貯めると特典航空券に変えられるマイル(マイレージ)ですが、クレジットカードを上手く活用すれば貯まるスピードも格段に上がります。マイルが貯まるクレジットカードは、各航空会社(ANAとJAL)が発行するものと他社が発行するものがあります。
各航空会社が発行するクレジットカードや提携カードは、日々のお買い物に対して0.5~1.0%のマイル還元率が大半です。ポイントがそのままマイルになるので以降の手間がありません。
他社のクレジットカードは、正確に言えば、発行するクレジット会社独自のポイントを集めたあと、マイルへの移行手続きが別途必要になります。マイル移行レートも各社さまざま。
還元率やマイル移行レートは各クレジットカードの種類によって違いがあるので、どのクレジットカードを選ぶかでマイル獲得のスピードや効率が大きく変わってきます。
今回はマイルを効率よく貯めるためにはどのクレジットカードがおすすめなのかをご紹介します。
クレジットカードを適切に選ぶことができればマイル期限が切れるまでに海外旅行に行けるほどのマイル(マイレージ)をためることが可能です。まずは選び方の基準とする項目をみていきましょう。
還元率が高いクレジットカードを選ぶマイルが貯まりやすいクレジットカードの基準の一つ目は、「還元率が高いかどうか」です。還元率とは100円に対して何ポイントがもらえるかということ。
還元率が高ければ高いクレジットカードほどポイントが早く貯まるのは言うまでもありません。
マイルが貯まりやすいクレジットカードの基準の二つ目は、「移行レートが高いかどうか」です。
航空会社以外のクレジットカードを使う場合はポイントからマイルへの移行する必要があります。いくらポイント還元率が高くても移行レートの低いところを選んでしまうと意味がありません。
航空会社が発行するクレジットカードの還元率に近いものを選ぶようにしましょう。
マイルが貯まりやすいクレジットカードの基準の三つ目は、「年会費が安いかどうか」です。
還元率が1%のクレジットカードの場合、生活にかかる費用を全てクレジット払いにすると、年間で数万ポイントは貯まりますが、年会費を1万円も払うとなれば喜びも半減です。
年会費がなるべく安く還元率の高いカードを選ぶようにしましょう。
最後の基準は自分の生活スタイルに合わせてクレジットカードを選ぶということです。マイル(マイレージ)を貯める一番効率のよい方法は飛行機に乗ることです。
仕事やプライベートで飛行機を使うとこが多い方は各航空会社が発行するクレジットカードがベストチョイス。搭乗時にマイルがつくのは当然のこと、その他の特典が多いからです。
「陸マイラー」って聞いたことがありますか?陸マイラーとは、飛行機に乗らずしてマイル(マイレージ)を貯めている人たちのこと。
普段、飛行機に乗る機会が少ない人が航空会社のクレジットカードを持っていても恩恵を多くは受けられません。そういう方は陸マイラー向けのクレジットカードを選べばより多くのポイントを貯めることができるでしょう。
世の中には相当な数のクレジットカードがあります。その中からマイルが貯まりやすいクレジットカードを自力で探すのは大変です。
「搭乗機会が多い方向けのクレジットカード」と「陸マイラー向けのクレジットカード」に分けて、マイル(マイレージ)が貯まりやすいベストクレジットカードをご紹介します。
楽天ANAマイレージクラブカード | |
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還元率 | 0.5%(楽天ポイント100P→50マイル) |
年会費 | 年1回の利用で次年度無料 |
ANAマイレージ機能が還元率1%の楽天カードについたクレジットカードです。楽天グループのサービス(楽天トラベル・楽天ブックス・その他)を利用するとポイントの獲得が数倍に。 | |
公式:楽天ANAマイレージクラブカード |
ヤマダLABIANAマイレージクラブ カード セゾン・アメリカン・エクスプレス・カード |
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還元率 | 0.44%(永久不滅200P→625マイル) |
年会費 | 500円(年1回の利用で次年度無料) |
ヤマダポイントと永久不滅ポイントがダブルで貯まります。ヤマダ電機では現金と同還元率のポイントがもらえ現金払いよりお得。ANAマイルに移行することができます。 | |
公式URL:ヤマダLABIANAマイレージクラブ |
リーダーズカード | |
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還元率 | 0.75%(1,400ポイント→960マイル) |
年会費 | 2,500円(年間30万円以上の利用で次年度無料) |
1000円のお買い物に付き11Pたまり、還元率0.75%でマイルと交換できます。ソラチカカードと組み合わせてマイル移行するとさらに高い還元率を得ることも可能です。 | |
公式URL:リーダーズカード |
Orico Card THE POINT | |
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還元率 | 0.6%(オリコポイント1,000P→600マイル) |
年会費 | 無料 |
年会費は条件なく無料なので、クレジットカードでのお買い物が少ない方におすすめ。オリコポイントは100円につき1ポイント貯まります。入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ(上限5,000ポイント) | |
公式URL:Orico Card THE POINT |
TOKYU CARD clubQ JMB | |
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還元率 | 0.5%(2,000TOKYUPOINT→1,000マイル) |
年会費 | 1,000円(税別)初年度は無料 |
JALカードTOKYU POINT clubQよりもマイル還元率が高い。PASMOオートチャージで1%のポイントが貯まります。貯めたポイントは、PASMOへのチャージや加盟店で使えます。 | |
公式URL:TOKYU CARD clubQ JMB |
イオンJMBカード | |
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還元率 | 0.5%(200円につき1マイル) |
年会費 | 無料 |
JALマイルが直接貯まるイオンカードです。年会費が必要なJALカードと違って無料なのでおすすめです。JMB WAON機能が付いていますが、チャージしてもマイルは付きません。 | |
公式URL:イオンJMBカード |
リクルートカード | |
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還元率 | 0.6%(Ponta経由でJALマイルに移行が可能) |
年会費 | 無料 |
還元率が1.2%もある高還元率のクレジットカードです。楽天Edyやnanacoのチャージもポイント付与対象です。Ponta経由でJALマイルに移行すると移行レート0.6%でマイルへ交換できます。 | |
公式URL:リクルートカード |
エポスゴールドカード | |
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還元率 | 0.25~0.75% |
年会費 | 5,000円(年50万円以上で次年度無料) |
200円に付き1ポイントつきます。貯めたポイントはANAマイルとJALマイルのどちらにも交換が可能です。(2エポスポイント→1マイルから)還元率は年間の利用額によって変わり、最大で0.75%です。 | |
公式URL:エポスゴールドカード |
ANA VISAワイドゴールドカード | |
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還元率 | 最大1.18% |
年会費 | 9,500円(年会費割引後) |
三井住友カードが発行するクレジットカードです。前年度の利用実績に応じてボーナスが加味され還元率は最大で1.18%。 | |
公式URL:ANA VISAワイドゴールドカード(三井住友カード) |
JALカードTOKYU POINT clubQ | |
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還元率 | 0.5%~1.0% |
年会費 | 2,160円(家族カード1,080円) |
フライトやショッピングでマイルが貯まるJALカードの機能に加え、TOKYU POINT加盟店でTOKYU POINTもたまります。JMB WAONとPASMOのチャージでマイルやポイントが貯まる唯一のクレジットカードです。年3,240円の追加で還元率が1.0%にアップ。 | |
公式URL:JALカードTOKYU POINT clubQ |
LINE Payカード | |
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還元率 | 0.4%~1.62%(メトロポイント経由) |
年会費 | 無料 |
月に10万円以上の利用でLINEポイントが2%貯まる高還元率のプリペイドカードです。メトロポイントに移行し、さらにマイルへ移行する必要がありますが、還元率は全カードで最高の1.62%。 | |
公式URL:LINE Payカード |
セゾンゴールド・アメックス・カード | |
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還元率 | 1.13% |
年会費 | 1万円(+セゾンマイルクラブ4,000円) |
年会費と別でセゾンマイルクラブに入会すると1,000円に付き10マイルと永久不滅ポイントが2000円に付き1ポイント貯まります。これらもマイルへの移行が可能です。 | |
公式URL:セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル