株を始めるにはどのように手続きを進めればいいのでしょうか。このページでは、株取引が初めての方が証券口座を開設して株を注文するまでの流れを分かりやすくご説明します。
ステップ1は証券会社選び。証券会社の選び方をご説明します。手数料だけでなくサービスや信頼も比較して選びましょう。
▶ STEP1 証券会社を選ぶ
ステップ2は口座開設です。ネット証券から申し込み資料を取り寄せて書類に必要事項を記入するまでをご説明します。
▶ STEP2 証券口座を開設しよう!
ステップ3は投資先の検討です。自分がどういった目的で株を買うのかなど、用途の決め方や銘柄の決め方をご説明します。
▶ 投資先の見つけ方と探し方
ステップ4は株の注文です。株の注文の仕方や株を実際に注文する時のポイントをご紹介します。
▶ 株を実際に注文してみよう!
企業が発行した株式は、証券取引所(金融商品取引所)などで毎日売り買いされています。日本にある証券取引所は「東京証券取引所(東証)」をはじめ4か所です。
個人が証券取引所で直接、株を売り買いすることはできません。
個人が株を取引(売買)するときは証券会社を通して行います。証券会社は、株を買いたい人や売りたい人から受託を受けて取引所に注文を取り次ぐ、言わば株売買の代理店です。
まずは証券会社を選ぶことが最初のステップ。日本にはたくさんの証券会社がありますが、今は手数料が安く取引が簡単なネット証券が主流です。ネット証券の口座開設料は無料です。まずはいくつか開設してみて自分に合うところを見つけましょう。
どこするか迷っている方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
▶ おすすめの証券会社の見つけ方と選び方
気に入った証券会社が決まったら、インターネットや電話で資料と申込書をお取り寄せしてみましょう。
各ネット証券の公式サイトに行き、口座開設の申し込みページに進むと資料の送付手続きを行えます。口座開設は銀行に預金するときと似たイメージです。
数日後にはネット証券から口座開設の申込書が郵送で送られてきます。中に入っている書類に必要事項を記載して、本人確認書類(運転免許証のコピーなど)を添えて、証券会社に返送すれば約1週間で口座開設完了の通知書が自宅に届きます。
日本に数ある証券会社ですが、初心者が安心して使える証券会社をいくつか選んでみました。どこで資料を取り寄せるか悩んでいる方は、こちらで紹介している証券会社から取り寄せてみると良いでしょう。
▶ 初心者におすすめのネット証券会社は?
口座開設の手続きが無事に完了したら、インターネットや銀行・ATMなどから証券口座に入金できるようになります。証券口座への入金が完了したら、いよいよ取引のスタートです。
投資先はカンだけで選んでしまうと安定的な利益を得るのは難しいでしょう。とはいえ、初心者がいきなり儲かる株を見つけることは困難です。まずは有名な企業や安定している銘柄などを買うところから始めて、一歩ずつ経験を積んでいきましょう。
株式市場には聞いたことがない会社も多く上場しています。初心者がいきなり儲かる株を見つけるのは難しいもの。最初はよく耳にする身近な企業から買ってみるのもひとつの方法です。
目的や予算額、資金の性格、投資家自身の性格などで、投資のやり方は100人いれば100通りあると言われています。つまり、投資は自分に合ったやり方を見つけられるかがポイントになります。
株を始めて間もない初心者が、株価チャートを読み解き、分析を元に短期の売買を繰り返して小幅な利益を積み上げる「短期投資」で大儲けすることは正直、難しいかもしれません。
デイトレードと呼ばれる短期で株を売買する一攫千金狙いの短期投資は確かに魅力的ですが、株式投資に慣れていない初心者が、最初に目指すスタイルではありません。
株式投資で大事なことは大きな損を出さないこと。株式投資はリスクと常に隣り合わせです。最初は大きな儲けを得ることよりも損を出さないことを考えた方が長く続けられます。
株は株価の上昇だけが儲けになるわけではありません。株主優待や配当金という制度を利用することでも利益を上げることが可能です。株主優待や配当金を目的として投資先を探してみてはいかがでしょうか。
▶ 株主優待制度とは?配当金とは?
当サイトは旅がテーマです。ホテル無料宿泊券や飛行機チケット割引券・電車の切符・レンタカー利用券などを株主優待にしている企業を一覧にしたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
▶ 旅行で得する株主優待を行っている企業は?
買いたい株が決まったらあとは証券会社に注文するだけです。注文と聞くとハードルが高く感じるかも知れませんが、銀行にお金を預ける作業と似ているので安心してください。
ネット証券なら注文公式アプリや公式サイトから簡単に行えます。実店舗がある証券会社なら窓口や電話での注文も可能です。
ネット証券の公式アプリやサイトからログインして注文画面に移動しましょう。注文画面は各証券会社によって様々ですが、注文のやり方は基本はどこも同じです。
株を売買するときの簡単な流れを説明しますと、まず注文画面に移動して「現物買い」を選択、次に「銘柄」または「証券コード」を入力、その後に「購入する株数」を入力して注文ボタンを押せば完了です。
証券会社によっては、「指値か成り行きか」「どの証券取引所か」「証券口座の種類」「注文の出し方」「注文の有効期限」などを入力する場合があります。
詳しい注文の仕方についてはこちらの記事をご参考ください。
始めて株を買うときはアプリやサイトの使い方・用語などが分からなくて時間がかかるかもしれません。普通の買い方をする限りは入力する項目は毎回同じなので、購入を繰り返せばすぐに慣れるでしょう。
証券口座を申し込むと公式アプリや公式サイトなどが無料で使えるようになり定期的に投資に関する情報メールも届くようになります。それらをうまく活用すれば投資のことを理解できるようになっていきます。
ただし、現状で貯蓄すらできない方は今は投資を始める時期ではないかもしれません。なぜなら投資は博打ではなく、確実に資産を増やすための一つの手段にすべきだからです。
一攫千金もありますが、株を始めたばかりの素人が一夜で大金を得ることなど絶対にないと断言します。お金を借りて投資をするなどもってのほか、まずは生活設計を見直して貯蓄ができる余裕を作ることが先決です。
どんな投資スタイルでお金を増やすかは、その人の収入や性格・ライフプラン・年齢・家族構成などの条件によって変わるもの。お金を増やすなら貯蓄と投資のバランスが大事です。
初心者は少額から始めてみましょう。おすすめなのは貯蓄の額に合わせて投資額を決める方法です。
たとえば30万円の貯蓄があるなら、そのうちの10%の3万円を投資に回すといった具合です。貯蓄している額が多いなら割合を増やしてもいいでしょう。
ネット証券の中には1万円から買えるところや1株から買えるミニ株(ワン株)もあります。また、投資信託といったファンドマネージャー(投資の専門家)が出資者の代わりに投資・運用して、それで出た利益を還元してくれるといった商品もあります。
誰でも最初は勇気がいるもの。証券口座は開設するだけなら無料です。まずは証券口座を開いて第一歩を踏み出してみましょう。
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のんくら
当メディアのプロデューサー兼チーフエディター。日本全国を旅しながらご当地の美味しいものを食べることが趣味。
カプセルホテルからハイクラスホテルまで様々なホテルや旅館に実際に泊まり、独自の厳しい目線で予約サイトの口コミや評判が真実なのかを徹底的に調査しています。
編集&校正 ビー・エイブル