自宅のリビングのようにくつろげる飯田橋駅から徒歩圏内にあるアグネスホテルアンドアパートメンツにあるホテルラウンジです。お友達の集まりや待ち合わせ・打ち合わせにおすすめ。豪華なアフタヌーンティーもおすすめ。
ティーラウンジが入っているアグネスホテルアンドアパートメンツ東京は、飯田橋駅徒歩5分。東京理科大学神楽坂キャンパス近く、神楽坂の閑静な住宅街にある5階建てのおしゃれな隠れ家ホテル。
アグネスホテルアンドアパートメンツ東京のティーラウンジは、その「ゆったり」「住まう感覚」を愉しめるとあって人気。その名の通り、滞在する人が快適に過ごせるように「住まう感覚」を大切にしています。
アグネスホテルアンドアパートメンツ東京の「ティーラウンジ」公式ホームページにも、「自宅のリビングでくつろぐ感覚」「お友達同士の会話、読書 そして商談など、いろいろな場面が想像できるホテルラウンジです」と書かれています。
実際に、商談などビジネスと思われる会話もちらほら聞こえました。
訪れたとき、たまたまかもしれませんが、一人客も多く、特に、男性の一人客を何度か見かけたのも特徴的でした。壁際のテーブル席で、新聞を広げたり、パソコンを置いて仕事をしたりしながら過ごしていました。
もちろん、カップルや、女同士のグループも、ランチやお茶など、それぞれ自由に楽しんでいる姿も見かけます。
ホテルのすぐ隣に2008年オープンしたパティスリー『ル・コワンヴェール』は、2011年に公開された『洋菓子店コアンドル』のモデルとなったほどの人気店。アグネスホテルアンドアパートメンツ東京のティーラウンジでは、この店のケーキが食べられるということで人気があるようです。
テーブル席が2卓で、残りはソファ席です。ソファの高さや形はさまざまなので、ソファ席でもビジネスに向いた席もあり。
一人で行きましたが、「遠慮せずにお好きな席にどうぞ」と6人掛けぐらいのソファ席勧めていただきました。一人用のソファに座ろうとしたら、それも「せっかくなので二人掛けの方でおくつろぎください」とスタッフの女性。
ありがたく、二人掛けのソファにゆったりと座り優雅なひと時を過ごせました。こういう対応はホテルラウンジならでは。嬉しい心遣いです。
人気があるのは、やはりパティスリー「ル・コワンヴェール」のケーキを注文できるケーキセットと、アフタヌーンティーセット。また、ホテルのフレンチレストラン「ラ・コリンヌ」の季節のフルーツプレートや軽食もいただけます。
お茶の種類が豊富で、紅茶だけでもダージリン、アッサム、ウヴァ、キーマン、イングリッシュアフタヌーン、アールグレイクラシック、マルコポーロ、キャラメル、レディスコット、ロイヤルミルクティー、マサラチャイなど10数種類。
茶葉は、本場インドのティーブレンダーが厳選した新鮮で高品質な紅茶専門店「マユール」の茶葉を使用。他に、ハーブティー、コーヒー、ジュースなど種類豊富なドリンクが注文できます。
アフタヌーンティーセットと、軽食は、オーダーできる時間帯が、火〜金曜日は14:00から、土日祝は12:00からのみです。
ティーラウンジのアフタヌーンティセットはお好きなドリンクを2種類選べるのですが、その種類によって値段が異なっています。
Aのグループだけの中から選ぶアフタヌーンティーセットAは3,200円。AとBの中から選べる、アフタヌーンティーセットBは3,400円A,B,Cの中から選べるアフタヌーンティーセットCは3,700円といった具合です。
メニューが書かれたカードが出てきます。一つひとつの名前が聞き取りにくいこともあるので、メニューが文字で書かれているのはうれしいですね。
ドリンクはマサラチャイとレディスコットを注文。
マサラチャイはポットで出てきますので、もちろん3杯はいただけます。お味のほうは、インドの紅茶専門店というだけあって、スパイスもしっかり効いていて、濃度もほどよくしっかり煎れてあるという印象でした。
茶葉は取り除いてあるので、最後までおいしくいただけます。
2つ目のレディスコットは、ベルガモットとマスカットをブレンドしたということで、あっさりしたアールグレイにフルーティーな葡萄の香りが合わさった印象。
こちらは差し湯を持ってきてくださいましたが、濃く苦く出てしまったものに差し湯する飲み方は、温かいものの苦味やえぐみは消せないので、好みがあるかもしれませんね。
今回はチャイを選びたかったので、今回は3,400円のアフタヌーンティーセットBを注文しました。
また、スコーンのトッピングをクロテッドクリーム、バラの花びらジャム、黒いちじくジャム、季節のジャムの4種類から選べます。
黒いちじくも捨てがたかったのですが、この日は天候も悪く気持ちがちょっと下がりそうだったので、優雅な気持ちを味わうためにバラの花びらジャムとクロテッドクリームをチョイス。
下段のオードブルは、ミックスサンドウィッチ、ツナのグジェール、トマトとモッツアレラチーズのオープンサンドウィッチ、ローストビーフのオープンサンドウィッチ。
ミックスサンドウィッチは、おいしかったのですが、パンが少しパサパサしていました。ツナのグジェールはサクッと香ばしくて美味です。オープンサンドウィッチは、いわゆるブルスケッタ。
2種類ともおいしくいただきました。ただ、ローストビーフは食べやすいようにとの配慮でしょうが、細かく砕いてツナのような状態になっているのがちょっとがっかり。
やはりローストビーフといえばスライス状のあの赤身のグラデーションを見ながら食べたいものですよね。
残念だったのが、中段のスコーン。ホテルのマナーとしてちぎっていただきたいところですが、ちぎるとパサパサと崩れてしまうタイプのスコーン。かといって、かじるには分厚いのです。
小さくちぎってはクリームをつけたいところですが、崩れて飛び散り、かなりお行儀の悪い状態に……。クロテッドクリームはたっぷりと用意されていました。そして、バラの花びらのジャムも、予想以上においしかったです。
このジャムとクロテッドクリームがまた、とても相性がよく、遠慮なくたっぷりつけていただけました。それだけにスコーンの形やレシピの改善を期待したいところです。
上段の、ケーキはどれも美味でした。ゆず味のマカロンは甘さが少し強めですが、しっかりゆずの味がして紅茶にぴったり。
塩キャラメルのケークは、フィナンシェのようなしっとりした生地でほろ苦く、上に乗ったクリームと調和されていておいしかったです。タルト・ショコラは、タルト生地も香ばしく、最後までおいしくいただきました。
個人的には、フロマージュブランのムースが、この中でも一番美味でした。ル・コワンヴェールのお土産として人気といわれるギモーブは赤ワインの香りが強すぎずあっさりした風味。どれも紅茶に合うケーキが選ばれているのがわかります。さすが、人気のル・コワンヴェールですね。
少し気になったのはスタッフの応対。ホテルラウンジとしては少々カジュアルな印象を受けます。ミドルエイジらしき女性はとても気が利き、差し湯もベストなタイミングで持ってきてくださいました。
ただ、少しチャキチャキした下町風の印象。肩ひじ張らずという意味では気楽で良いのかもしれませんが、非日常の空間を味わいたいという方には、ホテリエに少し違和感を感じてしまうかもしれません。
また、若い女性スタッフは、おっとりしてかわいらしいのですが、空いた皿を取りにきたものの、ついでに2種類目の紅茶のオーダーを聞いてくれないままさっさと奥に下がってしまいました。
ホテルというと、ホスピタリティのレベルをどうしても見てしまうので、そういう意味で厳しい目を向けてしまう人は、サービスについてはもう少しと思ってしまうかもしれません。
ただ、行き届くけれども「ずっと見張られている気がして……」と感じる方もいらっしゃるでしょうし、いい意味で放置しておいてもらえるので、ゆっくりできる場所という捉え方もできるのではないでしょうか。
個人的にはくつろげたので、次は、ケーキセットでまたのんびりしたいものです。
アグネスホテルのティーラウンジはお席だけの予約は出来ません。ただし、アフタヌーンティーセットを注文する時のみ予約が可能。
アフタヌーンティーセットは、数量限定でスタッフさんによれば「予約してもらうのが確実」とのこと。予約はネット予約はなく、電話での予約のみとなります。
03-3267-5632(レストラン・ティーラウンジ直通)
コーヒーは720円、紅茶各種930円、ハーブティー1,230円から。ケーキは320円から。ル・コワンヴェールのケーキをしっかり味わうには、ケーキセットを注文するのもよさそうです。
軽食は、季節の野菜たっぷりカレー1,850円、本日のカレー1,350円、アグネス特製ハヤシライス1,350円など。
メニューに記載されいてる金額は、すべて消費税・サービス料が含まれた金額です。
アフタヌーンティーと軽食の注文は、平日(火〜金曜日)は14:00〜、土日祝日は12:00〜です。また、閉店が18:00、ラストオーダー17:30と早いので、ゆっくりしたいなら15時までには入店したほうがよさそうです。
公式ホームページでも休日の確認はできますが、不定休なので電話で確認するのが確実でしょう。神楽坂はいろいろな興味深いお店やスポットがあるので、午前中は神楽坂をめぐり、その後、お茶タイムに訪れるのもいいですね。
住所 | 東京都新宿区神楽坂 2-20-1(地図) |
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アクセス | 飯田橋駅(JR西口/東京メトロB3出口)からは、徒歩5分。外堀通りの坂道はという方は路地裏の近道から向かいましょう。 |
連絡先 | 03-3267-5632(レストラン・ティーラウンジ直通) |
最寄駅 | JR/飯田橋駅(西口)、東京メトロ 東西線・有楽町線・南北線/飯田橋駅(B3出口より徒歩5分)、都営大江戸線/飯田橋駅 |
座席数 | 30数席 |
禁煙 | 全館禁煙 |
ドレスコード | なし |
営業時間 | 10:00~18:00(ラストオーダー/17:30) |
定休日 | 不定休(アフタヌーンティーセットと軽食は、火〜金と土日祝) |
アフタヌーンティー | あり:数量限定(オーダー14:00〜) |
個室 | なし |
予約 | アフタヌーンティーセットのみ予約可(電話) |
ネット予約 | 不可(ティーラウンジは電話のみ) |
クレジットカード | VISA・AMERICAN EXPRESS・JCB・Diners Club・Master Card |
駐車場 | 数台のみ(近くにコインパーキングあり) |
子供同伴 | 可 |
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のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル