「マイル」と聞いてもピンとこないかもしれません。簡単に言うと、「Tポイント」や「pontaポイント」と同じような、各航空会社が発行するメンバーカードのポイントの名称です。
日本では「ANAマイル」と「JALマイル」が主流で、ANAが発行するカードを「ANAマイレージクラブ」、JALが発行するカードを「JALマイレージバンク」といいます。
基本的にマイルは、飛行機に乗った距離に対して加算されますが、搭乗時以外でもマイルを貯めることができます。(マイルの貯め方については後ほど詳しくご紹介します。)うまく活用すれば1マイル5~10円の価値になる高還元のお得なポイントカードです。
このページでは、「マイルカードを持つメリットは?」「マイルはどうやって貯めるの?」「マイルがどのようなもので生活のどういったシーンで使えるの?」「マイレージカードはどこで発行してもらえるのか」など、マイルについてのイロハを詳しくご説明しています。
マイルの価値が最も高くなるのは特典航空券です。例えば、ANAでパリ線の往復エコノミーを予約する場合、運賃は85,000円しますが、マイルなら45,000マイルで済みます。ちなみに各航空会社のマイルは提携航空会社への搭乗にも使えます。
座席のグレードアップエコノミーからビジネスへ、ビジネスからファーストクラスへ。マイルで座席をお安くグレードアップすることができます。
おすすめアイテムに交換グルメ・雑貨・家電・体験メニューといった、200アイテム以上のさまざまな厳選アイテムとマイルを交換することができます。
提携ポイントに交換Edyなどの電子マネーや楽天スーパーポイントやTポイント・nanaco・その他多くの他カードのポイントへ交換ができます。
ギフトカードやクーポンに交換ANA利用券・ホテル宿泊クーポン券・レストラン食事クーポン・レンタカー利用クーポン・その他のさまざまなギフト券やクーポン券とマイルが交換できます。
日常のさまざまなサービスに利用できる毎日の生活の中で使うサービスとマイルの交換ができます。例えば書籍・雑誌・新聞・CD・DVD・自動車の購入・マンションの購入・ヘアメイク・リラクゼーションなど、使えるお店は増え続けています。
マイレージカードを持つことで得られる代表的な特典(メリット)を紹介しました。マイレージカードは持つことのデメリットが全くないので、飛行機に乗る機会がある方は作っておいて損のないカードです。
各社のマイルカードは入会費・年会費ともに無料です。さまざまなシーンでポイントが貯まり、旅行の費用を節約することができます。
マイルカードの発行手続きは、数日から数週間かかるので、今すぐ旅行の予定がなくても、時間のある時に作っておくことをおすすめします。
マイルカードは各航空会社の公式サイトから簡単な手続きで発行が可能です。
ANAマイレージクラブとJALマイレージバンクは共に日本の航空会社が発行しているマイルカードです。クレジット機能や電子マネー機能付きとそれらの機能がないノーマルカードの2種類。
世界中には様々な航空会社が発行しているマイルカードがありますが、サービスやサポートを考えると国内の航空会社が発行しているマイルカードにしておいた方が当然、利便性は高いです。
どちらのカードを選んだらいいのかと迷っている方がいるかも知れませんが、どのカードが得するとか損するとかといった話ではなく、どちらとも作っておいて損はありません。
それでは早速、ANAマイレージクラブとJALマイレージバンクの違いと特徴を見ていきましょう。表の下には入会手続きへのリンクを貼ってありますので、ぜひご活用ください。
ANAマイレージカード | |
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必要マイル数 | 国内:シーズンごとに変動。片道5,000マイルから |
国際:シーズンごとに変動。往復20,000マイルから | |
申し込み期限 | 355日から前日まで |
355日から96時間前まで | |
有効期限 | 1年間(国内・国際) |
マイル期限 | 3年 |
座席指定・変更 | 可能(Web・電話) |
申し込み先 | ANAマイレージカード入会 |
JALマイレージバンク | |
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必要マイル数 | 国内:シーズンごとに変動。片道5,000マイルから |
国際:予想残席連動型 片道7,500マイルから | |
申し込み期限 | 2か月から前日まで |
330日から48時間前まで(電話は24時間前) | |
有効期限 | 1年間(国内・国際) |
マイル期限 | 3年 |
座席指定・変更 | 可能(Web・電話) |
申し込み先 | JALマイレージバンク入会 |
マイルを貯める方法はいくつかあります。どのようなシーンでマイルが貯められるのかを順番に見ていきましょう。
飛行機に乗ってマイルが貯まるマイルが最も貯まる方法はフライトです。国内線・国際線・提携航空会社の搭乗でマイルが貯まります。
もらえるマイルはフライトした距離で決まるため、飛行機に乗れば乗るほどマイルが貯まっていきます。(どのフライトでどの程度マイルがつくかは各航空会社の公式サイトで確認することができます。)
ちなみに、マイルはチケットを購入した人ではなく搭乗した人につくため、出張でフライトの多い方はマイルをタダで貯めることもできます。
ただし、会社によっては、社内規定で出張時のマイルを個人取得することを禁止している場合もあるのでしっかりと確認をしておきましょう。
マイルは搭乗前にマイル登録機で登録する方法と公式サイトから事後登録する方法とがあります。
機械で登録すると搭乗券と半券に「マイル受付済」という刻印が出るので、清算時にチケットや半券を会社に提出する場合は、事後登録の方が変な気を使わなくていいかもしれません。
国内と海外のホテルを利用することでマイルが貯まります。航空会社の系列ホテルはもちろんですが、提携しているホテルを利用してもマイルが貯まります。
いつも使うホテルがある方や上記以外のホテルに泊まりたくても大丈夫。特定のホテル予約サイトからホテルを予約してもマイルは貯めることもできます。
当サイトで紹介している「楽天トラベル」と「じゃらん」も対象になっています。
レストランや居酒屋などでもマイルを貯めることができます。系列レストランだけでなく提携レストランもあり対象のお店は多いので外食をする際はマイルが貰えるお店かどうかを確認しましょう。
マイル還元率は低め(100円で1マイルまたは200円で1マイル)ですが、ホットペッパーグルメや食べログ・一休といったレストラン予約サイトの利用でもマイルがつきます。
系列ショップや提携ショップでお買い物をするとマイルが貯まります。代表的なお店は、空港の免税店やネットショップ(イトーヨーカドー・ダイエー・ニチレイ・ピザハット・オイシックス・カゴメ・その他多数)など。
ポイントが貯まるサービスを全てここで紹介したいところですが、相当な数になってしまうので今日は基本的な貯め方のみ紹介しました。
マイルを貯める方法は、ここで紹介した以外にも数え切れないほどあります。どんなシーンでマイルが貯まるのか気になる方は、各航空会社の公式サイトをCheckしましょう。(ANA・JAL)
マイルカードは様々なシーンでマイルが貯まりますが、各航空会社のサービスだけではマイルを貯める機会はどうしても限られてしまいます。マイルには有効期限があるため、効率よく貯めていくことが大切です。
マイルを大量に貯めるために活用したいのがクレジットカードです。日々の支払いのときに還元率の高いクレジットカードを使うだけで簡単にマイルを獲得することができます。
どのクレジットカードでも貯まるかといえばそうではありません。マイルが貯まりやすいカードや貯まりにくいカード、全くたまらないカードなどがあり、カード会社によって還元率が全く違うからです。
マイル還元率の高いクレジットカードを利用すればノーマルカードよりも短期間でマイルを貯めることが可能です。詳しくは「マイルが貯まりやすいクレジットカードは?」をご覧ください。
ここまでマイル(マイレージ)について説明してきました。お伝えしたい情報が多すぎてご紹介したのは一部の情報ですが、旅行好きにはメリットが多い魅力的なカードであるということがお分かり頂けたと思います。
マイルを上手に貯めてお得に旅を楽しみましょう!
ANAマイレージカード | |
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必要マイル数 | 国内:シーズンごとに変動。片道5,000マイルから |
国際:シーズンごとに変動。往復20,000マイルから | |
申し込み期限 | 355日から前日まで |
355日から96時間前まで | |
有効期限 | 1年間(国内・国際) |
マイル期限 | 3年 |
座席指定・変更 | 可能(Web・電話) |
申し込み先 | ANAマイレージカード入会 |
JALマイレージバンク | |
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必要マイル数 | 国内:シーズンごとに変動。片道5,000マイルから |
国際:予想残席連動型 片道7,500マイルから | |
申し込み期限 | 2か月から前日まで |
330日から48時間前まで(電話は24時間前) | |
有効期限 | 1年間(国内・国際) |
マイル期限 | 3年 |
座席指定・変更 | 可能(Web・電話) |
申し込み先 | JALマイレージバンク入会 |
のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル