トゥエンティエイトは、東京・汐留駅直通、新橋駅からも近いホテル「コンラッド東京」の28階にある、スタイリッシュで開放的なバー&ラウンジ。豪華なアフタヌーンティーもおすすめ。
トゥエンティエイト(TWENTY EIGHT)は、東京・汐留の高級ホテル「コンラッド東京」のロビー階(28階)にあるバー&ラウンジ。
スタイリッシュで開放的な空間は、昼は打ち合わせや待ち合わせ、アフタヌーンティー、夜はバンドの生演奏を聴きながらお酒を飲めるバーとして口コミで評判が良いです。
トゥエンティエイトのあるコンラッド東京は、ヒルトングループにおいてウォルドルフ=アストリアに次ぐ高級ホテルブランド・コンラッドホテル&リゾーツの日本での最初のコンラッドホテルとして、2005年7月に開業しました。
都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ線 「汐留」駅から直結しており、JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 「新橋」駅からも地下道が繋がっているので、アクセスも抜群です。
トゥエンティエイトは、28階の高さから眼下に浜離宮恩寵公園と遠くに東京湾を見渡せる眺望の素晴らしさが口コミで評判です。
また、季節ごとにイベントやテーマにそって内容が変わるアフタヌーンティーは、そのデザイン性とクオリティの高さで、有名女性誌などで毎回取り上げられるほどの人気ぶり。
今回トゥエンティエイトのアフタヌーンティーに行ってきたので、感想を交えて詳しくご紹介します。
トゥエンティエイトのあるコンラッド東京は、汐留の高層ビルの1つである「東京汐留ビルディング」の28階~37階。東京汐留ビルディングは、ソフトバンクグループの本社や商業施設などが入居するオフィスビルでもあります。
なお、同じ港区の“汐留ビルディング”とはまったく別のビルなのでご注意ください。
今回は、都営地下鉄大江戸線の汐留駅から、直接コンラッド東京の28階に上がりました。
ゆりかもめ汐留駅方面の改札を抜け、地下通路の9・10番出口へ。東京汐留ビルティングの入り口前にあるエスカレーターを登ります。
コンラッド東京の専用入口があるので、こちらから入りましょう。エレベーターは、トゥエンティエイトのあるロビー階(28階)まで直通です。
トゥエンティエイトは、「コンラッド東京」全体と同じく、コンラッドホテズの格式と和のモダンデザインの融合をコンセプトにデザインされたバー&ラウンジです。
約8mの高い天井と壁一面に設けられた大きな窓の外に広がるパノラマビューも、トゥエンティエイトの魅力。デコラティブ(装飾的)な部分を極力排除した、洗練されたシンプルモダンな空間の中にも重厚感が醸し出された、センスの良いインテリアのラウンジです。
いくつものダークブラウンの柱が、この広いラウンジの空間におけるアクセント。随所に配置された温かみのある照明や、差し色の赤や青のファニチャーのおかげで、クールなデザインのわりに冷たさは感じさせません。
席数も92席とラウンジにしてはかなり多いのですが、ゆとりのある空間設計で、隣の人とのスペースも広めに取られています。
トゥエンティエイトには個室はありませんが、ソファ、テーブル、カウンターなど幅広い座席のタイプがそろっているので、単身~大人数まで対応してもらえます。
特におすすめの座席は窓に面した2人掛けの席。ゆったりとした背もたれのソファに身をゆだね、窓の外を眺めながら語らうひとときは、2人だけの特別な時間。晴れた日には眼下に広がる浜離宮恩賜公園から東京湾までを見渡せる最高の眺望が楽しめます。
週末の日中は主にアフタヌーンティーで賑わっていますが、ホテルの方にうかがったところ、平日であればゆったりと本を読んだり、会社帰りに立ち寄って一杯カクテルをいただいたりという使い方をされる方もいらっしゃるとか。
パソコンなどの持ち込みは、机の高さが合う一部のテーブル席であればできなくもなさそうですが、この場所ではあまり似つかわしくないのではと思います。
トゥエンティエイトの人気メニューといえば、ダントツでアフタヌーンティー。
季節やイベントごとに、デザインやメニューを変えて提供されるアフタヌーンティーは、“VOGUE”をはじめとする有名女性誌でも頻繁に取り上げられるほか、InstagramなどのSNSでも評判。予約を取るのも困難なほどの人気ぶりです。
アフタヌーンティーという名称ですが、本来の“アフタヌーン”の時間(13:30~16:30)に提供しているのは平日のみ。土・日・祝日は、人気のため、11:00~16:30と18:00~20:30まで提供されており、2時間制で入れ替わりがあります。
本来のティータイムは9:00~17:00までで、バータイムは17:00~24:00。混み合いがちなアフタヌーンティーの時間を避けるのであれば、平日は9:00~13:30もしくは16:30以降、土日祝は9:00~11:00もしくは17:00~18:30がおすすめです。
ティータイムメニューは以下のようなメニューがあります。
・シーザーサラダ(2,350円)
・トラディショナルビーフバーガーセット(4,500円)
・BLTサンドウィッチセット(3,000円)
・ケーキセット(ケーキとコーヒー又はセイロンティー)(2,000円)など
バータイムは、シャンパン・ワイン・ウィスキー・日本酒などの各種アルコールに加え、熟練バーテンダーによる月替わりのスペシャルカクテルなども用意されています。
バータイムは17:00~24:00までと時間も長いので、美しい夜景を眺めながらのデートには最適ではないでしょうか。
バータイムの火~土曜と祝前日の夜は日替わりの生演奏もあり、ラウンジミュージックから、DJまで幅広いジャンルが楽しめます。(1回目20:00~20:40、2回目21:00~21:40 、3回目22:00~22:40、4回目23:00~23:40 )
20:00以降は 、宿泊もしくはレストラン利用の場合は無料ですが、その他の利用の場合は1,800円のカバーチャージがかかります。
トゥエンティエイトのアフタヌーンティーは、厚手のガラストレーに季節ごとのテーマやイベントにちなんだデザインを施されたお菓子やサンドが並んだもの。アフタヌーンティーといえば……と想像される、あの3段になったティースタンドはありません。
今回は10月に訪れたため、“オトナハロウィン”がテーマとなっており、ハロウィンのカボチャやお化けなどをモチーフにした可愛いセイボリー(甘くないもの)とスイーツが並びました。(※写真は2名分)
セイボリー(3種)
・タンドリーチキンとクリームチーズのサンドイッチ かぼちゃのパンで
・サーモンリエット 竹炭のシュー
・ラタトゥイユのキッシュ
スイーツ(5種)
・パンプキンモンブラン ジャック・オ・ランタン
・ピスタチオチョコレートのタルト ポッピングキャンディ
・クレメ・ダンジュ
・バタフライピーティー クランベリーシロップ ライチゼリー
・塩キャラメルのゴーストマカロン
一見少なく見えるのですが、なかなかどうしてボリュームがあり、朝食を抜いていったのにもかかわらず、全部食べ終わるころには満腹になっていました。
さらに、スコーンは別のお皿です。こちらはプレーンと紫イモ。クロテッドクリームとブルーベリージャムでいただきます。思ったよりしっとりしたスコーンで食べやすいです。
スイーツの中で特に見て楽しいのは、バタフライピー(ハーブ)のティー。青い色の綺麗ななお茶です。注射器の中に入ったクランベリージュースを注入すると、酸性に反応して、リトマス紙のように色が紫からピンクに変化。ライチゼリーと一緒に食べます。
バタフライピーのティー自体は味の主張があまりなく、クランベリー&ライチの味です。
お菓子もひとつひとつの作りが繊細で凝っています。ストーリー性もあり、こうして小分けにするだけでも絵になりますね。
InstagramなどでのSNS拡散をも狙って作られたフォトジェニックなスイーツたちでもあります。もちろん、見た目だけでなく味も美味しく、大満足のアフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーのお茶は、平日は、以下のティードリンクセレクションの中から好きな飲み物を何度でも選べます。ただし、土・日・祝日は1種類のみしか選べません。
【ティードリンクセレクション】
・コンラッド東京オリジナルティー
・アイリッシュウイスキークリーム
・アイスティー
・ダージリンスプリング
・ダージリンサマー
・ゴールデンアッサム
・クラッシック イングリッシュティー
・スプレンディッド アールグレイ
・ペパーミントティー
・カモミールティー
・ローズヒップ デライト
・ソフトピーチ(フルーツティー)
・ストロベリーフィールド(フレーバーティー)
・ルイボス レモンティー
・コーヒー
・カフェインレスコーヒー
・エスプレッソ
・カフェラテ
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース
・クランベリージュース
なお、土・日・祝日は、「ティーフリーフローセレクション」という追加メニュー(1,000円)をオーダーすれば、平日とはまた違ったドリンクを好きなだけ楽しめます。
今回は、コンラッド東京のテーマである「和と洋の融合」から、鹿児島県産の緑茶と紅茶(セイロン)のブレンドをしたというコンラッド東京オリジナルティーを選びました。
スッキリとしていて飲みやすく、緑茶と紅茶の双方の良い部分が引き出されているブレンド。ポットが大きく、ゆうに3杯分はあるのですが、飲み切ると差し湯をしてもらえます。
今回のアフタヌーンティーは10月でハロウィンがテーマでしたが、11月~12月には冬とクリスマスを意識した、『白』がテーマの「ホワイト・アフタヌーンティー」に変わるそう。常に変化し続けるアフタヌーンティーのため、季節ごとに訪問したいですね。
なお、トゥエンティエイトにはスイーツブッフェはありませんが、同フロアのオールデイダイニング セリーズで、週末限定のスイーツブッフェ「セリーズ・アフタヌーンティー」が開催されています。
トゥエンティエイトは、通常のティータイムやバータイムの利用であれば予約不要ですが、アフタヌーンティーとなると話は別です。
土日祝日のアフタヌーンティータイムは、92席が満席になる程の人気。予約が必須です。
予約はコンラッド東京公式サイトのほか、OZ mallからも可能。21%~40%OFFとかなり割引率の大きなプランもあるので、お得にアフタヌーンティーを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
OZ mallからの予約は3ヶ月前から前日の20:00まで受け付けていますが、予約できる枠が少ないようですので、なるべく早く予定日を決めて申し込むことをおすすめします。
OZ mallで満席でも、コンラッド東京公式トゥエンティエイト予約ページではまだ予約ができる場合もあるので、念のため両方確認してみることをおすすめします。
トゥエンティエイトは、ヒルトングループでも高級ブランドだけあって、ホテルラウンジの中ではハイクラスに入るといえるでしょう。
飲み物だけの利用の場合、ジュース1杯 900円、コーヒー1杯 1,200円、紅茶1ポット 1,400円程度(税8%サービス料15%別)程度かかります。これにケーキをつけると2,000円(コーヒー又はセイロンティーのみ)です。
確かに値段は高めですが、高級ホテルの洗練された空間で、28階からの眺望を楽しみながらのひと時を過ごせることを考えると、妥当な値段といえるのではないでしょうか。
トゥエンティエイトのアフタヌーンティーの値段は、以下のように種類毎に異なります。
・スタンダードアフタヌーンティー:4,500円 (税サ別)
・スタンダードアフタヌーンティー+コンラッド東京マスコット コンラッド・ベア:5,000円 (税サ別)
先ほどから写真に写り込んでいるクマのマスコットが「コンラッドベア」です。
色がいくつもあるのでコレクターズアイテムにもなっています。色は選べないので、当日来た時のお楽しみです。同じ時間でも席によって置いてあるベアの色が違ったりします。InstagramなどのSNSでも大人気。
・デラックスアフタヌーンティー:6,650円 (税サ別)
平らなガラスのプレートではなく、階段式のプレートが用意されるほか、ドリンクセレクション+グラスシャンパーニュが付きます。
・スタンダードアフタヌーンティー(シャンパーニュ フリーフロー付):7,350円 (税サ別)
スタンダードのアフタヌーンティーですが、シャンパーニュを好きなだけ飲むことができます。シャンパーニュのセットがあるところが、バー併設のラウンジらしいですね。
会計はテーブルチェック(テーブルでのお会計)ですが、アフタヌーンティーの終わりごろにはレジも混み合います。早めに済ませておく方が良いでしょう。
支払いは、現金のほか、各種クレジットカードも対応。会計時に消費税とサービス料金(15%)がかかりますので、予想よりも高いと感じるかもしれません。
トゥエンティエイトは、モダンラグジュアリーを体現したかのようなハイセンスで開放感に溢れる高級ホテルラウンジ。
そんな空間で味わうアフタヌーンティーは、趣向を凝らしたセイボリー・スイーツ共に美味しさとフォトジェニックが両立しているというレベルの高さからかなりおすすめです。
女子会でも、デートでも、大人の方でも楽しめるアフタヌーンティーは、場所も相まってインスタ映えすること間違いなしでしょう。
しかし、残念なことに、トゥエンティエイトはアフタヌーンティーが人気のあまり、92席もあるのに満席になってしまい、週末でも比較的ゆったりとできるホテルラウンジとはいえません。ゆっくり寛ぎたい方は、ぜひ平日にいらっしゃることをおすすめします。
お席予約は電話よりネットでの申し込みがお得です。アフタヌーンティーやティータイムを楽しみたい方は、OZ mallの限定プランがおすすめ。メニューによって割引率は変わりますが、通常価格の21%OFF~40%OFFとなります。
トゥエンティエイト概要
住所 | 東京都港区東新橋1-9-1 28F(地図) |
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アクセス | 都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ線 汐留駅 徒歩1分、JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 新橋駅 徒歩7分 (すべて地下道でつながっています) |
連絡先 | 03-6388-8745 (レストラン予約直通) |
最寄駅 | 都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ線 汐留駅(徒歩1分) |
座席数 | 92席 |
禁煙 | 全面禁煙 |
ドレスコード | スマートカジュアル ※タンクトップ、ビーチサンダルはNG。 |
営業時間 | ティータイム 9:00~17:00 アフタヌーンティー 月~金 13:30~16:30、土・日・祝 11:00~16:30、18:30~20:30 ※日曜日は21:00まで バータイム 17:00~24:00 |
定休日 | なし |
アフタヌーンティー | あり。月~金 13:30~16:30、土・日・祝 11:00~16:30、18:30~20:30(土・日)※日曜日は21:00まで |
個室 | なし |
予約 | 予約可能 |
ネット予約 | ネット予約先はこちら |
クレジットカード | VISA、MASTER、JCB、 AMEX、ダイナーズ、DC、UC、UFJ、ニコス、セゾンのクレジットカードが利用できます。 |
駐車場 | ホテル施設内駐車場有り。ホテル宿泊の場合 3,000円/24時間、通常 300円/30分 |
子供同伴 | 可能 |
カバーチャージ | 20:00以降カバーチャージがかかります。(宿泊者およびレストラン利用者は無料、その他の方は1人1,800円) |
フォトギャラリー
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル