メインラウンジ（リーガロイヤルホテル大阪）アフタヌーンティー
メインラウンジ
クラス：highclass おすすめ：アフタヌーンティーセット
「大阪の迎賓館」リーガロイヤルホテル1階にあるメインラウンジは、日本の伝統美と曲水の庭園をイメージした優美な空間が楽しめる、口コミで評判のよいホテルラウンジです。アフタヌーンティーも人気！
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジは、1階のホテルエントランスを入ってすぐのメインロビーにある、日本家屋の大広間を連想する広々とした空間にあるラウンジです。
突き当りに見える明るい緑の木々は、まるで襖を開け放した先に見える日本庭園のよう。四季折々の表情を見せるお庭や、名画伯たちの絵画、「紫雲」をイメージしたシャンデリアなどの日本の伝統美を楽しむことができると口コミで評判の良いラウンジです。
このメインラウンジがあるリーガロイヤルホテル大阪は、1935年に「新大阪ホテル」という名前で開業した歴史あるホテル。1965年に今の中之島へ移ったのち、1,000室近い客室や数多くのレストランなどを有する巨大ホテルとなりました。
皇室関係者や外国の要人が来阪時に宿泊することから「大阪の迎賓館」とも呼ばれ、その格調の高さで知られています。
リーガロイヤルホテル大阪は何度か増改築をしており、1973年に建てられたタワーウィングは昭和を代表する建築家・吉田五十八の設計によるもの。和風建築のテイストを近代建築に落とし込んだ彼の独自のセンスは、メインラウンジで存分に感じることができます。
外庭の滝から続くように店内には小川が流れ、床に敷かれているのは緑の芝を彷彿とさせるグリーンのカーペット。天井にはたなびく紫雲を表現したシャンデリアが輝き、蒔絵が施された黄金色の柱は、雲間から差し込み陽の光を表しているのでしょうか。
ここメインラウンジでは、都会のビルの中とは思えない広大な曲水の庭のような店内で、着物姿の女性のサービスを受けながら優雅なひとときを過ごすことができます。
今回は、実際にホテルラウンジに行ってアフタヌーンティーを頂いてきたので、ラウンジ内の雰囲気やメニューなどを詳しくご紹介します。
メインラウンジのアクセス（行き方）は？
リーガロイヤルホテルにあるメインラウンジへはJR大阪駅からの無料シャトルバスが便利
リーガロイヤルホテル大阪は中之島と呼ばれる大阪のビジネスの中心地にあります。一番便利なアクセスは、JR大阪駅とホテルとを結ぶ無料のシャトルバスを利用する方法です。
JR大阪駅の桜橋口近くのシャトルバス乗り場からホテルまでは約10分。早朝と夜間は15分おき、10：00から21：00までは6分間隔で運行されているのでとても便利です。
そのほかの公共機関では、京阪電車中之島線の「中之島」駅がホテルと直結しています。
また、車の場合はホテルの駐車場が利用可能。ホテル内レストランを利用した際は、利用金額1,000円ごとに1時間無料の駐車券が発行されます。（最高4時間まで）駐車場の料金は、1時間1,000円（最初の30分は無料）、宿泊した場合は1泊1,500円です。
メインラウンジの雰囲気と座席の種類は？
広々としたメインラウンジ内に贅沢に配された座席は、ゆったりとした一人掛けチェアが150席あります。
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジの席数は150席。隣の席との間隔はかなり広く取られており、大阪の街の喧騒を忘れてゆったりとした気持ちで時間を過ごすことができます。
座席はすべて一人がけのチェア。コロンとしたフォルムのイスは、ホテルの建物ができた1970年代のレトロな雰囲気を感じさせます。古く見えますが、丁寧に修繕などされているのでしょう、くたびれた感じはありません。
一見シンプルなデザインながら、とても座り心地が良く、しっかりとした肘掛けもついているので、のんびりとお茶をするのにぴったりです。
ほとんどのテーブルには3～4脚のチェアが配されています。比較的こじんまりした丸いテーブルは、高くもなく低くもなく、休憩にも書きものをするのにもちょうどいい高さ。
これより大きめの楕円形のテーブルを囲む席も少しあり、7～8人ほどは座れそうなので、ミーティングなどにも利用ができるのではないでしょうか。
メインラウンジの人気メニューは？
喫茶から軽食、アルコールまで、豊富なメニューがそろうメインラウンジ。ケーキセットのほか、抹茶や煎茶など日本茶と和菓子のセットメニューも充実しています。
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジはかなりメニューが豊富。コーヒーや紅茶、ケーキからサンドイッチなどの軽食まで、大型ホテルのラウンジらしい品ぞろえです。
コーヒーはブレンドコーヒー、エスプレッソ、カフェオーレなど6種類（1,082円～1,301円／税サ別）。紅茶はオリジナルブレンドティー、ダージリン、ロイヤルミルクティーなど7種類（1,082円～1,557円／税サ別）。ハーブティーも3種類揃っています。
一部のコーヒーと紅茶は無料でお代わりができるので、ゆっくり長居したいときにも嬉しいですね。
お好きなケーキにコーヒーまたは紅茶がついたケーキセットは、1,955円（税・サ込）の人気のメニュー。ショーケースの中のホテルメイドケーキ数種類を銀のお盆に載せて席まで運んできてくれるので、座ったままゆっくり選ぶことができます。
日本庭園をイメージしたラウンジらしく、日本茶を特色としたメニューが多いのも、このメインラウンジの特徴でしょうか。
抹茶や煎茶、玉露と和菓子をセットにしたメニューは1,500円から2,000円ほど。和菓子・抹茶アイスクリーム・わらび餅がお重に入ったかわいらしいお茶セットもあります。
スイーツメニューには限定のものもあり、一食10,500円のシャンパン付きのデザートメニューなど興味深いものも…。
また、アルコール類も用意されていて、ビールやワイン、ウイスキーから定番のカクテルまで。ワイン、シャンパーニュも11:00以降注文が可能です。
メインラウンジ（リーガロイヤルホテル大阪）のアフタヌーンティー
3段のケーキスタンドで供されるオーソドックスなアフタヌーンティーセットですが、リーガロイヤルホテル大阪の人気メニューの一つです。
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジでは、「ロイヤルアフタヌーンティー」と名付けられたアフタヌーンティーセットがいただけます。税・サービス料込で3,800円。
ロイヤルアフタヌーンティーの内容は次の通りです。
- 本日のムース
- レクラのショコラ
- 本日のジュレ
- ミックスサンドイッチ
- フルーツサンドイッチ
- マカロン
- プティケーキ
- スコーン2種 ジャム＆クロテッドクリーム添え
- 本日のキッシュロレーヌ
特別目新しいわけではないオーソドックスなラインナップですが、3段重ねのクラシカルなケーキスタンドに盛りつけられたセイボリーとスイーツの数々を目の前にすると自然と心がウキウキします。
サンドイッチのパンはしっとりやわらか。ミックスサンドは小さいながらも具材の組み合わせが絶妙で満足感の高いもの。フルーツサンドもいただけるのは嬉しいポイントです。
スコーンは少し硬めに焼き上げられたタイプで、マカデミアナッツが混ぜ込まれたものはカリッと小気味よい歯触りも楽しめます。別添えのクロテッドクリームと小瓶入りジャムをたっぷり添えていただくのがおすすめ。
デザートは見た目こそシンプルですが、ひと口ひと口がどれもおいしく、特にマカロンは食感はサックリ、クリームとともに口の中でとろける複雑な味わいはたまりません。
また、ホテル内にあるチョコレート専門店「レクラ」のチョコレートが添えられているのもリーガロイヤルホテル大阪ならでは。
「惑星ショコラ」や鉱物をモチーフにした「輝seki」など、印象的な見た目で人気のあるレクラのチョコレートはプレゼントにもピッタリ。メインラウンジにほど近いホテルのフロントのそばに店舗がありますので、おみやげにいかがでしょうか。
ドリンクは紅茶かコーヒーのいずれか、紅茶はダージリン・アッサム・ウバ・キーマン・アールグレイの中から好きな茶葉を選べます。もちろんおかわり自由。途中でドリンクの種類、茶葉の変更も可能です。
「ロイヤルアフタヌーンティー」は12：00から21：30までの提供で、ラストオーダーは21：00となっています。遅い時間までアフタヌーンティーを楽しめるので、仕事を頑張った夜などに、美しいラウンジでゆっくり甘いものをいただくのもよいかもしれません。
また、仕事終わりなら、17：00からオーダーできる「ロイヤルハイティー」もオススメ。こちらは、スコーンやキッシュの代わりに3種類のタパス（小皿料理）が付き、コーヒー・紅茶にアルコールドリンクを一杯プラスできるというもの。こちらは、税・サービス料込で4,800円。かなりお得なメニューです。
メインラウンジのお席の予約方法は？
リーガロイヤルホテル大阪・メインラウンジはお席の予約はできませんが、一休.comからならアフタヌーンティの予約が可能です
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジは、基本的には予約ができません。
しかし、一休.comから、「ロイヤルアフタヌーンティ」（3,800円／税・サ込）と「日本茶と3段重のスイーツセット」（1,995円／税サ込）のみ、予約をすることが可能です。
メインラウンジは、平日だと比較的空いていますが、日曜日などは待ち時間が発生することも。ぜひ予約をして楽しんでください。
メインラウンジのおすすめ度は？
リーガロイヤルホテル大阪のラウンジでは、コーヒー一杯1,285円からとやや高額ながらもそれに見合った時間を過ごせます
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジは老舗高級ホテルのラウンジですので、予算もそれなりに高めですが、それに見合った満足感を得られます。
具体的な予算としては、コーヒーが一杯1,285円。その他のドリンク類も2,000円まででいただけます。スイーツや軽食のセットは2,000円前後。アルコール類は1,500円から2,000円ほど。シャンパーニュや、シャンパーニュを使ったカクテルは2,675円です。
金額だけを見ると少し高額なイメージのラウンジですが、個人的にリーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジをオススメしたいポイントがあります。
それは、なんといってもその店内の美しさ。高度経済成長期の建築独特の空間は、現在の日本では考えられない贅沢なもの。店内を流れる小川の両サイドの床にはカーブが付けられ、本物の芝の庭園の川べりが再現されています。
また、店内の各所に著名な画家の作品が飾られ、同じくリーガロイヤルホテル大阪にある民芸調のリーチバーとならんで文化的・歴史的価値の高い空間です。
そしてリーガロイヤルホテル大阪は「大阪の迎賓館」。メインラウンジのメニューやロビーなどの柱には大阪の木・イチョウなどがデザインされ、まさに大阪を代表するホテルとしてふさわしい気品と格式が感じられます。
メインラウンジを利用している客層は、他のホテルに比べると比較的年齢層が高め。また女性客だけでなく男性も多く、全体的に落ち着いた雰囲気です。
友人同士でゆったりとお茶を楽しむグループから、ビジネスの打ち合わせに利用しているスーツ姿の団体まで、正統派のホテルラウンジといった趣きです。
ラウンジ内はWi-Fiが利用可能で、詳細はお店のスタッフへ尋ねると教えてもらえます。
緑の庭を眺めながら午後のティータイムを楽しみたいときや、明るい座席で少し集中して仕事をしたいときは奥の窓際の席を。ゆったりと昭和の名建築を堪能しながらコーヒーを飲みたいときは入り口近くの席でラウンジ全体を眺めながら……。
リーガロイヤルホテル大阪のメインラウンジは、そのときの気分でいろいろと楽しめる、由緒正しいホテルラウンジです。
メインラウンジ（リーガロイヤルホテル大阪）概要
| 住所 | 大阪府大阪市北区中之島 5-3-68 （地図） |
|---|---|
| アクセス | 京阪電車中之島線「中之島」駅直結 |
| 連絡先 | 06-6441-0956（メインラウンジ直通） |
| 最寄駅 | 京阪電車中之島線「中之島」駅 |
| 座席数 | 150席 |
| 禁煙 | 全席禁煙 |
| ドレスコード | なし |
| 営業時間 | 8:00～21:30（ラストオーダー21：00） |
| 定休日 | なし |
| アフタヌーンティー | あり。提供時間 12：00～21：30（ラストオーダー 21：00） |
| 個室 | なし |
| 予約 | 予約不可 |
| ネット予約 | 一休.comで予約可能なプランあり |
| クレジットカード | 可 |
| 駐車場 | あり。732台、60分1,000円。最初の30分無料。ホテル内レストラン利用の場合、税金・サービス料含む1,000円利用ごとに1時間無料。ただし、最大4時間まで。 |
| 子供同伴 | 可 |
フォトギャラリー
メインラウンジの口コミを書いた人
たまのみか
生まれも育ちも大阪北摂のライター・ブロガー。おいしいものや旅が大好き。あちらへこちらへと気ままに旅しています。
街で人気のおしゃれカフェもいいけれど、ゆったりとお茶ができるホテルラウンジも大好き。人込みを気にせず静かに過ごせるところがいいですよね。
高級ホテルにはそれぞれにストーリーがあるもの。おいしいスイーツやラグジュアリーな空間と合わせて、そのあたりもご紹介します。
編集＆校正 ビー・エイブル