ・バーは、広くて落ち着いた雰囲気で、打ち合わせ、待ち合わせ、歓談、デートにおすすめ。
ランデブーラウンジ・バーは、東京都千代田区内幸町にある、日本を代表する高級ホテル「帝国ホテル」の1階メインロビーの一角にあるラウンジ・バーです。
店名になっている「ランデブー(rendezvous)」とは、「待ち合わせ」「会談」「会合」「人のよく集まる場所」「デート」などを意味するフランス語。
地下鉄やJRなど複数の駅から近い、アクセスのよい立地で、ランドマークにもなっている帝国ホテル内にあるラウンジのため、待ち合わせや打ち合わせ、歓談にぴったりです。
ロビーにありながら落ち着いた都会的な雰囲気の店内は、ラウンジ155席、バー63席と広く、天井も高いので、開放感があります。営業時間も長く、ブランチ、アフタヌーンティー、お酒と、さまざまな楽しみ方ができると、年代を問わず人気です。
ラウンジ奥の「光の壁」は、約7,600個のガラスブロックで作られた芸術作品『黎明』。高さ約8m、幅約25mの大きな光の壁はとても華やかで、ランデブーラウンジ・バーのみならず、帝国ホテル東京のメインロビー全体を非日常の空間に印象付けています。
実際にホテルラウンジに行ってみて、ラウンジの雰囲気やアフタヌーンティセットを食べてみた正直な感想をご紹介しています。
ランデブーラウンジ・バーのある帝国ホテル 東京は、地下鉄「日比谷」駅から徒歩3分、「内幸町」駅から徒歩3分、「銀座」駅から徒歩5分、「有楽町」駅から徒歩7分、「新橋」駅から徒歩9分~12分。JR「有楽町」駅から徒歩5分、「新橋」駅から徒歩7分と近く、電車でのアクセスのよい立地です。
近くに東京宝塚劇場があるので、観劇の帰りに立ち寄るのに便利。また、「東京」駅からもタクシーで約5分と近いため、新幹線を利用する方にもアクセスしやすい立地です。
車でアクセスする場合は、帝国ホテル東京の駐車場(425台)を利用で可能。ランデブーラウンジ・バーで3,000円以上の飲食をすると、駐車料金が2時間無料になります。
広々としたランデブーラウンジ・バーの座席数は、ラウンジ 155席(全席禁煙)、バー 63席(禁煙席25席、喫煙席38席)と多く、座席と座席の間隔もほどよく離れているため、隣をあまり気にすることなく、リラックスできます。
ラウンジの座席の種類は一人がけのチェア席が多く、チェアのタイプは数種類。柱の近くの座席には幅広のコーナーソファがあり、小さな子どもと並んで座ることが可能。2人掛けのテーブルが多めですが、4人以上で座れる大きめのお席もありました。
また、ラウンジはホテルのメインロビーよりも少し床が低くなっているのですが、入り口には数段の階段のほか、スロープもあるので、階段を利用しにくい方も安心です。
一角には、グランドピアノを取り囲むように設えられたカウンター席も。ランデブーラウンジ・バーでは、毎週月曜日~土曜日の18:00より、外国人ピアニストによるピアノの生演奏を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごすことができるます。
バーコーナーはクラシカルなカウンター席。こちらは若干照明を落としているのか、昼間でもしっとりとした雰囲気です。バーへの立ち入りは20歳以上の方のみとなっています。
このようにランデブーラウンジ・バーにはさまざまな種類の座席があるので、希望のお席があれば、受付で伝えると良いでしょう。空きがある限り、応じてもらえるはずです。
ランデブーラウンジ・バーは朝から深夜までと営業時間が長く、朝食(9:00~11:00)、ランチ、アフタヌーンティー、お酒とおつまみなど、様々なメニューを提供しています。
中でも人気メニューは、ホテルメイドのケーキやペストリーからお好きな1品と、コーヒーまたは紅茶を選べるペストリーセット(ケーキセット)、2,300円(税込/サ別)。提供時間は11:00~22:30となっています。
ペストリーセット(ケーキセット)を注文すると、スタッフがペストリー&ケーキを載せたお盆を席まで運んできてくれるので、そこから好みのものをひとつ選びます。
ブルーベリーパイはホテルショップ「ガルガンチュワ」でも販売されいるペストリーで、45年以上に渡って愛され続けている人気商品。そのほか、定番の苺のショートケーキやチーズケーキなどが、いずれもホテルメイドのおいしいケーキばかり。
ペストリーセット(ケーキセット)の飲み物はコーヒーまたは紅茶から選ぶことができ、同じ種類であればお代わりも自由にできます。
ランデブーラウンジ・バーは軽食メニューも充実しており、ミックスサンドイッチ(2,160円)、アメリカンクラブハウスサンドイッチ(2,160円)、コブサラダ(2,400円)、牛サイコロステーキと野菜の和風仕立て(2,200円)など。(すべて税込/サ別)
飲み物は、コーヒー、紅茶、ハーブティー各種(1,380円)など。ランデブーラウンジ・バーは、日本紅茶協会認定 「おいしい紅茶の店」でもあるので、ダージリン、アッサム、アールグレイ、ウヴァ、ディンブラ、アップルティーなど、紅茶の味は折り紙付きです。
コーヒー・紅茶・ハーブティーは、ブレンドコーヒーなど一部を除き、基本的にポットサービスで出てくるので、たっぷり楽しむことができます。カップでサーブされるブレンドコーヒーなどは、無料でお代わりを注いでもらうことが可能です。
ランデブーラウンジ・バーでは、「抹茶と楽しむアフタヌーンティー」(3,500円/税込/サービス料10%別途)を、毎日11:00~19:00(ラストオーダー)に提供しています。
抹茶と楽しむアフタヌーンティーには、ウェルカムドリンクとして、京都の老舗・一保堂茶舗の抹茶がついてきます。ほろ苦く、きめ細やかな泡立ちの美味しい抹茶で、口の中がさっぱり。これからいただくアフタヌーンティーへの期待も高まらずにいられません。
クラシカルな3段アフタヌーンティー・スタンドの上段には、ホテルメイドの苺のショートケーキ、テ・ヴェール(大納言小豆をふんだんに加えた抹茶のケーキ)、抹茶のタルト、ピスタチオのマカロン。
中段には、プレーンスコーンと、大納言ときなこのスコーンが1個ずつ。季節のジャム(ママレード)、クロテッドクリーム、黒蜜を添えた生クリームがついています。
プレーンスコーンは表面がサクサク、中はふんわりしたスタンダードなタイプ。シンプルな味わいで、たっぷりのママレードとクロテッドクリームがよく合います。
大納言ときなこのスコーンは、「抹茶と楽しむアフタヌーンティー」のために考案されたスコーン。スクエア型で、プレーンスコーンよりも固めに焼き上げられており、ホロホロとした食感が楽しめます。香ばしいきなこの風味は、黒蜜生クリームとの相性抜群。
ミックスサンドイッチ(ごまブレッド/ツナ・トマト・チーズ、ホワイトブレッド/ハム・タマゴ・きゅうり)は、指先でつまんで食べられる大きさ。ピクルスも添えられており、甘いものと甘くないもののバランスがよいアフタヌーンティーセットです。
アフタヌーンティーの飲み物は、最初の抹茶(1杯)の後、日本茶、紅茶7種類、コーヒー5種類、ハーブティー5種類より好きなものを選べます。最初は紅茶で、そのあとにコーヒー、というように、途中で種類を変えても問題ありません。
カップ&ソーサー、ポットは、高級陶磁器メーカー「ノリタケ」のボーンチャイナ。銀のカトラリーも高級感があり、非日常のティータイムに華やぎを添えてくれます。
テーブル上には、通常の砂糖のほか、複数のノンシュガー甘味料が並んでおり、さまざまな年代の幅広い客層に対応したラウンジの姿勢を感じました。
また、この「抹茶と楽しむアフタヌーンティー」にシャンパン(1杯)が付いたシャンパンアフタヌーンティー(4,800円)もあります。特別なお祝いの席に良さそうですね。
アフタヌーンティーセットは特に予約の必要はなく、毎日11:00~19:00(ラストオーダー)の時間帯であれば、その場で1人分から注文が可能です。数量限定ではありませんが、遅い時間になると売り切れてしまうこともあるそうで、17:30以降はアフタヌーンティーの予約(取り置き)を受け付けているとのことでした。
ランデブーラウンジ・バーの予算は、ハイクラスホテルのラウンジらしく全体的に高め。
例えば、コーヒーや紅茶などは1,380円、ペストリーセット(ケーキセット)は2,300円、フードメニューは1,000円台後半~2,000円台後半、ビールは1,300円といった価格帯。(※いずれも税込で、別途サービス料10%がかかります。)
予算としては、飲み物だけなら1,500円程度、ケーキセットや軽食+飲み物なら2,000円台~3,000円台が目安と言えるでしょう。
金額だけを見ると決して安くはありませんが、コーヒーや紅茶などは同じ種類のものであれば(単品でもセットでも)お代わり自由で、何杯でもゆっくりいただくことができるので、ラウンジで長時間過ごしたい人にはお得感があります。
街中のカフェで頼むコーヒーより高くても、2杯飲むとすれば、結局あまり変わりません。
何より、帝国ホテルのラウンジらしく、高級感あふれる雰囲気と、座り心地のよい椅子、丁寧なサービスを受けながら過ごす時間には、この金額を支払うだけの価値があります。
ランデブーラウンジ・バーのお会計は、伝票を持って入り口にあるキャッシャーで支払うスタイル。現金のほか、各種クレジットカードでの支払いももちろん可能です。
ランデブーラウンジ・バーは、平日は電話で席の予約が可能です。(ネット予約不可。)
土日は予約を受け付けていません。座席数が全体で200席以上と多いので、それほど心配はいりませんが、婚礼や宴席などで混雑している場合は、名前を伝えて、受付近くの待合スペースで順番を待つことになります。
ランデブーラウンジ・バーは、”御三家”とも言われる日本の高級ホテル「帝国ホテル」のメインロビーにあるため、落ち着いた大人の雰囲気で、コーヒーや紅茶、スイーツだけでなく、そこに身を置くことを楽しむことができる、ラグジュアリーな空間でした。
ラウンジスタッフも高級ホテルらしいきちんとした接客で、注文時にきちんとアレルギーの有無を聞いてくださったり、こちらから言わなくても紅茶の差し湯を持ってきてくださったりと、きめ細やかな気配りがありがたかったです。
客層は落ち着いた雰囲気の方が多く、ご年配の方もいらっしゃいますが、若いカップル、親子連れ、女性グループなどさまざまで、どなたもリラックスして過ごされている印象。帝国ホテルとあって、少しおめかしした感じはありますが、堅苦しさはありません。
座席数は多いものの、騒々しいということはなく、ほどよいざわめきはありつつも、隣の席の人の話し声はじゃまにならず、目の前の相手と話すのにちょうどよい環境です。
打ち合わせや待ち合わせにもぴったりですが、個人的には、ぜひ親しい方とのお茶とおしゃべりを楽しみにゆっくり訪れてほしいラウンジ。若い方は「帝国ホテルのラウンジなんて、敷居が高くて……。」と思われるかもしれませんが、一歩足を踏み入れてみれば、その居心地の良さにきっと長居をしてしまうことでしょう。
心地よく背筋が伸びるような感覚と、深くリラックスする感覚を同時に味わえ、いっしょに行った相手にいつもよりワンランク上の自分を見せられるようなランデブーラウンジ・バー。都会的な大人の雰囲気をゆっくり楽しみたいすべての方におすすめします。
ランデブーラウンジ・バー概要
住所 | 東京都千代田区内幸町1-1-1 本館1階 (地図) |
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アクセス | 【地下鉄】「日比谷」駅から徒歩3分、「内幸町」駅から徒歩3分、「銀座」駅から徒歩5分、「有楽町」駅から徒歩7分、「新橋」駅から徒歩9~12分。 【JR】「有楽町」駅から徒歩5分、「新橋」駅から徒歩7分、「東京」駅からタクシーにて約5分。 |
連絡先 | 03-3539-8045 |
最寄駅 | 【地下鉄】日比谷駅、内幸町駅、銀座駅、有楽町駅、新橋駅 【JR】有楽町駅、新橋駅 |
座席数 | ラウンジ 155席 (全席禁煙) バー 63席 (禁煙席25席、喫煙席38席) |
禁煙 | ラウンジは全席禁煙、バーのみ一部喫煙席あり |
ドレスコード | スマートカジュアル |
営業時間 | ラウンジ 9:00~22:30 (ラストオーダー) バー 11:00~25:00 (ラストオーダー) |
定休日 | なし(年中無休) |
アフタヌーンティー | あり(11:00~19:00ラストオーダー) |
個室 | なし |
予約 | 平日のみ電話で予約可能(土日は予約不可) |
ネット予約 | ネット予約は不可 |
クレジットカード | アメリカンエキスプレス、VISA、Master、UC、DC、ダイナース、 DN、JCB、セゾン、UF、Nicos、高島屋 等のクレジットカードが利用可能。 |
駐車場 | あり。3,000円以上のご利用で2時間無料 |
子供同伴 | 可能 |
ランデブーラウンジ・バーフォトギャラリー
ayan
愛知県在住フリーランスで、ブログ歴14年目のブロガー&旅ライターとして国内外で活動中。各国政府観光局及び航空会社とのタイアップ企画参加経験も複数あり。
旅行が好きで、過去に旅した国は10カ国以上。5つ星ホテルから安宿のドミトリーまで多種多様な宿泊施設に泊まった経験をもとに、ホテルやホテルラウンジを詳しく紹介します。
編集&校正 ビー・エイブル