観光地として屈指の人気を誇る沖縄。沖縄本島の北部エリアには、沖縄美ら海水族館のある海洋博公園をはじめ、世界遺産の一つである今帰仁城、そしてドライブスポットとして有名な古宇利島など、海と自然と楽しめるスポットがたくさん!
「本部町」(もとぶちょう)、「今帰仁村」(なきじんそん)、「名護市」(なごし)」は、沖縄に来たらまず訪れたいエリアです。
まず押さえておきたい代表的な観光スポットは、沖縄美ら海水族館のある海洋博公園、そして世界遺産・今帰仁城跡(なきじんじょうあと)、さらにドライブスポットとして有名な古宇利島(こうりじま)。
このエリアは、那覇空港から車で2時間程度かかる上、週末や連休は高速の出口から混み合います(さらに高速の出口からこのエリアまで通常でも大体1時間~)。効率良く回りたい場合は、付近に宿泊するのが便利です。
沖縄海洋博公園は、1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して、1976年に設立されました。公園内は約72ヘクタールもあり、全部を回ると1日でも足りません。
一番人気は「沖縄美ら海水族館」、そしてイルカショーの「オキチャン劇場」と周辺施設で、これだけは押さえておきたいスポットです。
時間の余裕があれば、広大な植物園で蘭と展望台が見事な「熱帯ドリームセンター」と、大人でも190円と良心的な価格でプラネタリウムが楽しめる「海洋文化館」を回るのがおすすめです。
園内は広いので、「電気周遊車」を利用すると景色を楽しみつつ楽に回れますよ。(1回券100円、1日券200円)
以下の項で、沖縄美ら海水族館をはじめとした海洋博公園内の施設を紹介していきます。
所在地 | 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地 |
TEL | 0980-48-2741 |
公式サイト | http://oki-park.jp/kaiyohaku/ |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間(沖縄自動車道「許田」(きょだ)ICより1時間) やんばる急行バス・高速バス117系統・空港リムジンバス・美ら海ライナーにて那覇空港より2時間50分程度(「記念公園前」下車) |
開園時間 | 夏期(3月~9月) 8:00~19:30 通常期(10月~2月) 8:00~18:00 (施設ごとの利用時間は、それぞれの施設の項をご確認ください) |
料金 | 入園・駐車場料金:無料(施設によっては入場料が必要) |
沖縄県といえば、「沖縄美ら海水族館」と言われるくらいの有名な水族館。
4階の入場ゲートから1階に向かって回遊して降りていくルートを作っており、水辺の生き物から、近海そして深海の世界に至るまでの沖縄の海を堪能することができます。
水族館では、海の生き物たちの生態を見せる展示プログラムを多く実施しており、中でも展示の目玉であるジンベエザメとマンタを飼育する「黒潮の海」水槽での給餌解説は、そのダイナミックな姿も相まって大人気です。
観光所要時間は2~3時間程度。お目当てのプログラムを事前にチェックしておくと効率的に回ることができます。空いている時間帯は朝~午前中と夕方。日中は団体客が多く混み合います。
所在地 | 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地 |
TEL | 0980-48-2741 |
公式サイト | https://churaumi.okinawa/ |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間(沖縄自動車道「許田」(きょだ)ICより1時間) やんばる急行バス・高速バス117系統・空港リムジンバス・美ら海ライナーにて那覇空港より2時間50分程度(「記念公園前」下車) |
開園時間 | 夏期(3月~9月) 8:30~20:00 通常期(10月~2月) 8:00~18:30 (入館締め切りは閉館1時間前まで) |
入館料 | 大人/高校生/小・中学生/6歳未満 一般料金(8:30~16:00)/1,850円/1,230円/610円/無料 16:00~入館締切 /1,290円/860円/430円/ 無料 |
駐車場料金 | 無料(施設によっては入場料が必要)最寄り駐車場はP7 |
※「許田道の駅」や「おんなの駅」で大人料金1600円のチケット、県内コンビニで5%割引券発売しています。また、ホテルや観光施設でも場外券を発売している場所もあります。
イルカショーが無料で楽しめる「オキチャン劇場」は、海洋博公園の人気スポット。水族館外の施設なので、ショーのスケジュールによっては、水族館に入らずに直接行っても。
周辺には、ウミガメ館や、マナティー館、イルカラグーンもあり、それぞれの生き物を間近に観察できますよ。いずれも無料で観覧できます。
イルカショー(20分間) | 11:00/13:00/14:30/16:00/※17:30 (4月~9月のみ) |
ダイバーショー(15分間) | 11:50/13:50/15:30 |
イルカ観察会(15分間) | 10:00/11:30/13:30/15:00 |
公式サイト | http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/77 |
沖縄美ら海水族館から歩いて10分ほどの場所に位置するエメラルドビーチ。ビーチまでの遊歩道は木陰もあって散歩にも気持ち良いコースです。電気周遊車のコースにもなっています。
コーラルサンドの美しいビーチは、「遊びの浜」「憩いの浜」「眺めの浜」の3つの区分になっており、波打ち際では魚が泳ぐ様子も見られるキレイなビーチです。
遊泳期間であればハブクラゲ防止ネットが張られ、監視員もいるので安心して泳げます。シュノーケルは不可です。
遊泳期間 | 夏期 4月1日~9月30日 8:30~19:00 通常期 10月1日~10月31日 8:30~17:30 |
備考 | 売店にて水着など販売しているほか、パラソルなどのレンタルあり コインロッカー100円 |
公式サイト | http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/75 |
海洋文化館は、海と共に暮らす民族の暮らしや実物のカヌーや船といった大型展示のほか、本格的なプラネタリウムが見られます。
入場料は高校生以上190円・中学生以下無料という良心的な値段なのですが、海洋博公園のツアーは主に美ら海水族館のみのカバーなので、とても空いている穴場スポット。
プラネタリウムは有名声優を起用した本格的なプログラムのほか、沖縄の季節の星を教えてくれるものなど多種にわたり、かなり見ごたえがあります。
営業時間 | 【3~9月】8:30~19:00(入館締切18:30) 【10~2月】8:30~17:30(入館締切17:00) |
入場料 | 大人(高校生以上)190円 小人(小・中学生) 6歳未満 無料 |
TEL | 0980-48-2741 |
公式サイト | http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/35 |
熱帯ドリームセンターは、熱帯・亜熱帯の花や果樹、2000株以上ある蘭の展示が素晴らしい大型の植物園です。いくつも連なる温室には、アロワナ、レッドテールキャットなども生息しており、美しい庭園も見られます。
園内にある、遠見台を模した展望台。外側の階段をぐるっと回って登るか、もしくは中のエレベーターから展望台に出ると、海洋博公園が一望できます。
美ら海水族館チケットを持っている人は、入場料が半額になるサービスがあるので、時間がある場合はぜひ訪れてみてください。
営業時間 | 【3~9月】8:30~19:00(入館締切18:30) 【10~2月】8:30~17:30(入館締切17:00) |
入場料 | 大人(高校生以上)760円 小人(小・中学生)・6歳未満 無料 ※沖縄美ら海水族館のチケットを持っている方は半額 |
TEL | 0980-48-3624 |
公式サイト | http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/38 |
備瀬のフクギ並木は、海からの風を防ぐ防風林として植えられたフクギの木が立ち並ぶ中に、民家が点在するスポット。集落を覆うように2万本の並木が立ち並びます。
並木の先の備瀬崎までは約2km。沖縄の原風景ともいえる景色の中の散策を楽しんだり、水牛車やレンタサイクルで回ったりすることもできます。特に入場料などは不要ですが、実際に人が住む住宅地なので、早朝や夕方は声のトーンに気を付ましょう。
入口付近にはカフェもあり、連日にぎわっています。
沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つである今帰仁城。琉球王国成立前には沖縄本島の北部と奄美大島までを納めていた北山王の居城として栄えました。
琉球王国成立後は琉球王国の王族が直轄支配するための出先機関として使われていましたが、薩摩の侵攻により落城。その後は拝所として信仰の対象となっています。
高台は白の城壁と今帰仁の海を一望できる絶景スポット。春には参道の両側に咲く寒緋桜と、夜のライトアップが見事です。
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地 |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間45分/沖縄美ら海水族館から約20分 |
営業時間 | 通常期間(1~4、9~12月)8:00~18:00(最終入場17:30) 夏期延長期間(5~8月)8:00~19:00(最終入場18:30) |
入場料 | 大人400円/小・中・高生 300円/小学生未満 無料 |
TEL | 0980-56-4400 |
公式サイト | http://nakijinjoseki.jp/ |
古宇利大橋は、屋我地島と古宇利島を結ぶ約2キロの橋です。どこまでも続く青い海の上を渡る絶景が人気。古宇利島は人類発祥の伝説が残っており、「沖縄のアダムとイブ」が過ごした「恋の島」とも呼ばれます。
小さな丸い島には美しいビーチや、CM撮影で一躍有名になったハートロックなど人気の観光名所が多くあります。素敵なカフェやレストランも点在。橋の全景は、橋のたもとにあるビュースポットやビーチから見るのがおすすめ。
古宇利島オーシャンタワーは、古宇利島の海抜82mに建つ展望施設。タワーにはカートで解説を聞きながら登ることも。最上階の展望台からは古宇利大橋、屋我地島と沖縄本島を望めます。
沖縄の貴重な貝を収集した「シェルミュージアム」やお土産物ショップ、ウェディングも可能な海を一望できる展望レストランなど、眺望だけでなくグルメやショッピングも楽しめるスポットです。
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利538 |
アクセス | 那覇空港から車で約2時間 沖縄美ら海水族館から約25分 |
営業時間 | 9:00~18:00(最終入園17:30) |
入場料 | 大人800円/中・高生 600円/小学生 300円/小学生未満 無料 |
TEL | 0980-56-1616 |
公式サイト | https://www.kouri-oceantower.com/ |
古宇利島の裏側にあるティーヌ浜と呼ばれる浜にある岩。2つの岩を角度を変えてみるとハート側に見えることから「ハートロック」と名付けられました。
JALのCMで嵐が出演したことから大ブレイク。あたりの地主の方たちが駐車場を開設し、海に至る道を整備しました。駐車場は海に近い順から300円~100円となっていますが、料金が少し高くても300円の駐車場の方が道が整備されているのでおすすめ。
干潮時には岩まで行くことができますが、その分ハートロックだけの写真を撮るのが難しいです。ハートロックの写真を撮りたい方は満潮時が良いでしょう。
ビーチに至るまでが急な坂道なので、ヒールのある靴やサンダルよりもスニーカーなどが適しています。
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
入場無料ですが、駐車場料金がかかります(100~300円)
※明かりがないので、夕暮れまでの訪問がおすすめ。
沖縄本島の中でも、沖縄美ら海水族館のある海洋博公園と、世界遺産・今帰仁城、抜群の海の美しさの古宇利島は、何度でも訪れたいスポットです。
ツアーなどでは美ら海水族館を2~3時間で通り過ぎるようなものが多いですが、海洋博公園の他の施設も、とても見ごたえがあるものが多く、給餌プログラムなどの様々なプログラムを体験したい方は、ぜひたっぷりと滞在時間を取って訪れたいですね。
沖縄といえば美ら海水族館と言われるくらいメジャーなスポットなのですが、このエリアは、那覇空港から車で2~3時間かかることと、週末や連休、夏休みなどは行くまでの道からとても混み合いますので、近くのホテルに宿泊するのがおすすめです。
徒歩圏内で、高級の大型リゾートホテルが希望なら、「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」や、美ら海水族館に近く、リーズナブルな料金の「センチュリオンホテルリゾートヴィンテージ沖縄美ら海」がおすすめです。
沖縄本島北部、「美ら海水族館」から徒歩5分のリゾートホテル。多くの部屋がオーシャンビューで美しい海を眺められると評判。 備瀬のフクギ並木、今帰仁城跡、古宇利島など本部(もとぶ)半島の主要観光地からもアクセス良好で、沖縄本島北部の観光拠点に最適なホテルです。 |
また、「ホテルマハイナウェルネスリゾート」からは送迎バスもあります。
沖縄の人気観光スポット「美ら海水族館」「エメラルドビーチ」から車で5分(無料送迎バス有)の好立地に建つ大型リゾートホテルです。 総客室数263室、さまざまな部屋タイプがあり、6名までのファミリーやグループにも対応しています。海洋博公園をメインとした観光を考えている方におすすめ。 |
せっかく沖縄を訪れるのであれば、無駄な移動時間は少なくして楽しみたいもの。
沖縄美ら海水族館エリアを観光される場合は、なるべく近くのホテルを押さえることで、時間を有効に使うことができます。ぜひ検討してみてくださいね!
Churako
沖縄在住の愛猫と暮らすWEBライター&工芸作家(月桃カゴ編み)です。 東京・大阪・福岡に住んでいたので、関東・関西・九州方面に出向いてお仕事をすることもしばしば。そのときに利用したホテルやラウンジを中心にご紹介しています。
編集&校正 ビー・エイブル